謎好きにゃんこの妄想

謎と名のつくものに目がないにゃんこ好きが妄想脳で綴るブログですニャ

コケちゃった!でもドンマイ NHK杯 SP 女子

メドベちゃんに続いて知ちゃんも!

弘法も筆の誤りっていうやつでしょうか?



「あ~、コケちゃった!」


カナダ大会で3位と、宮原選手にしては物足りない結果。ファイナル進出のためには少なくとも2位以内に入らなければならない。二連覇もかかっている。
この状況で先に滑ったポゴリラヤ、ソツコワが高得点でワンツー。プレッシャーがかかる場面でした。

更に前大会で回転不足を取られた事も大きく影響したみたいですね。今度は取られたくない、という思いが強すぎたとしても無理ないです。

前の試合の時だったか、実況の人が「宮原選手はもう1年くらい転倒していない」と言っていたので、コケた瞬間の宮原選手の動揺は私ごときの比ではなかったでしょう。
それでも、次の3ループに2トゥループをつけてリカバリーした。コンビネーションにしなければいけないと頭でわかっていても、あの"超久しぶりの"転倒の後ではそんな簡単に出来るもんじゃないと思います。パニクりやすい私には絶対無理です。

若いのに冷静でエラいわ~。

ただ、コケた直後のスピンでちょっとだけ軸がブレたかな?と思ったのですが、どうだったんでしょうか。


私の予想は、技術点30、演技構成点33、マイナス1で62点くらいだったので、それよりはいい点が出てちょっとだけホッとしました。

同じジャンプミスでも、抜けて点数ゼロになるよりはずっと良かった!転倒の後も、見た感じ引きずらずに切り替えられた。
2位のソツコワ選手はFSのパーソナルベストが131点台なので、5点の差ならまだひっくり返せる。
客観的に見れば、それほど悲観的になる状況ではないと思います。

一方で懸念材料もあります。転倒無しで滑りきれたとしても、回転不足やエッジエラーを取られて得点を抑えられる。若いソツコワ選手がグンとスコアを伸ばしてくる可能性がある。ポゴリラヤ選手も今シーズン安定感が格段に増し絶好調なので、ミスを連発しない限り順位を落とす可能性は少ない。

本人の立場から見ると、SP前より更にプレッシャーがかかる状況です。
その視点で考えると、やっぱりあの転倒は痛い。


でも、ドンマイ!
こうした事も来シーズンの五輪に向けての試練、糧だと思えばいい。
むしろ、今シーズンにいろいろ経験しておけて良かったかもしれません。
ステップが0点になったり、ここぞという所で滅多にない転倒をしたり。日本のエースと呼ばれるようになってからここまで追い込まれたのも初めてなんじゃないでしょうか。
課題が早く見つかり、或いはこの時期に試練に直面し、立て直す時間を与えられたと考えればラッキーと言えるかもしれません。

もうこの際順位だのファイナル進出だのの事は一旦置いといて、宮原選手には開き直って思いきった演技をして欲しい。悔いの残らないFSにして欲しい。
その結果ファイナルを逃したとしてもそれはそれで仕方がない。


考えてみれば、どんな経験豊富なトップ選手でもファイナルを逃すなんて普通にある事です。

これまで大きなミスがなく安定感が武器の宮原選手だったから、いつのまにか期待通りの結果を出してくれる事が当たり前になっていて、シリーズが始まる前からファイナル進出は決まり!みたいに勝手に思ってました。
そんな訳はないのに。

もしファイナルを逃したとしても世界選手権で取り返せばいい。世界選手権が駄目でも来シーズンにその経験を活かせばいい。

諦めるという事ではなく、人事を尽くして天命を待つ、の境地で、宮原選手自身が「やりきった!」と思えるFSにして欲しいというのが、一ファンとしての私の願いです。

        ☆☆☆☆☆☆

樋口選手もちょっと惜しかった。
でも抜けジャンプにならず最低限のダメージで押さえられたのも、動揺を引きずらずリカバリーが出来たのも宮原選手と同じです。
シニアデビューの15歳、エラい!

これぐらい普通じゃん、割と簡単でしょ、と思っていた事が、いざ自分でやってみると「こんなに難しいんだ!」と感じる。頭でわかっていてもなかなかその通りに出来ない。
そういう経験を重ねてきて、今まで舐めていてスミマセンでした、と反省しきりの今日この頃。

ミスをすぐにリカバリーする。そんな、(トップクラスの選手としては)当たり前の事を当たり前に出来るその凄さ、今の私にはわかります。

あやかりたい。

        ☆☆☆☆☆☆

松田選手は演技前からすごく楽しそうで、コーチと笑いながら顔を見合せたり。名前を呼ばれる前も「早く滑りたい!」みたいな雰囲気を感じました。
演技にもその気持ちがよく出ていて伸びやかで、全く緊張感とか固さがなかった。清々しい、気持ちのいいSPだったと思います。
試合後のインタビューで「全然緊張しなかった」と本人も言っていました。
大物だ!

回転不足を取られたものの3Lo-3Lo、滑らかでした。スピンの回転が遅いのが弱点かな?
ステップから入るプログラムというのも、最初のジャンプ前に体が温まって、いい具合に力みが抜けて案外いいんじゃないかな?と松田選手の滑りを観ていて思いました。

        ☆☆☆☆☆☆

ポゴリラヤ、ソツコワ以外の海外選手では、長洲未来、カレン・チェン、トゥルシンバエワに注目していました。

こうやってみると、フィギュアってアジア系の選手が多いですよね。女子も男子も上位は半分か、それ以上がアジア系。アジア人向きの競技なんでしょうか。

欧米人は一見細く見えても、骨格がしっかりしているので見た目以上にサイズが大きい、特に骨盤が張ってると聞いた事があります。明らかに自分より細身のアメリカの女の子にジーンズを借りて履いたらブカブカだったとか。
それに比べるとアジア人は相対的に凹凸が少なく華奢なので、ジャンプ跳んだりスピンを回ったりするのに有利なのかもしれないですね。バネがあって陸上で強い黒人選手が少ないのも、あのボン、キュッ、ボーンのナイスボディが仇になっているからかも。





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