謎好きにゃんこの妄想

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初心者が解説してみた!フィギュア・ジャンプの採点ルール その1

前回、初心者ならではのジャンプの見分け方を紹介しましたが、今回はジャンプの採点ルールを中心に書いてみたいと思います。


※私は「初心者に毛が生えた」程度のフィギュアファンなので、持ってる知識は不十分で曖昧です。でも、いちいち調べて確認してから書いているといつまでも書き終われそうにないので、ここでは「今現在、自分がこう理解している、こう記憶している」ものをベースに書いていきたいと思います。内容が不正確だったり記憶違い、勘違いしてるものを含んでいるかもしれませんので、その前提でお読みいただければ助かります。
「フィギュア観るの好きだけど、ルールとかはわからない、わざわざ詳しく調べるほどでもない」という方に、ザックリ大体こんな雰囲気、というのが伝わればいいな、という程度のものですのであしからず。


その1では、採点の基本ルール(基礎点・出来栄え点)と回転不足、エッジエラーについて説明してみます。



●ジャンプの採点基本ルール



・ジャンプごとに決まっている基礎点
       
・GOEと呼ばれるジャンプの出来栄え評価を点数に換算したもの


この合計が1つのジャンプの得点になります。





・基礎点とは

ジャンプの種類と回転数によって定められている点です。回転不足やエッジエラーなどがなく規程通りに跳べていれば、その点数がそのまま与えられます。

例:
3アクセルは8.5、2アクセルは3.3
3ルッツは6.0、2ルッツは2.1など。



・GOEと出来栄え点

+3から-3までの範囲で、ジャンプの出来栄えに応じてジャッジがつける評価をGOEと言います。
ジャッジは複数います。当然ジャッジによってつけるGOEもバラバラです。その内の最高評価と最低評価をカットし、残りの評価を点数に換算し、その平均値が出来栄え点となります。


GOE(ジャッジがつける評価)=出来栄え点ではありません。
なぜなら、ジャンプによって換算率が違うから。
例えば、3アクセルはGOE1=出来栄え点1ですが、アクセル以外の3回転ジャンプはGOE1=出来栄え点0.7です。


例えば

・3アクセルにジャッジ全員がGOE+3をつけた場合
3アクセルの基礎点8.5+出来栄え点3.0で合計11.5の得点

・3ルッツにジャッジ全員がGOE+3をつけた場合
換算率0.7をかけて出来栄え点は2.1となり、3ルッツの基礎点6.0+出来栄え点2.1で8.1の得点


※ちなみに、出来栄え点という表現は私がここで勝手に使っているものです。テレビの解説などで使われてたのを「これが一番分かりやすいかな?」と思って借りてきて使ってます。
これはメディアによって表現が違うようで、正式に統一された呼び方はないみたいです。
上記で説明したように、GOEと出来栄え点はイコールではないのですが、評価、出来栄え点両方の意味でGOEという言葉をざっくり使っている事も多いみたいです。私も混同して使ってました。
でもここではキッチリ区別して使おうと思います。




●ジャンプの出来によって大きく変わる得点


一つ例を挙げてみましょう。


3アクセル(基礎点8.5)を3回転半しっかり回りきったという前提で。


ケース1

「ジャンプ成功!」
ジャンプ自体の質もよく着氷を美しく決めたので、ジャッジの半数がGOE2をつけ、残り半数がGOE1をつけたとします。
3アクセルはGOE1=出来栄え点1ですので、基礎点8.5+出来栄え点1.5、合計10.0が得点になります。


ケース2

「ちょっとミスった!」
もし着氷が乱れるなどしたら?
もしジャッジ全員が-1をつけたとしたら、基礎点8.5-1.0で7.5の得点。


ケース3

「やっちまった!」
着氷の際バランスを崩して転倒。転倒は-3(4回転は-4)なので8.5-3.0で5.5の得点。
転倒の場合は、総合得点から更に1点引かれます。(※最近のルール改正で、転倒の回数によって引かれる点数が変わってくるようになりました。2回までは転倒1に対して-1点、3回目・4回目の転倒は-2点、5回目以降は-3点という具合に。)




●実は転倒よりもコワイ回転不足

上記のように、ジャンプで転倒すると大きく点を引かれるのですが、実はそれ以上に点を損するミスがあるんです。

それが回転不足。

よく「転倒した選手が転倒しなかった選手に勝つなんておかしい!不正があるのでは?」というのを目にします。
わかります、転倒って目立ちますもんね。

素人目にはなかなか分かりにくい回転不足、これを取られてしまうと「アレ?何でこんなに点数が低いの?」という事になってしまうんです。
これがジャッジの不正を疑われてしまう一因です。(まあ、実際に疑われても仕方のない不可解なジャッジも多いですが。今回の五輪でも、団体戦のジャッジに疑問の声が挙がりましたね)




回転不足には2段階あります。


〇アンダーローテーション

1/4以上1/2未満の回転不足はアンダーローテーションと言い、基礎点が7割になります。更にGOEもマイナスされます。


例えば、3アクセルを綺麗に跳び着氷もクリアに決めた!やった!と思ったら、アンダーローテーションと判定されてた!という場合。

8.5点×0.7で基礎点は5.95点。
ジャンプの質は良かったのでプラス評価だったが回転不足によるマイナス評価で差し引き-0.5というGOE平均だった場合、出来栄え点は-0.5。
基礎点5.95+出来栄え点-0.5で5.45点の得点になります。

その時にジャッジがつける評価にもよりますが、見た目は成功ジャンプなのに、転倒した場合の5.5点とあまり変わらない点になってしまうんです。


〇ダウングレード

1/2以上の回転不足はダウングレード、つまり一回転少ないジャンプ扱いになります。
選手にとってこんなコワイ事はない!

例えば3ループに挑んで着氷も決めた!と思ったらダウングレード判定!だった場合。

3ループ5.1点のはずが、2ループ1.8点に!
これは痛い!
回転が足りていて転倒した場合の3ループの得点は5.1-2.1で3.0点。
転倒の場合よりダウングレードの方が低い点数になってしまうんですから。(転倒の場合の総合得点から更に引かれる1点を計算に入れてもまだ低いという・・・)

多分ですが、ダウングレードの場合はGOEにはそれほど影響しなかった気がします。一回転少ない基礎点で、そこから更に引かれたら選手が可哀想過ぎます。




●エッジエラーによる減点

アクセルを除く5種類のジャンプの中で基礎点の高いナンバー1と2がルッツとフリップ。
基礎点が高いイコール難易度が高い。そして、ルッツとフリップの難易度の高さはエッジの使い分けによる所が大きいようです。


ルッツとフリップはいずれも左足で踏みきるジャンプ。
その左足の、外側のエッジを使って踏みきるのがルッツ、内側のエッジを使うのがフリップです。


しかし、このエッジの使い分けが難しい、らしい。


日本の女子だと宮原、樋口両選手、フリップのエッジエラーを取られる事、結構多いと思います。
宮原選手は以前はSP(ショートプログラム)の単独ジャンプをフリップにしていましたが、最近はループに変えています。フリップのエッジエラー対策だと思います。ループはフリップより基礎点が0.2低いだけなので、エッジエラーのリスクがあるフリップを避けた賢い戦略だと思います。

真央ちゃんも現役時代悩まされてた印象。エッジエラーを厳しく取られるようにルールが変わってから、一時期ルッツを封印していた記憶が・・・。違ったっけ?
あくまで私の印象ですが、代名詞の3アクセルに比べてルッツとフリップは何だかこわごわ跳んでた感じ。ジャンプを跳ぶ前に一度加速するんだけど、直前にスーっとスピードが落ちて恐る恐るといった感じでジャンプするので、勢いのない小さいジャンプになり、回転不足をよく取られてました。GOEも低かった。よく抜けてたし(「抜ける」とは、例えば3回転を跳ぶつもりが1回転や2回転になってしまうなどする事)。


でも、選手がデリケートになるのも当然。
だってエッジエラーもジャンプのアンダーローテーションと同じく基礎点が7割、GOEがマイナス評価になってしまうから。


ちなみに、私は未だにエッジエラーの判定ができません。録画を何度もスロー再生で目を凝らして見てるのですが、よくわからないです。
回転不足は多少わかるようになってきたのですが、エッジエラーは難しい!


ちなみにちなみに、ルッツの基礎点がフリップと比べてもグンと高いのは、エッジエラーのリスクだけでなく、ジャンプそのものの難しさもあるらしい。助走の軌道とは逆方向に回転するから、だそうです。私はルッツの助走はまっすぐだと思っているので、今一つピンと来ない、と言うか意味がよくわからないです。これについては更なる勉強が必要そうです。




初心者ならではの「わかりやすく簡潔な説明」を目指して書き始めましたが、やっぱり分かりづらい解説になってしまったかも。



続きは何とか世界選手権までに書き上げたい!
・・・間に合うかな?



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