謎好きにゃんこの妄想

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フィギュアGPS前半戦感想 カナダ大会女子

●カナダ大会 女子



シニアデビュー・グランプリシリーズ初戦でいきなり2位表彰台の山下真瑚選手。
凄く落ち着いてましたね。プレッシャーや緊張が全くなかったわけではないと思いますが、そういったものをほとんど感じさせなかった。インタビューで言ってた通り本当に楽しんで滑ってる感じでした。

ショートは「セビリアの理髪師」という歌劇の曲。面白いというか、変というか、ちょっとバカっぽいというか、なんか変わった曲。ソプラノの歌声がキンキンしててちょっと苦手かな?コーチが同じ宇野選手の以前のフリーの曲もボーカルがうるさい変な曲だったし、こういうの、コーチの好みなのかな?

ところで、あの衣裳は何なんでしょうか?赤はいいんですけど、肩や腕などの部分、あれ、肌色のつもりなのかな?肌色じゃなくてモモヒキ色ですよね?なんであんな変な色にしたんだろう?それから、あのタイツを靴に被せる履き方、足を長く美しく見せるためとかで一時期流行った記憶がありますが、徐々に廃れていき最近では少数派になってると思います。あれ、全然美しくないですし、足元が重たく見えます。普通に履いた方が見映えがいいと思います。

衣裳や選曲にはケチをつけましたが、滑りはとても良かった。山下選手も、スピードに乗って短い助走でスッと、しかも高いジャンプが跳べる選手。最後のフリップはエッジエラーを取られたみたいですが、音に合ってました。

フリーは更に良かった。
前半と後半と2度跳ぶ3ルッツー3トゥループ、助走短っ!ステップを軽やかに踏んで、構えたかと思うとすぐにスッとジャンプ、それでいて高い!それほど沈みこんでないように見えるのに。ヨッコラショ感がなくて自然に跳び上がってそれであの高さ!脚力強いんですかね?それとも助走のスピードをジャンプの勢いに繋げる技術が優れてるんでしょうか。



松田悠良選手、お久しぶりのグランプリシリーズ。夏頃に右足首を痛めて手術を延期して挑んだ大会。頑張りました。
右足を痛めたら、右足で踏みきるジャンプを回避するものなのかと思ってました。羽生選手が右足痛めた時は、右足で踏みきる4ループを構成から外してましたよね。松田選手は逆に右足のトゥをつくルッツやフリップの方が跳べなくなってるらしく、かなり難易度を落としたジャンプ構成にしていました。人によって、もしくは痛め方、痛みの程度、ジャンプの種類などによって、この辺は様々なんですね。
スピン、ステップは凄く頑張ってたと思います。ハッキリ言って以前はメチャクチャ回転が遅くて弱点だったキャメルスピン、だいぶ早く回れるようになってレベル4が取れてました。エライ!
足が完治したらグレードアップした松田選手が見られそう。楽しみに待ってます。でも、焦らず治療して下さい。ちゃんと待ってますから。



樋口新葉選手は、ショート2位発進もフリーで奮わず、大きく順位を落としてしまいました。その後、ロシア大会欠場を発表。残念ですが仕方ない。
ショートとは別人のようにフリーでは精彩を欠いていて得点も伸びず、それでも悔しそうと言うよりは「しょうがない」と受け入れてたみたいなので、よほど状態が悪かったんだな、とは思ってましたが。

久々に3年くらい前の滑りを観てて思ったのは「やっぱり太ったなあ」という事。年齢を重ねて体型が変わるのは当然だし、シニアになってスタミナもより必要になるだろうし、太って見えるのは筋肉が更についてきたからだろうな、と思ってたんですが、昔に比べてあまりにも顔がパンパンになってるので、やっぱり体重オーバーなのかもしれないな、と。シニアとジュニアを同次元で語るのが不適当なのは承知で、ジュニア時代の勝負強さが無くなってきてるのは、もしかしたらその辺にも原因があるのかな?とちょっと思いました。まあ、これも素人の想像に過ぎないんですけど。



コーチをブライアン・オーサーに変え、練習拠点をカナダに移したメドベージェワ選手。なんだか前より伸び伸び、表情も晴れ晴れしてるような気がします。

ロシアの女子選手というと、次から次へと10代半ばの逸材が出てきて、世代交代が激しい、激しすぎる印象。周りの大人が選手を使い捨ててる感じで、選手生命が短い人が多い。体が軽くてジャンプを跳びやすい10代半ばがピークで技術先行、経験を重ねて表現力が増す頃には体型の変化という壁にぶつかり、伸び悩んでいる間に次の世代の「得点稼ぎマシーン」が現れて試合の機会を奪われる、ここ数年その繰り返し。
メドベージェワの決断の背景には、そういった勝利至上主義のロシアスケ連体制への疑問と不信があるような気がします。本当のところはわかりませんけどね。

ショートは、3フリップでバランスを崩してコンビネーションに出来ず、技術点が26.50、コンビネーションを跳べなかったので、まあこれは仕方ない。驚いたのは演技構成点が34.33と、昨シーズンまでのメドベちゃんでは考えられないくらい低かった事。ジャンプの大きなミスがあった事を計算に入れても低すぎる。

フリーに至っては、目に見えて大きなミスがなかったにも関わらず演技構成点70.56、これが70点台半ばをコンスタントに出していたメドベちゃんの得点なのか?そんなに昨シーズンまでと違う?どこがどう違うの?技術点に関しては、昨シーズンまでも試合毎の出来によってバラつきがあったのでわかるのですが、演技構成点ってそんなに変わるものなの?
スケーティング技術やパフォーマンス力って、1年やそこらでそんなに変わるものじゃないと思うけどな。曲の解釈や振り付けといった所で、プログラム毎に評価が変わるというのは理解できますが。そこら辺の評価が低かったとしても、演技構成点トータルでそこまで差がつくものなのか?
不思議に思ってプロトコルを見たら、繋ぎの項目で7点台をつけてるジャッジが3人いました。高くつけたジャッジでも9.00。やはり、これてもかと繋ぎの所にいろいろな技を詰め込むエテリチームの戦略って、得点を稼ぐためには効果があったという事なんですかね。繋ぎの(メドベちゃんにしては)低評価に加え、他の4項目の少しずつの差が積み重なって、トータルで大きな差になったみたいですね。

今シーズンのメドベちゃんは「体が重そうに見える」という声が結構あるみたいで、改めて昨シーズンの試合を見直したら、言われてみればそうかな?という気もします。

大きなミスがなかったにも関わらず、メドベちゃんがフリーで140いかないなんて!ちょっとした衝撃でした。
でも、細かくプロトコルを見ると、スピンでレベルを取りこぼしていたり、回転不足を取られていたり、演技構成点の5項目がそれぞれ少しずつ評価が下がっていたり、そういう小さな積み重ねの結果だという事がわかりました。
その少しずつ差がついた評価が適正なのかどうか、私にはわかりません。今シーズンこの辺を更に厳しく判定するようになってるらしいし。詳しいファンの方のブログなどを見てるんですが、それほど異論は出てないみたいなので、少なくともそれほどおかしなジャッジではないという事みたいです。

でも、私は最初、近年フィギュア界をリードしているエテリ組を離れたからでは?フィギュア界のエテリ組へのソンタクが働いているのでは?とちょっと疑ってしまいました。
今はまあまあ納得していますけど、やはり多少の疑念は残っています。
結局、昨シーズンまでの高得点は、エテリ組の「フィギュア界における存在感」分が少し上乗せされていた、今シーズンはそれがはずれた&エテリ組の顔色伺った遠慮、で点が少し伸びにくくなっている、という事でとりあえず勝手に理解しています。

つまり、「若干体が重い(かも)」プラス「ジャンプ、スピンなどの細かいミスを厳しく取られた」プラス「繋ぎを筆頭に演技構成点の各項目で少しずつ評価が下がった」プラス「エテリ組を離れた」、これらそれぞれの小さな差が積み重なって、トータルで大きな差になった。それが、今現在の私の妄想込みの分析です。


・・・信じるか信じないかはあなた次第です😺



優勝は、ロシア女子の中ではベテランのトゥクタミシェワ。意地を見せました。
メドベちゃんにしてもトゥクタミシェワにしても、「使い捨てなんかさせないぞ!」という心意気を感じますね。