謎好きにゃんこの妄想

謎と名のつくものに目がないにゃんこが妄想脳で綴るブログですニャ

ちょっとモヤった!? フィギュア世界選手権 女子

5年ぶりに日本開催の世界選手権。
・・・でしたが、結果は日本にとってちょっぴり消化不良なものになってしまいました。



今シーズン、大きなルール変更があり、おそらく選手も審判も手探り状態だったのではないかと思います。

採点面ではGOEの幅が大きくなった割に、グランプリシリーズでは、昨シーズンまでとそこまで大きな変化がないかなー?と思ってました。
でも、世界選手権はシーズンのクライマックスという事もあってか、結構気前良くGOEがついてるな、という印象を持ちました。

演技構成点も、シーズン終盤でプログラムの完成度が上がってきているためか、多くの選手がこれまでの大会より高めの点数を貰っていて、結果、シーズンベスト続出の大会となりました。
ただ、グランプリシリーズや四大陸と大差ないパフォーマンスなのに、演技構成点がドーンと上がってる選手と全く伸びてない選手がいて、その差は何やねん、とモヤモヤする面もありました。


回転不足に関しては、SPでは結構キッチリ厳しめに取ってるのかな?一転FSはかなり甘いかな?と最初は感じました。画面左上の暫定スコアの下に審議の黄色が点いていて、素人目にも「あ、これは回転不足取られそうだな」と思ってたのが、軒並み取られてなかったり。
そこで録画しているSPを見返したところ、あれ?SPもまあまあ甘いじゃない。スロー再生で確認するまでもなく、これ、他の大会だったら回転不足取られるジャンプじゃないの?というのが、審議の黄色にもならずしっかり加点を貰っているじゃない!


何なんだ、これ?


・・・なんかアヤシイなあ。




まあ、そのモヤモヤは一旦置いといて、女子の戦いを振り返ってみましょう。 





○ロシア勢(エテリさん関係)の逆襲!


グランプリファイナルで優勝を逃した五輪金メダリスト・ザギトワ、シーズン前半いいとこ無しで「終わった!」とまで言われていた銀メダリスト・メドベデワが、気迫の逆襲!
二人とも怖いくらいの表情してましたね。


今から決めつけるのもなんですが、来シーズンのロシア女子代表はガラッと顔ぶれが変わると思います。おそらく歴代最強であろうジュニア勢が一斉にシニアに上がってくるはずなので。
下手をすると、来シーズンの世界選手権にはザギトワもメドベデワもいない、という事になってるかもしれません。

もしかするとザギちゃんもメドベちゃんも、「これが最後の世界選手権になるかも!」という危機感の方が、「シーズン前半のリベンジ!」より大きかったかも。



そして、その思いはロシアのスケ連にもあって、だからこそ「ザギトワとメドベデワをここで揃って表彰台に乗せて有終の美を飾らせて、来シーズン気分よく円満に退いてもらおう」という意図がどっかで働いていたのでは?と、ゲスの勘ぐり極み乙女の私は想像したりしてます。


だってぇ、なんだか点の出方と順位が・・・。

ロシアの女帝エテリさんの元に戻ったトゥルシンバエワを含め、ロシア(もっと言うとエテリコーチ)絡みの選手がワンツースリー、日本選手が4、5、6位って、きれいに揃いすぎてて不自然です。



男子はどうかわかりませんが、女子は、日本選手とロシア選手が拮抗した時って、グランプリシリーズからずっと、今回と同じ「僅差でロシア選手が必ず上にくる」パターンなんですよね。




●疑惑 その1


グランプリシリーズ 第2戦 カナダ大会

   山下真瑚VSトゥクタミシェワ


トゥクタミシェワSP1位(74.22点)、山下選手SP3位(66.30)で迎えたFS。

先に滑ったのはトゥクタミシェワ。2位樋口選手に約8点の差をつけていたトゥクタミシェワですが、3アクセルで転倒、コンビネーションの3ルッツー3トゥループが3ー2に、とジャンプミスが続き、トゥクタミシェワにしては低い129.10点。
総合得点203.32点で、SP7位から巻き返して暫定1位だったメドベデワ(197.91点)を上回りました。

そして山下選手のFS。ノーミスの素晴らしい演技でした。どこまで点が出るか、表彰台に乗れるか、何位に入るか、トゥクタミシェワを上回るか・・・?

・・・あれ?なかなか得点が出ない。なんでこんなに時間かかってるの?戸惑い、苦笑しながら顔を見合わせる山下選手とコーチ。
そしてようやく出たFSの得点は136.76点。SPと合わせて203.06点。トゥクタミシェワに「わずか0.26点差」で、シニアのグランプリシリーズ・デビュー戦で見事2位表彰台、やった~!おめでとう。


・・・って一応言っておくけど、ちょっとなんか・・・。「わずか0.26点」の点差、そして異様に長く待たされたキスアンドクライ

・・・もしかして、あれって調整タイ・・・ゴホン・・・だったりしました?・・・ゲホッ、ゴホン、ゴホン

・・・私の中のゲスの勘ぐり極み乙女が、少ーし頭をもたげてきた瞬間でした。





●疑惑 その2


グランプリシリーズ 第3戦 フィンランド大会

   坂本花織VSコンスタンティノワ


FSで先に滑ったのは、ジャンプミスが響いてまさかのSP7位(57.26点)スタートになってしまった坂本選手。

コレオシークエンスのスパイラルでバランスを崩した以外は、持ち前のダイナミックなジャンプをきっちり決めた素晴らしい出来。得点は2位表彰台のアメリカ大会に迫る140.16点。総合得点197.42点で暫定1位。

コンスタンティノワは表彰台も十分狙えるSP4位(62.56点)。FSはミスなくまとめましたが、特に印象に残る演技ではなかったと思います。ジャンプの入りにはそれなりに工夫がありましたが、助走が長めでスピードや高さ、飛距離も平凡。着氷も特に美しくない。実際、暫定のGOEもそれほど多くついてはいませんでした。

演技を終了した時点の暫定技術点は73点台前半、それが最終的には73.57点。ふーん、そうか、珍しいね。普通は暫定より下がる事の方が多いけど。でもまあ、そういう事もあるか。上がってるって言っても微増だしね。

ちなみに、坂本選手は76点台半ばだった暫定技術点が、最終的に72.96点に下がっていました。プロトコルを確認してないのでなんとも言えませんが、もしかしてルッツのエッジエラー取られたかなー?ま、暫定より下がる事はよくある事なんで、別にそこはいいです。


演技後、キスクラで得点を待つコンスタンティノワ。
・・・あれ?なかなか点が出ない。どうしたどうした?微妙な回転不足かなんかを慎重に確認でもしてるのかしら?
不安そうなコンスタンティノワ。
ようやく出た得点は135.01。SPと合わせて197.57点。坂本選手を「わずか0.15点」上回って暫定1位。良かったね。

・・・って、なんかこのパターン、つい最近どこかで・・・。
またしても調整タイム・・・おっと、ゴホッゴホッ。なんか聞こえました?最近喉の調子がちょっとアレで、ゴホッ、きっと空耳です、ゴホホッ。





●疑惑 その3


世界選手権

   紀平梨花VSメドベデワ


またまた3アクセルが抜けて1回転となり、SP7位(70.90点)とまたまた出遅れた紀平選手。
FSでは、冒頭の3アクセルー3トゥループを綺麗に決めたものの、次の単独3アクセルで転倒。ただ、それ以降はミスを引きずらずに最後まで集中して演技を終えました。

大技3アクセルの失敗でSPで出遅れて、FSで巻き返す、今シーズンほとんどがこのパターンでしたが、今回はザギトワがSPで82点台の高得点を叩き出し、さすがに逆転は難しい。そんなプレッシャーの中でも動じずFS152.59点。FSは安定の強さです。
総合得点223.49点、暫定1位で最終グループ6選手の結果を待ちます。



最終グループ第1滑走、SP4位(74.23点)で迎えたメドベデワのFS。良かったです。昨シーズンまでの繋ぎ詰め詰めのせわしいプログラムではなく、まとまりと流れのある落ち着いたプログラムになっていました。メドベちゃんに合ってたと思います。

FSの得点は149.57点。う~ん、良かったけどそこまでの出来だったかな~?ま、今大会は全体的に多目に加点がつく大会だからこんなもんか・・・。

総合得点223.80点で、「わずか0.31点差」で紀平選手を上回り、メドベデワが暫定1位に。



・・・またですか・・・。





もっとも、この世界選手権に関しては、メドベちゃんの銅メダルよりトゥルシンバエワの銀メダルの方が「?」でしたけど。

確かに、4サルコウ成功し、他もまあ良かったですけど、あそこまで点が出る内容でした?踏ん張った着氷の3ルッツ、構えてから跳ぶまでが長い3ループにもそこそこ高めの加点がついていて、コレオやステップ、スピンの加点も盛りぎみ、極めつけは演技構成点

グランプリシリーズでは60~62点くらいだったのが、四大陸で64点台、世界選手権では69.83点。こんなに演技構成点がはね上がる選手って他にいました?確かにグランプリシリーズと比べると、全体的に勢いがあって良かったとは思います。でも一つ一つの要素については、4回転を降りてジャンプを最低限のミスに抑えた以外、他はそこまで違わない出来だったと思うんですが、ここまではね上がります?


世界選手権での女子のFS演技構成点

 ザギトワ  74.26 
 メドベデワ 72.97
 紀平    70.96
 坂本    73.26
 宮原    70.17

直近の四大陸で準優勝し、最終グループの最終滑走という有利な条件があったとは言え、ここまではね上がります?紀平、宮原両選手とほぼ同じってどこをどう評価されたんでしょうか?エテリチームにしては繋ぎも淡白だし


演技構成点って、私たちには一番わかりにくい所ですよね。選手にもわからないんだから、わかるわけがない。
それだけに、予想していた点とかけ離れていた場合、どうしても疑ってしまいます。
更に今シーズン、一貫性がなく矛盾してる所もあって、どこに評価基準を置いてるのかますますわかりにくくなった気がします。





    **************







「日本選手とロシア選手が拮抗した時は、必ず僅差でロシア選手が上にくる」法則、これが日本選手を応援していた私の負け惜しみなのか、現実に存在する「疑惑」なのか・・・。「疑惑」としては存在するとしても、その真偽を解明できるものなのか。

ジャッジが、或いはスケ連が「そんなこと、やってません」と言えば終わってしまう話なのですが。


なぜなら、元々拮抗した戦いで結果が僅差なので、疑おうと思えばいくらでも疑えるし、いや、妥当だ、こんなもんでしょ、とも言えるから。
どう見ても日本選手の方が良かったのに、ロシア選手が上になった、というあからさまな「疑惑」ではないですからね。


この、あからさまな事をやり過ぎて、先の五輪では中国のジャッジが処分を受けた一件があったそうです。
更に今シーズン、ルール変更、それもGOEに関わる大きな変更があった事もあって、ジャッジにとってはこれまでより一層緊張感のあったシーズンだったはすです。
・・・と、考えるのは日本人的発想で、お国柄によってはもしかしたら「そんなの気にしない」のかもしれませんが。





まあ、でも今振り返ってみて、トータルで見れば、今シーズンはまあまあ納得のジャッジだった感じがしています。
もちろん、あら探しをすれば、上記のような疑惑だけでなく、いろいろ気になる事はあるにはあったのですが。


それは、ジャッジへの疑惑と言うよりは、評価基準そのものに対する不満なんですけど。




例えば、ザギトワの「カルメン音頭」に高い点を出すのが妥当なのかどうか、とか。

繋ぎ詰め詰めの振りつけのせいで流れがなく、一つの動きが完結しないまま次の動きに移っていくのでせわしい。「手伸ばして、はい、次、足振り上げて」みたいに。更に詰め込みすぎてるので、ちょっとでも動きに詰まると音楽に追いつかなくなり、追いつかなくなると無理に追いつこうとしてますます動きが忙しく雑になる。結果、点は稼げるけど、フィギュアのプログラムとして美しいとか完成度が高いとは思えないものになっている。そういうプログラムに高評価を与える事で、フィギュアがそっち方向に進んでいくのが良いことなのかどうか。




少し前まで、演技構成点というのはいわゆる芸術点も多少は含んでいると捉えてました。明確な評価基準(5つの項目)はあるにしても、その5つの項目それぞれに、スケーティングの滑らかさや動きの美しさ、プログラム全体の完成度などをある程度反映しているものなのかな?と。

でも、「カルメン音頭」に高い演技構成点を出すという事は、美しさや芸術性に対する評価という側面はあまりないのかな?と思うようになりました。
例えば「繋ぎ」に関して言えば、1つの要素(ジャンプ、スピン、ステップ、コレオ)から次の要素までの間の振りつけやスケーティングに流れがあるかどうかよりも、いかに難しい事をたくさんやっているかの方を高く評価しているような気がします。


演技構成点」とは、「要素を含めプログラム全体の出来を数値化したもの」というより「『技術点』で数値化出来なかった残りの部分に対する評価」という性質が強いのかな?つまり「演技構成点」も結局は技術点なのかな?



でもそうだとすると、メドベデワの演技構成点の高さが解せなくなります。
流れがなく美しくなくても繋ぎ詰め詰めのザギトワを高評価するなら、繋ぎ詰め詰めを卒業したメドベデワにも高い得点が出るのはナゼなのか?

メドベデワだけでなくザギトワもそうですが、スケーティング技術なら日本の3選手の方が上だと思うし、曲の解釈や振りつけも日本選手を特に上回ってるとは思えない。残るはパフォーマンス。ここだけは日本選手に勝ってる試合が多いのかな?
つまり、5つの項目の内、繋ぎ詰め詰めを止めたメドベデワが日本選手を圧倒している(と思われる)のはパフォーマンスのみ。

ま、所詮素人の私見に過ぎないのですが。

紀平、宮原両選手よりメドベデワが2点近く高い演技構成点というのは、ちょっと納得いかないです。



一説には「演技構成点」には、これまでの実績が反映されている、というのがあるそうなんですが。実績のある選手には、ジャッジか高い点をつけやすい、という。意図的な不正というのではなく、無意識に先入観、印象が入り込むのではないか、という事です。
でも、もしそれでメドベデワの演技構成点が高く出るのなら、上位選手の中で最も実績のないトゥルシンバエワの演技構成点がガンガン上がるのはおかしい、という事になるし。


一体どこをどう評価して点を出してるんでしょうか。

・・・ワカラナイ。



    **************




ザギトワは好きですけど、今シーズンのFS「カルメン」は嫌いです。
時間が経てば、シーズン後半になれば、もう少し馴染んでくるかな?こなれてくるのかな?と思って、シーズン前半はあの雑で忙しい演技が気にならないフリをしてきたのですが、とうとう限界に達しました。
やっぱりあのプログラム嫌い。

特に、ジャンプ4本を続けて跳ぶ冒頭の1分ちょっと。音の取り方がほとんど盆踊り。「あ、ほれ、あ、ヨイショ」みたいな感じ。いや、別に盆踊りが悪いというわけじゃありません。でもフィギュアなのにあの音の取り方はフィギュアじゃない。歌劇の「カルメン」でもない。
冒頭4本のジャンプの後、曲調が変わった辺りからようやく少しマシになりますが、全体的にせわしく、常にせかせかバタバタと動いていて、常に無駄な力が入ってグギッガシッという感じで、全然美しいと思えない。そもそも振りつけ自体に品がない。

実況や解説で「10代とは思えない、妖艶なカルメンを演じきってる」って言ったりしてるけど、本当にそう思って言ってます?

私には、「技術的にはこなせるけど、演じこなす事が出来ない」、そういう合わないプログラムをやらされている感じがしてしまうのですが。



エテリさんの元を離れ、カナダに拠点を変えたメドベちゃんから、あのせわしさが消えたのを見るにつけ、改めて強く強く思いました。

ザギちゃんも、コーチ変えない?




私の予想では、多分来シーズンは、同じエテリさんの門下生、アリョーナ・コストルナヤがニューヒロインになると思います。

コストルナヤはジャンプ、スピン、ステップ全ての質が高い上安定感もあり、身体能力がロシア選手の中でも飛び抜けて高いと思う。
イナバウアーからの高くてキレ味鋭い2アクセル、バレエジャンプ、ウォーレイ、更にターンを続けて、そこから直ちに跳ぶ3ルッツー2トゥループー2トゥループなど、難しい入りのジャンプを軽々と決めていて驚きます。
全体的にスピードと動きにキレがあって、同じ繋ぎ詰め詰めのプログラムでも、「ちゃんとやりましたよ」とアリバイ作り的に、ノルマに追われるようにやってたメドベちゃんやザギちゃんと違い、一つ一つの動きが完結していて美しく優雅。

4回転ジャンプで騒がれているトゥルソワ、シェルバコワ以上に、日本選手陣にとって手強い相手になると思います。




来シーズン、エテリさんもチームも、コストルナヤやトゥルソワなどの方に気が行って、ザギちゃんは後回しにされがちになるのではないか、という予感がします。



窓際扱いされるくらいなら、ザギちゃんもコーチ変えない?



せわしくなく、持ち味に合ったプログラムを滑るザギちゃん、是非見てみたいです。





以上、個人の好みと独断と偏見と妄想詰め詰めで、モヤモヤを吐き出してみました。

信じるか信じないかはあなた次第です。