謎好きにゃんこの妄想

謎と名のつくものに目がないにゃんこ好きが妄想脳で綴るブログですニャ

シンドラーがいっぱい!フィギュアGPS最終戦 NHK杯

●日本大会(NHK杯)

日本からは、男子は羽生、山本、島田、女子は紀平、山下、横井が出場。


●男子

今回、NHKは羽生選手のウォームアップの姿を結構たっぷり見せてくれましたね。ただ今ちょっとだけ減量中の私は、羽生選手に倣って一緒に身体を動かしてみました。羽生選手は軽く身体をほぐす程度に簡単そうにやってるけど、私にとってはバランス取るのが意外と難しいのもありました。片足で立ってもう一方の足を振るのとか。日頃の運動不足がたたってヨロヨロしてしまいましたニャ。

羽生ユヅール、もとい、羽生選手、今回も気迫のこもった演技でしたね。本人はこの大会に関して「緊張してた」みたいな発言してたらしいですが、全然そんな風に見えなかった。私には王者の余裕と貫禄しか感じられなかった。
ただ、言われてみれば、ですが、フリーのスタートのポーズ取ってから動き出すまでの間、足が少しグラついてたな、っていうのは思いました。でもあれは座ったポーズだったし音楽の鳴り出しがちょっと遅かったから、太ももの筋肉に負担かかってプルプルしてたのかな?とも思ったし。いや、運動不足の私じゃあるまいし、羽生選手ほどのアスリートがあの程度でプルプルするわけないか・・・。まあ、どっちにしても、スタートのポーズは足に負担がかからない立ったポーズの方がいいんじゃないかな?あえてしんどいポーズで足の筋肉を無駄に使う必要はないんじゃないかな?
「俺様にはあんなのどうって事ねえよ、お前ごときの基準で語ってんじゃねえゾ!」そうですか・・・すみませんでした、出過ぎた事を申しました・・・妄想の中の羽生ユヅールに怒られてしまいました・・・。私の妄想の中の羽生ユヅールはちょっとSな俺様キャラなので。本物の羽生選手はこういうガラの悪い発言をする事は決してないと思います。

顔が私好み❤❤❤の山本選手。昨シーズンのフリー「信長協奏曲」の影響かもしれないんですが、着物が似合いそうなお顔だと思います。特に浴衣みたいにラフに着こなす姿!見てみたい。
ショート冒頭の4サルコウー3トゥループ、綺麗でした。それだけに次の4トゥループの抜けが痛かった!ショートでこのミスをやってしまうと致命的。せめて3回転に出来ないものなのか・・・とド素人の私は考えてしまいますが、そうはいかないんでしょうね。それでもその後は気落ちする様子も見せず、落ち着いて1つ1つ、集中して演じているように見えました。
キスアンドクライでも表情は明るかった。

2人のコーチの内、髪の短い方のコーチが、山本選手の腕をつついて「フリー頑張ります」と言え、みたいな指示を山本選手にしてましたが、その指導は余計なお世話じゃないですか?選手はあなたの指導を受けてはいますが、あくまでフィギュアスケートの指導を受けているのであって、選手の口に言葉をねじ込むのはあなたの仕事じゃありません。選手はあなたの操り人形ではないし、あなたの指示を受けて芸をする猿回しの猿でもない。世界のトップレベルで戦ってる選手、一人前の大人に対して出過ぎた、失礼な振る舞いだと思います。
相手が年下、目下の人間だからと言ってこういう出しゃばった態度をとる人、嫌いです。

島田選手はショートで「気持ちよく滑りすぎて」ステップの出だしで転んでしまいました。シニア1年目の自国開催の大会で。大物やな。
フリーは「アーティスト」。この曲は、私の中では坂本選手のイメージが強いですが、島田選手にも合ってますね。

昨シーズンのメッシングに続き、新たなお気に入り選手発見!
カナダのサドフスキー。私の応援選手リスト入り決定!
スピンの回転が早くて美しく、ステップや繋ぎなどのスケーティングが伸びやかで丁寧。姿勢がいいので、大柄な割に繊細で優雅な雰囲気も醸し出せる選手だと思います。フリーは宮原選手と同じ「シンドラーのリスト+鐘」で、哀愁漂う曲の世界を全身で表現してました。演技後の表情まで曲に集中してましたね。最後の2つのジャンプがもったいなかったな。どちらかをコンビネーションに出来てたら2位だったかも。でも、見事3位表彰台。おめでとう!
エキシビジョンでゲストの川口さんが「身体の線がきれい」と評してて、そう言われてみればバレエダンサーのようなスタイルだなと思いました。
イケメンだし、左頭の髪のはね具合がキュートだし、キスアンドクライでの表情はチャーミングだし、そこでドリンクのフタをポンッと開けたり閉めたりしてる仕草も可愛い❤ローマンという名前もいい。
要するに好みなんですニャ❤❤むふふ。

今大会、男子は「シンドラーのリスト」を滑る選手が多くて、録画してる男子フリーをBGM的に流しながらスマホいじってたら、あまりに何度も「シンドラー」のメロディが流れてくるので「あれ?デッキ壊れた?」と錯覚するほど。ブラウン、シュレポフ(レオノワの旦那さんなんですね)、そしてサドフスキー。今季の流行りですか?

・・・2位のエイモズ。また泣いてるやんw




○女子

紀平選手、ちょっとミスもあったけど安定の強さですね。3アクセルの安定感、頼もしいです。
ルッツ抜きで150点を越えたという事は、ルッツを戻せば後半の2Aー2Tー2Lo 6.93点が3Lzー2Tー2Lz 9.79点に、もう1つルッツを入れるとすればフリップを1つ減らす事になるので基礎点が0.6点アップ、後半のループを前半に移してルッツを後半に持ってくれば0.7点アップ、基礎点アップに比例して加点幅も大きくなるので4点位は技術点上乗せが見込め、150点台半ばは出せます。
更に今回、回転不足やステップのレベル取りこぼしがあったので、パーフェクトな演技が出来れば160点近い得点も計算上は不可能ではない。あくまで計算上ですが。
今回の予定のジャンプ構成(4サルコウ入れた場合の)では後半の3連続が2アクセル・1オイラー・3サルコウになってましたが、基礎点低い2アクセル入れるのはもったいなくない?せっかく3アクセル2本入れてるのに。3アクセル跳べるメリットは、3アクセル自体の基礎点が高い事もあるけど、何より他の選手が5種類の3回転ジャンプと2アクセルで構成を組まなくてはいけないのが、6種類最大8本の3回転を入れられるって所じゃないのかな?
あ、それと、昨シーズンからずっと思ってた事なんですが、ループ、無理に手を上げて跳ばなくていいと思いませんか?他のジャンプは手を上げても綺麗なのですが、ループを手を上げて跳ぶとなんか不細工なジャンプになってしまってて。ループだけは何となく自力で跳んでると言うより、目に見えない糸で一瞬吊り上げられてからボトッと落とされた、みたいに見える。元々ジャンプの高さがあまりなく滞空時間が短いのに、空中で上げた手を着氷時に下ろして拡げると、腕の動きが慌ただしく見えて、成功してるのに「おっとっと」と辛うじて腕でバランス取って着氷しました風に見えて損をしてる気がします。だから、いつもループだけGOEが抑えられてるような気が。
タノ祭りで賛否両論を呼んだメドベでさえ、ループだけはタノ無しで跳んで、その結果他のジャンプにも増して高い評価を得ていたので(私もメドベのジャンプの中でループが一番好き)、紀平選手も普通に跳んだ方が美しいループになると思う。
4回転に関しては今はまだ焦らなくていいと思います。実戦で1度試しておく、という意味で、結果に拘らずファイナルでチャレンジするのならアリだとは思いますが。

横井選手、フリーの得点が予想以上だったようでメッチャ驚いてましたね。まあ、ルッツとアクセルと3連続のトゥループが抜けちゃったから無理もない。しかも2トゥループを3回跳んでしまったので最後のが0点に。これでトータル10点以上ロスした事になるので、もし予定通り跳べていたら130点台後半の得点が出ていた事になりますね。
でも驚く事はないですよ、横井選手。ノーミスならショート70、フリー140位までは出せるポテンシャルあると私は信じてますから。
演技構成点もっと貰えてもいいはずだし。

山下選手は前大会とは見違えるような演技でした。足の甲の痛み、だいぶ無くなってきたのでしょうか。
昨シーズンから継続のショート、衣装変えてましたね。昨シーズンのは肌色の部分がお爺ちゃんのモモヒキみたいな色でモサッとしてたので変えて正解・・・なんだけど、今季のは首の所がむち打ちになった時のサポーターみたいでやっぱりモサッとしてて。コーチ、衣装にもうちょっと気を遣ってあげてよ。
キャメルスピンはやや変わったポジションで独創性を出そうとしてますが、いかんせん回転が遅いのでアピールとしてはちょっと中途半端。

優勝は当然コストルナヤ。珍しく大きなジャンプミスがあって驚きました。弘法も筆の誤り、猿も木から落ちる。
それ以外はいつも通りの隙のない演技でしたが、1つだけ気になったのがフリーのコレオシークエンス。せっかく美しいスパイラルなのに、スピードがなくリンクを大きく使えていないからなのか前回も今回もコストルナヤにしてはGOEが低め。

ザギトワはショートでまさかの66.84点。後半の3フリップをコンビネーションにしてリカバリーしようとしましたが、あれ、トゥループでも良かったんじゃないかな?そうしてたらもうちょっとなんとかなったのに。でも、あくまでループに拘った所に女王、又は元女王のプライドと言うか意地を感じました。



ファイナルの切符は、大方の予想通り紀平選手&ロシアの4人。最後の1枚は僅差でテネルが勝ち取りました。


不粋は承知で順位予想。

優勝 コストルナヤ 245点
2位  トゥルソワ  240点
3位  紀平     235点
4位  シェルバコワ 234点
5位  ザギトワ   230点
6位  テネル    220点



さて、結果はどうなるのでしょうか?

楽しみです。