謎好きにゃんこの妄想

謎と名のつくものに目がないにゃんこが妄想脳で綴るブログですニャ

なんだこれ!?タイトル詐欺ムービー「モンスターズ地球外生命体」

なんだこれ?

観始めて1時間くらいの内のほとんど、この言葉が頭にありました。
いや、ほんと、なんだこれ?
モンスターの襲撃はいつ?戦うの?逃げるの?
それ以前に、主人公のアメリカ人男女の危機感の無さが・・・。



ネタバレありです。



NASAが他の惑星の生命体を捕獲して連れ帰ろうとした。
その生命体を乗せてた宇宙船が大気圏突入の際メキシコ上空で壊れた。
それでも生きてた生命体が繁殖、メキシコの半分くらいが危険地域になってしまった。
メキシコとアメリカの軍隊でモンスター殲滅を企てるが、作戦は難航していた。

そんな世界。

主人公の一人は、ジャーナリストのアメリカ人男性。
もう一人は、その男のボスの娘。
ボスの命令で娘の安否を確認するため病院を訪ね歩き、ようやく娘を見つける男。
娘は手を怪我していたものの元気だった。

男性がメキシコに来た理由はわかるんだけど、女性の方は何しに来たんだ?まさか観光ですか?

戦場の写真を撮りに来たはずが、ボスの命令で娘を無事にアメリカに連れ帰るミッションを課される男。

電話の声でしか登場しないボス。押しの強さ、いかにもワンマンっぽい感じ。
電話での会話から、何となく父と娘の溝みたいなものを感じる。
娘は、婚約者はいるけど、実は結婚にあまり気乗りがしてない雰囲気もある。メキシコに来たのもそれが原因なのかな?現実逃避的な。自分を見つめ直す、いわゆる自分探しの旅とか?
それでも、よりによってモンスターが常駐?するメキシコに来なくても。

あまりにも「なんだこれ?」だったので、1時間くらい観た所で一旦視聴を諦め、その後ネットでレビューを観て気が変わって最後の10分くらいを観たので、中間(アメリカとの国境にたどり着いて無事帰国するくだり)は観てない。
その、見逃した中間で明かされたのかどうか、結局女性がメキシコに来た理由はわからなかった。まあ、どうでもいいけど。

ただ、直接的なセリフではなく、こういう状況で当たり前にするであろう普通のやりとりやさりげない会話だけで、こういう背景を想像させる演出は上手いと思った。


あまり有能そうにも志が高そうにも見えない、いや、はっきり言ってだらしなくてポンコツな男と、いかにも金持ち娘らしく世の中の現実を見ずに生きてこられてた感じの女が、モンスターと共存してる異常事態な異国を横断して国に帰ろうとするロードムービー

だから、なんでこんなタイトル付けたの?ってツッコみたくなる。
タイトルがもうちょっとでも内容を反映してたら、それなりに観れた映画だったかもしれないのに。

て言うか、原題通りシンプルに「モンスターズ」で良かったんじゃないかな?モンスターとは戦わないけど、パニック映画じゃないけど、それでもラストまで観たらモンスターズというタイトルの真の意味が何となくわかる仕掛けになってる気もするし。

地球外生命体という余計な言葉をくっつけてしまったがために、もろにモンスターパニック映画ですよ感が出てしまい、そのせいで「いつになったらモンスターが襲ってくるんだよ!いつまでこの、ポンコツ男と軽そうな女のグダグダに付き合わないといけないんだよ!」と観ている人をイライラさせてしまい、私のように「もう観るの止ーめた!」っていう人が出てくる事になったと思う。


いや待てよ、もしタイトルが違っててもやっぱりイライラはしたかも。

まず、最初に書いたように、モンスターが出没する危険地帯にいるんだという危機感が、主人公の二人から全く伝わってこない。
なんかのほほんとし過ぎてて、男の方なんか酔った勢いで「そっちの部屋で一緒に寝かせてよー、俺の部屋のエアコン壊れてるんだよー、ベッド大きいだろう?ベッドの真ん中仕切っていいからさあ」と、女の部屋のドアの前でしつこくごねて迫る。気持ち悪っ。最終的に断るけどまんざらでもない様子の女、あり得ない。脚本も演出も完全に男目線なんだろう。
いくらこの後長い間一緒に旅をして、危機的状況を一緒にくぐり抜けたとしても、この時の「酔っぱらってごね口説き」を忘れない限り絶対コイツを好きになれるとは思えない。それくらい気持ち悪い。
さらに、結局フラれてヤケになって更に飲んで、売春婦を引っ張りこんで、あげくパスポートやら5000ドルも吹っ掛けられた船のチケットやらごっそり盗まれる男。アホすぎる。
モンスター近くにいるんだよ。いつ現れるかわからないんだよ。なんでそこまで脳みそユルくなれるのか?

モンスターが地球で繁殖し始めてから数年経って、モンスターが定期的に現れるのが当たり前になってしまってる、モンスターと共存してる次元になっちゃってる現地のメキシコ人が、逃げずに自分たちが生活していた土地に留まってるのは何となくわかる気がする。

でも、モンスターの存在が日常化していないはずのアメリカからやって来たばかりの主人公なら、もう少し緊張感ないとおかしいでしょう。しかも間もなく封鎖される予定で、出国するなら今のうちって状況で。ここに来るまでにも、乗ってた列車が急遽引き返す事になったり、予定通りにいかない場面あったじゃん。なんでそこまで気を抜けるのか?

まあ、こういう、置かれてる状況に合わない能天気な行動を取る登場人物は、映画やドラマ、特に海外のものでは頻繁に見かけるから、別に驚きはしないけど。
呑気で間抜けな人間を出しとかないと、ドキドキハラハラ感を演出できないポンコツ脚本・演出家が多いって事ですかね?

でも、あくまで映画、ドラマの世界だから、って思ってたら、このコロナ禍の真っ只中でわざわざ密集デモやったり、ロックダウン解除だぜ!パーティイェーイ!な人たち続出の海外ニュースやってて、時と場合がわからない能天気ピープルは映画やドラマの過剰演出の賜というわけでもないのかも、と思ったり。


ただ、あえて能天気な主人公を弁護するなら、そもそも、モンスターは人間にとって本当に脅威だったんだろうか?
積極的に人間を襲ってきてたんだろうか?

モンスターの出没する地域で呑気に酔っぱらってるのは、実はそれほど非常識な行動でもなかったんじゃないか?
恐らくは、世界中の誰よりもモンスターの実態を知ってるはずの現地の人が、割と普通に日常生活を送ってて、だからその生活感が通りすがりの外国人である主人公の危機感の欠如にも影響してたんじゃないか?とも思ったり。

中盤あたりで、軍の空爆によって死者5000人、空爆止めろ!って書かれてる場面が出てきて、現地の人が恐れてるのは、実はモンスターによる襲撃ではなく、モンスター殲滅と称して民間人巻き添えも仕方ないと平気でガンガン爆弾落としてくる軍の方だったりするのか?本当のモンスターはどっちだよ?と思わせる。

モンスター側から見れば、ある日突然異星人に拉致されて監禁されてた船が壊れて地上に落っこちて、それでも何とか生き延びて環境に適応して生き物として当たり前の営みをしていたに過ぎないのに、勝手に脅威とみなされて攻撃されて、だから正当防衛で人間を見たらやられる前に攻撃・・・って事なのかもしれない。

ラストの方で、コンビニに侵入してきたイカ型モンスターが、たまたまついてたテレビに見いってるように見える描写があって、それを息を詰めて見ていたヒロインがコンセントを抜いてテレビが消えると、スルスルっとモンスターがコンビニから引き上げる。

テレビが見たかっただけなんかい!?

その後、コンビニから出てったモンスターがもう一体現れた別のモンスターと触手を絡めたりしてイチャイチャしてるっぽく見えるシーン。
そのイチャイチャっぽい様子を、魅いられたように見つめる主人公二人。
バックに流れる音楽の効果か、幻想的で神秘的な感じすらする。

やがて、左右に分かれて姿を消すモンスター2体。

我にかえってふと目を合わせる人間二人。

女が「帰りたくない」とつぶやく。
近づいてキスをする二人。(私がヒロインの立場なら、こんなキモ男絶対嫌だけど)

このくだり、ヒロインの言動が意味不明という感想をいくつか見たけど、(男が気持ち悪くて受け付けないのは一旦置いとくと)ヒロインの気持ちは何となくわかる気がする。

金持ちの家に生まれてそれなりに恵まれた人生だけど、今一つ自分の思い通りに生きられない。閉塞感。
恐らくはNOが言えない性格であろうヒロインが、結婚を前に迷い悩み、目の前の現実から逃げるように異国に来て、異常な状況下で会ったばかりの男と旅をする事になり、様々な困難を乗り越えてようやく国にたどり着いた。
安堵感と同時に、またあの世界に、あの日常に戻るのか、そして心から望んでいるとは言えない結婚をして、物質的には満ち足りて安定してるけど、その安定ゆえに先が見えてしまった人生を生きるのか、ただ歳を重ねていくだけの人生を。そんな虚しさが押し寄せてくる。

ついさっき目にしたのは、生き物が生き物として当たり前に行う愛の営み。交尾という事だったのかもしれないけど、そんな身も蓋もない表現をしたらモンスターに申し訳ないくらい優しい触れあい方に見えた。人間が怪物と呼ぶ地球外生命体ですら、生き物の本能に従って慈しみ合い、その愛と優しさに満ちた時間は彼らを怖れていた自分さえ包み込んでいった。

なのに、私は一体何をしているんだろう。
自分を偽って何をしようとしてたんだろう。

そんな思いが「帰りたくない」の呟きになったんじゃないのかな。
と、私は感じたんだけど。
なにせ中間をすっ飛ばして観たので違うかも。

私も、10代の頃から閉塞感みたいなものをずっと抱えてて、とりあえず一度思いっきり環境を変えてみようと思って、かねてから憧れていたヨーロッパに3ヶ月旅行した事があって、だから自分の経験に当てはめてそういう解釈をしてしまったのかもしれない。


で、完全に二人きりの世界に入り込んでた所に、救援に駆けつけた米軍のジープが、空気読まない勢いで画面に乱入してきて「男女を保護する」と無線で伝えたかと思うとチュー真っ盛りの二人を無造作に引き離す。



ちなみに、この映画のオチと言うか、一番の肝はラストが冒頭のシーンに繋がる所。

一応、冒頭から途中まで録画しておいて良かった。
ラストを観てから冒頭シーンを再生して観て、なるほど、そういう構成だったのかと納得した後で、何だかなあと複雑な気持ちになった。

これはバッドエンドなのか、それともある意味救いなのか。

異常な状況下で結ばれたカップルは続かない、と言ったのは「スピード」のジャック(キアヌ)だけど、もしあのポンコツキモ男と一度は心踊る逃避行をしたとしても、結局続かなかったと思う。


初めて生きている実感を味わった所で人生を全うできたと考えれば、それはそれで幸せな事なのかもしれない。



タイトル詐欺と、主人公の男が気持ち悪過ぎたのと、男が気持ち悪過ぎたからその後の女の心の動きやら何やらに全く共感できず、共感できなかったから恋愛もの要素が邪魔くさく鬱陶しいとしか感じられなかったのと、それらを除けばまあまあの映画だと思う。
タランティーノがこの映画を絶賛したらしいけど、そう言えば私タランティーノの映画あまりタイプじゃなかったな、と改めて思い出して納得。




これは低予算で作ったそうで、予想外に高い評価を得たため調子に乗って続編も制作された。

こっちは一応最初から最後までちゃんと観た。
リアルさ、生々しさを描きたがりの監督らしく(1作目はハリウッド版「ゴジラ」のギャレス・エドワーズが監督、続編はエドワーズが製作に回り、他の人が監督した)、エログロシーンが無駄に多い。エログロシーン以外にも無駄なシーンが多い。100分くらいで普通に戦争映画として作れば佳作という評価になったかもしれない。
モンスターの存在は全く必要ない。
1作目はタイトル詐欺ではあったけど、一応モンスターの必要性はあった。
続編は見事なまでに背景と化している。
なんで続編という触れ込みでこれを制作したのか意味がわからない。

予算とか宣伝とかの都合、いわゆる大人の事情ってやつだったのでしょうか?

フィギュア四大陸選手権 振り返り 女子フリー

ショートで慣らされてしまったので、回転不足見逃しは、酷いものじゃない限りスルーします。



○女子フリースケーティング



キム・イェリム 134.66 TES 70.32 PCS 64.34
     SP 68.10 Total 202.76

   3Lz3T 2A3T 3F 3Lo
   2A 3Lz 3S2T2Lo

ショートでは気づかなかったけど、イェリム選手もルッツが過度のプレロテでは・・・?次の2アクセルからのコンビネーションは綺麗でした。2つ目のトゥループの回転が速くてキレが良かった。ただ加点1.47は盛りすぎ。
フリップのエッジに!が、後半の前にのめって着氷したルッツに回転不足が付いてたみたいですね。
フライングキャメルスピンは結構ブレてました。それでもレベル4なんですね。そろそろスピンのレベルについて1回ちゃんと勉強せねば。
後半のジャンプ、ルッツをミスったので、次のサルコウをコンビネーションにしてきっちりリカバリーしました。
技術点、演技構成点は、(今回のジャッジの基準では)妥当だったと思います。
ショート、フリーとも大きなミスなく綺麗にまとめ、一つ一つの要素を見ると良かったと思うんですが、プログラム通して見た時に特に印象に残るものがない。大人しい選曲でオーソドックスな振り付けなので仕方ないかもしれませんが。


アンバー・グレン 
      125.44 TES 63.03 PCS 63.41 -1
     SP 65.39 Total 190.83

   3F3T 1A1Eu3S 3Lz 3Lo2T
   3Lo 3F 2A

ジャンプの大きなミスが3つ。厳しい出来になってしまいました。
前半の2アクセルがシングルに。ショートで抜けた悪いイメージが残っていたんでしょうか?
後半のループがステップアウト、アクセルで転倒。結局アクセルは、ショート・フリー通して全滅でしたね。苦手なのかな?今回たまたま?もし苦手なんだったらアクセルは1回にすればいいのに。コンビネーションにサルコウを使わずに単独にして、後半のループかフリップに2トゥ2ループをつければいいのに。だいたいコンビネーションを前半で使いきるのももったいないし。
このフリーの出来では、グランプリシリーズだったら120点出なかったかもしれません。今大会に出なかったマライア・ベルや他の選手は損した事になりますね。不公平です。


カレン・チェン 133.78 TES 67.69 PCS 66.09
     SP 67.28 Total 201.06

   3Lz 2A3T 3F 3Lo
   3Lz1Eu3S 2A 3Lo2T

大きなミスはなかったのですが、回転不足やらエッジエラーやら結構引っ掛かってました。他の選手のはかなり見逃してるのに、チェン選手のは普通に取るのね。そうしないと、イェリム選手を上回っちゃうからでしょうか?
確かに、2アクセルが詰まった着氷になったので勢いがなくなり、セカンドのトゥループが明らかな回転不足に、次のフリップも。後半の3連続のサルコウも確実に不足だったとは思います。私にはわからないけど、フリップのエッジエラーもあったんでしょう。でも、そんなに突出してやらかしてました?
取るなら平等に取れや💢💢💢
細かいミスはあっても、見応えのあるフリーだったと思います。壮大な音楽に合った美しい演技でした。特にコレオが良かった。気持ち良さそうにスピードに乗ったスパイラル。綺麗でした。
何より本人が演技後に満足そうだったのが良かった。不調の時期を乗り越えてここまで戻って来れた!って感じで感極まってましたね。それだけにフェアな採点をして欲しかった。
あと、チェン選手には気が強そうというイメージ持ってたんですけど。真っ赤な衣装の印象が強く残ってて。でも、今シーズンのプログラムではエレガントで柔らかい雰囲気を醸し出してて、かなりイメージ変わりました。


イム・ウンス 
      132.19 TES 65.77 PCS 67.42 -1
     SP 68.40 Total 200.59

   3Lz2T 3Lo 2A3T 3F
   3Lz 3F2T2Lo 2A

これ書いてて初めて気がついたんですけど、サルコウは構成に入れてないんですね。前からだっけ?
ウンス選手のルッツ、入り方もジャンプ自体も割と好きなんですけど、スローで見ると飛ぶ瞬間の体勢が思ったよりスマートじゃなくて、ちょっと面白い感じに見える😺😄
3ループはスゴく綺麗でした。ループはミス率低くていつも大きく加点が付いてるイメージ。基礎点高くてもミス率高いルッツを減らして、ループ2本にした方がいいような気がする。
2アクセル3トゥはトゥループがダウングレードで転倒。
ミスはありましたが、やはりスケーティングと所作の美しさでは韓国選手の中でナンバーワンだと思います。音楽に合わせた雰囲気を出せる点でも。でもこの後、そんなウンス選手を凌ぐ演技構成点を叩き出す韓国選手が登場します。
昨年の世界選手権のトゥルシン以来の唐突かつ奇っ怪なPCS高騰劇が・・・。バブルじゃ、バブルじゃ~!


樋口新葉 134.51 TES 68.43 PCS 67.08 -1
     SP 72.95 Total 207.46

   3A 3Lz3T 2S 3Lo
   2A3T 3F2T2Lo 3Lz

3アクセル惜しかったですね。でも世界選手権前の思いきったチャレンジ、攻めの姿勢は頼もしいです。久々に強気な樋口選手を見た気がする。
サルコウはダブルになったけど、次の3ループは落ち着いて自信を持って跳んでたと思います。ループもよく抜ける印象なので、連鎖的にミスるかとハラハラしてました。
攻めてる時はミスがあっても崩れずに、最後まで集中して行ける、そういう効果があるのかもしれないですね。
ステップ、良かったですねー!いつにも増して力強かったし、頭の動きとか腕、手の使い方とか曲をスゴくよく表現してたと思います。
私、樋口選手のステップ好きなんですよねー。どこがどういう風にって言葉で説明しづらいんですけど。全身の使い方とか足さばきとか・・・。
きっかけは「ラ・カリファ」。あのプログラムのステップ、初めて見た時から好きは好きだったんですけど、どちらかと言うとちょっと時間を置いてからジワジワ来た感じで、今でも時々見返します。「ラ・カリファ」は、私にとってそれまでの樋口選手の「スピードとジャンプ」のイメージが変わるきっかけにもなったプログラムでもあります。
アイスタッツで見ると、樋口選手は突出してリンク全体をバランス良く使い、なおかつ要素もバランス良くいろんな場所で行ってる事がわかりますね。
そういう点も含めて、演技構成点は、少なくともイム選手よりは上じゃないとおかしいと思います。
それから、やっぱり衣装って大事だと改めて思いました。ショートの時とは別人の体型に見えました。


坂本花織 129.72 TES 61.73 PCS 68.99 -1
     SP 73.07 Total 202.79

   4T 3F 3Lz 3S3T
   3Lo2T 2A1T2T 3Lo

行きましたねー!ダウングレードかつ転倒でほとんど点にはなりませんでしたが挑戦した!!頑張った!もちろん回転は全く足りないし、ロシアの4回転ガールズのを見慣れた目で見ると、高さも回転の速さも4回転ジャンプとはとても思えないレベルで、道のりは遠そうだけど。でも、チャレンジしなければ何も始まらない。
坂本選手の4回転は、どちらかと言うと男子のに近いように思いました。男子でああいう跳び方する人結構いません?日本で言うと田中選手とかカナダのサドフスキー❤とか。勢いや回転の速さで跳ぶんじゃなく、なんかヒュルヒュルッと回る感じが。うーん、上手く言えない・・・。
フリップ、またミスになりましたね。昨シーズンまでは得意ジャンプだと思ってたのに、どうしたんだろう。ルッツのエッジエラー取られがちなので、エッジに神経質になってフリップの踏みきりの感覚も狂ってきたとか?わかりませんけど、ちょっとした事で感覚が狂う事があるらしいので。
得意だと思っていたフリップ、ループの、今季の不安定さは気になります。
後半のジャンプ、3連続の2つ目がシングルに、最後の3ループがステップアウト、とバタついてしまいました。
やっぱりこのプログラム、忙しすぎるんじゃないかな?坂本選手、音楽に付いて行くので精一杯って感じで、一つ一つの要素が雑になったりミスしたりするのも仕方ないなって思います。スタミナが続く続かないの問題じゃなく、そもそもがいっぱいいっぱい過ぎる構成、振り付けなんじゃないのかな?このフリー見てると、毎回坂本選手の「ヨイショ!ヨイショ!」って声が聞こえてきそうな気がします。

トータルスコアは202.79。
あれ?イェリム選手とは僅か0.03差で上に。これは・・・。昨シーズンの「日本選手とロシア選手が拮抗した時は必ずロシア選手が上に来る法則」の逆現象なのか・・・?イェリム陣営の、そのぉ、なんと言うか、韓国お得意のロビー活動?的なものが不十分だったのか、日本側が珍しく頑張ったのか、それともそれ以上に珍しい事に、普通に何の意図もなく数字を出した結果なのか?
いやいや、チェン選手の得点の出し方見て、今回の採点は無作為、と信じるほど私は純情じゃないので。ゲスの勘ぐり極み乙女、発動しますよー!


ブレイディ・テネル 
      147.04 TES 76.17 PCS 70.87
     SP 75.93 Total 222.97

   3Lz3T 2A 3S 2A
   3Lz3T 3F2T2Lo 3Lo

最初のコンビネーションでいきなりミス。緊張してるのかな?どうなるのかな?と思ってたら、その後何事も無かったように落ち着いて質の高いジャンプ、スピン、ステップを揃えました。
スピンはいつも本当に綺麗ですね。特に最後から2つ目のコンビネーションスピン、独創性もあった。暫定では出来映え1.75とMAX付いてましたね。最終的にはちょっと下がってたけど。スピンで確実に高得点を稼げるのもテネル選手の強みですね。最初のジャンプミスの印象、完全に払拭しました。
そんなテネル選手に迫る演技構成点をナゼか唐突に叩き出す摩訶不思議な選手、さあいよいよ登場しますよー! 


ユ・ヨン 149.68 TES 79.94 PCS 69.74
     SP 73.55 Total 223.23

   3A 3Lz3T 3Lo 3Lz1Eu3S
   2A3T 3F 2A

3アクセル、フリーは綺麗に決まりました。ただ加点はちょっとサービスしすぎでは?
ルッツはやっぱり流行り(?)のプレロテじゃないのかなあ。それも過度の=稚拙な踏み切りにあたるやつじゃ・・・。
今まで気にしてなかったけど、今季あまりに話題になってるので注意して見るようになったら、あまりに個人差があって驚き。一応ルールはあるのに、ほぼ、と言うか完全にスルーでやったもん勝ちになってる事にもっと驚き。
フィギュアファンの中で、以前から問題提起されてる方結構いらっしゃいましたよね。難しそうな話なので、私はこれまでスルーしてました。反省。ISUは今後どうするのでしょうか?
一応大きなミスなく素晴らしい演技だとは言えると思います。ジャンプだけじゃなくスピンも良かった。ステップは・・・よくわかりませんが、他のトップ選手と比べると突っ立って滑ってる感が強いかなあと。深く明確なエッジでステップ踏まないといけないはずなんですが、靴の角度がフラットでほとんどエッジを使えてないように見えました。上半身の表現も固かったような。
後半の2アクセル3トゥは綺麗でした。トリプル含めてアクセル3本組み込んでるんですね。その分3サルコウをコンビネーションで使って、2トゥ2ループよりも基礎点の高い3連続を組むという戦略ですね。

さて。いよいよ行きますよー!
ゲスの勘ぐり極み乙女、行きまーす!!

出たーーー!調整て・・・もとい、演技構成点・・・、やらかしましたね・・・かなりあからさまにやっちゃいましたね。テネル選手を上回るように数字イジリました感アリアリですねー。
3アクセルのステップアウト以外はミスなくまとめたショートが32.74、一応ミスなし(今大会の基準で)フリーが69.74、そうですか・・・。
ちなみにグランプリシリーズでは、ショートが32.68と30.94、フリーが65.24と63.36でした。前者は表彰台に立ったカナダ大会の数字です。フリーは3アクセルで転倒したものの技術点は75点台出てました。グランプリシリーズの採点が正解と言えるかどうかはわかりませんし、試合ごとに出来栄えが違うし、シーズンが進むにつれ演技構成点が上がっていく事は珍しくありませんが・・・参考までに。

ユ・ヨン選手は決して嫌いな選手じゃなくて、むしろスピード感があってダイナミックで好きなタイプのスケーターなんですけど、こういう事があるとイメージ悪くなってしまいます。
不正、不公平は論外ですし、他にもいろんな意味で良くないと思います。


紀平梨花 151.16 TES 80.34 PCS 70.82
     SP 81.18 Total 232.34

   3S 1A 3Lz 3A2T
   3F3T2T 3F3T 3Lo

4サルコウは回避。ここは仕方なかったですね。ユ・ヨン、テネルが高得点を出した(出してもらった)ので、連覇のためにはリスクは負えない状況でした。
アクセルがシングルになったもののすぐに立て直し、3ルッツ、3アクセル2トゥを落ち着いて決めました。本人の解説で「最初のアクセル失敗した時に会場がどよめいていて焦りはしたけど集中した」って言ってました。本当に、紀平選手は連鎖的に崩れる事がないですね。
後半に、3フリップからの3ー3ー2と3ー3、これはスゴいリカバリーです。しかも3アクセル跳んだ後に、ですもんね。
でも、それよりもっと私がスゴいなと思ったのは、ステップの辺りで後半のジャンプ構成を考え直してたっていう所。計算しながらステップ踏んでレベル4。頭の良さと集中力がないと出来ないです。考えようとすると動きが止まってしまう私には出来ない芸当です。尊敬します。
ユ・ヨン選手のバブリーな点に比べて、70点台の演技構成点、低過ぎない?紀平選手、テネル選手とほとんど変わらないユ・ヨン選手の点、どこをどう評価して出した点なのか、ジャッジの皆さんの明確な説明が欲しいです。まあ、説明出来ないでしょうけど。



ゲスの勘ぐり極み乙女は、次回更に暴走する予定です。




それはともかく。

紀平選手、連覇おめでとう!

フィギュア四大陸選手権 振り返り 女子ショート

記憶が定かでないけど、これまでにここまで四大陸選手権が大きく報道されたり、試合がしっかり放映されたりした事ってありましたっけ?

テレビの扱いが大きかったので、今年の四大陸はスペシャル感があって、グランプリシリーズや世界選手権に比べて、かなり格下の大会というこれまでの認識だったのがちょっと変わりました。



○女子ショートプログラム


カレン・チェン 67.28 TES 35.55 PCS 31.73 
  3Lzー3T、2A、3Lo

元全米女王。
最後の3ループが回転不足でした。最初のコンビネーションのトゥループも取られるな、と思ってたのですが、大丈夫だったみたい。今回は全体的に甘いジャッジだと思いました。他の試合だったらコンビネーションも回転不足取られてたかも。
スピンが回転が早くて軸もぶれずに綺麗でした。
演技構成点はちょっと低すぎないかな?納得いかないな。


カイラニ・クレイン 54.93 TES 28.10 PCS 26.83
  3Loー2T、3Lz、2A

オーストラリア代表。華やかな雰囲気の選手ですね。
ショートのこの曲は好きじゃない。曲に合わせてるんでしょうけど、衣装や振り付けもあまり好きになれない。
取られてないけど、3ループは多分回転不足。
甘めのジャッジの割に、彼女に対しては全体的に加点が少なかったですね。2アクセルやスピンはもうちょっと加点がついてもいいのにな、と思いました。この試合に限らず、実績のない選手には加点が付きにくいなと感じる事が多々あります。毎回、実績のある選手、例えばメドベのような選手の、ルッツのような怪しいジャンプには大きく加点が付くのに。
クレイン選手もルッツは苦手なのかな?なんかおっかなびっくり、慎重に跳んでた感じがしました。


アンバー・グレン 65.39 TES 33.92 PCS 31.47
  3Fー3T、2A、3Lo

アメリカ代表。全米2位のマライア・ベルはなぜ出てないんだろう?ケガか何かかな?それともイム・ウンスの言いがかり事件の余波?
勢いがあってダイナミックだけど、繊細さには欠けて粗いという点で、アシュリー・ワグナーに似たタイプのスケーターかな、と思いました。あ、あと、アネゴ感も。
グレン選手もコンビネーションが回転不足では?やっぱり取られてないみたいだけど。本当にこの大会はジャンプとスピンのジャッジが甘いと思います。
2アクセルがシングルになって無得点なのはもったいなかったです。
演技構成点がカレン・チェンと同じくらい・・・う~ん、やっぱりチェンの演技構成点低すぎだと思う。


ホンイー・チェン 56.81 TES 30.21 PCS 26.60
  3Lzー3T、3F、2A

曲は「G線上のアリア」。美しい曲です。チェン選手の優雅な雰囲気に合ってると思います。
中国選手権2位だったらしい。1位は誰?そう言えば、今の中国女子のエースって誰だっけ?李子君は引退したとか聞いたし。
確か身長173cm位って言ってたと思うんだけど、そこまで大きくは見えませんね。体の線が細いからかな?手足が長くて綺麗です。
一見ノーミスですが、彼女は回転不足取られまくったみたいですね。他の見逃された選手と比べても足りなかったのか、それとも誤魔化すテクニックが足りなかったのか。
もっとスケートが滑るようになったら、手足の長さや長身が映えてプログラム全体の印象が格段に良くなって、GOEと演技構成点がぐんと伸びるような気がします。


キム・イェリム 68.10 TES 37.15 PCS 30.95
  3Lzー3T、2A、3F

韓国選手権3位。韓国は世界選手権2枠のはずですが、イェリム選手は出場予定らしいので2位の選手が出ないという事ですね。昨シーズンのジュニアグランプリシリーズファイナリストでシニアデビュー組。
最初のコンビネーションはどう見ても回転不足だと思ったんですが、取られてなかったですね。特に2つ目のはダウングレードになってもおかしくないくらい。素人ですけど、ここは断言したいです!それくらい足りてないと思う。フジテレビがスローでコンビネーションの所を映さなかったのは、明らかな回転不足と、それをジャッジが見逃したのがバレてしまうから?と勘ぐってしまいました。解説の荒川さんは「何とか耐えました」と、回転不足については全く触れませんでした。さすが世渡り上手。もしかしてこの解説はリアルタイムではなく、結果が出てからジャッジに合わせて充てたんでしょうか(完全に想像です)。
このインチキジャッジ(?)は、やはり地元のアドバンテージか?でも、他の選手のもかなり見逃してる感じなので、この大会のジャッジは元々そういう基準なんでしょう。まあ、それを考慮に入れても、あのセカンドジャンプの回転不足見逃しはやりすぎだと思いますが。
フィギュアに限らず、スポーツで自国選手に有利になる判定をやるって事は普通にあります。どこの国でも(日本は一部競技で真逆の事をやる)。ただ、ロシア、中国、韓国あたりは露骨にやり過ぎる傾向がありますね。アメリカ、カナダもたまに。
イェリム選手はそういう余計な事しなくても、十分高得点が出せる選手だと思いますけどね。スケーティングも綺麗だし、スピードに乗って跳ぶジャンプも軸の綺麗なスピンも、武器はたくさんある。
演技構成点30点台はちょっと低い・・・ような。回転不足見逃しをやり過ぎたので、後ろめたくなって調整したんすか?とゲスの勘ぐり極み乙女としてはちょっと妄想してしまいました。


ブレイディ・テネル 75.93 TES 40.93 PCS 35.00
  3Lzー3T、2A、3F

こちらも元全米女王。昨シーズン途中から本当に強くなりましたよね。ジャンプが安定してきて、それに伴って洗練度がどんどん増してきてる。
テネル選手もコンビネーションがたびたび回転不足になる選手。いわゆるグリ降り着氷になりがちで、今回もちょっとどうかな?と思いましたが、やはり取られてない。映してる角度的にイマイチわかりにくかったので、本当に大丈夫だったのかもしれません。まあ、どっちにしてもテネル選手の場合は微妙だったと思うので、ここで取ったら他の選手との整合性が取れないですもんね。
スピンは相変わらずメチャクチャ綺麗です。あと、本当に動きのギクギク感がなくなりましたね。


ユ・ヨン 73.55 TES 40.81 PCS 32.74
  3A、3Lzー3T、3F

韓国のエース登場。3アクセルを抜きにしても、韓国選手の中で頭1つ抜けてると思います。
それにしても3アクセル助走長いな。同じフレーズを2回繰り返す変な編曲にしないといけないくらい長ーい!
その3アクセルはステップアウト(になるのかな?)で減点。次のコンビネーションは最初綺麗に決まった!と思ったんですが、スローで見ると、ルッツが最近話題のプレロテというヤツでは・・・?あと、セカンドのトゥループがやっぱりグリッと着氷な気が・・・。まあ、イェリム選手を筆頭に、これだけ見逃されまくってるともうすっかり慣らされてしまって。
みんなに甘いんだから今大会だけを見れば公平と言えますが、ベストスコアのランキングというものがあり、しかもそれが今後の出場資格や代表選考に影響するので、それを考えるとどうなのかな・・・?
質はともかく、ユ・ヨン選手のルッツの構えから跳ぶまでの流れは結構好きです。豪快で。ウリャー!跳ぶぞー!跳んだー!っていう感じで。
暫定より2点ほど下がってたので、何が引っ掛かったのかな?と思ったら、フリップに!が付いたのとレイバックスピンのレベル3の為だったみたいです。ロングエッジとスピン、ステップのレベルの差は私にはわからない世界でございます。


紀平梨花 81.18 TES 46.16 PCS 35. 02
  3A、3Fー3T、3Lz

遂に紀平選手にルッツが戻ってきたぁー!弱冠慎重に跳んだ感じで、そのためか昨シーズンほどの加点は付きませんでしたが、それでも嬉しいっす!まだ4サルコウは未完の武器なので、ルッツを戻せたのは本当に心強いです。
紀平選手もやはりコンビネーションのトゥループが回転不足ぎみ。今シーズンはコンビネーションのトゥループのミス率がちょっと高いですね。転倒もありましたし。
この曲に対しては、否定的な意見が結構多いみたいなんですけど、私はいいと思います、個性的で。振り付けも、これまでの紀平選手にはあまりなかった動きが多くて、特にステップの所、音を取るのが難しそうな曲調で、それだけに強い印象が残ります。
紀平選手は総合力が高く、何でも簡単にこなしてしまうので、難しい事をやってもさほど難しそうに見えない。それで実力の割にザギトワやコストルナヤほど演技構成点が伸びないのかな?と思ったりしてます。外国の選手ってそこら辺の見せ方、アピールが上手いですよね。逆に日本は国民性なのか、弱い選手が多い。紀平選手もステップで多分難しい事を色々やってるんだろうけど、素人目にはわからない。このショートのステップくらい分かりやすく難しい曲で、見るからに難しそうでパンチの効いた振り付けをやらないと、紀平選手の本当の力量がなかなか伝わらないんじゃないかという気がします。
紀平選手と言えば3アクセル、だったのが、このショートで「キヒーラのステップ凄ーい!」と印象付ける事が出来たんじゃないでしょうか。


イム・ウンス 68.40 TES 34.94 PCS 33.46
  3Lzー2T、3F、2A

久々にウンス選手のまとまった演技見た気がする。
足首かどっかに痛みがあるとかで、コンビネーションは無理せず3ー2で。
個人的に、韓国選手の中では一番スケーティングの綺麗な選手だと思っています。それにしても、中国や韓国の選手はみんな手足が長くてスラッとしてますね。
ウンス選手はスピンでレベル4を取り損ねる事が多く苦手なのかな?と思ってましたが、今回は4を揃えてたみたいです。弱点を修正して技術を研いてきたからなのか、甘いジャッジだったからなのかはわかりかねます。
それと、プログラムが昨シーズンのでしたね。確か、NHK杯ではフリーの方を昨シーズンのに戻してたと思いますが。今シーズンのショート、結構好きなんだけどな。最後の扇で扇ぐ振り付けが特に。


樋口新葉 72.95 TES 38.82 PCS 34.13
  2A、3Lzー3T、3F

このプログラムはあまり好きではありません。このプログラムの樋口選手の顔芸が嫌い。振り付けや全身の表現自体はいいと思うんですけど。衣装もヘアメイクも野暮ったくて、スタイルが悪く見える。コーチ、もう少し考えてあげて。
演技の出来は申し分なしですね。ただ、樋口選手はショートが良くてフリーで崩れるってパターンが多くて、ここで「良かった!」って喜ぶ事が出来ないんですよね。勝負はフリーです。


坂本花織 73.07 TES 37.63 PCS 35.44
  3Fー3T、2A、3Lo

ノーミス!と思ったら最後にやらかしたー!!昨シーズン得点源の1つだったループのミスが今季は目立ちます。今回は成功したけど、フリップも。フリーでフリップを減らしてループを増やしてたので、フリップの感触が今季は良くないのかな?GOEが稼げるループでカバーする戦略なのかな?と思ってたら、ループもミスが多くて・・・どうしたの?
演技構成点はトップ。このジャッジは納得です。あの、スピード出してのステップ、よくコケないなと思いながらいつも見てます。



紀平選手がトップ。テネル、ユ・ヨンに続いて坂本選手、樋口選手。ここまでが70点台。順位は妥当だと思いますが、得点は他の試合だったらどうだったんだろう?

ウィルがぁぁぁ!「グッドワイフ」シーズン5 15話「張り詰めた法廷」

「グッドワイフ」は、海外ドラマの中で特に好きというわけではないけど、TVで(無料チャンネルで)やってたら必ず観る程度にはハマってるドラマではある。

面白いかつまらないかと言えば、面白い方だと思う。

じゃ、なんで今一つ好きになれないか、録画を保存しておくまでにはハマれずに、なぜ観終わったら消去してしまうかと言うと、主役の女優ジュリアナ・マルグリーズが「ER」の頃からあまり好きじゃないから。いや、はっきり言うと嫌いな部類の女優だから。

で、なんで嫌いなんだろう?と自己分析したら、そこまで美人というわけでもなく、特に個性的でもなく、大して愛嬌や魅力があるわけでもないのに、「ER 」という群像劇の中でヒロイン的ポジションに居てやたら出番が多いのが邪魔くさかったから、という結論に行き着いた。

「ER」にレギュラーで出てた女優さんって、シェリー・スプリングフィールドモーラ・ティアニー、リンダ・カーディリーニなど他に魅力的な人多かったのに、なんでこの人が歴代女優陣の中でもイチオシみたいな扱いだったの?ってずっと不思議に思ってた。
アメリカ人には、こういうタイプの人の方が魅力的に映るんかしら?

ジュリアナ・マルグリーズも多分美人の部類だとは思うんだけど、なんかちょっと下品で自堕落な感じがするんだよね。特に口元が。口が大きいからか、口角が下がっているせいか、よくわからないんだけど、なんか厚かましくてだらしなさそうなイメージ。しかも、「ER」の時と違って「グッドワイフ」ではきっちりばっちりメイクで化粧臭そうだし。香りのキツい香水つけてそうなイメージ。

で、そんなイメージ(あくまで私にとって)のジュリアナですが、「グッドワイフ」では良妻賢母とはいかないまでも、割と控え目(あくまでアメリカ基準で)な主人公アリシアを演じている。(日本基準で言うと、「グッドワイフ」というタイトルのドラマの主人公にあるまじき、十二分にえげつないキャラなんだけど)

アメリカのドラマの登場人物、しかも弁護士、にしては珍しいタイプのキャラ。どちらかと言えば日本人寄りの性格に思える。
自分の性格を「押しが弱くて・・・」と言うシーンもあったし、人の弱味につけこんだり強かに駆け引きしたり、というのが苦手で「こういうの、うんざりだわ」みたいな愚痴をこぼして、同僚の調査員・カリンダ(超有能)から「あなたのそういう所に人はつけこむんです」と指摘されたりする。(・・・日本人としては耳が痛い)
でも、そういう良識人発言した舌の根も乾かぬうちに、平気で割と汚い手を使ったりもするw


結婚出産を機に家庭に入ったアリシアだけど、その前の弁護士時代の評価は「有能だけど、優しすぎて事務所を解雇される寸前」(カリンダの調査で判明)だった。
成果主義・激しい競争社会のアメリカで、その中でも一際厳しく成果を求められる法曹界では、「優し過ぎる」は(人としてはともかく)弁護士としては致命的な弱点みたい。まあ、依頼人の立場からすれば、優しくていい人だけど無能、よりは、えげつないけど有能、な弁護士の方が好ましいんだろうな。自分の人生かかってるから、綺麗事は言ってられない。


夫のスキャンダル&逮捕によって、長年の専業主婦生活から弁護士に復帰した当初は、その優しさや押しの弱さ、それからおそらくは無自覚だろうけどどこかに甘えみたいなものがあって、バリバリ叩き上げのやり手ウーマン、ダイアンにそういう所を見透かされて不信を買ったり、ライバルのケイリーに出し抜かれたり、リストラ一歩手前まで追い詰められたりする。
その、セレブ主婦上がりの甘ちゃんアリシアが、弁護士としても人としてもどんどん強く逞しくズル賢く成長していく(しつこいけど、日本人の感覚からすれば、元から結構ズル賢く逞しい)所もこのドラマの面白さの1つ。



※ネタバレちょっとあります。



シーズン5では、アリシアが弁護士に復帰した頃の事も含めてやたらと回想シーンが出てくる。
何でかって言うと、これはもうネタバレというほどの事ではないと思うので書いちゃうけど、多分ウィルを演じている俳優さんが降板するシーズンだから。
もっと言うとウィルが死んじゃうから。

シーズン5は、ケイリーや他のアソシエイトと共に独立して新しい事務所を立ち上げたり、夫が知事になったり、とアリシアを取り巻く環境がガラッと変わって、その前(シーズン3とか4あたり)のダラダラグダグダ中だるみ感を一気に吹きとばして、物語がやっとシャキっと動き出す感じ。



15話「張り詰めた法廷」で、裁判中に依頼人に撃たれてウィルは死んでしまう。
15話はテンポ良く、物語がサクサク進んで面白い。アメリカドラマの好きな所。ストーリー上無意味なシーンは極力省いて展開が早い。

対して、次の16話はなんか話がもたついてる印象。
ウィルはドラマの最初からいるメインキャラの一人だし、アメリカでは(日本でも?)人気だったらしいし、アリシアの恋の相手だし、とにかく重要人物だからっていう事で、これでもかというくらいアリシアの脳内に現れるウィルを画面に映し倒す。最初は、そりゃそうだよね、アリシア、ショックだよね、辛いよね、ウィルの事で頭一杯で他の事考えられないよね、と思いながら観てたんだけど、途中から、さすがにちょっと引っ張りすぎだな、いや、アリシアや事務所の仲間のショックや辛さを描きたいのはわかるんだけどぉ・・・話がなかなか先に進んでいかなくてちょっとイライラ。

契約か何か、大人の事情で、例えば○○分以上ウィルを画面に登場させないといけない、みたいな縛りでもあるんすか?って穿った見方をしてしまうほど、死んで降板したはずのウィルがしつこくしつこく現れる。病院の受付でアリシアが待たされてるシーンのウィルの幻影とか、ウィルの姿は出てこないけどアリシアが娘のグレースに慰められたり宗教の話をするシーンとか、いちいちそんなの描く必要ある?そこら辺はしょってもっと話を進めて欲しいわ。


お涙頂戴大好きな日本のドラマ並にこれでもかと亡くなった人の追想に浸りまくるのって、アメリカのドラマでは普段あまり見かけない。ちょっとそっけなさ過ぎない?というくらい、主要登場人物の死がサラッと扱われ、こちらの気持ちが追い付かないくらい話が進んでいく事が多い。
最初は戸惑ったけど、ずっと海外ドラマを観ている内にすっかりそのペースに慣れてしまった。そして、むしろそれをリアルだと感じるようになった。「そうなんだよね、どんなに大切な人が死のうが何があろうが、世界は何事もなかったようにいつも通り動いていくんだよね」って。

だから、この16話のもたつきにはイラッと来て、余計に17話が待ち遠しくなった。
あれ?もしかしてこれって製作側の狙いだったりする?





一通り文句を吐き出した所で、具体的な内容の感想。


※ここからはネタバレ全開です。





現在ウィルが手掛けている裁判の依頼人は、女子学生ダニーの殺人容疑をかけられた大学生ジェフリー。
ダニーの爪にジェフリーのDNAが残っていた事が起訴の決め手らしい。争点は、ジェフリーとダニーが、事件の前に学内の何処かで接触した可能性があるかないか。もし接触していたなら、DNAは殺人の決定的証拠にはならない、という事。
ウィルはジェフリーの無実を前提に戦略を立てているが、ダイアンとカリンダは「本当にジェフリーが犯人なのかもしれない」と釘を刺す。

ジェフリー、本当は無罪?有罪?どっち?
本人はキッパリやってないと言ってるし、ウィルも無実を信じてるっぽいけど、ドラマを観てる限りではどっちともわからない。

ジェフリー役の俳優さんがナイスキャスティング。一見お育ちのいい好青年だけど、多分お金持ちであろう両親に大切に大切に守られて生きてきたお坊っちゃん感アリアリで、そのため、ちょっとでも追い込まれると精神的に一気に崩れて何しでかすかわからない、そんな脆さ危うさが漂っている。


アメリカ始め海外のドラマ観ていてよく感じる事なんだけど、向こうの親って親バカ多い?もちろん日本にも親バカはいるし、ドラマにも出てくるけど、海外ドラマでは「これが普通の親、親ならどんな手使ってでも子供を守るのが当たり前」って感じで、日本の親バカほど否定的に描かれない気がする。
CSI :NY」で、罪を犯した息子を苦渋の決断で両親が告発して、それを恨んだ息子が・・・っていうのが動機のエピソードがあり、主人公が両親に「あなた方は正しい事をした」ってセリフがあったので、愛する我が子だからこそきちんと罪を償わせる、それが真の親の愛という概念は一応アメリカにもあるらしい。
でも、そういうのは少なくともドラマの世界ではレアケースで、あの手この手で罪から逃れた我が子に「よくやった!誇りに思う」と、日本人の感覚からすればエッ?と思うような場面が出てきて、それでも最後までバレる事も天罰が下る事もなく終わったりする。
日本のドラマにそういうのがないとは言わないけど、少なくとも後ろめたさは付きまとう。肯定的に「良かった良かった」になる事は少ない。たとえ建前だけであっても。
やっぱこの辺の倫理観や価値観が違うのかしら?それともドラマの中だから極端な描き方をしてるだけ?



話を戻します。


ダニー殺人事件は、元々はアリシアが担当していた案件らしく、でもアリシアが事務所辞めた(正確には辞める前に独立計画がバレてクビ)ので、今はウィルが担当しているらしい。

事件当日にダニーとジェフリーが図書館で同じ本を借りていた事から、本を経由してDNAが移った可能性を提示していたウィル。ところが、学内の監視カメラから、ダニーが図書館の後プールを利用していた事がわかり、たとえ本から移っていたとしても、塩素を含むプールの水でジェフリーのDNAは洗い流されてしまうはず、と検事に反証されてしまう。
ウィルは改めて、ジェフリーとダニーの事件前の行動を洗い直し、2人が学内の何処かで接触した可能性を探るようカリンダらに指示する。

一方、裁判の不利な展開に不安になったジェフリーの両親はアリシアに電話をかけてくる。アリシアは「ウィルは有能だから彼に任せておけば大丈夫」と宥める。

ジェフリーの両親、ウィルに内緒でアリシアに相談しようとするって、完全にマナー違反だよ。弁護士だけが頼りなのに、弁護士と依頼人の信頼関係崩しちゃってどうすんの?

アリシアから事の次第を聞いたウィルは、不快感を抑えてジェフリーの両親を問いただす。
「私がご不満なら他をご紹介しますが、公判中です。裏で動かないで下さい。・・・僕を変えますか?」

私がウィルだったら、ここで降りるけどな。ルール違反、マナー違反、失礼にも程がある!アホらしくてやってられない!
ここで降りとけば死なずに済んだのにな・・・。結果論だけど。
この両親といい、息子のいかにもひ弱で不安定な様子といい、この家族ヤバそう、とここで気づければ良かったのに。結果論だけど。

この非常識親バカな両親、今後もウィルやその周りの人への配慮も謝罪もなく、親バカ丸出しでひたすら我が子を擁護してダイアンやカリンダ、アリシアたちの感情を逆撫でしてきそうな気がする。それとも、最低限の良識は見せるかな?



カリンダは学内のカフェで聞き込み。ここでジェフリーとダニーが接触した可能性があれば・・・。でも、聞き込みの結果は思わしくない。

これ、完全に勘なんだけど、カリンダが聞き込みしてたカフェの男性店員が真犯人だったりしないかな?勘ぐりすぎ?
店員役の俳優さんに見覚えがあるので、割と売れっ子のチョイ役俳優さんかな?と思ったんだよね。こういう俳優さん使ってる場合、後から「ただの目撃者や証人かと思ってたら、実はあの人が犯人だった!」って事が海外ドラマではちょいちょいあるので。
あと、当日の記憶がはっきりし過ぎてるような気がして。大学内のカフェなんて毎日大勢が出入りしてるはずだから、特定の人が来てたかどうか、その人と他の誰かがカフェ内でかち合ってたかとうかなんて、いちいち覚えてるかな?
考えすぎかなあ?ミステリー好きなもんで、普段から登場人物を片っ端から疑いながらドラマを観てしまうクセがある。やたらめったら疑いすぎて、逆に推理力がまともに働かずに犯人を外しまくる羽目になるんだけど。
今回も勘ぐりすぎで終わるかな?




別の法廷にいるダイアン。そこに大きな銃声が響く。一斉に身を伏せる法廷内の人たちの中で、無表情で呆然と立っているダイアン。虫の知らせなのか。しばらく呆然とした後法廷から出て、同じく銃声を聞いてウィルのいる法廷へ駆けつける途中のカリンダに「何なの?ウィルの所?」と訊ねる。

ウィルの法廷のドアの外から、警備員の制止を降りきって中を覗きこむカリンダ。そこには脱げて転がってる片方の靴と片方靴が脱げてる男性の足が・・・。
ゆっくり中に入ると、空になった銃をアゴにあててカチカチと何度も引き金を引くジェフリーの姿が。

そして、片方の靴が脱げた足の方へ・・・。

ウィルが血まみれで倒れている。一目見て、瀕死の状態。

ウィルが死ぬ事をわかって観てるので「救急車を!早く!」と叫んでるカリンダの緊迫感は共有出来ず。

ただ、依頼人に撃たれるのは意外だったな。
撃たれて死ぬのは知ってたので、多分裁判で負かした相手とか、負けた裁判の依頼人とか、逆恨みされて・・・ってパターンだと思ってたから。


こういう時、日本のドラマだと最後に感涙必至(皮肉だす)の渾身の一言を何か言わせるんだろうけど、そういうベタな事やらない海外ドラマ好き。
日本のドラマだと誰かの腕の中で感動的(を狙った)なセリフを言わせがちなんだよね。酷い時には「こんな瀕死の状態でどっからそんな元気が出てくんの?」ってくらい延々と。いや、もう、そんな元気があるなら黙って体力温存してれば助かるんじゃね?って思うくらい。ってか、抱き締めてる方も、泣きながら話聞いてる間があったらさっさと救急車呼んでやれよ、って思う。(だんだん口が悪くなってきてゴメンナサイ)
で、感動的(皮肉)な最後の言葉を延々喋ってなかなか死なないの見てて、しまいにはショックとか悲しいとかはどっかに行ってダルくなってきて「わかったからもうさっさと死んでくれないかな?」ってなっちゃう。
日本ドラマあるある。


ウィルが運ばれた病院に駆けつけるカリンダとダイアン。アリシアに連絡取ろうと電話をかけるが、アリシアは知事夫人として記者クラブの昼食会に出席中のため繋がらない。

ウィルがどこで治療を受けてるのかわからないカリンダとダイアンはおろおろウロウロ。

すると、近くの一角からカーテンがシャッと開いて、スーツ姿の男性が電話で話しながら出てくる。

「死亡者は2人目・・・裁判所の被害者だ・・・乱射事件の」

おそるおそるカーテンで区切られた一角に入るダイアンとカリンダ。

片方靴が脱げた男性の足・・・近づいてシーツをめくると・・・

目を閉じて眠るように横たわっているウィル。


カリンダの泣くところ初めて見たかも。
ダイアンはどうだっけ?


アリシアには直接繋がらないので、カリンダはイーライに電話し、アリシアに取り次いでもらう。

アリシア、お電話てす」

イーライのただならぬ様子に、不審そうな面持ちで席を離れ、イーライのスマホを受け取るアリシア


ここで、次回に続く。


イーライ結構好き。このドラマの登場人物の中では。時々イライラもさせられるけど。



実は、アリシアアリシアの夫もウィルも全員嫌い。とにかく演じてる役者さん3人に全く魅力を感じない。
なので、この3人の三角関係とかどうでもいい。邪魔くさい。あってもいいけど、もう少し簡素化して描いて欲しい。
弁護士が主役のドラマにそういうの求めてないんだよね。事件や裁判やそれにまつわるやりとりや顛末、結末が楽しみで観てる。


だいたい、ウィルのどこがいいのか全くわからん。特にイケメンでもないし、何より陰気臭い。特に目つきが。アリシアの弟が「悩ましげな目」と表現してた事あったけど、悩ましげと言うより陰険な感じ。



まあ、そういうわけで、ウィルがぁぁぁ!というタイトル書きましたが、ウィルの降板は特に私にとってはどうって事なくて。
死なせなくても良かったのに、くらいかな。
マンネリ化してたドラマを盛り返すために死なせたのかな?
まあ、4シーズン半お疲れさまでしたって事で。

ただ、この先アリシアがウィルの事を引きずって引きずって、事あるごとに悲劇のヒロイン描写が出てくるんだろうな、って思うとウンザリ。
2人が嫌いというのもあるけど、あの2人が純粋な愛情で結ばれてるとはとても思えなかったので。不倫というのを抜きにしても。


このドラマやアリシア、ウィルのファンからめっちゃ怒られそうだけど💦



ドラマ自体は面白い。あの、法律を駆使した丁々発止の戦い、表や裏での出し抜き合戦、陥れ合戦とか、やり口が汚い事が多いとは言え一応頭脳戦だから。時に権力を振りかざしたり、力業で押しきったり、かと思えば心理戦もあったり。
日本のドラマではなかなか見られない。
日本のドラマでは、(極端な言い方すれば)土下座したら相手に誠意が通じて大抵のトラブルは解決・・・とか、非現実的で都合のいい展開が多くて。捻りもアイデアも工夫もない。

あと、こういう海外ドラマ観てると、いつも思う。甘ちゃんの日本人(私も含めて)には生きていけない世界だな、と。もちろん、ドラマなんで誇張はあるだろうけど。


それにしても、海外ドラマの脚本家スゴいと思う。よくこんな筋書き思いつけるなって思う。
もっとも、数観てると、さすがに内容かぶった話が出てくるけど。



ところで、ダニー殺したの誰?今後明らかになるのかな?

あの繊細なイケメン君があのオジサンになるの!?主任警部モース&新米刑事モース

今、プチはまりしている海外ドラマ、NHKで毎週土曜日に放送中の「主任警部モース」。


本国イギリスでは、86年に放映が始まり2000年まで続いた人気ドラマで、主人公のモースおじさんは、イギリスの人気投票であのシャーロック・ホームズを抑えて一位になった事もあるらしい。

気難しいけど天才のシャーロックに対して、刑事として有能ではあるけど欠点だらけで失敗もいっぱいする人間臭いモースおじさん。
小6から中1くらいの時にシャーロックの原作読みまくった私は、キザで鼻持ちならない自惚れ屋のシャーロックのキャラと、彼の推理が的中し過ぎるご都合主義な展開にイマイチ入り込めなかったので、モースおじさんの方により共感する人が多かったのはなんとなくわかる。

まあ、ベネディクト・カンバーバッチ版の「シャーロック」、ジョニー・リー・ミラーアメリカ版「エレメンタリー」が出てきた今なら、多分シャーロックの圧勝になると思いますが。

もはやミステリーの古典的名作として、何度も映画やドラマになり続け、「時代を越えて生き続けるシャーロック・ホームズ」には太刀打ち出来ないか。

いやいや、実はそうでもない。
モースも時代を越えて生き続けるステージに入りつつあるようです。

パイロット版が作られた段階で、既に中年、と言うよりモシャモシャ白髪で初老の域に達していたモースおじさんが、21世紀に入って復活!
若かりし頃を描いた「オックスフォード事件簿~新米刑事モース~」が作られています。



実は私、イギリスのミステリー好きを自称している割に、つい最近まで「モース」をよく知りませんでした。

NHKで、まずは青年版モースのドラマ「オックスフォード事件簿~新米刑事モース~」を観て初めてしっかり認識しました。

青年モース君って、繊細で頼りなげで女性に弱くてちょっとダメっぽくて。
イギリスの映画やドラマで度々見かける「お育ちが良くてインテリでナイーブでヒョロヒョロとひ弱そうで、青白い顔したまあまあのイケメン君」。

初登場のパイロット版からして、現役の警察官のくせに死体を見ていきなりウッて気分悪くなってるし。解剖に立ち会って気絶しちゃってるし。
だいたいが、警察官の仕事に嫌気がさして退職願をタイプしている所から物語が始まってるし。
見た目もメンタルもひ弱そうな、イギリスの映画やドラマで本当に本当にお馴染みの「お育ちが良くてインテリでナイーブでヒョロヒョロとひ弱そうで、青白い顔したまあまあのイケメン君」そのまんま。
イギリスドラマの登場人物としては珍しくもなんともない。

・・・と思わせておいて。
話が進むうちに段々と「あれ?ただのひ弱なヒョロヒョロ君じゃない・・・かも?」となってくるのがこのドラマの面白い所。

まあまあのイケメン君と書きましたが決して私の好みではなく、最初の印象は「地味でどうと言う事もない俳優さんだな、イギリスではこういうタイプがウケるのかな?」で、特にイケメンとは思わなかった。
でも、観てる内にじわじわと魅力的に見えてきて、更におじさんモースのお姿を拝見してからはどうしても新旧比べてしまい、「好みによるけど、まあ、イケメンの部類だよね」という認識に落ち着いたわけで。
常日頃から思ってる事ですが、人の感覚なんていい加減なもんです。

それにしても、あのナイーブで純朴なヒョロヒョロイケメン君が、あのオジサンになるって・・・。いかに年齢を重ねたとは言え、ビジュアルもキャラも繋がらない。
私は先に青年モースを観てからおじさんバージョンを観たので、当初はおじさんモースに違和感が。(おじさんモースの方が先なので、違和感あるなら本来なら青年モースの方に文句つけるべきなんでしょうが)
だってぇ、おじさんモースにはナイーブさの欠片も無いんだもん。

あ、ちなみにナイーブという言葉、日本人は「繊細で感受性が強い」的に、割と誉め言葉っぽいニュアンスで使ってると思いますが、英語圏での感覚ではどちらかと言うとネガティブなニュアンスらしい。多分ですけど、「メンタル弱い、ひ弱、世間知らず、ウブ」みたいな感じじゃないかと。いずれにしても英語ネイティブの人には面と向かって使わない方がいい言葉だそうです。

この、ネガティブなニュアンスのナイーブという言葉がピッタリくる青年モース。

女性に弱くて惚れっぽくて、そしてなかなかモテます。

見た目草食っぽいのに女性に対してそこそこ積極的だし、また女性の方からのお誘いも多い。
でも、ナゼか決して本命にはなれない。

女性の方から積極的に近づいてくるのでモース君に気があるのかなー?モース君もまんざらではなさそうだし、このままいい感じになっていくのかな?と思って観てたら、他に本命がちゃんといたりとか。

そこのところは青年版もおじさん版も同じです。

そして、どちらも第1話から哀しい失恋を経験します。

青年版では、捜査の過程で出会った事件関係者の奥さんが、モース君がずっと憧れていた元オペラ歌手で、どんどん思いを募らせたモース君は遂に人妻の彼女にキスをしようとまでしちゃいます。彼女もモース君に好意を持ってる様子で、一瞬モース君の思いを受け入れそうな表情になりますが、結局「ごめんなさい、主人を愛しているの」と優しく断ります。

おじさん版では、好意を持ってる教会のコーラス仲間の女性に「今、誰か思っている人がいる?」とストレートに聞いて、「ええ、いるわ」とストレートに答えられてしまいます。

で、青年モース君もモースおじさんも、それでその女性に対して冷たくなるとか態度が変わったりする事もなく、相変わらず優しく紳士的に接し続けるんですよね。
むしろ、その女性の誠実さに触れてますます好きになってしまってるんじゃないかと思うくらい。
その優しさが切なくて泣ける・・・こういうのが本物の紳士。

青年版で元オペラ歌手を演じていた女優さん、同性の私から見ても超魅力的でした。エレガントで美しくて、で、どっかで見たことあるな?って気がして。
一応ググってフローラ・モンゴメリーという女優さんと判明。で、どっかで見たことある、の「どっか」を探すべくフィルモグラフィーを見てみたのですが、どれも観た覚えのない作品ばかりで。

で、つい最近になって、大好きな「名探偵ポアロ」(デビッド・スーシェ版)シリーズを一挙に観返してたら・・・。

見つけました!
どっかで見たことあるな、の「どっか」!!

クリスティの作品の中でも特に有名な「アクロイド殺し」。
被害者である大金持ちアクロイドの姪っ子で、アクロイド叔父さんに頼って生活しているフロラ。同じ名前の役を演じてました。
青年版モースを遡ること何年かはわかりませんが、多分20代で出演したと思われる「アクロイド殺し」では、さほど印象に残リませんでした。感じのいい若くて上品な女優さんってくらいかな。品の良さは若い頃からだったんですね。もちろん美人の部類だとは思うけど、飛び抜けて美女というほどでもなく、イギリスの映画やドラマではよく見かけるタイプの美人女優という感じ。

おそらく30代になってると思われる「モース」では、本当に美しくエレガント。歳を重ねて魅力を増してくるってヨーロッパの女優さんらしいですね。


青年版モースはシーズン毎のエピソード順に放映されてたみたいなんですが、おじさん版モースは飛ばし飛ばしで放映されてるみたいです。
良く言えばマイぺース、ありていに言うと自己中なモースおじさんに、時にウンザリしたり、時にイラっと来たりしながら共に捜査を続けていく部下のルイスが「なんか急に老けた?」と思ってたらエピソードを飛ばしてたからなんですね。


この前放映されたエピソード「死はわが隣人」では、容疑者の一人の大学教授役で「青年版モース」のサーズデイ警部役・ロジャー・アラムが出てました。
サーズデイ警部大好き!刑事ドラマで良く出てくる、同僚刑事たちから陰で「おやじさん」と呼ばれてそうな、有能で懐深くて厳しいけど温かい、部下にとって頼もしいタイプ。
将来作られるドラマで自分の部下になるモースに取り調べを受けてる、ってなんか不思議な感じ。

そう言えば、モースのファーストネームエンデバーだと言うのが、このエピソードで遂にバレちゃいます。
モースの父親がキャプテン・クックを無条件に尊敬していて、そのクックが乗っていた船の名前から取ったというエピソードも語られます。日本で言えば、○○丸みたいな感じなんでしょうか。
ファーストネームを明かした後、ルイスともう一人、その場にいる女性に「なんで2人とも笑わないんだ?」と尋ねるモース。「・・・お気の毒すぎて」と答えるルイス、ナイス返しです😺



「モース」は、謎解き云々より人間ドラマとしての面白さが肝だと思います。小説もドラマも推理ものが好きな私ですが、「モース」に関してはミステリーと言うより刑事が主人公の人間ドラマとして観ています。

あと、音楽がいいです。クラシック好きなモースは家でも車の中でも大音量で聴いてます。電話がかかってきても音量を下げない。で、「何?何だって?聴こえないぞ!」と電話に向かって怒鳴ってる。いやいやいや、そりゃ聴こえるはずないでしょ、レコード(又はラジオ)の音量がああじゃ・・・って毎回ツッコんでます。
劇中使われるクラシックの選曲もそうですし、特にエンディングに流れるテーマ曲がいい。ピーピッピ、ピピピッピという音で始まるんですが、これ、モースの綴りをモールス信号にした音だそうです。モースMorseがモールス信号のモールスと同じ綴りだから、らしいです。なるほど。
ギターが紡ぐメロディが哀愁を漂わせていてとても美しくて、この曲のおかげで5割増くらい名作度が上がってると思います。

音楽の力ってほんと大事。「アンナチュラル」も米津さんの「Lemon 」のおかげでかなり割増高評価されてると思います。
(証人に過ぎない監察医が、法廷で検事ばりに最終弁論ぶって被告を挑発して自白させる展開なんてあり得ない!裁判官も弁護人も止めずに黙って聞いてるって無理がありすぎ!いくらドラマと言ってもご都合主義が過ぎます。)



私の大好きなアガサ・クリスティのドラマもそうですが、英国ミステリーはストーリーも犯人もトリックも全てわかった上でそれでも何度でも観返したくなるような独特の味わいがあります。
アメリカのミステリードラマも面白いですが、何度も観返すというのはあまりない。
10代の頃にホームズシリーズ、クリスティ作品を読みまくり、強く影響を受けて、ベースにイギリスの風俗、文化や生活への憧れがあるからなのかもしれません。


古き良きイギリスの暮らし、憧れます。
一度でいいから、数日でいいから、ガッチリ堅固に作られた古いお屋敷で、暖炉のそばに座りゆったり紅茶を飲みながらクリスティの小説を読み耽ってみたい。
でも、そういう暮らしをしたら、今以上に出不精の引きこもりになってしまいそう。

女子の新時代突入でフィギュアはどうなるのかニャ?

グランプリファイナル、女子は大方の予想通りロシアのトリプルA(アリョーナ、アンナ、アレクサンドラ)の表彰台独占となりました。
フィギュアファンは誰も驚かない結果。
私は願望込みで紀平選手の3位を予想してましたけど、そうは問屋が下ろさなかった(涙)残念。
でも、4サルコウ、転倒したけど回転は認定されましたし、何より本人が手応えを感じてたみたいなので、日本のファンにとっては収穫のあった大会なのではないでしょうか。


4回転又は3アクセル持ちの選手が1位から4位を占め、五輪女王ザギトワがまさかの6位と、女子フィギュア界の新時代突入を象徴するような結果となった今大会。
これからフィギュアファンや関係者の間でどういう声が上がってくるのか、それを受けてISUがどう動くのか動かないのか、シーズン終了後大きなルール変更等が行われるのか行われないのか。これからフィギュアはどうなっていくのかニャ?と思い巡らせていた所、驚きのニュースが!


ザギトワ、事実上の引退宣言!?


一瞬ビックリしたけど、そう言えば昨シーズンの世界選手権、実はザギトワは出たくないと言ってたらしい、と言う話もどっかで見たし、ザギちゃんの置かれてる立場を思えば気持ちはわからんでもないな、とも思ったり。

そもそも今季はあの3人に押されてザギちゃんはエテリ組の中で窓際に追いやられるだろうな、という事も多くのファンは予想がついてたと思うし。

だから、メドベのように、早目にエテリ組を卒業ししておけば良かったのに!
もし国外に出るのが嫌だったら、トゥクタミシェワと同じチームに行くって手もあったのに!

ようやくあのセカセカバタバタ感が減って、ようやく(上げ底PCS効果による勘違い表現力じゃなくて)本当の意味で表現力が出てきた所なのに!


もったいない!!


私は、ザギトワの演技が特に好きというわけではない。
あの「常にお尻を突き出してヨイショヨイショと漕ぐ」スケーティングは不細工だと前から思ってたし、ロシアの、もとい、エテリさんのイチオシというブランドのお陰で盛られまくってた調整・・・おっと、演技構成点の高さが不適当だとも思ってたけど、今季のザギトワの、特にSPの演技には、ようやく女王らしい美しさを感じ始めてたので、このタイミングでの(事実上の)引退!?宣言は本当に、本当に!!残念です。


まあ、ファンとは言っても所詮は外野でしかない私たちにはどうにも出来ない事ですが。
決めるのは本人だし。
もし、モチベーションを持てなくなったのなら、「それでも観たいから続けて欲しい」と言うのは私たちのワガママに過ぎないし。


でも、やっぱり残念です。
このまま続けてももう優勝は望めないかもしれないけど、でも選手としてザギちゃんにやれる事はもっとあると思うんですよね。優勝は無理でも表彰台ならまだまだ狙えるはずだし。

と言うのも、今私の頭の中には中国大会でのエン・カンの演技があるから。

あの演技、素晴らしかったです。
個人的に好みです。大好きです。

シニアに上がって勢いのあった頃とはまた一味違った、円熟味を増したスケーティング。

もはや4回転無しでは戦えない、と言われてる今。
繋ぎをより濃密に、より難易度を上げる方向が主流になっていってる今。
そういったフィギュア界の流れをよそに、無駄を削ぎ落としてすっきりシンプルな、それだけにより美しさが際立つワビサビ演技。
何かを達観したかのような孤高のスケーティングに私には思えました。

あの味だけは、時間と経験を経ないと出せない。

時間と経験を経ても誰にでも出せるものじゃない。


あのエン・カンの演技のような美しさを、もしかしたらザギトワなら将来出せるかもしれない。
根拠は何だと言われると困るのですが、何となくですけどそういう感じがしてます。
エン・カンだって、以前の勢いのあった頃は別にそれほど入れ込んでた選手じゃなかったので。



今回のは、あくまで事実上の引退!?宣言であって、完全な引退宣言ではないという所に微かな希望を持って。
ザギちゃんが、エン・カンやコストナー等の「時間と経験を経てからこそ出せる唯一無二の味わい」のスケートの貴さに気づいてくれる事を期待して。
そして何より、ザギちゃん自身が「もう一度競技に戻りたい!あの独特の緊張感の中で自分の演技をファンに見せたい!」という心境になってくれたら、と期待して。


ザギ、また帰って来いよー!





    ▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽






ところで、これからのフィギュアはどうなっていくのでしょうか?

何となくスケジュール的に、大きなルール変更は毎回五輪後、という感じになってますが。
次の五輪が終わるまではとりあえず現行のままで行くのでしょうか?

現行のままで行くとすれば、次の五輪まであと2年、ワリエワやアリサ・リウといった次世代の4回転ジャンパーが次々とシニア参戦し、今の「子どものジャンプ大会」「もはやフィギュアと言うよりサーカス」という声がより増してくる畏れが。
かと言って、これまでのスケジュールを変えて、例えば今季終了後に大きくルールを変更するとすれば、トゥルソワやシェルバコワといった、現行ルールに合わせて強化してきた(と思われる)選手に対してアンフェアになってしまうという側面も出てくるし。

あっちを立てればこっちが立たず、こっちを立てればあっちが立たない。
難しい所です。



私は、とりあえず次の五輪終了までベースは現行ルールを維持して、今季、来季と少しずつ変更を加えるのが現実的かな?と思っています。

具体的には、技術点と演技構成点の比率は現行のままで(ただし、演技構成点は女子も男子と同じ50点、100点満点にしてもいいかも)、1つには技術点の中のジャンプとスピン、ステップの比重を変える事、もう1つは技術点に引っ張られ過ぎている演技構成点の出方を見直す事、です。

あ、これって結構大きな変更になっちゃいますね。でも、これなら特定の選手に有利不利はあまりないような気もします。あるかな・・・?



今は、技術点の中でジャンプの占める割合が大きすぎる気がします。
SPはまだしも、FSはジャンプ7つに対してスピン3、ステップ1、コレオ1。
選手によってバラツキはありますが、女子では大体70~75%くらいをジャンプによる得点が占めています。男子はそれ以上です。これって偏りすぎてませんか?

例えばですが、ジャンプを6つに減らして、その分他を1つ増やすというのはどうでしょう?以前は女子はコレオシークエンスにスパイラルを入れる規定になってたと思いますが、今はその縛りが無くなっているので、コレオとは別にスパイラルという要素を入れるとか。
ジャンプ6、スピン3、ステップ、コレオ、スパイラルの12要素にして、尚且つ、基礎点もジャンプを全体的に少し低めに変更し、その他の要素を少しずつ高くすれば、ジャンプ偏重から多少はバランス良くなるのではないでしょうか?



試しにちょっとシミュレーションしてみます。


4回転、3アクセル無し、スピンステップ全てレベル4の想定で。

①3Lz3T   5.9+4.2       10.1
②3F                5.3
③3S                4.3
④2A                3.3
⑤フライングキャメルスピン4    3.2 
⑥ステップシークエンス4      3.9
⑦3Lz2T2Lo  5.9+1.3+1.7     9.79
⑧3F2T    5.3+1.3       7.26
⑨足替えコンビネーションスピン4  3.5
⑩3Lo               5.39    
⑪コレオシークエンス         3.0
⑫フライング足替えコンビネーションスピン4 3.5 


現行ルールでは、ジャンプ45.44、スピン10.2、ステップとコレオ6.9、合計基礎点62.54の構成。

これを、ジャンプの比重を下げた想定ルールで計算してみます。
ジャンプの基礎点を少しずつ下げて、その他の要素は約10%増し、スパイラルシークエンスはレベル4の基礎点がコレオシークエンスと同じ位という想定です。



①3Lz3T    5.7+4.1      9.8
②3S                4.2
③フライングキャメルスピン4    3.5
④2A                3.2
⑤ステップシークエンス4      4.3
⑥足替えコンビネーションスピン4  3.9
⑦3Lz2T2Lo   5.7+1.2+1.6    9.35
⑧3F3T     5.1+4.1      10.12
⑨スパイラルシークエンス4     3.5
⑩3Lo               5.28
⑪コレオシークエンス        3.5
⑫フライング足替えコンビネーションスピン4 3.9


この採点ルールだと、ジャンプ41.95、スピン11.3、ステップスパイラルコレオで11.3、合計64.55。ジャンプの比重は全体の2/3以下になります。


ジャンプを1つ減らして他の要素を加える、基礎点の比重を調整する、この2つを同時にやってしまうとあまりに大きな変更になって、選手の得意不得意によって有利不利が大きく作用してしまうかもしれないので、1シーズンに1つずつというのはどうでしょうか?
ジャンプ偏重を修整して他の要素とのバランスを取る、という方針をあらかじめ打ち出しておいて、実際のルール変更は1つずつ少しずつにしておけば、選手サイドも準備出来るので多少は公平性が保たれると思うのですが。




演技構成点に関しては、技術点に引っ張られ過ぎないよう、またジャッジの主観で左右され過ぎないよう、指針や規定をもっと明確にする。

例えば、6種類全てのジャンプをバランス良くプログラムに取り入れているか。苦手なジャンプを外して残り5種類のジャンプで構成を組んでいるプログラムの場合は、合計から5%位差し引くとか。


実際、今季、転倒や大幅なステップアウトなど、演技の流れが止まるミスが2つ以上あった場合、演技構成点で○以上の点を付けてはいけないという指針が設けられたそうです。
こういう明確な指針はとんどん増やしていいと思います。少なくともジャッジへの信頼がもっと高まるまでは。

演技構成点に関しては、ルールがどうの基準がどうの以前に、どこをどう評価して点を出しているのかをまず分かりやすく公開して透明性を高める事が先決ですが。



とにかく、出来るだけ公平公正に、出来るだけ透明に分かりやすく、ジャッジへの信頼を高める努力を積極的にやってもらいたい!




あともう1つ、トゥルソワやシェルバコワの登場によってファンの間でよく話題に上るようになったプレロテ問題。
私は全く詳しくないので、これまであまり気にしてなかったのですが、今季初めて気にして見るようになって、そう言われてみればそうなのかな?と思い始めてる所です。

一応プレロテにも規定があって、半回転以上だと減点対象らしいんですが、それを厳格に取ってると多くの選手が引っ掛かるとかで、実際にはあってないようなルールになってしまってるようです。


とは言え、このままでは不公平です。
着氷時の回転不足は年々厳しく取られるようになっているのに、離氷時はズルやり放題って、それって変でしょ。今までは見逃されていても、せいぜい4点台、5点台の事。でも、たった1本で10点前後のジャンプを複数、ズルジャンプで跳んで点を荒稼ぎしているのは、このまま見過ごすにはちょっと・・・。
時と共にフィギュアのあり方が変わるのは致し方ないですが、やはり基本は守って欲しい。
今はまだいいですけど、トゥルソワやシェルバコワがプレロテジャンプで結果を手にし続ければ、これからフィギュアを始める世代の選手たちはみんなトゥルシェルに倣え、になっていくと思う。そのうちプレロテジャンプが当たり前、スタンダードになってしまうかもしれません。

それでいいのか?



まあ、それでいいとフィギュア界が思うなら構わないですけどね。その結果がどうなろうと、それを受け止めるのはフィギュア界自身ですし。まあ、考えてみれば、不公平な事なんて今までも散々ありましたし、と言うより、不公平不公正じゃなかった事なんてありましたっけ?

後は、ファンが付いていくかどうかですよね。
もしファンが離れていって、フィギュアという競技が廃れていっても、それはフィギュア関係者の自業自得ですし。



フィギュアという競技が廃れていってテレビなどで手軽に観られなくなるのはイヤだ!とファンの一人としては強く強く思うのですが、時々「もうどうでもええわ。フィギュア関係者の好きにしたらいい」と突き放したような気分になる事もある。


ひたむきに頑張る選手の姿に感動し、観ている内にどんどんその競技の面白さにはまり。そういう人たちに支えられてスポーツが盛り上がる。
そして、その人気の上に胡座をかいて連盟や関係者は利権を貪り、選手を蔑ろにする。
先日の五輪マラソンの件も含めて、スポーツ界はそんなのばかりです。まともな連盟は存在しないんだろうか?本当にうんざりです。

それでも、「ニワカでいい」という自虐的なキャッチフレーズを掲げてまで、競技の普及のために努力している日本ラグビーのような例もある。
一方で、選手を守らずサポートもろくにせず、ファンの不満の声にもなかなか動かない団体もある。


娯楽の選択肢がどんどん増えてきてる今、そしてこれからの時代、長い目で見ればスポーツも自然淘汰されていくと思います。努力を続けている競技と、今の人気に胡座をかいていつかファンに見放される競技と。




ザギトワの活動停止の報を聞いて、改めてジュニア時代の録画を観ていたら、ファイナルの顔ぶれがザギちゃん、紀平、坂本、本田各選手、他ロシア2名の、完全に日本VSロシアのシーズンのがあって、たった数年前の事なのに隔世の感が。
日本の3人は今も現役で頑張ってますけど、ザギは活動停止、グバノワ、ツルスカヤに至っては「どんな選手だっけ?シニアで結果出した?今いずこ?」って感じで。

つくづくロシアの選手って短命だな・・・。

シンドラーがいっぱい!フィギュアGPS最終戦 NHK杯

●日本大会(NHK杯)

日本からは、男子は羽生、山本、島田、女子は紀平、山下、横井が出場。


●男子

今回、NHKは羽生選手のウォームアップの姿を結構たっぷり見せてくれましたね。ただ今ちょっとだけ減量中の私は、羽生選手に倣って一緒に身体を動かしてみました。羽生選手は軽く身体をほぐす程度に簡単そうにやってるけど、私にとってはバランス取るのが意外と難しいのもありました。片足で立ってもう一方の足を振るのとか。日頃の運動不足がたたってヨロヨロしてしまいましたニャ。

羽生ユヅール、もとい、羽生選手、今回も気迫のこもった演技でしたね。本人はこの大会に関して「緊張してた」みたいな発言してたらしいですが、全然そんな風に見えなかった。私には王者の余裕と貫禄しか感じられなかった。
ただ、言われてみれば、ですが、フリーのスタートのポーズ取ってから動き出すまでの間、足が少しグラついてたな、っていうのは思いました。でもあれは座ったポーズだったし音楽の鳴り出しがちょっと遅かったから、太ももの筋肉に負担かかってプルプルしてたのかな?とも思ったし。いや、運動不足の私じゃあるまいし、羽生選手ほどのアスリートがあの程度でプルプルするわけないか・・・。まあ、どっちにしても、スタートのポーズは足に負担がかからない立ったポーズの方がいいんじゃないかな?あえてしんどいポーズで足の筋肉を無駄に使う必要はないんじゃないかな?
「俺様にはあんなのどうって事ねえよ、お前ごときの基準で語ってんじゃねえゾ!」そうですか・・・すみませんでした、出過ぎた事を申しました・・・妄想の中の羽生ユヅールに怒られてしまいました・・・。私の妄想の中の羽生ユヅールはちょっとSな俺様キャラなので。本物の羽生選手はこういうガラの悪い発言をする事は決してないと思います。

顔が私好み❤❤❤の山本選手。昨シーズンのフリー「信長協奏曲」の影響かもしれないんですが、着物が似合いそうなお顔だと思います。特に浴衣みたいにラフに着こなす姿!見てみたい。
ショート冒頭の4サルコウー3トゥループ、綺麗でした。それだけに次の4トゥループの抜けが痛かった!ショートでこのミスをやってしまうと致命的。せめて3回転に出来ないものなのか・・・とド素人の私は考えてしまいますが、そうはいかないんでしょうね。それでもその後は気落ちする様子も見せず、落ち着いて1つ1つ、集中して演じているように見えました。
キスアンドクライでも表情は明るかった。

2人のコーチの内、髪の短い方のコーチが、山本選手の腕をつついて「フリー頑張ります」と言え、みたいな指示を山本選手にしてましたが、その指導は余計なお世話じゃないですか?選手はあなたの指導を受けてはいますが、あくまでフィギュアスケートの指導を受けているのであって、選手の口に言葉をねじ込むのはあなたの仕事じゃありません。選手はあなたの操り人形ではないし、あなたの指示を受けて芸をする猿回しの猿でもない。世界のトップレベルで戦ってる選手、一人前の大人に対して出過ぎた、失礼な振る舞いだと思います。
相手が年下、目下の人間だからと言ってこういう出しゃばった態度をとる人、嫌いです。

島田選手はショートで「気持ちよく滑りすぎて」ステップの出だしで転んでしまいました。シニア1年目の自国開催の大会で。大物やな。
フリーは「アーティスト」。この曲は、私の中では坂本選手のイメージが強いですが、島田選手にも合ってますね。

昨シーズンのメッシングに続き、新たなお気に入り選手発見!
カナダのサドフスキー。私の応援選手リスト入り決定!
スピンの回転が早くて美しく、ステップや繋ぎなどのスケーティングが伸びやかで丁寧。姿勢がいいので、大柄な割に繊細で優雅な雰囲気も醸し出せる選手だと思います。フリーは宮原選手と同じ「シンドラーのリスト+鐘」で、哀愁漂う曲の世界を全身で表現してました。演技後の表情まで曲に集中してましたね。最後の2つのジャンプがもったいなかったな。どちらかをコンビネーションに出来てたら2位だったかも。でも、見事3位表彰台。おめでとう!
エキシビジョンでゲストの川口さんが「身体の線がきれい」と評してて、そう言われてみればバレエダンサーのようなスタイルだなと思いました。
イケメンだし、左頭の髪のはね具合がキュートだし、キスアンドクライでの表情はチャーミングだし、そこでドリンクのフタをポンッと開けたり閉めたりしてる仕草も可愛い❤ローマンという名前もいい。
要するに好みなんですニャ❤❤むふふ。

今大会、男子は「シンドラーのリスト」を滑る選手が多くて、録画してる男子フリーをBGM的に流しながらスマホいじってたら、あまりに何度も「シンドラー」のメロディが流れてくるので「あれ?デッキ壊れた?」と錯覚するほど。ブラウン、シュレポフ(レオノワの旦那さんなんですね)、そしてサドフスキー。今季の流行りですか?

・・・2位のエイモズ。また泣いてるやんw




○女子

紀平選手、ちょっとミスもあったけど安定の強さですね。3アクセルの安定感、頼もしいです。
ルッツ抜きで150点を越えたという事は、ルッツを戻せば後半の2Aー2Tー2Lo 6.93点が3Lzー2Tー2Lz 9.79点に、もう1つルッツを入れるとすればフリップを1つ減らす事になるので基礎点が0.6点アップ、後半のループを前半に移してルッツを後半に持ってくれば0.7点アップ、基礎点アップに比例して加点幅も大きくなるので4点位は技術点上乗せが見込め、150点台半ばは出せます。
更に今回、回転不足やステップのレベル取りこぼしがあったので、パーフェクトな演技が出来れば160点近い得点も計算上は不可能ではない。あくまで計算上ですが。
今回の予定のジャンプ構成(4サルコウ入れた場合の)では後半の3連続が2アクセル・1オイラー・3サルコウになってましたが、基礎点低い2アクセル入れるのはもったいなくない?せっかく3アクセル2本入れてるのに。3アクセル跳べるメリットは、3アクセル自体の基礎点が高い事もあるけど、何より他の選手が5種類の3回転ジャンプと2アクセルで構成を組まなくてはいけないのが、6種類最大8本の3回転を入れられるって所じゃないのかな?
あ、それと、昨シーズンからずっと思ってた事なんですが、ループ、無理に手を上げて跳ばなくていいと思いませんか?他のジャンプは手を上げても綺麗なのですが、ループを手を上げて跳ぶとなんか不細工なジャンプになってしまってて。ループだけは何となく自力で跳んでると言うより、目に見えない糸で一瞬吊り上げられてからボトッと落とされた、みたいに見える。元々ジャンプの高さがあまりなく滞空時間が短いのに、空中で上げた手を着氷時に下ろして拡げると、腕の動きが慌ただしく見えて、成功してるのに「おっとっと」と辛うじて腕でバランス取って着氷しました風に見えて損をしてる気がします。だから、いつもループだけGOEが抑えられてるような気が。
タノ祭りで賛否両論を呼んだメドベでさえ、ループだけはタノ無しで跳んで、その結果他のジャンプにも増して高い評価を得ていたので(私もメドベのジャンプの中でループが一番好き)、紀平選手も普通に跳んだ方が美しいループになると思う。
4回転に関しては今はまだ焦らなくていいと思います。実戦で1度試しておく、という意味で、結果に拘らずファイナルでチャレンジするのならアリだとは思いますが。

横井選手、フリーの得点が予想以上だったようでメッチャ驚いてましたね。まあ、ルッツとアクセルと3連続のトゥループが抜けちゃったから無理もない。しかも2トゥループを3回跳んでしまったので最後のが0点に。これでトータル10点以上ロスした事になるので、もし予定通り跳べていたら130点台後半の得点が出ていた事になりますね。
でも驚く事はないですよ、横井選手。ノーミスならショート70、フリー140位までは出せるポテンシャルあると私は信じてますから。
演技構成点もっと貰えてもいいはずだし。

山下選手は前大会とは見違えるような演技でした。足の甲の痛み、だいぶ無くなってきたのでしょうか。
昨シーズンから継続のショート、衣装変えてましたね。昨シーズンのは肌色の部分がお爺ちゃんのモモヒキみたいな色でモサッとしてたので変えて正解・・・なんだけど、今季のは首の所がむち打ちになった時のサポーターみたいでやっぱりモサッとしてて。コーチ、衣装にもうちょっと気を遣ってあげてよ。
キャメルスピンはやや変わったポジションで独創性を出そうとしてますが、いかんせん回転が遅いのでアピールとしてはちょっと中途半端。

優勝は当然コストルナヤ。珍しく大きなジャンプミスがあって驚きました。弘法も筆の誤り、猿も木から落ちる。
それ以外はいつも通りの隙のない演技でしたが、1つだけ気になったのがフリーのコレオシークエンス。せっかく美しいスパイラルなのに、スピードがなくリンクを大きく使えていないからなのか前回も今回もコストルナヤにしてはGOEが低め。

ザギトワはショートでまさかの66.84点。後半の3フリップをコンビネーションにしてリカバリーしようとしましたが、あれ、トゥループでも良かったんじゃないかな?そうしてたらもうちょっとなんとかなったのに。でも、あくまでループに拘った所に女王、又は元女王のプライドと言うか意地を感じました。



ファイナルの切符は、大方の予想通り紀平選手&ロシアの4人。最後の1枚は僅差でテネルが勝ち取りました。


不粋は承知で順位予想。

優勝 コストルナヤ 245点
2位  トゥルソワ  240点
3位  紀平     235点
4位  シェルバコワ 234点
5位  ザギトワ   230点
6位  テネル    220点



さて、結果はどうなるのでしょうか?

楽しみです。

フィギュアGPS中国大会・ロシア大会

●中国大会

日本からは、男子は田中、女子は宮原、本田が出場。


○男子

田中選手、表彰台に上がる絶好のチャンスを逃しました。せっかく中国が自国の選手を複数表彰台に上げるために、裏で政治力使って都合のいい出場選手の組み合わせにしたのに(想像)。
これと言って強力な選手がいない中で、まずはショートで少なくとも80点は取っておきたかった。74.64点・・・厳しいスタートです。
抜けグセは今大会も健在。ショートで4Tー3Tの予定(多分)が3ー2になってしまいました。多分壁が気になったのではないかと。今までも壁ギリギリになって、回転数落としてる場面たびたびありました。
そんなにしょっちゅう壁ギリギリになるなら、ジャンプのコースを変えたらいいんじゃないのかな?と思うんですが。それほどスピード出してジャンプ跳ぶタイプじゃないので、リンクの端っこで跳ぶ必要はないんじゃないかな?
フリーでも2つ目の4サルコウが3回転に、得意の3アクセルがシングルに、と抜けジャンプ発動。後半の4トゥループはステップアウト。高得点ジャンプのミス連発が響き、3位に入ったカナダ大会から10点近く得点を落としました。それでも、前回は抜けてしまった4トゥループをとりあえず回れたのと、アクセルを失敗した後、アクセルにつける事が出来なかったコンビネーションを最後の3ルッツにつけてリカバリーした事、前回レベル2だったステップがレベル3になってた事など、頑張りは見えました。でもやっぱり、4サルコウはともかく3アクセルは決めときたかったな・・・。
これまでジャンプ構成をあまり細かく見てなかったけど、ループは入れてないんですね。苦手なのかな?カナダ大会ではザヤりを防ぐため3アクセルの代わりに跳んでて、特に苦手そうな気配はなかったけど。

優勝は金博洋。ボーヤン・ジンと表記する方が最近は優勢なのかな?私はヒロ君と呼んでます。
初優勝だったんですね。意外です。それにしても、随分大人になりましたねー。シニア1年目、2年目の頃は、いつもニコニコしてて純朴そうでちょっとひょうきんな子、という印象だったのに。
相変わらず4ルッツ、高い!!ショートではミスりましたが、フリーでは美しく決めました。
組み合わせのおかげはあっても、優勝は優勝。おめでとう!

お久しぶりのエン・カンが2位。4回転なしでも戦えるんだぞー、というお手本のような素晴らしい演技でした。3アクセルは相変わらず高くて幅があって美しい!4回転なしで、3アクセルを武器にしている紀平選手などの女子選手にもいいヒントになる演技だったと思います。
フリーでは、途中幾つかジャンプのミスがありましたが、それを除けばきわめて完成度の高いプログラム。衣装は、ショートでは白、フリーでは黒のシンプルなシャツに黒いパンツ。演技も無駄を削ぎ落としてすっきりシンプルな、まさしくワビサビの世界。それだけにより一層1つ1つの要素の質の高さ、スケーティングの美しさが引き立っていました。
とにかく美しいプログラム!女子の華やかな美しさとは一味違う美しさで、こういう演技がきちんと評価され(自国開催だからそこは元々心配する必要なかったかも)表彰台という目に見える結果に表れたのは、凄く嬉しい!多分、世界選手権にも出てくると思うので、そこでも今回のような演技をした時に、どういう点が出てどのあたりの順位に入ってくるのか、とても楽しみです。



○女子

これが初戦となる宮原選手、きっちり2位に入りました。昨シーズンも出だしは良かったけど、徐々に回転不足などで点が伸びなくなりパッとしない成績で終わってしまったので、勝負はここからですね。
ショートは中東(?)あたりのイメージのエキゾチックなプログラム。今季は紀平選手、ザギトワもそうだし、エスニックなプログラムが多いですね。途中ヒップポップ調になる所でステップをやってますが、多分カッコいいを目指したであろう振り付けが、宮原選手がやるとちょっとぎこちなくて可愛い感じになっちゃってます。
フリーは「シンドラーのリスト」。これも同じ曲を使っている選手が多くて(それも男子に多い)流行りみたいなものがあるのかしら?と思いました。これまでも怪人だらけのシーズンやラテン系だらけのシーズンなど、なぜか音楽の傾向が被るシーズンありましたしね。同じ「シンドラー」でも、宮原選手は「鐘」と組み合わせた曲を使ってて、全く同じ「鐘」との組み合わせ曲を男子のサドフスキーだったかな?が使ってますね。
気になるのは、昨シーズンの初め頃、ジャンプの滞空時間が多少長くなってたように見えてたのが、また元に戻ってしまった気がする事。それから、跳び急ぐクセがなくなってきた代わりに、軸が傾いて前傾姿勢で降りてくる事が増えた事。この場合はほぼ回転不足取られてます。

本田選手はショートは良かったのになあ。3フリップの転倒はあったものの引きずらず、スピンステップはレベル4取れてたみたいだし。昨シーズンと同じプログラムですが、衣装は変えてきてますね。色合いもデザインも凄くいいと思う。
フリーは冒頭の3フリップが2本続けてステップアウトになってしまい、その後も2アクセルが抜け、3トゥループで転倒、結局コンビネーションが1本だけになってしまい得点を大きく取り損ねました。それでもスピンステップは安定してレベル4が取れるようになってきてて、ジャンプの修整が完了すれば好調だった頃以上の高得点が取れるようになるのではないでしょうか。
そう言えば、前回のフリーで最後のスピンが0点になってたのはナゼかなあ?入りのポジションがレイバックになってなかったという事?

優勝はやっぱりシェルバコワ。
ショートの曲は映画「The Perfume」から。ミステリアスで美しい曲なので気になってググったら、香りに取りつかれて殺人を繰り返す男の話らしい。「クリミナルマインド」にも似たような話があったな。

アメリカ大会3位のトゥクタミシェワは3位、カナダ大会3位のユヨンは4位、とファイナルが遠ざかってしまいました。



●ロシア大会

日本からは、男子は宇野、友野、女子は宮原、白岩、横井ゆは菜が出場。



○男子

宇野選手にはとりあえずの付き添い的にステファン・ランビエールが付いてくれる事になったようです。表情が明るくなったみたいで良かった。
ロシア大会も中国大会同様、開催国の政治力がものを言ったかのような(想像)組合わせ。宇野選手以外はドングリの背比べで、ロシアスケ連的には「ウノに負けるのは仕方ない。だがしかーし!2位3位は我々ロシアが貰った!」って事なのかしら?まさか宇野選手が今季こんなに不調とは想定してなかったろうし。

友野選手、頑張りました。今季はステップの進化が目立ちます。4回転ジャンプに関してはひたすら練習して少しずつでも安定感が増すようにしていくしかないですが、とりあえずは3回転ジャンプの抜けミスを少なくする事とスピンを磨く事が課題ではないでしょうか。ショートの足替えシットスピンの評価は高かったのに、フリーのフライングシットスピンを取りこぼしてたのはナゼ?フライングから入った時のポジションの腰の位置が高かったから?スピンのレベルの違いがイマイチわかりません。

表彰台はロシア選手が独占。
優勝のサマリン。4ルッツー3トゥループ、確かに高くてキレイだったけど、いくらなんでもGOE盛りすぎてない?しかも、自国開催だから盛ってる!と言われないよう、前大会から盛ってましたね♪
ロシアは女子は無双だけど男子はパッとしないね、と言われ続けてきたので、ここらあたりで男子にもアメを与えてやる気を出させようというロシアスケ連の思惑でしょうか?

2位のアリエフ、3位のイグナトフ、どちらもイケメンだしいいスケーターだと思いますが、特にこれと言う個性がないのが残念。

元ジュニア・チャンピオンで、個人的に注目しているアレクセイ・クラスノジョンはシニアに上がってから全く目立たなくなってしまいました。他の男子選手があまりやらない4ループに早くから挑戦していたり、セカンドループのコンビネーションをプログラムに取り入れていたり、人とは違う事をやろう、個性を打ち出していこうという意欲が感じられ、闘志を前面に出すタイプの選手。相変わらず演技が全体的に粗く、ジャンプの安定感も今一つですが、経験を積んでくれば化ける可能性のある選手だと思います。

ナム君はファイナル進出の可能性があったのにもったいなかった。
バシリエフスはスピンが相変わらず美しい!
そして、しつこいようですが、サモーヒンのショートの曲、やっぱりあれ演歌ですよね?


○女子

宮原選手は中国大会と連戦。ショートの冒頭3ルッツが2回転になってしまい0点に。リカバリーはしましたがもったいなかった!それでも、今までの宮原選手なら他の要素できっちり得点を積み上げていってたと思うんですが、今回はスピンでいつもほどの点が取れていなかったような。例えばレイバックスピンでは多い時にはGOEほぼ+5貰えてて加点が約1.3点、基礎点と合わせて4.0点くらい稼げてたのが、今回は加点が1.0をきってました。軸が少しズレたという評価だったのかな?
ホント、わずかの差なんですよね。つくづく気の抜けないデリケートな競技なんだな、と思います。

日本選手の中で、私の今季のイチオシ、横井ゆは菜選手ですが、プログラムはショート、フリー共大いに不満、残念です。
まずショート。下品でいやらしい振り付けや表現がスッゴく嫌!悪女でもいいんですけど、最低限の品がないと。フィギュアなんで。舌をベロッとか、化粧をする振りとか、とにかく表現の仕方がありきたりで下品。前にも書きましたけど、顔芸に頼る表現が好きじゃないし。他の選手がやるならそれほど違和感ないかもですが、横井選手は顔が濃いので、ああいうベタな表現は観てて胸焼けする。
ご本人は「いやらしい演技を目指す」と言ってたそうなんで、そういう意味では成功なのかもしれませんが、とにかくこのプログラム嫌いです。
フリーは昨シーズンからの継続ですが、ステップを筆頭に昨シーズンの方が良かった。改悪です。なんでわざわざ変えたのかな?昨シーズンのは衣装も振り付けも音楽にとても合っていたし、ステップも印象的だった。今季のプログラムのステップは、ごく普通の個性のないものになってて全く印象に残らず、そのせいで後半の盛り上がり度合いが減ってしまっていると感じました。
今からでも戻して欲しい。

白岩選手は、シニアに上がってから伸び悩んでいるという印象しかないです。スピードがあってスケーティングが滑らかで、いい素養をたくさん持ってる選手だと思うんですが、それを活かしきれてないと思います。どこに原因があるのかわかりませんが、このまま終わって欲しくない。

優勝は、はいはい、もうやるまでもなくわかってました、のトゥルソワ。ここまで圧倒的で、ここまで安定して高得点を出してくると「試合やる意味ある?」とさえ思ってしまいます。もうシードでファイナルから登場でいいんじゃない?今回はロシアのAAA(アレクサンドラ、アンナ、アリョーナ)がキレイにバラけたからいいけど、来季以降3人の内2人が被りでもしたら、その大会に出た他の選手は最高でも3位にしか入れないという事になってしまって不公平なのでは?そんな事まで考えてしまいます。

メドべージェワはショート、フリー共ほぼノーミスで素晴らしい演技でした。でも、ショートの衣装は変えた方がいいとは思う。

マライア・ベルはちょっと固かったですね。ファイナルがチラついて緊張した?
それにしてもスタイルいい!フィギュア選手として理想のスタイルだと個人的に思っています。無駄な肉がついてなく、かと言って細すぎ、ガリガリではない。二の腕や太ももなど付くべき所に付くべき筋肉が程よく付いていて、身体のラインがスッキリして美しいと思います。

スイスのパガニーニ、長身を活かした伸びやかな演技とエレガントな雰囲気が印象に残る選手です。ショートで高得点を出し上位に付けるものの、フリーで順位を落とす事が多い。全体的にスピードがなく、特に後半は身体が重そうになるのでスタミナに問題があるのかな?毎回ショートが良くてフリーが伸びないのはそのせいなのかな?あと、フリップが苦手なのかプログラムに入れてないのも点が伸びない原因かな?

アゼルバイジャンのリャボワ、初めて見る選手です。体格が似てるせいか、時々リプニツカヤに見える。要注目の選手です。





ついこの間シーズンが始まった!と思ってたら、あっという間に終わってしまった!

早くファイナルの戦いが観たい!

フィギュアGPS前半戦を振り返る その3 フランス大会

●フランス大会

日本からは、男子は宇野、女子は坂本、樋口、白岩優奈が出場。


○男子

宇野選手、どうしました?ショートもフリーもズタボロじゃないですか。
巷では、やはりコーチ不在の影響が・・・とまことしやかに囁かれています。状況を客観的に見れば、結びつけられても仕方ないと思います。本人も、「やはりコーチは必要なのかな?」的な事を言ってましたし。
私も、コーチ不在の影響は少からずあるだろうな、とは思います。日本を代表する選手ですから連盟のサポートはもちろんあるでしょうが、やはりコーチがいない事で、宇野選手が演技だけに集中出来ない場面も多々あるのではないかと。想像ですけど。
ただ、それが全てかどうかはわかりません。タラレバの世界なのでなんとも言えません。
不調の原因が何なのか、メンタルの問題なのか、技術的、あるいは体調的な事なのか、誰もがぶち当たるスランプがたまたまこの時期に訪れたのか、どうすれば克服できるのか。これは宇野選手自身が答えを見つけるしかない、と思います。
今回のズタボロ演技を観て、私の頭に真っ先に浮かんだのは、コーチがどうたらより、昨シーズンかその前のシーズンあたりから気になってた「最近の宇野選手、ちょっと理屈っぽくない?」という事でした。以前の宇野選手は、インタビューに対して割とフワフワした感覚的な答えをしていた印象があります。それも言葉少なにシンプルに、そしてストレートに。それが最近は、そこはかとない町田樹臭が・・・。苦手なんですよねえ、私。理屈っぽい人。まあ、町田さんの場合はキャラとして確立しちゃってるので、今はそれほど抵抗ないですけど。
町田さんは、多分元々分析型の人なんだろうな、と思います。自分自身の事も含めて物事を理論的に分析し、その上で自分なりの哲学を構築し、それを独自の言葉で語るので理屈っぽく聞こえるけど、本人は自分の考えを整然と淡々と伝えているだけなのかもしれません。
宇野選手はそういうタイプじゃないと思います。元々理屈で考えるより、感覚で全ての物事を捉える人なんじゃないかな?以前の宇野選手のコメントを聞いていてそう思ってました。それがここのところ無駄に口数が多く、もったいつけた言い方や回りくどい表現が目立ってきたような気がします。「まあ、皆さんも薄々気づいてらっしゃると思いますけど、それについては今はコメントは控えておきます」って、だったら最初から何も言わなきゃいいじゃん。そういう思わせぶりな事は言わなくていいよ。
人はそれぞれ持って生まれたキャラクターがあるし、向き不向きがある。自分の経験から言っても、自分の性格に合わない事を無理にしようとしても上手くいかないんだよね。
元々感覚型の宇野選手が、頭でっかちになっていろいろ考えすぎるようになってしまった。それが心身のバランスを崩しているんじゃないか、自分を少し見失ってるんじゃないか、試合、練習、プライベート含めて散漫になってるんじゃないか、集中しなければいけない場面で集中出来なくなっているんじゃないか、というのが、私の妄想的分析です。

そう。私も分析型の人間なんですよー。苦手と言いながら、私も他人から理屈っぽいと思われてるかもしれません。なるべく出さないようにはしてるんですけどね。

でも、これも宇野選手が競技者としてもう一皮剥けるために必要な試練なのかもしれません。それか、無駄な遠回りになってしまうのか、このまま終わってしまうのか。全ては宇野選手次第。フィギュアファンとしてはただ見守るしかありません。

アメリカ大会に続いて圧倒的優勝のネイサン・チェン。
ショートはシャンソンですか。今までになかった選曲ですね。でも、シャンソンはフィギュアにはあまり合わない気がする。転調や抑揚が少ないので。以前オズモンドが使ってましたけど、女子はまだ何とか合うんだよね。男子の力強い演技には合わないと思う。踊れるネイサンを持ってしても。
あ!踊れる、で思い出した!昨シーズンの国別対抗戦のチーム演技でのネイサンのダンス、引くくらいダサダサで衝撃でした。振り付けが決まってる所じゃなくて、おそらくそれぞれ自由に踊る事になっていたであろうパートだったと思うんですが、ヒ~!酷い・・・。
プログラムでは、多分メチャクチャ難しいであろう振り付けをメチャクチャカッコよくこなしてるのに。運動神経よくても、歌やダンスのセンスはまた別なんですね。私も運動神経は割といい方だと自負してるんですが歌とかダンスは苦手なので、勝手にネイサンに親近感を覚えてしまってます。
フリーは映画「ロケットマン」から。エルトン・ジョンのメドレーですね。こっちはネイサンらしい選曲。くどいですが、振り付けられてるダンスはカッコいいんだよね。特にコレオシークエンス。ところで、あの衣装はどうなのかな?大阪のオバチャンが好きそうな柄に思える・・・。

ロシアのサマリンが2位。フリーの曲と衣装、不気味じゃないですか?背中の不気味な顔と加工したボーカルとGood Newsというタイトルで、何となくハッカー集団アノニマスを連想してしまうんですけど。とにかく不気味。
高くてダイナミックな4回転ジャンプとレベル4のスピンステップで点を稼いでいるけど、演技全体はまだまだ粗い、というトゥルソワタイプのスケーターですね。伸び代メチャクチャありそうです。

3位は地元フランス、涙腺がメッチャ弱いエイモズ。独創的な動きが印象に残るスケーターです。エキシビジョン観てるみたい。4トゥループー3トゥループの回転が早くてキレが良くて、3アクセルは高い!ジャンプ構成はサマリンに比べるとだいぶ落ちるのに、フリーの得点は上回りました。ジャンプの前、技と技との間の様々な工夫が、ただ「繋ぎ、いろいろやってますよ」的なものではなく、音楽に合った動きになっていて効果的なアクセントになっていると思います。最初から最後まで飽きさせない構成になってますね。
・・・それにしても泣きすぎやろ。

日本人の両親を持つ、シニアデビューの樋渡知樹が5位。回転が逆なので、観ててなんか不思議。バレエジャンプ、ダイナミックで柔らかいですね。ブラウン、メッシングと合わせて3大バレエジャンパーと認定します。この選手もエイモズのように独創性がある選手。男子にしては珍しくビールマンをやる選手でもあります。
アメリカ男子って言っても、ネイサン、ジョウ、樋渡・・・結局アジア系が主流なのね。やっぱりフィギュアはアジア人向きなのかな?

おっと、忘れちゃいけない、イスラエルのミッチーことサモーヒン。ショートの曲は何あれ?演歌ですか?久々の演技後キザポーズ。待ってました!ありがとうございます。




○女子

坂本選手はアメリカ大会に続き4位。アメリカ大会はショートで好発進、フリーで順位を落とすという展開でしたが、今回は逆。ショートでは、2アクセル転倒という珍しいミス、3ループも着地が乱れました。氷の状態が良くなかった、水溜まりがあったという話もあり、録画を見直すと確かに2アクセルの着地あたりがちょうど水溜まりになってるように見えます。フランス大会は以前にも水溜まりリンク、競技中に会場内を鳥が飛ぶ、という事があり、慢性的に管理が雑なのかもしれませんね。他の選手も同じ条件で滑ってるので言い訳にはなりませんが、ケガでもしたらたまらないので、リンクの整備はちゃんとやってほしい。
フリーはノーミス、と思いきや回転不足を取られて点が伸びませんでした。回転不足・・・かなあ?厳しいなあ。
アメリカ大会の抜け連発に比べればいい内容だったのかもしれませんが、全体的にアメリカ大会よりスピードとキレがないな、と感じました。ショートの、音楽に合わせてピシッと決めるポーズの決め方が甘かったし、フリーのコレオの所の迫力がアメリカ大会に比べてイマイチだった。慎重になってたのかな?

シェルバコワ、トゥルソワに続いてコストルナヤが優勝。やはり史上最強の3人ですね。大技の4回転は別として、大きなミスがほとんどない。隙がない。
今大会はジャッジが厳しいと言われてて、コストルナヤもショートの3アクセルで回転不足を取られました。でも、スローで何度見返しても足りてるように見える。むしろ、取られなかったフリーの1本目の方が足りてないと思う。離氷の瞬間から着氷の瞬間までの靴の角度を比べたら、ショートは3と1/4回転ちょいで、フリーの方がそれより更に1/4回転少なく回ってるように見えるんだけどな。足だけじゃなく腰の向きとかも見てるのかな?解説の荒川さんも、ショートの3アクセルを「確実に回りきって降りてきた」と断言してたのに。ショートのを取るならフリーのも取らないとおかしいし、フリーのを取らないならショートのは取るべきじゃない。

厳しくてもいいんだけど、基準は揃えて欲しいよね。取ったり見逃したり、バラつきが酷い。まあ、わざとバラつかせてる(?)のかもしれませんが。一般にはそれを不正操作と言うんですよ、スケ連の皆様。フィギュアに関してはもうずっと常態化しているので、感覚が麻痺してるのかもしれません。ファンもなかば諦めてる所がありますしね。私もいつの間にか慣らされてしまっていて、疑わしく思えるジャッジがあっても「この程度なら許容範囲かな?」と流してしまいがちになってました。何せこっちは素人だし、スポーツ界には「審判は絶対」という不文律があるし、いろんな意見や見方があるので「適正なジャッジだ」と言われれば、いや、違う!と言い張れない。しぶしぶ納得して、でもモヤモヤが残る。
フィギュアもそろそろ機械判定を取り入れてもいい、と言うより入れないといけないと思う。こんな事をいつまでもやってると、その内本当にファンが離れて衰退していくと思う。

コストルナヤのショートは昨シーズンからの継続。フリーは映画「トワイライト」の曲。と言っても、この映画は観たことないのでバンパイアの高校生のラブストーリーだっけ?くらいしか知りません。今回使ってるのは続編の方のかな?
初めて観たときは、これまでのコストルナヤのプログラムとはちょっと違って新鮮に感じたんですが、見慣れてくると後半のアップテンポになる所の振り付けが、媚びてる感じで段々鬱陶しくなってきました。私の中では、コストルナヤはクールビューティのイメージなので、首を傾げて上目遣い、とか小悪魔的笑顔の顔芸とかは「要らん」と思ってしまいます。そういうのは、ザギ、メドあたりの「表現力がウリ」という事に一応なっている選手にやらせておけ!って、なんか最近口が悪くなってきたな、毒づくクセがついてきたな・・・。
顔を作るのも表現の内だとは思うんですけど。その方が選手自身も気持ちが入りやすいだろうな、というのもわかるんですけど。
でも、目力や顔芸ばかり先行しているのは、私は認めたくないです。あくまで顔は身体の一部であって、顔芸に頼らず全身で表現する選手の方が好き。

ザギトワは、フリーの3ルッツで珍しくミス。演技自体は、昨シーズンまでのせかせかバタバタ感が減り落ち着いて観られるようになってきましたが、ジャンプや体勢変える時のヨッコラショ感は相変わらず。あの、常にお尻をつきだしてヨイショヨイショと漕ぐクセはもう直らないのかな?
ショートもフリーもいい選曲だと思います。特にフリーは、衣装やメイク、振り付け含めて上手く音楽と調和出来てる。昨シーズンの「カルメン音頭」と違って、このプログラムなら調整て・・・もとい、演技構成点が出るのはある程度納得。
そのお高い演技構成点を持ってしても、フリーの得点が141点台とは、本当にこの大会はジャッジが厳しかったんですね。もしかしたら、今までが高すぎで、これが本来妥当な得点なのかもしれません。
これまでも、メドべやザギトワに高い演技構成点が出る事に疑問はありました。「どこがそんなに評価されてるんだろう?」って。ジャンプの前後や繋ぎで難しい事をやってるから、っていうのは理解できます。でも、繋ぎはあくまで5コンポーネンツの内の1つに過ぎない。アピール力、自己演出力がある、というのもある程度納得できます。選曲や振り付けなど、ロシアの選手は全般的に見せ方が上手いとは思います。でも、他の選手もその辺の工夫をどんどんするようになってきて、差は縮まってきてると思うし、所作の美しさ、スケーティングの滑らかさなどに至っては、宮原選手やテネルの方が上だと思う。
それでもメドベ、ザギに高い演技構成点が出る事に対しては「基準はわからないけど、今のルール上ではこういう評価になるんだろうな、ジャッジと言えども人間だし、先入観に左右される部分もあるだろうし、実績がある選手だと高めにつけてしまうんだろうな」とずっと自分を納得させてました。
でも、やっぱり変。納得いかない。
特に今回、コストルナヤとザギトワが同じ土俵で戦った事で不満、不信感はピークに達しました。
5コンポーネンツ、全てにおいてコストルナヤが上じゃない?しかも、フリーではコスはより難易度高いジャンプ構成でノーミス、ザギは大きなジャンプミスあり、でしたよ!?ザギトワが上回ってるのは経験と実績だけでしょ。

本当に本当に、そろそろ演技構成点の不透明性を何とかしてほしい。

ベルはジャンプの安定感が増してきて、スケーティングや身体の動かし方が滑らかに、美しくなってきましたね。テネル共々昨シーズンの後半から一気に覚醒してきた感じがします。ネイサンが王者になり、アリサ・リウという驚異のジュニアが出てきたり、と、アメリカのフィギュア界が再び盛り上がってきてる兆候の1つなのかもしれません。

日本女子のあと2人、樋口選手、白岩選手については今回は触れないでおきたいと思います。ただでさえ日本女子に対して悲観的になってる私のメンタルが持ちそうにありません。

フィギュアGPS前半戦を振り返る その2 カナダ大会

●カナダ大会

日本からは、男子は羽生、田中刑事、女子は紀平、本田真凛が出場。



○男子

羽生選手、気合い入ってますねー。昨シーズンの「自分のために滑る」というのとはテンションが全く違います。
昨シーズンの羽生選手は、慢心とも燃え尽き症候群とも違うけど、闘争心、競争心といったものがちょっと欠如してたかもしれませんね。本人は「試合へのモチベーションが持てなかった」という言い方をしてました。
五輪連覇という目標に向かって4年間あらゆる準備、努力を積み重ねてきて、そしてその努力が実って偉業を成し遂げて一つの区切りがついた、猛追してくる若きライバル、宇野選手やネイサン・チェン選手も及ばなかった、そうした状況で達成感と共に無意識の「心の隙」みたいなものがあったのかもしれないな、と今にしてみれば思います。
前にも触れましたが、フリーでチャレンジした4トゥループー3アクセルのシークエンス、得点という観点から見ると全く不合理ですよね。単独でも難しいジャンプをより難しく跳んで、基礎点が8割になる。割に合わないです。でも、割に合わない事をあえてやろうとした。点数を稼ぐためでなく、あくまで自分への挑戦として取り入れた、という事なのかな。私の知る限り、より難しい事をやってる割に点にならないですよねって所をツッコんでくれたメディアがなかったので、実際羽生選手がどういう思いだったのかよくわからないのですが。
世界選手権では、ショートで大きなミスがあり、一番のライバル、ネイサン・チェン選手と12点もの差がついてしまった。一転、フリーではガッツポーズが出るほど会心の出来。トータルで300点越え。ネイサンのシーズンベストを考えると、逆転優勝の可能性は決して低くなかった。むしろ、私も含め日本の多くのファンは「行ける!」と思ったのではないでしょうか。
ところが、ネイサンは強かった。技術面だけでなくメンタルでも。羽生選手の素晴らしい演技後の熱気冷めやらない空気の中でも落ち着き払ってた。相当自信があったんじゃないかな?
羽生選手も、1年でネイサンがここまで安定した演技で迫ってくるようになるとは、正直想定してなかったんじゃないでしょうか。慢心ではないけど油断はやはりあったと思います。ネイサンがここまで追いついてきて際どい戦いになると想定していたら、今シーズンあの割に合わないシークエンスをプログラムに取り入れる事はなかったと思います。世界選手権でガッツポーズが出るほどの演技をもってしても勝てなかった。多分ですが、逆転優勝出来なくてもフリーだけでも勝ちたかった、勝つつもりだった。それなのにフリーでも10点差をつけられて負けた。これはおそらく羽生選手にとってかなりの衝撃だったと思います。ビンタ張られたくらいの衝撃だったんじゃないかな。一気に目が覚めたと思います。
「自分のために」作り上げたプログラムと、おそらく打倒ユヅールを掲げて作り上げたであろう「勝ちにいく」プログラムとの戦いで、よく言われるように「より勝ちたいと思った方が勝つ」という理論通りの結果になったという事ですね。もっと言うなら、五輪で勝敗がついて、連覇した羽生選手が「今季は(勝ち負けよりも)自分のために滑りたい」という心境になり、不本意な結果に終わったネイサンが逆襲の決意に燃えた(想像)瞬間から、昨シーズンは勝負あった、のかもしれません。
ネイサンに完敗した事で、再び火がついた羽生選手の今季は、昨シーズンのネイサンをはるかに凌駕する、ガツガツと勝ちにいくシーズンになると思います。既になってますが、まだまだこんなもんじゃない。まずは確実にファイナルに進んで、ファイナルでネイサンをボコって(出典:リーチマイケル)、世界選手権で完膚なきまでにボコボコにしたる!と、私の妄想の中の羽生ユヅールが申しております。聞いてるか?ネイサン!!
ショートもフリーも昨シーズンからの継続。これだけでも羽生選手の昨シーズンの不完全燃焼の度合いがわかりますね。
同じプログラムなのに昨シーズンとはキレ具合が全く違う。特にステップ!違って見えるのは、振り付けが少し変わってるせいだけではないと思います。
ジャンプでも新しい技や仕掛けを色々と入れてきましたね。ツイズルからの3アクセル降りてすぐツイズルとか、4トゥループ・1オイラー・3フリップとか(偶然なのかどうかネイサンも同じ3連続やってますね、ここでも既に火花バチバチ)。

余談ですが私はオイラーが好きじゃない。初めて見たとき「ステップアウトを誤魔化した!」と思いました。実際、昨シーズン、紀平選手が3ルッツをステップアウトした時に、咄嗟に2サルコウつけてミスをカバーした場面ありましたもんね。
ちなみに、オイラー挟む3連続の最後のジャンプ、今のところサルコウかフリップになってますけどルッツでも可能なんですかね?ルッツはアウトサイドのエッジを使って踏み切るので、左回転して降りてきてアウトエッジで跳び上がろうとすると、2つ目までのジャンプの勢いを殺してしまうような気がする、素人の想像だけど。実際どうなるのかわからないので、誰かチャレンジしてみてくれないかな?勢いを殺すかどうか以前に、そもそも技術的に無理なのかな?

田中刑事選手は久々の表彰台。この前も確か羽生選手とワンスリーフィニッシュでしたよね。あの時は競技が終わってから表彰式まで、羽生選手が異様にハイテンションで田中選手とずーっと喋ってた、と言うより羽生選手がずーっと一方的に喋りかけてた印象。同い年の田中選手と一緒に表彰台に上がれるのが嬉しくてしょうがないのかな?メッチャはしゃいでるな、と思った記憶があります。むしろ田中選手本人より田中選手の表彰台を喜んでた感じ。
田中選手は本来ならもっと表彰台に乗っててもおかしくないポテンシャルを持ってる選手。ですが、ジャンプミスが多くて、それも抜けるミスが多くて、ショートとフリーをなかなか揃えられない。ショートが良かった時はフリーで崩れ、ショートで出遅れた時はフリーで幾らか巻き返すもののやっぱり抜けがあって・・・というイメージが強いです。
フリーは「シャーロック・ホームズ」。今ちょうどTVで日英米のシャーロックのドラマをやってて全部観てるので、個人的にタイムリーです。オーストラリアのブレンダン・ケリーも同じくフリーで使ってますね。
紹介Vで「刑事が演じる名探偵」って言ってて、あ!そう言えばそうだ!と気づきました。我ながら鈍いな。

アメリカのプルキネンはショート2位。フリーでパーソナルベストを出したものの、ジャンプミスが響いてそれほど点が伸びず表彰台を逃しました。でも、本人は満足してたみたい。まだまだこれからの選手ですからね。
ジュニア時代から見てた選手ですが、今のところ私にとっては「顔が濃いな」以外特に印象はありません。羽生選手がプルキネンの事を「パワフルでうらやましい」と言ったそうなんですが、リップサービス?最初、名前を聞いてロシアか北欧の選手だと思い込んでいたんですが、アメリカの選手だったんですね。

準優勝はカナダのナム・ニューエン。初の表彰台かと思ったら2度目なんですね。強いイメージが全くなかったので驚きです。まあ、今回は羽生選手以外特に強い選手がいなかったのでラッキーだったね、って思ってたら、ジュニア時代宇野選手やネイサンを抑えて優勝した事もあるんですね。知りませんでした。

出場選手中、世界ランキングでは羽生選手に次ぐ実力者のイタリアのマッテオ・リッツォ。顔ぶれ的に表彰台に上がる絶好のチャンスだったのに、ショートでアクセル以外のジャンプがステップアウトと転倒、でどちらもコンビネーションに出来ず、大きく出遅れてしまいました。フリーでは冒頭の4ループがトリプルになったり(最初から4回転を回避して、あえてトリプルにしたのかも)、後半の3アクセルがステップアウトになったり、と思った通りの演技ではなかったものの何とか纏めました。最後のジャンプ、3ルッツは、あまりにも軽々と跳んだので一瞬ダブル?と錯覚してしまいました。それくらい軽やかで無駄な力が入ってない綺麗なジャンプでした。
ジャンプもスピンも回転が早くて綺麗なので、ミスなく決めれば加点が大きく付きそうな選手です。


今大会の男子は、全般的にイケメン度高めでしたね❤❤❤

日本の2人はもちろん、カナダのサドフスキーとナドー、ラトビアのバシリエフス、前出のリッツォ、タイプじゃないけどプルキネンとケリーもイケメンには違いない。ドイツのフェンツはパッと見イカツくて男臭さムンムンだけど、あれ?よくよく見ると甘いマスク?無精髭剃ったらなかなかの美青年では?マレーシアのジージエ・イーがスッキリ醤油顔?のアジアンビューティなら、ロシアのラズキンは塩顔?イケメンかな?ナム君はイケメンではないかもですが、愛嬌があって笑顔が可愛い。

ヌフフ、目の保養、目の保養❤❤❤❤❤



○女子

今季はここまで、ジュニアグランプリシリーズからずっと日本女子の低調ぶりばかりが目立ってました。
紀平選手も、ジャパンオープンで3アクセル2本とも成功したのに145点出てなかったので、この悪い流れに乗ってしまうのじゃないかと不安に思ってました。

でも、そこはさすが昨シーズンのグランプリファイナル金メダリスト。
万全でなくとも、今出来るベストの演技をショートとフリー揃えてきました。今季の紀平選手の3アクセルは安定感が凄い!たった1年でこの進化。修正能力、調整能力が高い。
昨シーズンは、ショートの3アクセルの成功率が低く、フリーは3アクセルを成功させても他のジャンプ(特に3ループ)の質が今一つで加点が小さくなってしまったり、フライングシットスピンのレベルが時々3になったり、完璧とは言えない内容でした。
今季は、そのシットスピンをキャメルスピンに変えています。フライングシットスピンより基礎点も高いし一石二鳥の戦略ですね。昨シーズンも「なんであえてシットスピンなのかな?キャメルスピンはもっと苦手なのかな?」と思ってました。
今大会はほぼほぼパーフェクトと言っていいのではないでしょうか。スピンステップは全てレベル4だったようですし。フリーで3アクセルの失敗がありましたが、これは致し方ない。トゥルソワの4サルコウ同様、リスクを背負ってチャレンジしている大技ですから。同じミスでも抜けではなかったのでそこが良かった。あの抜けジャンプって、転倒以上に観ててダメージ食らいます。
これで、足の具合が回復し、ルッツを跳べるようになったら昨シーズン以上の点が出ると思います。4サルコウについては、必ずしも無理してまで今季中に試合で跳べるようにならなくてもいいと思います。ルッツさえ戻ればザギトワには勝てる。ただ、あの3人に勝つのは厳しいですね。3アクセルを計3本と、紀平選手と同じ武器を持つコストルナヤが、フリーでは160点近い得点を出しているので、4回転ジャンパー2人だけでなくコストルナヤに勝つのも難しい。4サルコウを入れられるようになるまでは、最低でもあの3人に次ぐ4位か、それ以上の順位にキッチリつけるという考え方でいいと思います。

本田選手のショートは昨シーズンと同じ「セブン・ネイション・アーミー」。男子の誰かもこの曲使ってたな。誰だったっけ?3トゥループの回転不足を取られ、3フリップが2回転になってしまいましたが、昨シーズンまでのボロボロ状態を思うとだいぶ復調してきた気がします。スピンは全てレベル4が取れてたので後はジャンプですね。修整に2年かかると言われてるので、今季後半か来季には復活の滑りが見られるのでしょうか?フリーも笑顔で終われて良かったです。

優勝は、やはり怪物トゥルソワでしたねー。
4回転が凄いのはもちろんですが、ロシアのジュニア上がりの3人が一番凄いのはメンタルの強さだと思います。
シニア1年目だから、ルーキーだから、若いからという甘えもなく、変な気負いもなく、きちんと自分のやるべき事、出来る事を自信を持ってやっている感じです。それだけ練習し努力を積み重ねてきているからこそでしょう。

「天才」で片付けちゃいけないんですよ、ちゃんと努力してるからこその強さなんですよ、坂本選手。
しつこいようですが、坂本選手の「自分を甘やかしている部分があった、練習不足が出た」というコメントには本当に本当にガッカリしました。昨シーズンのフリー「ピアノ・レッスン」を見てトリハダ立ってから一番好きな選手になってただけに、余計にガッカリしました。ついでに言うと、全日本女王になってから欲が出てきたみたいで、欲を出す事自体は悪くないんですが、それが変な気負い、変な自意識に繋がっていて、全日本優勝以前の勝負強さがちょっと減ってしまった気がします。
欲が出てくるくらい全日本女王としてのプライドがあるなら、間違っても「練習不足が出た」なんて情けないコメントはしないで下さい。ロシアのジュニア上がりの3人の方がよほどしっかりした冷静な発言をしている。もっと志を高く持って欲しい、緊張感を持って欲しい。
坂本選手はもっともっと出来る選手のはずです。もっと上に行ける選手のはずです。

3位に入ったのは、トゥルソワと同じくシニアデビューのユ・ヨン。この夏から紀平選手と同じ濱田コーチについているそうで、ショートでは3アクセルを成功させ、あと少しで80点という高得点。3アクセルだけでなく、他のジャンプもスピンステップも質が高い。ただ、3アクセルの助走がちょっと長いかな?

開幕戦アメリカ大会で2位に入り、初のファイナル進出がかかっていたテネルは4位。他の選手の結果待ちですが、ちょっと厳しいですね。ショートのコンビネーションの回転不足とフリー後半の3フリップのミスが痛かった。
昨シーズン途中、3ルッツー3ループへの拘りを捨てたあたりからジャンプの安定感が増し、元々武器だった美しいスケーティングやスピンに更に磨きがかかった感じで、今季もシーズンが進むにつれ、プログラムの完成度をよりいっそう高めて高得点を叩きだしてきそうです。

日本女子の前に立ちはだかるのは、ロシア勢だけではない。

女子フィギュア界を席巻するロシア勢の中で、一人苦しい戦いを続けているメドベージェワは5位。
実は私、昨シーズンの世界選手権でメドベージェワが嫌いになりました。
理由は2つあって、1つは、紀平選手に僅差で上回って表彰台に滑り込んだのが、何となく出来レースっぽくてうさんくさかったから。まあ、そこはメドベージェワのせいではなく、私の勝手な想像では、おそらくロシアスケ連の政治力のなせる技だとは思うのですが。あの怪しげなルッツにあんな点つく?おかしいでしょ。
前にも書きましたが、昨シーズンの世界選手権は、今季ロシア代表がジュニア上がりの3人になる事を見越した「エフゲニア、アリーナ、今までごくろうさま」大会だったと私は思っています。「来年はあのジュニアの子たちが椅子に座る事になってるから、世界選手権は今年で最後ね。今年は揃って表彰台に乗せてあげるから、最後の花道作ってあげるから、機嫌よく円満に穏便に退いてね」っていう暗黙のメッセージ。
もう1つは、フリーの演技後のガッツポーズした時の表情が下品で挑戦的で感じ悪かった事。ガッツポーズはいいんです。挑戦的でもいいんです。シーズン中思い通りに滑れなくて苦しんで苦しんで、そこから調子を上げてのあの演技だったので、気持ちとしてはわかります。ただ、あの表情がとにかく下品で感じ悪くて不快だった。
まあ、悪口はこのくらいにして。
ショートのあの衣装は何?ところどころヒラヒラしたのがくっついていて、それが魚の尾びれや背びれに見えるんですけど。一方のフリーの衣装は素敵でしたね。美しい。色合いも美しいし、着物のデザインをうまく取り入れてる。今のところ、全選手の中で今季の衣装ナンバー1です。2位は紀平選手のショートの衣装。
演技の内容も、衣装の出来不出来に比例したものでした。ショート、あれだけジャンプが酷くてなんで演技構成点34.14点もつくの?そろそろ、過去の実績上げ底点の賞味期限は切れる頃では?


国際スケ連の偉い人たちにお願いしたい。
演技構成点、具体的にどこをどう評価して点をつけてるのか、そろそろ明確に示してくれないかな?
それか、もういっそのこと、調整点とか政治点とかソンタク点とか、名称を分かりやすくするとか?