日本 セネガル戦 またまた「期待してなくてゴメンナサイ」って、またまた言わせてくれてありがとう!😺
いよいよセネガル戦始まります。ドキドキ。
期待してない、と言いながらこんなにドキドキ。やっぱり心のどっかで欲張ってるんでしょうね。
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試合終了!
2ー2の引き分け。
勝てた試合でした。
惜しかった。
日本の試合というのを抜きにしても、面白い試合でしたね。
前半少し消極的に見えたコロンビア戦。それに比べて、セネガル戦は前後半通して強気に攻め続け、なおかつ落ち着いていた。しかも「引き分けでもいいや」なんて空気は露ほどもなく、最後まで勝ちに行っていた。
これまで見た日本代表の試合では、気持ちが守りに入った時は必ず負けてた印象。今日の試合も引き分け狙いだったら多分負けてたと思う。根性論というのではなく、気持ちって本当に大切なんだと思いました。
事前の私の予想は、良くて引き分け、多分、負ける確率の方が高い、でした。
コロンビア戦に続き「期待してなくてゴメンナサイ」。
そして、コロンビア戦に続き、予想を裏切ってくれてありがとう!
前半
立ち上がり。
セネガル、積極的にガンガン来ましたね。日本も、セネガルのこういう入り方はおそらく可能性の一つとして想定していただろうとは思いますが、想定以上の積極性と想定以上のセネガル選手の身体能力に対応しきれてない感じがしました。
ヤバい!
開始早々点を取られて、動揺している内に追加点取られて、後半ようやく立て直して攻めに転じるも決定力不足で完封負け、のパターン?
過去にこういう展開の試合何度も見た覚えが・・・
アカン。
この、ネガティブな想像なら際限なく出てくる私の体質。我ながら、何とかならないの?
「まずは相手の出方を見て・・・」と様子見して、集中しきれてなかった所を日本につかれた感のあるコロンビア。セネガルは、そのコロンビア戦を分析して、いきなりトップギアで試合に入ったと思われます(多分)。
「まずは慎重に」と、相手の出方を見ている間に一気に攻められて、慌ててバタついてそこをつかれて点を取られる。これ、どちらかと言うとこれまでの日本代表の専売特許だった気が・・・。
今の日本代表にはそういうユルさが見られません。頼もしいです。
⚽10分54秒
セネガル22番のセンタリングを原口がヘディングでクリア、が小さく、近くで構えていたセネガル12番の足元にボールが流れ、そのままシュートを打たれる。
川島がパンチングではじいたボールが目の前に詰めていたマネの足に当たりゴール😱😱😱
ある意味オウンゴールだと思います。
原口選手のクリアミスを指摘する声もあるみたいですが、私はあれはしょうがないと思いました。
でも、川島選手のはあり得ない。素人みたいなミス。海外では酷評されてるらしいですね。反対に日本国内では比較的擁護する声が多い。なんか違和感。
普段辛辣なラモスさんでさえ「キャッチ出来なかったのかな?アンラッキーですね」えー?アンラッキー?そうですか?
これに関しては海外の論調の方が率直で正論な気がします。日本の解説者はなんで川島選手にそんなに遠慮してるの?何かそういう縛りがあるの?
やっぱりあれはどこからどう見ても、特にプロならあり得ないミスだと思います。過剰に叩くのは違うけど、遠慮するのもなんか違う。ミスはミスなんだからありのまま普通に指摘していいと思うけど。本人も認めてるし。変に庇う方がかえって川島選手に失礼な気がします。
⚽25分
クリアされたボールを取り合って、柴崎とニヤンのバトル。
ニヤンは柴崎選手のユニフォームを掴み、柴崎選手はニヤンの腕を固める。互いに掴み合ったままボールを追いかける、このシーン好きです。
ニヤンの方が一回り体が大きいのに、負けてない柴崎選手。強い!
最後は、柴崎選手が柔道の技をかけてニヤンを転がしたみたいに見えたww
淡々と涼しい顔でこういう力強いプレーをするのが、柴崎選手の好きな所の一つです。
⚽31分
日本陣内での攻防で酒井宏樹とマネが絡まって倒れる。
これ、マネの過剰演技、こういうのシミュレーションにはならないの?
そう言えば、今大会ほとんどシミュレーション取らない印象。しばらくサッカーの試合見てなかったのでわからないんだけど、シミュレーションあまり取らないのが最近の傾向なんですか?
ポルトガルの試合で、主審がPK判定した後でVARで覆ったクリスティアーノ・ロナウドの転倒なんか、完全にシミュレーションものだと思ったんだけど。主審も自分が完璧に騙された手前、取りにくかったのかな?
⚽33分20秒
柴崎からのロングパスを長友がトラップで収め(実はミスだったらしいけど)、ポジションを入れ代わる形で乾に渡す。乾が右足でシュート、外から少し巻く感じでゴール右隅に決まる!
コロンビア戦でも、同じような位置から同じように外から巻いて来るシュート打ってましたね。乾選手の得意なシュートらしいですね。コロンビア戦ではキーパーに弾かれてしまいましたが。
しかも、今回は目の前にセネガルDFが3人立ちふさがっていて、その間を通すような絶妙なコースで決めました。素晴らしい!技術もそうだけど、こんな大舞台でこんなシュートを打てる、その自信、思いきりが凄い。
⚽38分34秒
セネガルの攻撃。縦パスを受けたニヤンがスピードに乗って吉田を交わしてシュート、前に出た川島が防ぐ。
ここは川島選手、守りました。解説者はループで頭の上越されたら危なかったと言ってましたが。いいんです、結果オーライです。
⚽44分26秒
ここ、私の中でこの試合のクライマックスです!
美しい、気持ちいい、そして息が合ってカッコいいオフサイド・トラップでした!
読んだことないのでわからないのですが、「キャプテン翼」にこういう場面が出てくるらしいですね。
日本のゴールシーンよりも多く、ここのシーンを繰り返し見てますっ!
リプレイ映像の最後、「やったった!」って感じにニヤリと笑う吉田選手の悪ぅ~い顔が好き❤❤❤
後半
⚽3分56秒
長友からのロングボールを原口が頭で繋ぎ、大迫がヘディングでシュート。
これはフワッと上がりキーパーが難なくキャッチ。
⚽5分54秒
セネガルのシュート!は大きくゴール上に外れる。
観客席に飛び込んだボールを日本人サポーター、いや、12人目の日本代表がヘディングでクリアww
見事なヘディングでしたけど、上半身ハダカはまずいでしょう。イエローカード出ちゃいますよ😺
⚽9分
ニヤンの肘打ちで長谷部が流血😱鼻血が止まらない・・・
⚽12分
ニヤン、またしても日本選手の顔面を攻撃。今度は昌子の顔面をビンタしてイエローカード。
あきまへん、アカン、ニヤン。
⚽14分57秒
柴崎からワンタッチでクロス、大迫がゴール前に飛び込むも空振り。
あー!これは、ちょっとでもいいから触って欲しかったなー!
⚽17分
柴崎からロングパス、ゴールラインを割りそうになったボールを酒井宏樹がぎりぎりスライディングで折り返し、大迫がセネガルDFに囲まれながらも拾い香川にパス、香川どフリーで受けるもすぐにシュートが打てず、DFに寄せられ大迫に戻す。大迫シュートもゴール上に外す。
香川選手、ゴール真正面でどフリー、とりあえず打てなかったのかな?ミートしなかったとしてもとりあえず打ってみれば良かったのに。ま、でもとりあえず打ってみてはずしたらはずしたで「ヘタクソ!」って文句言ってたかもしれませんが。
⚽18分57秒
大迫のヒールパスから乾のシュート!
ポストに当たって外れる。
あー!惜しい!!もうちょい!
ポストに嫌われる時って勝てない、ってジンクスがあったような・・・
アルゼンチンの試合でもそういうのありませんでした?
⚽22分
セネガルのFWサールを乾が手を出して倒し、イエローカードを貰う。
セネガルのセットプレー。FKではなく意表をついたトリックプレー、も柴崎が読んでカット。
さすが柴崎選手❤頭いい!
⚽25分24秒
セネガル、ワゲのシュートが決まり、またしても1点を追う展開に。
これはセネガルが上手かったかな?
⚽26分
香川に代えて本田投入。
⚽29分10秒
日本のコーナーキック。
キッカーは本田。吉田の足に当たって跳ね返った所を大迫がシュート!セネガル選手の足に当たって逸れる。
これもしょうがない。大迫選手はワンタッチでちゃんと枠内に打ってました。防いだセネガルがエライ。
⚽29分
原口に代えて岡崎。
⚽32分31秒
セネガルキーパーのロングボールを昌子がカット、前線に縦パスを送る。岡崎から大迫に渡り、大迫が上げたクロスにヘディングで合わせようとした岡崎とセネガルキーパーが競って両者倒れる。
流れたボールを乾が折り返し、待ち受けていた本田がシュート!
入った~~~!!
本田選手、落ち着いてる!
一見いわゆるごっつぁんゴールに見えるけど、こういう場合力が入ってふかしてしまうの、何度も見た覚えがあります。
さすがにこの辺の落ち着きは経験豊富なベテランですね。
特番などでアフリカキラーって言われてましたけど、本当にそうですね😺
⚽41分
乾に代わって宇佐美。
宇佐美選手、大会前、本田選手と共に「代表には要らない」とやたら言われてたけど、何がダメなの?走らない、守らないって事?
⚽44分
宇佐美ドリブルで仕掛けファウルを受ける。セネガル・サバリにイエローカード。
⚽45分
吉田がエンドイエに肘打ちを受ける。エンドイエにイエローカード。
セネガル、荒くなってきたな。
アディショナルタイム4分。
⚽46分55秒
日本のゴール前での攻防、足を大きく上げてトラップしようとするセネガル選手に頭で競う大迫。
捨て身で守るFW大迫選手。凄い気迫です。集中してます。
⚽48分
長谷部にイエローカード。
試合終了。
惜しい引き分けでした。
選手は最後まで集中して頑張ってました。
素晴らしい闘いでした。
面白い試合でした。
柴崎選手がメチャクチャ良かった!攻守両方で光ってました!頭いいなーと思うプレーが多かった。
原口選手も気迫感じるプレーでしたけど、コロンビア戦に比べるとちょっと精彩を欠いてたかな?原口選手の所でボール奪われるシーンが多かったような。全部が原口選手のミスではないですけど。もしかして狙われてたのかな?
酒井宏樹選手も良かった。他の選手に比べると目立たないかもしれませんが、貢献度高いと思う。
試合後のインタビューで、乾選手が本田選手の事を「ケイスケくん」って呼んでるのがちょっと微笑ましかったです❤
正直、身体能力高いセネガル選手相手にここまで出来るとは思ってませんでした。
「期待してなくてゴメンナサイ」
また、これ言わせてくれてありがとう😺😺😺
所詮1億2500万分の1ですけど、こうなったらゲン担ぎで次もこう予想しましょう。
「FIFAランキング8位の格上ポーランド戦、負けてもしょうがない、引き分ければ上出来。」
また私のネガティブ弱気予想を裏切ってくれ~~~!!!
日本 コロンビア戦勝利!!期待してなくてゴメンナサイ
日本、勝ちましたね😺😺😺
勝っちゃいましたね⚽⚽⚽
今回はあまり期待してなかったんですけど。
特にコロンビア戦は0-3か1-3で負けると予想してました。
選手の皆さん、ゴメンナサイ。
一大会おきに予選突破、大会前不振の時ほど好成績を残す、という法則、今回発動するんでしょうか?
前半
⚽2分46秒
大迫シュートをコロンビアのキーパーがセーブ、跳ね返った所を香川がシュート!
コロンビアのカルロス・サンチェスが右腕を出してこれを止め、レッドカードで退場。
日本にPKが与えられる。
⚽5分15秒
キッカーは香川。
香川の集中力を削ぐためコロンビア選手がチャチャを入れるも、香川は冷静にキーパーの動きを見てPKを決め、日本が先制。
ドキドキしました。香川選手、落ち着いてましたね。チャチャ入れてきたコロンビアのキーパーを笑顔で軽くいなしてました。
香川選手、メンタルあんまり強くないイメージ持ってたんですが、急に頼もしく見えてきました。現金でゴメンナサイ。
開始早々に先制、しかも相手チームは一人少ない、とは言え相手は遥か格上のコロンビア。1点差ではとてもとても安心は出来ません。ちょっとした事であっという間に逆転される事もあり得ます。前回の大会でも、ドログバ一人にしてやられた実績(?)が日本にはあるし。
だから、格下の日本に先制されてコロンビアも相当動揺してたと思うので、そこにつけこんで守りに入らず「もう1点!」ぐらいの気持ちでもっとぐっとギアを上げて攻めて欲しかった。たたみかけて欲しかった。
前半の残り40分、ちょっと消極的かな?と思いながら見てました。
モタついているうちに、精神的に態勢を立て直す時間をコロンビアに与えてしまった気がしました。
でも、解説者は「しっかりとバランスを取る事、リスクを負わない事を心がけてやってるのかな?それくらい割りきっていいかな?と思う」と言ってたので、あれで良かったのかなあ?
う~ん。個人的にはやっぱり、前半の残りの戦い方にちょっとイライラしちゃったんですが。欲を出しすぎですかね?
⚽38分11秒
長谷部がファールを取られ(ファール取るならコロンビア選手の方ですよね?)コロンビアのFK。
日本のカベが飛び上がった、その下をキンテロの正確で強いゴロが・・・やられた!
同点に追いつかれてしまいました。
また逆転負けするのか・・・イヤな予感。
でもあれ、止められたかもしれないボールだったような気もする。川島選手のプレー、どうだったのかな・・・?
後半。
全体的に、前半よりも積極的な攻めの姿勢が感じられるようになりました。まあ、同点に追いつかれたんだから当たり前か。
⚽13分
キンテロと代わってハメス・ロドリゲスがピッチに。
物凄い歓声です。それにしても、日本サポを遥かに上回るコロンビアサポの数。日本はアウェー状態です。
4年前の事が頭をよぎって、「あれ?これ、また逆転負けするパターン?」と不安が押し寄せてきました。
「ほら、だから言わんこっちゃない。ハメス選手が途中で出てくるかもしれないっての試合前から言われてたんだから、だから早い時間にもう1点取りに積極的に行かなければいけなかったのに。これは、良くて引き分け、下手すると逆転されてそのままバタバタと点を取られて、終わってみれば1-4か1-5の惨敗って事になるかも・・・?」
ネガティブの塊状態でした。
ところが、日本にとってはありがたい(?)事にハメスが精彩を欠く。
はぁ~、助かった~。
ところで。
コロンビア・チームの事はハメス選手以外知識がなかったので何とも言えないのですが、監督の采配・選手交代はどうだったんでしょうか?
FKを決めたりなど存在感のあったキンテロ、球を持つ度に実況・解説が「彼は速いですよ!ここは集中して守らないと危険ですよ!」と警戒警報を出していたクアドラードと、どちらも実況の中で頻繁に名前が出てきてたので、日本にとっては厄介な存在だったろうと思うんですが。
ナゼ代えた?
多分、10人になったので攻守のバランスだとか戦術だとかいろいろあったんだろうとは想像できます。代わって出てきた選手ももちろん強い選手、敵としては怖い選手なんでしょうけど。
でも、実況・解説を聞いてて「よく知らないけど、なんか怖そうな選手だなあ、イヤだなあ」と思っていた相手選手が次々ピッチを去るので、その度にホッとしました。
そして、ハメス・ロドリゲス選手の不調。
コロンビアの選手交代も、結果日本にプラスに働いたと思います。
⚽24分
香川に代わって本田が登場。
⚽27分
惜しい!!惜しかった!!
余談ですが、入場直前の選手の様子を映している場面で、酒井宏樹選手がエスコートキッズに優しく合図か何かしている姿がチラッと映ってて、ちょっぴりコワモテの顔とのギャップにほっこりしました。
⚽27分39秒
本田のコーナーキックから、大迫のヘディング!
やった~~~~~!!!!!!!!
入っちゃった~~~!決まっちゃった~~~!
どうしちゃったの?日本代表!
いつもの勝負弱さはいずこへ。
・・・私の無駄な心配を返して下さい😝😝
リプレイ見てて気がついたんですけど、よく見ると大迫選手の後方で、万一のこぼれ球に備えて、原口選手が止まる事なく最後までゴールに向かって走りこんでるんですよね。
ここだけじゃなく、他の場面でも原口選手は献身的に走り、守り、ボールを追いかけてました。
大迫選手ほどは目立たなかったかもしれないけど、大迫選手や乾選手と同じくらいチームに貢献してたと思う。陰のMVPと言ってもいいと思います。
⚽31分27秒
本田のパスミスでピンチ、ファルカオがゴール前に迫るも何とか守り、CKに。
一瞬映ったコロンビアの監督、水をがぶ飲み。
フフッ、わかります、喉渇きますよね。
この一連のプレーの直前に、柴崎選手が足を痛めて倒れました。
柴崎選手、現日本代表の中で一番のお気に入り選手です。選手としてももちろん、顔もタイプ❤
⚽32分19秒
ハメスがペナルティ・エリア内でフリーでシュート!
上に大きくはずれて良かったあ・・・と思ってたらリプレイ見ると、スライディングした大迫選手の足に当たって逸れてたんですね。もし当たってなかったら入ってたかも。
大迫選手、攻守で勝利に貢献!スゴいです。マン・オブ・ザ・マッチ、納得です。
⚽32分38秒
コーナーキックからのゴール前での攻防、流れたボールがコロンビアのフリーの選手の前に。
「危ない!」
コロンビアのシュート!も原口が体を投げ出すようにブロック。
立て続けのコロンビアのチャンスを、大迫・原口両選手が防いでくれました。ホント、危ない場面だった!そのすぐ後にももう一つ、ハメスなど3人ほどのコロンビアの選手がゴール前でフリーになる瞬間が。
心臓に悪い。
⚽34分
足を痛めた柴崎アウト、山口蛍イン。
柴崎選手、大丈夫かな?心配です。
⚽39分
コロンビア選手と交錯して倒された時に足をつった大迫アウト、岡崎イン。
大迫選手、お疲れさまですっ。
⚽40分08秒
原口をハメスが倒してイエローカード。
ハメス選手、めちゃくちゃイラついてますね。あんな顔、見たことない。
アディショナルタイムは5分、長いっ!
川島選手の遅延行為のイエローカードは余計でしたね。
試合終了!
やった~~~!!!!!!
勝っちゃった~~!
西野JAPAN、おめでとう!
前大会のリベンジ達成!
そしてアジアのチームがW杯で南米に勝つの、初めてだったんですね。
おめでとうございます!
この後の大迫選手特集の嵐、スゴいですね。
観客席の「大迫半端ないって」、あれ何だろうってずっと不思議だったんですが、高校生の時のエピソードが元ネタだったんですね。
当時の映像見て、あのイラストがあまりにもご本人に似てて笑ってしまいました。
期待してなかったとはいえ初戦でもあるし、一応気合い入れて見ようと思って、晩ごはんを少し早めに食べたら後半途中でお腹が空いてきて、コロンビア選手の黄色と白のユニフォームがスクランブルエッグに見えてきて・・・
でも玉子切らしてたので素うどんで腹ごしらえをして、次のセネガルVSポーランド戦に備えました。
・・・セネガルめちゃくちゃ強いやん・・・
弱気でネガティブな私は性懲りもなく、「セネガルには最悪負けてもしょうがない、引き分ければ上出来」な気分になってます。
次のセネガル戦も「期待してなくてゴメンナサイ」と言える結果になってくれたらいいのに。
戻りッチ・鞍馬リッチ・饅頭キッチ・・・クロアチア!君たちの名はww W杯サッカー冷やかし半分観戦記
始まりましたね🎵ワールドカップ⚽
ポルトガルVSスペイン、ドイツVSメキシコ、ブラジルVSスイスなど、えー!いきなりここで当たっちゃうのー?というような好カードが予選第一戦から!
見逃せません。眠れません。
フィギュアスケートの場合は、元々生中継がほとんどない事もあってか、結果さえ知らなければ録画でも十分ワクワクドキドキ出来るのですが、野球やサッカーはリアルタイムじゃないとダメですね。結果を知らない状態であっても、録画だとやはりどうしてもイマイチ熱が入らない。
今、この瞬間、試合が行われているんだ!というのがないと、どうも力が入らない。
とは言え、中継は全て深夜・・・ツライ。
これまでのところでは、キーパーの存在感、好プレーが目立ってる感じがします。
特に、メッシのPKを止めたアイスランド、ペルーのシュートを止めたデンマークのキーパーが印象に残ってます。あ、エジプトのキーパーも素晴らしかったですね。
ちなみに、W杯初出場ながらアルゼンチンと引き分けたアイスランド、人口が35万人だそうです。少なっ!国土は北海道と同じくらいで、国技はハンドボール、10年ほど前からサッカー強化に力を入れるようになり、2年前のヨーロッパ選手権で初出場でベスト8に入り、そして今回W杯にも初出場を決めた!
結果出すのが早すぎませんか?
アイルランドと名前が似てるので、てっきり英語圏なんだろうと思い込んでましたが、試合後の監督や選手のインタビューを見てたら全然違う、何語がわからない言語で喋ってました。
スタメンの選手全員、名前の最後に「ソン」がつく。「ソン」は息子の意味で、~ソンと言うのは~の息子、という事なんだそうです。面白いですね。
あれ?でも、これ名字じゃないの?だとしたら、お父さんの名前によって、息子の名字が変わるって事?日本人の名前で例えると、もしお父さんが一郎、息子が風太という名前だったら、息子のフルネームは一郎ソン風太になるって事なのかな・・・?
その、格下のアイスランドと引き分けてしまったアルゼンチンのメッシ。
初戦でいきなりハットトリックを決めたポルトガルのクリスチアーノ・ロナウド。
両スターの明暗は分かれてしまいました。
うろ覚えですが、メッシはこれまでの大会でも期待されながら今一つ結果が出せてなかった印象があります。解説者の言ってたように、代表の試合、特にW杯では国を背負ってる感に負けてしまうのでしょうか?
メッシに限らず、W杯と相性のいい選手、悪い選手っての、ある感じがします。
実力があるのに、他の大会では結果出してるのに、W杯でだけは結果が残せない。
逆に、それまでサッカーファン以外の人にとってはほぼ無名だった選手が一躍スター選手の仲間入りをしたり。
W杯の女神は好き嫌いが激しいんでしょうかね?😺
ここまでで最も印象に残った選手は、ペルーのクエバ選手。ペルーの中心選手らしいんですが、相当プレッシャー感じてたんでしょうね、デンマーク戦でPKを大きくはずしてしまいました😭😭😭
PKをはずしたのは前半だったんですが、前半終了の笛が鳴った瞬間、身体を半分に折って膝に手を当ててガックリorz。まだ後半残っているのに、まるで「試合終了、負けた!」くらいのテンションで落ち込んでました。そのクエバ選手をスタメン、サブ関係なく他の選手が寄ってたかって励ます、その熱い励まし方がなんだか良かった!
南米人って、ミスをしたらその分「オレ様がこのまま終わるわけないじゃん!絶対取り返すゼ!」とばかり、より一層「オレが!オレが!」感むき出しに意地になって攻める、そういうイメージだったんですが、クエバ選手はすっかり自信を失ってしまったようで、自分でシュート打てそうな場面でパスを選択、弱気なプレーでせっかくのチャンスを逃してました。ちょっと意外。
その場面だけでなく、他にも縮こまった弱気なプレーに見える所がいくつかありました。
ミスをして、落ち込んで切り替えが出来なくて引きずってしまう・・・身に覚えがあるので大層共感してしまいました。切り替えなきゃって、頭ではわかってるのになあ・・・ワカル!わかるよ、その気持ち!クエバ選手。
予選あと2戦、巻き返しを期待してます!応援してますよ!
スタメン全員「~ソン」のアイスランド、ほとんどのメンバーが「~ヴィッチ(ビッチではありません)」だらけのセルビア、と出オチ名前のチームの中で、最もツボにはまったのがクロアチア。
え?エースでキャプテンの選手の名前が戻りッチ?うん?何々?鞍馬?え?天狗さんなの?お?今何て言った?饅頭・・・?
実況聞きながら横文字の名前が、脳内でどんどん勝手に漢字や平仮名に変換されていきました・・・。
戻りッチ、鞍馬リッチ、饅頭キッチ・・・
クロアチア三段活用、いや、クロアチア版団子三兄弟かな😺?
というわけで、ここまで観たところでひいきになったチームはペルーとクロアチアです。
いよいよ、あと1日ちょっとで日本代表出陣ですね。
ただ、こんなこと言うと「非国民!」と怒られるかもしれませんが、今回はあまり期待してない、一勝出来れば御の字、くらいのテンションなので、ドキドキハラハラ感はほとんどなく気軽に観れそうです。
その分、単純に純粋にサッカーというスポーツを楽しめてます。
私は元々野球好きで、そこからしばらくサッカーの方に浮気してたんですが、大谷選手のおかげで野球に戻り、前回のW杯以降ほとんどサッカー観てませんでした。
でも、久々に観てみると・・・
やっぱりサッカーって面白いニャ😺😺😺
初心者が解説してみた!フィギュア・ジャンプの採点ルール その3
世界選手権が始まる前に書きたかったのに、シーズンが終わってしまった・・・そして来シーズン、ルール変更があるらしいので、今更書いても無駄になる部分があるかもしれませんが。
途中止めは気持ち悪いので書き上げちゃいます。
※私は「初心者に毛が生えた」程度のフィギュアファンなので、持ってる知識は不十分で曖昧です。でも、いちいち調べて確認してから書いているといつまでも書き終われそうにないので、ここでは「今現在、自分がこう理解している、こう記憶している」ものをベースに書いていきたいと思います。内容が不正確だったり記憶違い、勘違いしてるものを含んでいるかもしれませんので、その前提でお読みいただければ助かります。
「フィギュア観るの好きだけど、ルールとかはわからない、わざわざ詳しく調べるほどでもない」という方に、ザックリ大体こんな雰囲気、というのが伝わればいいな、という程度のものですのであしからず。
※2019.3.27
今シーズンのルール変更を受けて追記、そのついでにわかりにくかった文章を修正しました。
※2021.4.20 ルールや基礎点の変更に追いついてなかったので、2021.4現在のものに修正しました。
●コンビネーションジャンプの得点
基本中の基本を書き忘れてました。
一つ一つのジャンプには、回転数と種類に応じて基礎点が決まっている、というのをその1で説明しましたが、コンビネーションジャンプについての説明が抜けていました。
2連続、3連続ジャンプの場合の基礎点は、単純に跳んだジャンプの基礎点を足したものになります。
例えば
3フリップ-3トゥループなら、3フリップの基礎点5.3と3トゥループの基礎点4.2を足した9.5点
3ルッツ-2トゥループ-2ループなら、
3ルッツ5.9点+2トゥループ1.3点+2ループ1.7点
=8.9点
となります。
コンビネーションジャンプは難しいからといってボーナス点のようなものが貰えるという事はありません。貰えてもいいのにな、と素人考えでは思うのですが、それを実際にやるとなると点数計算がややこしくなるかもしれないので、今のルールでいいのかも。
コンビネーションジャンプとは別に、シークエンスというのもあります。
コンビネーションジャンプが、一つ目のジャンプを着地して、その足ですぐ次のジャンプを跳ぶのに対して、一つ目のジャンプを着地してから、もう一度勢いをつけ直して次のジャンプを跳ぶのがシークエンス、と私は理解しています。正式な定義は勉強不足で把握してません。
個人的には、女子の場合、2アクセル-2アクセルのシークエンスが一番ポピュラーな印象があります。
シークエンスをプログラムに取り入れてる選手が少ないのと、コンビネーションジャンプに比べて地味な印象があるせいか、私はあまりシークエンスは好きじゃないです。何だか技として中途半端で見応えがない。
(※シークエンスの得点については、基礎点が8割になる、というのをどこかで見たくらいでスルーしてたのですが、2018ー2019シーズン、羽生選手がFSで4トゥループー3アクセルという非常識😺なシークエンスを取り入れた事をきっかけに勉強しました。
4トゥループの基礎点 9.5
3アクセルの基礎点 8.0
4トゥループー3アクセルのシークエンスの得点は、9.5+8.0=17.5、その8割で14.0点。ちなみに、羽生選手は、この掟破り😺なシークエンスをプログラム後半、最後から3本の内の1本として跳んでいるので1.1倍の15.4点の基礎点になります。
前にも書きましたが、単独で跳ぶのも難しい4回転ジャンプと3アクセルを、わざわざより難しいシークエンスにして跳んで、それなのに得点が8割になるって、筋が通らないと言うか、もったいないと言うか、意味不明と言うか・・・)
●後半のジャンプは1割増❤
SP(ショートプログラム)、FS(フリースケーティング)共に、後半のジャンプは基礎点が1.1倍になります。
(※2018ー2019シーズンより、1.1倍になる後半のジャンプは、SPが最後の1本、FSが最後の3本と限定されるようになりました)
これは、体力的に厳しくなる後半のジャンプに対するボーナスみたいなもの、です。
ただし、1.1倍になるのはあくまで基礎点だけで、GOEは1.1倍にはなりません。
例えば、3アクセルを跳びGOE平均が3だった場合。
出来栄え点は、GOE3=基礎点の3割=8.0×0.3の計算で2.4。
前半に跳んだ 3アクセルでは、
8.0+2.4=10.4点
後半に跳んだ 3アクセルでは、
8.8(基礎点1.1倍)+2.4=11.2点
このルールを最大限に活かして先日の五輪で金メダルを獲ったのが、ロシアのアリーナ・ザギトワ選手。今シーズン、シニアデビューしたばかりの新星です。シーズン前までは、同じくロシアの不動の女王エフゲニア・メドベデワが金メダル間違いなし、と言われていたのに。
やはり、ザギトワ選手がジャンプをプログラム後半に全て跳んだ事が勝敗を分けた、と言えるかも。
ザギトワ選手とメドベデワ選手のFSの得点はピッタリ同じでした。SPの得点差1.31がそのまま総合得点(SPとFSの得点合計)の差となり、ザギトワ選手の金メダルとなったわけです。
メドベちゃんのFSのジャンプは前半2本、後半5本でした。
前半の2本、3フリップ-3トゥループ(基礎点9.6、当時)と3ルッツ(基礎点6.0、当時)の合計15.6点、これを後半に跳んでいたらFSの得点は1.56上乗せされる事になります。
つまり、もしメドベちゃんがザギトワ選手と同じ様にFSのジャンプを全て後半に跳んでいたら、メドベちゃんが逆転優勝していたわけです。
FSで後半に全てのジャンプを跳ぶのがどれくらいハードなのかは、選手でないとわからないと思います。
素人考えでは、同じ10代なんだからメドベちゃんにも出来そう、と思ってしまいますが。どうなんでしょう?
ただ、メドベちゃんは技術的な所だけでなく曲の世界を表現する事にも力を入れてそこを強みにしようとしている感じなので、プログラム全体のバランスなども考えて、後半ジャンプ固め跳びは「出来るけどやらない」のかも?
いやいや、やっぱフィギュアでは、その2歳3歳の差が大きい、と言われてるので(体型がぐっと女性らしく変化する15歳あたりからは特に)、メドベちゃんの年齢ではキツいのか?
個人的には後半固め跳びは好きではないので、ザギちゃん方式は定着しないで欲しい。
もちろん、現行ルールの範囲内で最大限に点を稼ぐザギちゃんチームの戦略、ザギちゃんのスタミナ・技術、そのための努力は尊重しますが。
書き始めてからしばらく放置している内に、「どうやら来シーズン、後半ジャンプの回数制限を新しくルールに盛り込むらしい」という情報が。
ザギちゃんの金メダル、そのプログラムに対するアメリカのアシュリー・ワグナー選手の発言など、かなり話題になりましたからね。
国際スケート連盟としても対応せざるを得なかったのでしょうか。
フィギュアの採点ルール、ジャッジ等に関しては、ファンや関係者の間で常に議論の的となってきました。こういう事はフィギュアに限らず採点競技にとって永遠の課題ですね。
おそらく、これからもずっと議論は続いていくでしょう。「これでカンペキ!」と全ての人が納得するルールはあり得ないと思います。
そもそもスケート連盟そのものに問題がある、と思ってるファンも多いです。私もそう思ってます。
ジャッジの買収疑惑や不正ジャッジ疑惑に至っては枚挙に暇がありません。
それでも、動機はともかく、ルールへの批判や意見に耳を傾けて応えていこうという姿勢は、充分とは言えなくともある程度見せているとは思います。
それは、もしかしたら単に自分達への批判をかわしたい、或いはファンに呆れられ逃げられると自分達の収入に関わる、というような保身・欲得から来るものかもしれません。
或いはもっと純粋に、フィギュアスケートへの愛、競技として更なる発展を願って、かもしれません。
極端な話、動機は何でもいいです。
大切なのは結果だと思います。
少なくとも、居直ってファンや関係者の声をガン無視しないだけ、まだ救いがある。
少しずつでも、毎シーズン改善(残念なことに改悪になってる場合もありますが)を重ねる、その姿勢を見せている所は素直に受け止めていいんじゃないか、とファンの一人として思います。
だから、せっかくフィギュアに興味を持ち始めたのに、「フィギュアって八百長くさい!おかしい採点が多くてなんか冷める!」と遠ざかってしまう人がいるのがとてもとても残念で、それが初心者の分際で生意気にも採点ルール解説を書こうと思ったきっかけでした。
フィギュアの採点ルールに関しては、今更私ごときが書かなくても、コアなファンのフロガーさんたちが正確かつ詳細な解説を書いておられます。wikiもあるし。
ただ、正確で詳細ゆえに、全く予備知識がない人には理解するのにハードルがちょっと高いかも?
もしかしたら私みたいな初心者だからこそ、分かりやすく咀嚼して伝えられるかも、伝えられたらいいな。
そう思ったのもきっかけの一つです。
でも結局咀嚼し過ぎて、雑であやふやなだけで大して分かりやすくもない、中途半端な解説になってしまいました💦
ただ、書くことで自分自身頭の整理が出来たり、ルールの勉強をいくらか進める事が出来て、そういう意味では無駄ではなかったと思っています。
本当はステップやスピンについても解説してみたかったのですが、まだまだ知識不足で・・・。
次のシーズンが本格的に始まるまでまだ4カ月以上ありますので、それまでに勉強頑張るゾ!
初心者が解説してみた!フィギュア・ジャンプの採点ルール その2
その2では、ジャンプを跳びすぎてしまった場合の採点ルールについて解説してみます。
※私は「初心者に毛が生えた」程度のフィギュアファンなので、持ってる知識は不十分で曖昧です。でも、いちいち調べて確認してから書いているといつまでも書き終われそうにないので、ここでは「今現在、自分がこう理解している、こう記憶している」ものをベースに書いていきたいと思います。内容が不正確だったり記憶違い、勘違いしてるものを含んでいるかもしれませんので、その前提でお読みいただければ助かります。
「フィギュア観るの好きだけど、ルールとかはわからない、わざわざ詳しく調べるほどでもない」という方に、ザックリ大体こんな雰囲気、というのが伝わればいいな、という程度のものですのであしからず。
※2019.3.26追記
今シーズンのルール変更を受けて追記、そのついでにわかりにくかった文章を修正しました。
※ルール変更に追いついてなかったので、2021.4現在のルールや基礎点に修正しました。
●跳びすぎ注意!
「私はスタミナあるから、ジャンプいくらでもガンガン跳べるゼ!」
こんな選手がいたとして・・・
ジャンプをたくさん跳べば、得点をたくさん稼げて有利なのでは?
・・・そうはいかないんですね。
ジャンプの回数は決められています。
○ジャンプの回数
SP(ショートプログラム)は3回、
FS(フリースケーティング)は7回まで。
※SPもFSもエレメンツ(=要素、ジャンプ、スピン、ステップシークエンス、コレオークエンスの総称)を行う順番は自由。
※体力的に苦しくなる後半に跳ぶジャンプの内、SPは最後の1本、FSは最後から3本が基礎点1.1倍になる。
◉SP(ショートプログラム)のジャンプは3回まで。
※SPは基本の採点ルールとは別に、SPのみの規定があります。規定を満たしていないジャンプは0点、又は減点になります。
SPで義務づけられているジャンプ
※ここではシニア対象の規定を説明します。
下の年代のカテゴリー、ジュニアやノービスなどを含めるとややこしくなるので。
○コンビネーションジャンプ
2連続のコンビネーションジャンプ。コンビネーションに出来ず単独になってしまったジャンプには+COMBOという記号が付けられ減点対象となる。
男子と女子で異なるが、○回転+○回転以上という規定があり、回転数が規定に満たないジャンプは、ケースによって0点、又は減点となる。
○アクセルジャンプ
2回転又は3回転のアクセルジャンプが必須。1回転になってしまったアクセルは規定違反で0点になる。
○単独ジャンプ
3回転(男子は3回転又は4回転)の単独ジャンプを跳ばなければいけない。2回転以下の単独ジャンプは0点になる。
この際、コンビネーションで使ったジャンプ、アクセルジャンプとは違う種類のジャンプを跳ばなくてはいけない。
●OK例(順不同)
3フリップ-3トゥループ
3ルッツ
(又は3ループ、又は3サルコウ、
つまり上記コンビネーションで使っている
フリップとトゥループ以外ならOK)
2アクセル(又は 3アクセル)
※コンビネーション内での種類重複はOK。
3ループ-3ループや3トゥループ-3トゥループなど。
●NG例(順不同)
3ルッツ-3ループ
3ループ
1アクセル
※コンビネーションで使ってる3ループを、単独で重複して跳んでしまってるのでアウト。後で跳んだ方の3ループが0点に。アクセルもシングルなので0点。
細かい事を言えば他にもいろいろあって、まだ全てを把握しきれてません。実際の事例が出てきた時に、プロトコル(プログラムごとの採点表)を見てなるほど、と一つ一つ勉強してます。
ルールブックは表現が分かりにくい上、あまりにも事細かに書かれていて余計混乱するので、実例が出てきた時に都度覚えていく方が頭に入ってきやすく効率的だと思います。
※今のところ、女子はSPに4回転を入れる事は出来ませんが、女子にも4回転時代が到来しつつあるので、いずれ解禁されるかもしれません。
◉FS(フリースケーティング)は男子は8回まで、女子は7回まで。
(※2018ー2019シーズンより、男子もFSのジャンプは7回までとなりました)
うち3回までは連続ジャンプに出来る。
その内1回は3連続に出来る。
FSはSPと違い、1回転や2回転になったジャンプでも点はもらえます。
採点ルールの範囲内であれば、SPとは違って自由にジャンプ構成を組むことが出来ます。
このようにジャンプの回数は決められているのですが、跳びたかったらもっと跳んでもいいです。ただ、規定数を越えたら点にならないだけで。
○得意なジャンプだけ跳ぶ!・・・というワガママは許さん!
ジャンプで得点を稼ごうと思ったら、やっぱり基礎点の高いジャンプをたくさん跳んだ方が効率がいいと誰しも考えますよね?
女子の場合。
例えば3回転ジャンプなら、3アクセルは難易度が高すぎるので置いとくとしても、その次に基礎点の高い3ルッツをたくさん跳べばお得。ルッツジャンプに自信のある選手なら尚更。
でも、これ、ダメなんです。
同じ(同じ回転数かつ同じ種類)ジャンプを跳べる回数には制限があります。
具体的に言うと、例えば、2回転ジャンプは同じ種類のジャンプは2回までしか跳べない、というのがあります。
更に、3回転以上のジャンプはもっとややこしい。
①3回転以上のジャンプは、同じ種類のジャンプを2回跳ぶ場合、少なくとも1つはコンビネーションにしなければならない。
もし、2回とも単独ジャンプになった場合は、規定違反の「繰り返し(REPと表示されます。リピートの略)」で、2回目のジャンプの基礎点が7割になり、「GOEもマイナス評価となります」←これは私の勘違いでした。リピートは基礎点が減るのみで、GOEのマイナス要件ではないようです。
例:
1回目の単独3フリップの基礎点 5.3点
2回目の単独3フリップの基礎点 5.3×0.7=3.71点
②3回転以上のジャンプは、同じジャンプを2回跳べるのは、2種類まで。
もし、同じジャンプを3種類、2回ずつ跳んだとしたら、規定を越えて跳んだジャンプが0点になります。
例:
3ルッツ-3トゥループ 10.1点
3フリップ 5.3点
3ルッツ 5.9点
3フリップ-2トゥループ 6.6点
3サルコウ-3トゥループ 4.3点(オダった!※)
上記の場合、3ルッツ、3フリップ、3トゥループをそれぞれ2回ずつ跳んでしまっているので、最後の3トゥループが0点になり、3サルコウの基礎点しか入らない、という事になります。
※このルールは、何たらザヤックという選手が、多分よほど得意だったんでしょう、3トゥループを4回くらい跳んで優勝した事が物議を呼び、それがきっかけで出来たルールだとかで、通称ザヤックルールと呼ばれているそうです。
このルールに抵触する、同じジャンプ跳びすぎ!をやらかす事を「ザヤる」とも言うそうです。現役時代、織田信成さんがよくやらかしていたので、「ザヤる」が「オダる」になったこともあるとか。確かに、私も織田さんがオダっている試合、何回も観た記憶があります😺
ところで、そもそも事前にジャンプ構成を決めているはずなのに、なぜこうした初歩的ルール違反をしてしまうのか?普段、あまりフィギュアを観ない人には不思議に感じられると思います。
これは、予定通りにジャンプが決まらなかった場合、すなわちジャンプを失敗したときに発生してしまう事案なんですね。
例えば。
3ルッツ-3トゥループの予定が、3ルッツ-2トゥループになってしまった!
それなのに、その後の3連続ジャンプで2アクセル-2トゥループ-2トゥループを予定通り跳んだ、という場合。
結果、2トゥループを3回跳んでしまったため、2回転の同じ種類のジャンプは2回まで、というルールに抵触。最後の2トゥループが0点になります。
これを回避する方法としては、3連続の最後の2トゥループを他の種類、又は他の回転数のジャンプに変更するというのがあります。例えば、2ループに変えるとか。
(※ジャンプは基本、全て右足で着氷します。よって、コンビネーションの2つ目、3つ目のジャンプは、必然的に右足で踏み切るループかトゥループになります)
これが出来れば、3連続の基礎点は5.9から6.3にアップするのでリカバリーとしてはベストだと思います。もちろんその分難易度は少し上がりますが。
どうせ0点になるのだから、最後の2トゥループを跳ばずに3連続を2連続にして体力の無駄遣いを防ぐ、という考え方もあるでしょう。
でも、選手の多くはやはり、出来るなら3連続は入れておきたい、と考えると思います。
4回転時代に入った男子では、難易度の高い4回転を失敗した場合に起こりがちです。
4トゥループ
4トゥループ-3トゥループ
を跳ぶ構成にしていたプログラムで、例えば、4トゥループが2つとも3回転になってしまった場合。
結果的に
3トゥループ
3トゥループ-3トゥループ
を跳んだ事になるので、3回転以上の同じ種類のジャンプは2回まで、というルールに違反。最後の3トゥループがやはり0点になります。
これも回避方法としては幾つか選択肢があります。
最後の3トゥループを2トゥループか2ループにする、コンビネーションの1つ目の3トゥループをまだ跳べる余地のある他のジャンプに変える、など。
さっきの例と違って、どうせ0点になるのだから最後の3トゥループを跳ばない、という選択はマズイです。そうすると、同じジャンプを単独で2度跳んだことになって、2つ目の単独ジャンプが基礎点7割になってしまうので。
※今シーズンのグランプリファイナルで、宇野選手がFSの最後のコンビネーションジャンプを単独ジャンプに変更したのも、おそらくこの「オダる」が頭をよぎったのではないか?と、「オダる」の元祖・織田さんが解説してました。
遅ればせながら・・・フィギュアGPファイナル観戦記 宇野選手への愛のムチ篇
逆に、規定に沿ったジャンプ構成を見てみましょう。
例えば、アクセル以外で最も基礎点の高いルッツが得意なので、3ルッツを2回跳ぶ構成にしたい!という場合のジャンプ構成例(順不同)
3ルッツ-3トゥループ
3ルッツ
3フリップ
3ループ
3サルコウ
2アクセル-3トゥループ
2アクセル-2トゥループ-2ループ
これは一例ですが、割と標準的なジャンプ構成になります。
上記の例では3ルッツと3トゥループを2回跳んでいますが、どちらも「少なくとも1つはコンビネーションにしなければならない」という①を満たしています。そして、同じ3回転ジャンプを跳んでいるのは、ルッツとトゥループの2種類だけなので、②も満たしています。
跳びすぎとは逆に、苦手なジャンプを跳ばないジャンプ構成にしている選手もいます(例えば、ループが苦手なのでループを外したジャンプ構成にしているなど)が、その場合はもしかしたら演技構成点でマイナス評価されているかもしれません。
ジャンプ構成がバラエティに富んでいる方が高い評価を得やすい、と聞いたことがあるので。
※演技構成点とは
PCSという略語で呼ばれ、スケーティング技術、繋ぎ、パフォーマンス、構成、音楽の解釈の5つの項目で評価される。
昔の採点法にあった芸術点と同一視されやすいのですが、芸術点とは違うそうです。どう違うのかはあまりよくわからないです。芸術点の時よりはジャッジ個々の好みや印象に偏らないようになっている、らしいです。本当かな?
一定の基準はあるようですが、具体的にどういう所をどう評価されたのか、選手も「わからない」そうです。
※個人的には、今回五輪で銅メダルを獲ったカナダのケイトリン・オズモンド選手に、この演技構成点を高くつけすぎ!と思っています。
昨シーズンからやたらと高得点を取るようになって、この五輪でメダルを獲らせるというシナリオありきだったのではないか・・・?なんてね。
ジャンプの回数制限に関するルールは、一見ややこしく思えますが、これを念頭に置いて何回か実際の試合を観ていると、だんだん簡単に理解できるようになると思います。
ジャンプを失敗した時に、このルール違反を回避するために演技を続けながらとっさに計算し、その後のジャンプ構成を変える事が出来る選手ってスゴい!と思います。日頃の練習の中でいろいろなケースを想定して準備しているんだろうと思います。
そういう所もわかるようになると、ますますフィギュアを観るのが面白くなる!と思う・・・少なくとも私はそうです。
初心者が解説してみた!フィギュア・ジャンプの採点ルール その1
前回、初心者ならではのジャンプの見分け方を紹介しましたが、今回はジャンプの採点ルールを中心に書いてみたいと思います。
※私は「初心者に毛が生えた」程度のフィギュアファンなので、持ってる知識は不十分で曖昧です。でも、いちいち調べて確認してから書いているといつまでも書き終われそうにないので、ここでは「今現在、自分がこう理解している、こう記憶している」ものをベースに書いていきたいと思います。内容が不正確だったり記憶違い、勘違いしてるものを含んでいるかもしれませんので、その前提でお読みいただければ助かります。
「フィギュア観るの好きだけど、ルールとかはわからない、わざわざ詳しく調べるほどでもない」という方に、ザックリ大体こんな雰囲気、というのが伝わればいいな、という程度のものですのであしからず。
その1では、採点の基本ルール(基礎点・出来栄え点)と回転不足、エッジエラーについて説明してみます。
※2019.3.26
今シーズンのルール変更を受けて追記と、そのついでにわかりにくかった文章の修正をしました。
※2021.4.19
久々に読み返して、間違ってたり曖昧だった説明文を修正しました。
また、毎年行われる細かいルール改正に追いついてなかったので、2021.4月現在のものに修正しました。
それでも尚、勘違いしてたり間違ってたりするものがあるかもしれません。正確で詳細なルールを知りたい方は、ベテランフィギュアファンの方のサイトをご覧になる事をお勧めします。国際スケート連盟など公式のサイト、それをベースに書かれてるウィキなどは表現が分かりにくい上に詳細過ぎて、私のような初心者には理解するのが難しいです。
ファンの方や元スケーターの方のブログなどは、ポイントを絞って分かりやすく解説されてるものが多いのでお勧めです。
●ジャンプの採点基本ルール
・ジャンプごとに決まっている基礎点
・GOEと呼ばれるジャンプの出来栄え評価を点数に換算したもの
この合計が1つのジャンプの得点(技術点)になります。
※ジャンプ、スピン、ステップシークエンス、コレオシークエンスを総称して要素(エレメンツ)と言います。
ジャンプ同様、他の要素も基礎点+出来栄え点で得点(技術点)が与えられます。
この技術点の合計と、演技構成点(スケーティング技術やプログラムや演技の完成度、音楽表現などに対する評価点)を足したものが、そのプログラムの得点となり、それによって順位が決定される仕組みです。
ジャンプが勝敗の最も重要なポイントである事は間違いないですが、じゃあジャンプが凄ければ勝てるのか?と言うと、そうは問屋が卸さない。やはり安定して成績が残せるのは、総合力の高い選手という事になると思います。
・基礎点とは
ジャンプの種類と回転数によって定められている点です。回転不足やエッジエラーなどがなく規程通りに跳べていれば、その点数がそのまま与えられます。
例:
3アクセルは8.0、2アクセルは3.3、
4ルッツは11.5、3ルッツは5.9、2ルッツは2.1など。
・GOEと出来栄え点
ー5から+5までの範囲で、ジャンプの出来栄えに応じてジャッジがつける評価をGOEと言います。
ジャッジは複数います。当然ジャッジによってつけるGOEにもバラつきがあります。その内の最高評価と最低評価をカットし、残りの評価を点数に換算し、その平均値がそのジャンプの出来栄え点となります。
↓ここは古いルールなので、興味ない方は読み飛ばして下さい。
「GOE(ジャッジがつける評価)=出来栄え点ではありません。
なぜなら、ジャンプによって換算率が違うから。
例えば、3アクセルはGOE1=出来栄え点1ですが、アクセル以外の3回転ジャンプはGOE1=出来栄え点0.7です。」
↓現在のルールはコレです。
2018ー2019シーズンより
「GOE1=基礎点の1割」
になりました。シンプルですね。
換算表をいちいち参照しなくてもよくなり、計算が楽になりました。また、基礎点に比例して加点減点幅が変わるというのは、理にかなっててフェアだと思います。
具体例
●3アクセル(基礎点8.0)にジャッジ全員がGOE3を付けた場合
GOE3=基礎点の3割=8.0×0.3で2.4の出来栄え点
8.0+2.4=10.4が、そのジャンプに対する得点
●3トゥループ(基礎点4.2)にジャッジが付けたGOEの平均がー2.5だった場合
GOE-2.5=基礎点の25%のマイナス
=4.2×-0.25の計算で-1.05
4.2-1.05=3.15が、そのジャンプに対する得点
※ちなみに、出来栄え点という表現は私がここで勝手に使っているものです。テレビの解説などで使われてたのを「これが一番分かりやすいかな?」と思って借りてきて使ってます。
これはメディアによって表現が違うようで、正式に統一された呼び方はないみたいです。
上記で説明したように、GOEと出来栄え点はイコールではないのですが、評価、出来栄え点両方の意味でGOEという言葉をざっくり使っている事も多いみたいです。私も混同して使ってました。
でもここではキッチリ区別して使おうと思います。
●ジャンプの出来によって大きく変わる得点
一つ例を挙げてみましょう。
3アクセル(基礎点8.0)を3回転半しっかり回りきったという前提で。
ケース1
「ジャンプ成功!」
ジャンプ自体の質もよく着氷を美しく決めたので、GOEの平均値が3.5と高い評価を得ました。
GOE3.5=基礎点の35%=8.0×0.35で2.8の加点。
基礎点8.0+出来栄え点2.8=10.8点と高得点!!
やったね!
ケース2
「ちょっとミスった!」
回転の勢いを止めきれず、着氷でバランスを崩してしまった!ジャンプ自体の質は良くプラス評価もあったものの、着氷ミスでマイナス評価。プラス面とマイナス面を差し引きしてジャッジ全員がGOE-2を付けました。
GOE-2=基礎点の2割マイナス=8.0×-0.2で-1.18。
基礎点8.0+出来栄え点-1.18=6.82点。
惜しかった!悔しい〜!!
ケース3
「やっちまった!」
着氷の際バランスを崩して転倒。ジャッジ全員がGOE-5を付けました。
GOE-5とはすなわち基礎点の半分4.0のマイナス。
つまり、転倒などで減点のMAX、GOE-5になった場合は、50%オフで基礎点の半分しか得点が入らないという事になります。
アイタタタ・・・
※それでもダブルアクセルは基礎点3.3なので、基礎点8.0のトリプルアクセルは、チャレンジする価値があるジャンプだと思います。成功すれば最大で4.0の加点がもらえるのですから。
転倒はGOE-5と一応決まっています。ただし、転倒の状況によって、ジャッジによっては-4など優し目の減点になる場合も稀にあります。転倒はしたけど、あまりに美しいジャンプだったのでプラス面を無かった事にするのはあんまりだ・・・というケースもあるかもしれません。ルール上ー3まではジャッジの裁量であり得ます。ー2より少ない減点はルールを逸脱した採点です。
個人的には転倒には一律に-5を付けるべきだと思ってます。ただ、例えば、一旦綺麗に着氷したのに運悪く氷の溝などに引っかかって転倒した、など不可抗力のケースは情状酌量があってもいいと思います。
転倒の場合は、総合得点から更に1点引かれます。(※最近のルール改正で、転倒の回数によって引かれる点数が変わってくるようになりました。2回までは転倒1に対して-1点、3回目・4回目の転倒は-2点、5回目以降は-3点という具合に。)
(※追記
実は、転倒による減点というルールは存在しないそうです。
一般に転倒による減点とされているものは、「(バランスを崩して)スケート靴のエッジ以外に体重の大部分がかかった状態が違反」という規定によるものだそうです。
ジャンプ着氷時などにバランスを崩した時に、「手をつくかつかないか」、更に「片手をつく」のと「両手をつく」で減点幅のガイドラインが変わっているのも、重心がどこにかかっているか、という点に基準を置いているからなのかな?と思います。)
●実は転倒よりもコワイ回転不足
上記のように、ジャンプで転倒すると大きく点を引かれるのですが、実はそれ以上に点を損するミスがあるんです。
それが回転不足。
よく「転倒した選手が転倒しなかった選手に勝つなんておかしい!不正があるのでは?」というのを目にします。
わかります、転倒って目立ちますもんね。
素人目にはなかなか分かりにくい回転不足、これを取られてしまうと「アレ?何でこんなに点数が低いの?」という事になってしまうんです。
これがジャッジの不正を疑われてしまう一因です。(まあ、実際に疑われても仕方のない不可解なジャッジも多いですが。今回の五輪でも、団体戦のジャッジに疑問の声が挙がりましたね)
回転不足には2段階あります。
※2020ー2021シーズンからq(クォーター)というものが導入され、3段階になりました。
○クォーター
1/4の回転不足。基礎点はそのままもらえるが、GOEでマイナス評価となる。
〇アンダーローテーション
1/4以上1/2未満の回転不足はアンダーローテーションと言い、基礎点が8割になります。更にGOEもマイナスされます。
例えば、3フリップ(基礎点5.3)を綺麗に跳び着氷もクリアに決めた!やった!と思ったら、アンダーローテーションと判定されてた!という場合。
5.3点×0.8で基礎点は4.24点。
ジャンプの質は良かったのでプラス評価だったが回転不足によるマイナス評価で差し引き-1というGOE平均だった場合、
基礎点4.24×-0.1=-0.424。少数点第三位は四捨五入するので、出来栄え点は-0.42。
基礎点4.24+出来栄え点-0.42=3.82点がそのジャンプの得点になります。
その時にジャッジがつける評価にもよりますが、見た目は成功ジャンプなのに、悲しい得点になってしまうんです。
〇ダウングレード
1/2以上の回転不足はダウングレード、つまり一回転少ないジャンプ扱いになります。
選手にとってこんなコワイ事はない!
例えば3ループに挑んで着氷も決めた!と思ったらダウングレード判定!だった場合。
3ループ4.9点のはずが、2ループ1.7点に!
これは痛い!
回転が足りていて転倒した場合の3ループの得点は基礎点4.9点の半分で2.45点。
転倒の場合よりダウングレードの方が低い点数になってしまうんですから。
しかもGOEでもマイナス評価となるので、ジャッジの採点次第では1点にもならない可能性も。ヒドイ!選手が可哀想過ぎます。
●エッジエラーによる減点
アクセルを除く5種類のジャンプの中で基礎点の高いナンバー1と2がルッツとフリップ。
基礎点が高いイコール難易度が高い。そして、ルッツとフリップの難易度の高さはエッジの使い分けによる所が大きいようです。
ルッツとフリップはいずれも右足のトゥ(爪先)を突いて、左足で踏みきるジャンプ。
その左足の、外側のエッジを使って踏みきるのがルッツ、内側のエッジを使うのがフリップです。
しかし、このエッジの使い分けが難しい、らしい。
日本の女子だと宮原、樋口両選手、フリップのエッジエラーを取られる事、結構多いと思います。
宮原選手は以前はSP(ショートプログラム)の単独ジャンプをフリップにしていましたが、最近はループに変えています。フリップのエッジエラー対策だと思います。ループはフリップより基礎点が0.4低いだけなので、エッジエラーのリスクがあるフリップを避けた賢い戦略だと思います。
真央ちゃんも現役時代悩まされてた印象。エッジエラーを厳しく取られるようにルールが変わってから、一時期ルッツを封印していた記憶が・・・。違ったっけ?
あくまで私の印象ですが、代名詞の3アクセルに比べてルッツとフリップは何だかこわごわ跳んでた感じ。ジャンプを跳ぶ前に一度加速するんだけど、直前にスーっとスピードが落ちて恐る恐るといった感じでジャンプするので、勢いのない小さいジャンプになり、回転不足をよく取られてました。GOEも低かった。よく抜けてたし(「抜ける」とは、例えば3回転を跳ぶつもりが1回転や2回転になってしまう事。パンクするという言い方もあるそうです)。
でも、選手がデリケートになるのも当然。
だってエッジエラーもジャンプのアンダーローテーションと同じく基礎点が8割、GOEがマイナス評価になってしまうから。
ちなみに、ルッツの基礎点がフリップと比べてもグンと高いのは、エッジエラーのリスクだけでなく、ジャンプそのものの難しさもあるらしい。助走の軌道とは逆方向に回転するから、だそうです。私はルッツの助走はまっすぐだと思いこんでいるので、今一つピンと来ない、と言うか意味がよくわからないです。これについては更なる勉強が必要そうです。
初心者ならではの「わかりやすく簡潔な説明」を目指して書き始めましたが、やっぱり分かりづらい解説になってしまったかも。
続きは何とか世界選手権までに書き上げたい!
・・・間に合うかな?
フィギュア初心者ならではのジャンプの見分け方
私はフィギュアスケートが昔から大好きです。一時期冷めてた事もありますが、その期間を除いても10年以上は見続けて来てると思います。
と言っても、それほど知識があるわけではなく、いわゆる「ムダに観戦歴が長いだけ」のフィギュア・ファンです。
そんな初心者の私ですが、ここ数年少しずつ勉強して、最近はジャンプを見分ける事が出来たり、採点予想がそこそこ当たったり・・・それまでの「わー!!ジャンプ高ーい!スピン速ーい!ステップ凄ーい!」という感覚的鑑賞からちょっとばかり進歩して、多少は通っぽい見方が出来るようになりました。
そして、以前より更にフィギュアを観るのが楽しくなりました。
そこで今日は「フィギュア、たまに見るけどよく分からん。難しすぎて」と思っている方にちょっとだけ、もしかしたら少しは役に立つかもしれない「初心者だからこそ分かりやすく伝えられる(かもしれない)」ジャンプに関するアレコレについて書いてみたいと思います。
※注意
以下の解説はあくまで「初心者に毛の生えた程度の」フィギュアファンである私がざっくり「こんな感じかな?」と理解している内容なので、細かいところが不正確だったりすると思います。(大体は合っているとは思うのですが💦)その前提でお読みいただければ幸いです。
※2019.3.25
今シーズンのルール変更を受けて追記しました。
●フィギュアのジャンプは6種類
難しい方から順に
となっています。
以下は余談なので、興味のない方はすっ飛ばして下さい。⛸⛸⛸←このスケート靴が並んでる所からが本筋です。
現在、男子は4回転時代に入っていて、今シーズンついにアメリカの若きエース、ネイサン・チェンが人類初!公式戦で4回転ジャンプを制覇しました。
ちなみにアクセルジャンプは他のジャンプより半回転多く回るので、ここで言う4回転ジャンプ制覇!の中には含まれていません。
ネイサンはアクセルジャンプを苦手としているので、4回転アクセルはもしかすると、アクセルの得意な羽生、宇野、両選手のどちらかが人類初成功させるかも?と思っています。
難易度の高いジャンプの方が基礎点が高いのは当然ですが、選手によってジャンプの得意・不得意があって、必ずしも難しいジャンプの方が苦手、というわけではないのが面白い所。ちなみにネイサンは4ルッツ、4フリップが割と得意で4サルコウ、4トゥループは比較的ミス率高かったりします。中国の金博洋選手もルッツが得意。
4フリップを世界初成功させた宇野選手、4ループを世界初成功させた羽生選手、共にギネスに載りました。
女子は、ごくごく一部に4回転を成功させたり、チャレンジしたりしている選手もいますが、まだまだ3回転がメイン。
3回転ジャンプの基礎点
3アクセル 8.5
3ルッツ 6.0
3フリップ 5.3
3ループ 5.1
3サルコウ 4.4
3トゥループ 4.3
※追記
2018ー2019シーズンのルール変更に伴い、ジャンプの基礎点も一部を除いて大きく変わりました。
3アクセル 8.0
3ルッツ 5.9
3フリップ 5.3
3ループ 4.9
3サルコウ 4.3
3トゥループ 4.2
以上のように3回転ジャンプは、フリップを除いて基礎点が下がりました。アクセルに至っては0.5点も。4回転ジャンプは更に大きく下がっています。
その代わり、それぞれの要素(ジャンプ、ステップ、スピン)の質の評価GOEは+3から-3だったものが、+5から-5に幅が広がりました。
3アクセルを公式戦で成功させた女子選手は、現在までに10人弱、その内約半分が日本人選手です。伊藤みどり、中野友加里、浅田真央、そしてジュニアの紀平梨花。
3アクセルは単独でも難しいのに、紀平選手は今季公式戦で女子初!3アクセル-3トゥループという大・大・大技を成功させました。しかも2点近いGOEがつく質の高い美しいジャンプでした。頼もしい!
⛸⛸⛸⛸⛸⛸⛸⛸
初心者的ジャンプの見分け方の前に、これだけは書いておかねば。
ジャンプの種類は「踏み切り」で見分けます。
これが正道です。
出来れば邪道に進む前に、以下にザッと目を通していただけるとありがたいです。
◉ジャンプは踏み切りで区別する
※着氷は全て同じ。後ろ向きで右足着氷。
踏み切りを区別するポイントは4つ。
①踏み切る向き/前向きor後向き
②踏み切る足/右足or左足
③トゥを付くor付かない
④エッジ/アウトサイドorインサイド
※ルッツとフリップの区別のみ。
アクセル ①前 ②左 ③✖️ ④ ー
ルッツ ①後 ②左 ③ ○ ④アウトサイド
フリップ ①後 ②左 ③ ○ ④ インサイド
ループ ①後 ②右 ③✖️ ④ ー
サルコウ ①後 ②左 ③✖️ ④ ー
トゥループ ①後 ②右 ③ ○ ④ ー
⛸⛸⛸⛸⛸⛸⛸⛸
●初心者的ジャンプの見分け方
それではジャンプの邪道な見分け方について。
〇「唯一前向きに跳ぶ」アクセル
①前向き ②左足踏み切り ③トゥは突かない
これはすぐわかります。今日初めてフィギュアを観る、という人でさえ。何故なら6種類の中で唯一前向きに跳ぶジャンプだから。
何故アクセルジャンプは難しいのか?半回転多いから?(前向きに跳び、後ろ向きに着氷するため。例えば3アクセルなら3回転半回ります)
それだけではないようです。
アクセルの難しさは、助走で踵に重心をかけて前向きに滑り、跳び上がる瞬間に爪先に重心を移動させて踏みきる、この踵から爪先に重心移動するタイミングと跳び上がるタイミングとの兼ね合いが難しい、と以前に解説で聞いた事がある気がします。間違ってたらごめんなさい。
とにかく、アクセルは一目瞭然、分かりやすいジャンプです。
〇「助走で後ろ向きにまっすぐ滑ったら」ルッツ
①後向き ②左足踏み切り ③トゥを突く
④アウトサイドエッジで踏み切る
アクセルを除く残り5種類のジャンプの中で最も見分けやすい、と個人的に思っているのがこのルッツジャンプ。
ルッツは、右足のトゥを突き、左足の外側のエッジで踏み切るジャンプです。でも、跳ぶ瞬間にどっちの足で踏みきったか、足元にばかり注目していると演技全体を観れなくなり、楽しみが損なわれると思います。
もっと分かりやすい所でジャンプの種類が見分けられるなら、それに越した事はないですよね?通の人からすればもしかしたら邪道かもしれませんが、まあ初心者なので。
そろそろジャンプを跳ぶな、というのは、加速するので見ていれば大体わかります。ジャンプを跳ぶ直前の態勢・助走、それが最も特徴的なのがルッツ。
★後ろ向きにまっすぐ滑る、この助走の態勢になったら「ルッツを跳ぶんだな」と思ってまず間違いないです。
ただし、選手によっていろいろとクセやスタイルが違うので、見分けづらい事もあります。
例えば羽生選手のように、あまり「跳ぶぞ、跳ぶぞ」と長く構えずに、自然な流れの中でスッとジャンプを跳ぶ、しかもコンビネーションではなく単独でルッツを跳ぶタイプの選手は助走が短いので分かりづらいかもしれません。
逆に分かりやすいのは、男子なら4回転ルッツを跳ぶネイサン、金両選手。4回転ルッツはさすがに大技なので、しっかり助走をつけないと跳べない(と思う)ので。
女子なら宮原、三原、樋口、白岩各選手など、3ルッツからのコンビネーション(3ルッツ-3トゥループ、3ルッツ-2トゥループ-2ループなど)を得意とする選手が分かりやすいと思います。単独の3ルッツに比べて、3ルッツからのコンビネーションジャンプはやはり大技なだけに、これもしっかり助走をつけないといけない(と思う)ので。
※追記2021.4 女子も4回転時代に突入しつつあります。ロシアのトゥルソワやシェルバコワなどは4回転ルッツを跳ぶので、彼女たちのジャンプも参考になると思います。
〇「一旦前向きに滑り、直前に後ろ向きになって左足で踏み切る」フリップ
①後向き ②左足踏み切り ③トゥを突く
④インサイドエッジで踏み切る
フリップはルッツと同様、右足のトゥを突き、左足で踏みきるジャンプです。ルッツとの違いは、外側のエッジで踏みきるルッツに対して、内側のエッジで踏みきる事。
★後ろ向きに真っ直ぐ助走するルッツに対して、基本的には、一旦前向きになり、跳ぶ直前に後ろ向きになるのがフリップの特徴だと思っています。
ただ、これも選手のクセによっては、「一旦前向きになり、跳ぶ直前に後ろ向きになる」一連の動作が、ジャンプ前に入れるターンに見えてしまう時があって、私にとっては比較的見分けづらいジャンプです。
それから、その「一旦前向きになり、跳ぶ直前に後ろ向きになる」助走が、弧を描くような軌道になるという特徴もあります。ただし、これも選手によってはそう見えない場合もあります。
個人的に、フリップを見分けやすい選手は、男子なら宇野選手、女子なら宮原、メドベデワ両選手などだと思っています。これらの選手のフリップは、「弧を描くような軌道で」一旦前向きになり、跳ぶ直前に後ろ向きになる助走をとっているので。
※追記
宇野選手はフリップの跳び方をちょっと変えたような気がします。助走の軌道や姿勢、後ろ向きになるタイミングが以前と違ってる感じが。以前は弧を描くように、外側から回り込むような感じで、前向きから後ろ向きにゆっくり方向転換していたのが、今は割と直線的な軌道で助走し、跳ぶ直前に後ろ向きになってる気がします。
ちなみにルッツとフリップは、アクセル以外では基礎点の高い方から一番と二番という事で、FS(フリースケーティング)ではこのどちらかを2回跳ぶ構成にしている女子選手がほとんどです。
ルッツを2回跳ぶ構成の選手は、宮原、三原、樋口、白岩、ザギトワ各選手、フリップを2回跳ぶ構成の選手は、坂本、紀平、本田、メドベデワ各選手など。
ルッツを2回跳ぶ選手はフリップが苦手っぽかったり、逆にフリップを2回跳ぶ選手にルッツが苦手な選手が多かったり、という印象があって何だか面白いな、と思います。
ルッツとフリップはエッジの使い分けが難しいようで、いわゆる「エッジエラー」を取られるリスクのあるジャンプです。ルッツ派の選手にフリップ苦手が多く、フリップ派の選手にルッツ苦手が多い、っていうのはこの辺りに原因があるようです。
エッジエラーについては次回触れたいと思います。
〇「踏み切る時に両足が✖️の形にクロスする」ループ
①後向き ②右足踏み切り ③トゥは突かない
「腰を少し落として椅子に座ったような構えから跳ぶ」という説明をよく目にするのですが、これは選手のクセによって必ずしもそうとは言えないので私は違う所で判断しています。
★ループの特徴は、踏みきる時に左足が右足の前に来る所。これはちょっと文章では説明しづらいのですが。
ループは右足で踏みきるジャンプです。
同じく右足で踏みきるトゥループは、踏みきる方とは反対の左足の爪先(トゥループのトゥは爪先の意)で氷を蹴って、その勢いで跳び上がるジャンプ。
ルッツ、フリップも踏みきる左足とは反対の右足の爪先をついて跳び上がります。
ルッツ、フリップ、トゥループのように爪先をついて跳び上がるジャンプは「踏みきる方の足が前」その足の後ろで、反対側の足の爪先で氷を蹴ります。
ループはこれと逆で「踏みきる方の右足が後ろ」その前に左足を添える感じで跳びます。
う~ん、書けば書くほどわかりづらい説明になってしまいますニャ~💦
踏みきる瞬間足が縦に並ぶ・・・これも分かりづらいか・・・
次のサルコウを説明してから、ループの説明をした方が分かりやすいかもしれません。
〇「踏み切る瞬間両足がハの字になる」サルコウ
①後向き ②左足踏み切り ③トゥは突かない
★サルコウは、踏みきる瞬間両足がカタカナの「ハ」の字になるのが特徴です。このジャンプは比較的見分けやすいと思います。
あと、選手によりますが、踏み切る直前に右足を跳ね上げる、という特徴もあります。
これに対して、両足が✖️のようになるのがループ、と言えば分かりやすいでしょうか?どうかな?やっぱ分かりづらい?とにかく左足がグイーンと右足の前にクロスするようになった状態で跳び上がるのがループです。
羽生選手が、もしケガの影響でジャンプ構成を変えていなければ、FSで一番最初に跳ぶのが4ループ。それを見てもらえば多分わかるのではないかと思います。
〇「一旦前向きになり、跳ぶ直前に後ろ向きになって右足で踏み切る」トゥループ
①後向き ②右足踏み切り ③トゥを突く
ループの所で説明したように、左足の爪先をついて右足で踏みきるのがトゥループ。
ただ女子の場合は、トゥループを単独で跳ぶ選手は少なくて、大抵はルッツやフリップなど基礎点の高いジャンプにくっつけてコンビネーションにする事が多いです。
3ルッツ-3トゥループとか3フリップ-3トゥループという具合に。あ、あと2アクセル-3トゥループというのもありますね、宮原選手の得意なジャンプです。
男子は4トゥループを跳ぶ選手が多いので、トゥループを見分けるなら男子の演技がおすすめです。私は羽生選手の4トゥループの入り方が特に好きです。胸を張った体勢の助走からスッと力みなく跳んで美しく回る、その一連の流れが華麗で。
女子なら、カナダのガブリエル・デールマン、ロシアのエリザベータ・トゥクタミシェワが3トゥループー3トゥループをプログラムに取り入れているので、参考にしやすいと思います。
3回転ー3回転のコンビネーションの中では最も難易度、基礎点の低い連続ジャンプなのですが、この2人の3トゥループー3トゥループは質が高く加点が多くつくので、他の選手の高難度のコンビネーションと遜色ない得点を得られます。
トゥクタミシェワは高さ、デールマンは飛距離がスゴい!私は飛距離がスゴくてダイナミックなデールマンの3トゥループー3トゥループが特に好き。デールマンが3Tー3Tを跳ぶと会場のお客さんが「オーッ!」って感じにザワつくのがテレビで観ててもわかります。別にデールマン選手の知り合いでもなんでもないのですが、お客さんがザワつく度にナゼか「見た?今の。スゴいっしょ?」って自慢したくなってしまいます。
★助走はフリップに似ているかな?と思っています。一旦前向きになり直前に後ろ向きになって跳ぶジャンプかな?と。もしかしたら明確な違いがあるのかもしれませんが、私にはほぼ同じに見えます。
左足で踏み切ったらフリップ、右足で踏みきったらトゥループ、と覚えてますが、演技を観ているときは選手の動き全体を見ているので足元ばかり見ていられなくて「あれ?今どっちの足で踏みきった?」と迷ってしまい、解説者の「3フリップ」「4トゥループ」などの解説を聞いてから「あ、今のフリップだったんだ!」「トゥループだったんだ!」と納得する事も多いです。
何だかあんまり役に立ちそうもない、かえって分かりづらい説明になってしまいましたね💦
オリンピックのフィギュア、団体戦が始まりましたね。宇野選手、好発進のようです。
個人戦が始まるまでにジャンプの採点ルールなどについてアップ出来たらいいな、と思ってますが・・・。
説明ヘタだからあんまり参考にならないかもしれませんが😓😓😓
バンドをもしやっていたら、絶対!ドラマーになりたかった私
私の生涯ナンバーワンMVはVan Halenの「Jump」です。
最近、Fear,and Loathing in Las Vegasの「SHINE」にハマって、洋楽ナンバーワンが「Jump」、邦楽ナンバーワンが「SHINE」、この2つは甲乙つけがたい、という事にとりあえず今のところなっているのですが、「SHINE」の方はマイブーム真っ最中なので、この先も「Jump」のようにずっと愛着を持ち続けられるかどうかはワカラナイ。
そういうわけで、やはり「Jump」が今現在、生涯ナンバーワンです。
その「Jump」MVの影響で、ワタクシ、昔ドラムにちょっぴり手を出した事がございます。
だって「Jump」のMVの中でドラマーのアレックス・ヴァン・ヘイレンが、あまりにも楽しそうで、あまりにも気持ち良さそうにドラムを叩いていて、あまりにもカッコよくスティックをクルクル回してたんだもん、もん。
それ見てたらもうじっとして居られなくなって、発作的に市内の楽器店に走り、ドラムスティックを買ってしまい、「Jump」を始めとする洋楽のMVを観ながらドラムセットに見立てて並べた本や雑誌をバシバシ叩いてエアードラムを満喫し、その内それでは飽きたらなくなって、本物のドラムを叩きたくなって、そしてドラム教室の受講申し込みをしてしまいました!
実は、ワタクシ、ギターなら元々持ってまして、と言うのも、従兄弟がアマチュアバンドを組んでいて、そのお下がりを貰ってちょっといじったりしてまして。
でも、ギターってやっぱある程度体が大きくないとキツいですよね。小柄で、そのため腕が短くて、手も小さくて、そのため指も短くて、そんな私にはギターの弦を押さえるのは至難の技でした。手前の方ならいいけど、遠い所を押さえようとすると、目一杯腕を伸ばして、目一杯手首を捻って、目一杯指先に力込めないと全然思ってる音が出ない!
・・・そんなわけですぐに挫折し、ギターはいつの間にか押し入れの奥深くで永遠の眠りにつく事になったのでした。
まあ、元々私はギターには向いてなかったと思う。手先不器用だし、ガサツだから細かい作業は好きじゃないし。
その点、ドラムは私の性格、趣味嗜好にピッタリ合ってたと思います!
何となく「叩く」行為スキ❤ あ、誤解のないように。人や、ハエや蚊など以外の生き物を叩いた事はありません。私の言うのはもぐら叩きとか、サンドバッグとか、音楽の授業での木琴とか、そういう叩いていい方面の話ですから。
でも、ドラムもやっぱりすぐに挫折しました。
だってぇ、手と足を別々に動かさないといけないんだもん。手の方に意識を向けると足も同じリズムを刻んでしまい、足に集中すると手が動かなくなる・・・もう、悲惨でした。一人ならいいけど、ドラム教室って先生もいるし(当たり前だけど)、他の生徒さんたちもいるし。他の生徒さんは男子ばかりで当然私より上手いし。恥をかきっぱなしで教室通うのツラかった!
本物のドラムを叩けるのは嬉しいんだけど、先生の言う通りになんて全く出来なくて、思わず「私、指導は要りません!ドラムを自由に叩きたいだけ!レッスン要らないから一人で30分くらいドラム独占していい?」と訴えそうになりました。
だって、ドラム教室に申し込んだの、そもそも本物のドラムを叩きたい!というのが動機だったから。別に教えてもらいたかったわけじゃないから。
結局2、3ヶ月で教室は辞めました。その後、誰かドラムセット個人で持ってる人いないかなあ、と探し回ったのですが、そんな都合のいい人がすぐに見つかるわけもなく、再びエアードラムごっこの世界に戻り、いつしか熱が冷め・・・
ああ、あの時もう少し頑張れば良かったなあ、私ってばコツを掴むまでは人一倍時間がかかるけど、(自分で言うのも何だけど)一旦コツを掴むと凝り性、オタク気質がムクムク沸き上がるタイプなので、結構いいとこまで行けたはずなんだよなあ、なんてね。調子いい事今頃思ったりしてるんですが。
それと言うのも、最近You TubeでONE OK ROCKのドラマー、Tomoyaさんの演奏だけに特化した「Taking Off」のライブ動画を観たからなんですよね。キャ~~~!こういうの、待ってた~~~!!ドラムに少しでも興味を持ってる人なら萌える!そんなカッチョいい動画です!
もう、本当にチョー超チョー気持ち良さそうに楽しそうに、全身全力でドラムを叩いていて、「Jump」のアレックス・ヴァン・ヘイレンを観た時の興奮を久々に思い出しました。
ああ、やっぱりドラム、挫けずに続けとけば良かった・・・そうすれば、今頃私もTomoyaさんのように、とはいかなくても、どこぞのアマチュアバンドのドラマーとして週に一回、それがムリなら月一回くらいライブとかやって、楽しく気持ちいい時間を過ごせていたかもしれないのに・・・アホだった・・・ヘタレだったなあ・・・
まあ、ドラム続けていたとしても、こんな事さえ夢のまた夢だったろうと思いますけど。
そういうわけで、最近再びエアードラムごっこにハマっています。ただ、今の住まいはチャチな造りのマンションなので、並べた本や雑誌をバシバシ、とはいきません。それやったら、多分隣や下の階の人から苦情が来ると思う。でも何かは叩きたいので、100均で買ってきた座布団?を並べて力を加減しつつ叩いています。
でもそんなのでは満足できない!
誰か~~~!近所の人で、防音装置のついた部屋かガレージにマイ・ドラムセット持ってる人いませんか~~~?
皆さま、よいお年を!
オチのない話 バンドマンとイケメン論
先日、久々にTVで【Alexandros】を見た。
私はいつも気になる音楽番組を予約録画しておいて、余裕のある時に見て、興味のあるアーティストや気になった曲の所だけ残して後はCMと一緒に消去します。従って編集済みの音楽番組には、多少なりとも知っているアーティストや曲しか残っていないはずなんです。なのに・・・。
「誰だ、コレ?」
もったいつける程の話でもないので結論から言うと、私が首を捻った「コレ」さんはAlexandrosのボーカル川上洋平さんでした。髪型が変わっていたのでわからなかったんですね。
私がAlexandrosというバンドを認識したのは「ワタリドリ」からです。この曲が気に入って、録画したMVは何度も繰り返し観ました。
そして、ボーカル川上洋平さんがイケメンと評判だと言う事も知りました。
私はコンビニのレジ横のお菓子をついで買いしたり、アーティストを知るきっかけのほとんどがアニメや映画、ドラマのタイアップという、企業の宣伝&販売戦略等に乗せられやすいタイプの人間です。
なので、川上洋平さんがイケメンだという評判も「ああ、そうなんだ、この人イケメンなんだ」と特に何とも思わず受け入れていました。だって、MVの川上さん、ほとんど顔が見えないんだもん。パーカーのフード被ってるし、前髪が目に被さってるし。
ところが、多分Mステだったと思うんですが、それにAlexandrosが出演していて、初めて川上さんの顔を目の所までフルに見て「・・・あれ?」と思いました。
「この人がイケメンの川上さんなんだよね・・・?」
・・・もちろん、決してブではないのですが・・・カッコいいのは間違いないと思うんですが・・・
「言うほどイケメンかな?」
顔の上半分が隠れているPVを見て、イケメンという評判を聞いて、想像していた顔とはちょっと違っていたので。想像していたより地味だな、というのが率直な感想でした。
あ、あらかじめおことわりしておきます。
私の言う「イケメン」とはハンサム、男前と同じ意味。顔面がいいという意味で遣っています。イケメンのメンって本当はメンズの意味ですよね、確か。でも、私はどうしても「メン」を「面」に置き換えてしまうので、イケメンをイケてる顔=顔がいい男性、と定義してしまってます。本来のイケメンの定義と違っているかもしれません。
ここでは私の個人的な定義を前提にイケメン話を続けさせていただきますね。
その私の定義からすると、川上さんの顔はイケメンと言いきるにはちょっと・・・。あ、これもあくまで私の個人的基準で、です。
「川上洋平さんはカッコいいとは思うけど、それほどイケメンではない。」
(因みに、私が「カッコいい」という時ははほとんど感覚的、フワフワしてます。まあ、便利な言葉ですよね。)
その私の認識を覆したのは、その年人気急上昇したバンドKANA-BOONでした。
その年の年末の年越しカウントダウンにAlexandrosと一緒に出演していたKANA-BOONが、確かバンドの自己紹介かキャッチフレーズ的な事か何かで「男は顔じゃない!」と言い放ったんです。
横に並んだAlexandrosと自分たちを比べて放った自虐ネタ。
影響を受けやすい、乗せられやすい私の頭の中で「Alexandrosはイケメン集団、KANA-BOONはあまりイケてない人たちの集まり」という固定観念が出来上がった瞬間でした。
それから約2年。
上記の通り、髪型を変えた川上さんを久しぶりにテレビで見て「ん?誰だ?コレ」となった一瞬の後、あ、Alexandrosだ!とようやく気づいた私は、川上さんイケメン説に再び疑念を抱くようになったのです。
ちなみに、川上さんの今の髪型は、以前の目がほとんど隠れんばかりの前髪垂らしから一転、横分けで顔がよりはっきり見える髪型となっています。
「う~ん、やっぱりビミョー・・・かな・・・。」
一方、自らイケてない宣言をしたKANA-BOONですが、こっちは逆に「そんなにイケてない?結構いいと思うけどなあ。」
何の曲だったか忘れましたが、ボーカルの谷口鮪さんがピーターパンに扮してフライングするPV、そのメイキング映像を音楽番組で見たとき、「あれ?この人、結構整った顔してない?」と思ったことがあって、録画していたKANA-BOONの他のPVを改めてじっくり見て・・・。
「やっぱり、意外と顔いいんじゃないかな?少なくともブではないよね?目がパッチリしてるし、目鼻立ちハッキリしてるし。」
そしてふと思ったのは、あの年越しカウントダウンの時のようにKANA-BOONが自らイケてないアピールなどせずに、例えばクールなイメージを売りにしてたら、案外KANA-BOONというバンドにも「イケメン」という評判がついて回ってたのではないか、という事。
実際にそうなってたかはタラレバの世界なので何とも言えませんが。
多分、少なくともビートルズ全盛期の時代だったら、KANA-BOONのビジュアルって女の子にキャーキャー言われる類いのものだったんじゃないか、とか思ったりもします。
時代によって、国や文化によって美の基準、流行るビジュアルの基準って変わってきますもんね。
て言うか、今の基準に照らしても十分カッコいいビジュアルだと私は思うんですが。こういうビジュアルのバンド、普通にいますよね?別にイケてないともブサイクとも言われる事なく。
そもそもKANA-BOONは何でイケてないアピールをしたんだろう?
本当に自分たちをイケてないと思ってるのかな?
それとも、人気急上昇中の頃だったので、あの時スタジオにいたお客さんや視聴者に少しでも強い印象を与えたいと思って言ったのかな?よく、駆け出しのバンドがフェスとかで「今日はボクたちの事、名前だけでも覚えて帰って下さい。」とか言うのと同じ感覚で。もしくはあえて自虐ネタで笑いを取ることで、他の数多(あまた)あるバンドとの差別化を計ろうとしたとか。
年越しカウントダウンの番組、演奏シーンだけ残してトーク部分は消去してしまったので、両バンドが並んでいた時のビジュアルの差を再確認できないのですが、身長やらヘアスタイル、ファッションなどトータルで見ればAlexandrosの方が見栄えがするのは事実だったと思います。
でも単純に顔面だけだったら?
例えば川上さんの顔の部分だけをKANA-BOONのボーカルの人の顔にすげ替えたら?
もしかしたらKANA-BOON・バージョンの方がカッコいい度が上回るのでは?
自分でも何が言いたいのか、よくわからないのですが。
多分、美醜だとか物事の価値基準なんてあって無いような曖昧なもの、世間の評価・評判とか固定観念・先入観なんていい加減であてにならないって改めて感じた、そういう事なのかな?
う~ん、よくわかりません。
ただ、イケメンでもイケメンじゃなくても、川上さんがカッコいい事に変わりはないし「ワタリドリ」がいい曲だ、大好きだ、と思ってる事にも変わりありません。
あんまり川上さんばかりを引き合いに出すと、川上さんのファンの方に怒られそうなので、ここからは映画「亜人」の主題歌で初めて知ったThe Oral Cigarettesというバンドのボーカル山中拓也さんに話を移します。
山中拓也さん、通称ヤマタクと呼ばれているそうなのでそれに倣って省略形で、更にアダ名にさん付けするのがキラいなので敬称無しで呼ばせていただきます。
この方もイケメンという評判が高いようなのですが、やはり私はここにも異論が。
川上さん同様、カッコいいけどイケメンと言いきるにはちょっと。
目がパッチリして目鼻立ちがハッキリしてる、という点で鮪さんと同じ。私からすれば、鮪さんもヤマタクもイケメンとまでは言いきれない。オードリー・ヘプバーンの代名詞だった「ファニー・フェイス」がピッタリくる個性的な顔立ちだと思います。
ただ、カッコいいとは思います。
そのカッコよさは、例えば髪型だったりファッションだったり、顔と身長のバランスだったり体型だったり、更に歌声とかPVやライブでの立ち居振舞いだったり、全てひっくるめたトータルイメージから来ていると思います。
もっとヤマタクに興味を持っている人にとっては、そのキャラクターも含まれるでしょう。
そして、バンドマンという肩書きも大いにモノを言ってると思います。
ヤマタク、鮪さん、川上さん、共にボーカルで、且つそれぞれのバンドの曲の多く、或いは全ての作詩・作曲を手掛けています。これもモノを言ってると思います。
それまで特に何とも思っていなかったのに、「あ、この曲いいな!好きだな!」と思うと、そのアーティストが突然素敵に見えてきたりする。イケメン度が何割か増して見えたりする。
ここにヤマタクをカッコいい!と思っている100人の人がいたとして。
もし、例えばヤマタクがもっと似合わない髪型だったとしたら、ファッションがダサダサだったとしたら、顔がデカ過ぎて体とバランスがとれてなかったら、
そして、もしバンドマンではなかったら。
曲を聴いても特にいいと思えなかったら。
100の「カッコいい!」の声の数はどう変動するんでしょうね。
それにしても、バンドマンに対してイケメン、イケメン言い過ぎてません?
巷に溢れるバンドマンへのイケメン連呼。多分、それって「顔がいい」ではなく、もっと広く、曖昧且つ便利な「カッコいい」とほぼ同義語で遣われているんじゃないかなあ?と。
いや、でも川上さんの事を「イケメン」と呼んでいる記事を見ると、「塩顔、ヘビ顔のイケメン」って書いてある。(ヘビ顔って誉め言葉なんですか?何て言うか・・・ヘビに例えられる時って目つきが悪いとか執念深そうとか、あまりいい意味で使われないイメージがあるので。)やっぱ顔がいいという意味のイケメンなのかなあ?
まあ、どっちでも別にいいんだけど。
私は何でこんな事を考えているんだろう?
バンドの話をする時に顔がどうだこうだと論じる事自体、ナンセンスだとは思います。
私も別に顔の良し悪しでバンドを好きになったり嫌いになったりする訳ではないし。
そもそも自分自身、人の顔の事をどうこう言える顔でもないし。
たた、KANA-BOONがイケてないアピールするから、「え?そんなに悪くないよね?」って思ったり、バンド関係の記事など覗いてみると、やたらとイケメンの文字が躍っているので「そんなに言うほどイケメンかなあ?」と素朴な疑問を持っただけで。
今夏、実写版「銀魂」をきっかけに久々にUVERworldが気になり、そこからThe Oral CigarettesやらONE OK ROCKやら、一番最近だとFear ,and Loathing in Las Vegasと、何かとバンドづいていた今年の後半。
あちこちのバンド関係の記事を読んで、それまで曲しか知らなかったバンドのいろいろな側面を知って。いろいろな事を感じたり考えたりして。
その中で「イケメン」という言葉を頻繁に目にしたので。
そのイケメン評価の内何%くらいがバンドマンというブランドイメージから来てるのかなあ、とふと考えたりしたんですよね。
我ながら、師走の、こんな時期によくこんなくだらない事考えてるなあ、ヒマなの?と思うんですが、一旦考え始めると止まらなくなっちゃって。
結局、何でこんな事をグダグダ考えてるのか、何が言いたくてこんな事を書き綴ってるのか、自分でもわかりません💦💦💦
なので、グダグダなまま終わります。
ちなみにシラフで書いてます。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございます、そしてごめんなさいですニャ🌀🌀🌀
遅ればせながら・・・フィギュアGPファイナル観戦記 宇野選手への愛のムチ篇
キング&クイーン不在のファイナル。
残念ではありますが、考えようによっては誰が優勝するかわからない、面白い大会とも言えましたね。
それでは早速GPファイナルの感想・・・と、その前にジュニアGPファイナルについて一言二言三言。
紀平梨花選手、大技3アクセル-3トゥループの公式戦での初成功おめでとう!しかも滅茶苦茶クオリティ高かった!GOEが1.86でしたっけ?素晴らしかったです。
その次の単独3アクセルが抜けたのは残念、あれが成功してれば・・・は虚しいタラレバですね。惜しくも4位。でも、女子世界初の記録を打ち立てましたからね。とにかくおめでとう!
男子、須本光希選手、銅メダルおめでとう!
フリーは少しミスが出たけど、引きずる事なく最後まで丁寧に、集中を切らさず滑れてたように見えました。
ショートでは、特に最初の3アクセル綺麗だった!習得したばかりとは思えない。そして、滑らかで伸びやかなスケーティング、長く構えず流れの中でスッと跳ぶジャンプ、など持ち味を発揮出来ていたと思います。これに力強さが加わればもっともっと上に行けるんじゃないか・・・ついつい欲張ってしまう。でもマイペースな人っぽく見えるので、そのまんま気負わずマイペースに頑張って欲しいです。
シーズン前は、ジュニアの男子は女子に比べて人材足りてないかな?と思ってました。
「見くびってんじゃねぇゾ!」
・・・はい、ゴメンナサイ。
男子優勝のアメリカ、クラスノジョン選手。
たった一年で顔が変わってた!昨シーズンは顔がプクプク、いかにもヤンチャなアメリカンって感じだったのに、今年は顔のラインがスッキリ、洗練されたイケメンになってる!でも、演技を終えた後の、闘志剥き出しのガッツポーズは相変わらずでした。
演技も変わってた!安定感、自信と落ち着きが増してました。羽生選手やネイサン・チェンと同じ4ループ・ジャンパー。今シーズンついにクリアに着氷!回転が少し足りずアンダーローテーションにはなりましたが、完全成功まであと少し。更に後半の大技3ルッツ-3ループ、3アクセルなどで確実に点を稼ぎ、SPとトータルで2位に20点近い差をつけて優勝。おめでとうございます!17歳という事なので来シーズンはシニアに上がるのかな?これからが楽しみな選手の一人です。
GPファイナル 男子
どちらも大好きな選手、宇野昌磨とネイサン・チェンの一騎討ち。予想通りの展開になりました。(コリヤダも頑張った。)
SPで先に滑ったのは宇野クン。前半の4フリップ、後半の4トゥループ-3トゥループと綺麗に決めたのに・・・3アクセルも一旦は何とか無事着氷した・・・と思ったらツルンと脚が、というかスケート靴の刃が滑った感じの転倒。珍しい転倒の仕方でした。
珍しいと言えばもう1つ。タイムオーバーによる減点。最初は演技開始までの30秒ルール違反かと思ったら、演技時間の方だったんですね。
※30秒ルールとは・・・名前をコールされてから30秒以内に演技の態勢に入らないといけない、というルール。オーバーするとペナルティとして合計点から減点される。以前は1分だった。集中しきっている選手がつい1分時代のクセでタイムオーバーしてしまうんじゃないかと、いつも見ていてハラハラします。
ショートプログラムは、演技時間が2分40秒プラスマイナス10秒以内と決められています。これも違反すると減点。
宇野クンのSP、測ってみると確かに1、2秒オーバーしてました。シリーズ中にステップが間に合わなかったという事で、ファイナルを前に編曲をやり直したらしいです。シリーズと比べるとステップの最後、両手を拡げるポーズの所、曲が長くなってました。長すぎて余ってた。シリーズではバイオリンの演奏が一旦止まる所に合わせて両手を拡げてたのが、ファイナルでは両手を拡げてから演奏が止まるのを待ってる感じで合ってなかった。これなら元のまんまで良かったのに。
シリーズ中のショートの演技時間を測ると2分50秒きっかりでした。従ってファイナルでは、ステップの所を長くした分、それ以降の演技を少し急いでやらなければいけない事になっていたはず。おそらく練習の時に時間を測って、後半少し急げば何とかギリギリ時間内に収められる、という目論見だったんだろうと思います。
ところが、その後半のアクセルジャンプで転倒した事で時間をロスした為、結果的にタイムオーバーになってしまった、と想像してます。
転倒したアクセルの後は2つのスピンが残ってました。あくまで素人の想像ですが、転倒した所から立ち上がり、再びスピードをつけてからスピンに入らないと、回転が遅くなったり回転数が規定に達しなかったりなどレベルが落ちてしまうので、急ぐ事が出来なかったのではないかと思います。逆に、無理に急いでタイムオーバーを免れたとしたら、スピンのレベルを取りこぼしていたかもしれません。その場合、タイムオーバーの減点1より大きく点数が下がっていたかもしれないので、あそこで転倒した時点でこの減点1は仕方なかった、というのが私の結論です。そして、あの転倒も仕方なかったと思います。元々難しいジャンプ構成の、攻めてるプログラムなんですから。
だからSPはいいんです。
問題はフリーですよ!!!
宇野クンは大好きな選手です。ですが!だからこそあのフリーは💢💢💢です!!!不甲斐ない!!!
フリーは先にネイサン・チェンが滑って宇野選手が最終滑走、宇野選手は○点出さないとネイサンを上回れない、という計算が出来ていたはずです。そして演技が進むにつれ、この調子ではネイサンを上回れるかどうかギリギリの所だという事はある程度わかっていたはずです。宇野クンレベルの選手ならわかっていないとおかしいです。
あそこでああしてればこうしてれば、というタラレバはいろいろあります。でも、あえて一つだけに絞ります。
「ナゼ最後の3サルコウを予定通りコンビネーションにしなかったの?」
予定通りコンビネーションにしていれば優勝でした。あそこ、コンビネーションにしようと思えば出来ましたよね?ナゼしなかったの?
どうしてもそこがわからなくてスポーツニュースを見てたら、織田さんがちょっと触れてました。
いわく、「その前の4トゥループが2つとも回転不足で3回転判定されているだろう、と宇野選手は考えたんじゃないか、だから元々の予定だった3サルコウ-3トゥループのコンビネーションを変更してサルコウの単独ジャンプにしたんだろう」。
ああ、なるほど・・・って、なるほどじゃない!
3トゥループがダメなら2トゥループで良かったじゃないですか!2トゥループでも勝ててましたよ!
しつこいようですが、ナゼ?
コンビネーションの予定の所が単独になってしまった場合、大抵はその後の単独ジャンプをコンビネーションにするなどしてリカバリーをする選手が多い中、宇野選手は以前からリカバリーをあまりしない(出来ない?)印象がありました。私の記憶、認識違いかもしれませんが。
ナゼそこの修正をしないの?
リカバリーするしない、は勝負する上でとても重要な所だと思いますが。
リカバリーしたつもりが、うっかり跳びすぎて0点になってしまうなんて事も確かにあります。(今回の解説者、織田さんとか村上佳菜子さんとか、よくやってましたね。)プログラムによってはタイムオーバーのリスクが生じる事もあるでしょう、元々時間いっぱい使うプログラムだったりした場合。
それだからこそ、日頃からそこを想定した練習をしておかなければいけないんじゃないでしょうか?それも練習のための練習ではなくて、イザという時実戦で活かせるようにしておかなければいけないんじゃないでしょうか?
しかも、今回は元々コンビネーションのジャンプでした。3トゥループはもう跳べない、という所まで考えが至っていたのなら、2トゥループでもいいからつけよう!とナゼ思えなかったのでしょう?
何が宇野選手を躊躇わせたんでしょう?
そこがどうしてもわからない。
「(セカンドジャンプを)跳んどけば良かった」みたいな事を宇野選手自身が言ったとかいう報道もどっかで見るか聞くかしましたが、ナゼ跳ばなかったのかを突っ込んでくれた報道は今のところ目にしてません。
ナゼだ~~~???
モヤモヤします。
あと、あんな不本意な負け方をしたのにヘラヘラ笑ってた宇野選手、そしてコーチ。
それでいいんですか?
初めて宇野選手にイラッとしました。
内心は悔しかったのかもしれませんが。
本人が一番悔しい思いをしてるんだろうとは思いますが。
それでもやっぱり何か・・・
モヤモヤが消えないニャ!