謎好きにゃんこの妄想

謎と名のつくものに目がないにゃんこ好きが妄想脳で綴るブログですニャ

まだまだ喋り足りない 世界フィギュア男子FS

ハン・ヤン


このプログラム、ハンやんに合ってると思う。好き。

でもガチガチじゃなかった?顔なんかメチャクチャこわばってるような。尋常じゃないプレッシャーを感じながら滑ってるように見えた。

ハンやんのスケート大好き。見てて心地いい。プレッシャーなかったらもっと伸びやかだったんだろうな。

ルッツ跳ぶ前のステップの入れ方が好き。2本目のルッツの、転倒した後すぐに起き上がって、まるで成功した着氷のように手を広げたポーズ取ったとこも好き😆柔らかさとしなやかさのコレオが好き。演技後の佇まいも良かった。



エイモズ


ホントこの選手のプログラム楽しい。多少のミスなんか気にならない。

繋ぎでいろいろやってるのも、ただ得点稼ぐためというのじゃなく、ちゃんと音楽に合ってるし良いアクセントになってると思う。表現しよう、観てる人を楽しませよう、という意欲を感じる。

あ!エイモズがキスクラで着てたジャンパーにTOKIOなんちゃらって文字が入ってる!なんだ?あとでググろう。



チャ・ジュンファン


そう言えば、ジュンファンもFSはこの曲だったね。昨シーズンからの継続。

ジュンファンの方が先に使ったのに、私の中では既に紀平選手のイメージが強くなってます。でも、これはこれでいいプログラムだと思う。コレオの所のしなやかさなんて、いい意味で男子選手っぽくなくて、持ち味が出てると思いました。

他の多くの選手と同様、枠取りのプレッシャーか調子が良くなかったのか、全体的に固かったしスピードが無かった。あと、トリプルアクセルの助走がちょっと長い。しかも、1本目は跳ぶ前にスピード落としたので勢いがなくなってセカンドジャンプで転倒。でも、代表1人で頑張りました。



ブラウン


エイモズとはタイプが全然違うけど、観てるだけで楽しい、飽きないという意味では同じ。その上スケーティングや所作が伸びやかで美しい。歴代の男子選手の中で1番好きなタイプの選手かも。日本の男子選手だと須本選手のスケートが好みなんだけど、これから力強さや勢いやキレがもっと加わったら、須本選手も今以上にスケーティングだけで観てる人を惹きつけられる選手になると思う。

最初の4回転は回転不足で残念。アクセルの2本目が足を早くついてしまって減点、フライング足替えコンビネーションスピンでVが付いた。

それ以外は良かった。でも、1番良かったのは繋ぎ。ここまで音楽を捉えてる繋ぎは初めて見た気がする。いや、繋ぎ単体で語るのは違うな。繋ぎの部分も要素も含めて全てが・・・もう、なんと表現したらいいかわからないくらい。うまく言葉で説明出来ない。どこにも隙や穴がなく、音楽をあます所なくしっかり拾えていて、それでいてガチャガチャうるさくない、セカセカバタバタしてるわけでもない・・・わたしの語彙力ではやっぱり説明しきれない。

そして、一連の流れの中で思いがけないタイミングで跳ぶ 3フリップ!不意を突かれた。

そして、中盤のスピンの後、ここでコレオかな?と思ったら違うのね。そして再び思いがけないタイミングでフリップ。

ラストにステップと、今度こそコレオを続けて行う。男子選手にあるまじき!?柔軟性を生かした美しすぎるスパイラル!更に得意のまたしても美しすぎるキャメルスピンでダメ押し。

ジェイソンの武器、強みを最大限に効果的にジャッジにアピール出来て、なおかつ、例えばフィギュアを全く知らない人が観たとしても見入ってしまうようなプログラム。技術と美とエンタメの融合、最高じゃないですか。

それなのに、なんでPCSがこんなに低いの?5項目全てで少なくとも9点台が付かないとおかしいと思う。なんでこんなに低いのか説明して貰えないものかな?嫌味で言ってるんじゃなく本当に知りたい、教えて欲しい。

ついでに、同じアメリカの選手なのに、ネイサンとの扱いが違う理由もアメリカスケ連に聞きたい。ジェイソンじゃ五輪のメダルを狙えないという判断なの?それともコーチの権力の差なの?

いずれにしても、一応元締めなんだからISUもっとしっかりして下さい。

楽家の方が書いてるフィギュアのブログを読んで知った話だけど、クラシックの権威あるコンクールでは、審査員の選定を物凄くシビアにやるらしいです。見当違いの審査をされたらコンクールの権威が落ちて優秀な音楽家が参加しなくなり、いずれそのコンクールは無くなってしまう恐れがあるから、なんだとか。

ISUにもそれくらいの緊張感持って欲しい。



宇野


このプログラム、宇野選手に合ってると思う。しかも、ここ数年の宇野選手自身にまつわるあれやこれやを考えると、ますます今の宇野選手にピッタリな気がする。

変に考えすぎて迷走してる(私がそう思っただけで実際どうだったかはわかりません)かな?って時期、とりあえずしばらくコーチ無しでシーズンに入ったもののGPSで信じられないような結果が続き、そして暫定期間を経てランビエールが正式なコーチに就いて。ランビエールと組んでから凄くいい表情になったと思う。伸び伸び楽しそうに滑ってるし、今の自分を客観的に冷静に分析してその上で前向きにスケートと向き合えてるんだな、それもコーチとの信頼関係が出来てるからなんだろうな、とツーショットを見ていて感じる。

今回も、滑り終わった直後にコーチの方を見て、軽くガッツポーズのように拳を握り、大丈夫だった?ボク、頑張れてたかな?これで良かった?と問いかけてるみたいな場面があって、なんだか頬が緩んでしまった。

好きな選手が楽しそうに滑ってるのがまず嬉しい。それも、ただ楽しそうというだけじゃなく、もっと上手くなりたい、とやる気満々なのが嬉しい。

ランビエール先生、やっぱりマスク姿似合う。あと、キスクラで座ってる姿がちょっと内股気味で、お行儀良く手と足を揃えてちょこんという感じで座ってるのがちょっと可愛いゾ!



メッシング


FSも継続ですね。カナダ男子、今回1人だったんだ。あれ?前回そんな成績だったっけ?女子の方ばっかり見てたから、男子の印象があんまり。

家族のため、友情のため。そっか、もうすぐパパになるのか。良かったね。勝手な想像だけど、メッシングみたいなタイプの人って、何か守るものがある時、自分のためだけじゃなくて誰かのためっていうのがある時の方が力を出せるのかも。

トリプルアクセルは頑張って踏ん張った、まあ、あれはしょうがない、最後のフリップだけがもったいなかったね。コレオからの流れでほとんど助走なしで、難しそうな入りだったもんね。あれ、決まってればジェイソンのフリップみたいに、思いがけないタイミングのビックリジャンプになってたのに。

メッシングの得点が出る前に、チラッと映った羽生選手、息苦しかったのかマスクをはずして目を瞑って上を向いて・・・ちょっと苦しそうに見えた。



コリヤダ


いい調子で行ってる!と思ったらトリプルアクセルで転倒。あー、もったいない。でも、全体的には良かった。

姿勢がキレイ、伸ばした手足がキレイ。



ネイサン


この曲、シェルバコワのと一緒の人だよね?なぜか選曲の傾向がカブるシーズンが時々ある。フィリップ・グラスって今流行りの人なのか?



ネイサン、鍵山、羽生各選手の採点チェックは、また別個でやってみたいと思ってます。

まだまだ喋り足りない 世界フィギュア女子FS

女子FS  

 

 

宮原

 

今はまだ見返すのがしんどい。それくらいジャンプミスが続きました。

でも、多分内心は相当挫けてたと思うのに、諦めたり投げやりになったりする気配を露ほども見せず、最後の最後まで全力を尽くした姿には拍手を送りたい。

演技後は、無観客で関係者のみの会場から拍手と喝采が。同情や励ましなどではなく、素直な称賛の気持ちから自然と沸き上がったように思えました。最後まで全力を尽くす、口で言うのは簡単だけど、実際にやり遂げるのは容易な事ではないと思う。私なんかのような素人の何倍も、会場に居た関係者はその難しさをよくわかってたはず。

全日本で満点評価のステップは1.17の加点。GOE平均が3だったという事になりますね。全日本の満点は過大評価、今回の3は過小評価だと思いました。

 

 

トゥルソワ

 

やっぱり曲の構成が変、終わり方も変。ロミオとジュリエットのストーリーとは関係なく、曲の印象だけで振り付けたのかな?衣装は、黒と紅っぽいピンクの組合せで大人っぽくて、割と私の好み。背中がちょいセクシー。衣装のせいか、SPの時みたいに後ろ姿がゴツく見えなかった。むしろ、背中綺麗〜と思った。無駄な肉が付いてなくて引き締まってて、なのに女性らしいしなやかさが感じられて。やっぱり衣装って大事。

ただ、曲の構成の印象同様、ジュリエットのイメージじゃないと思う。元々のストーリーには拘らないというコンセプトなのかな?

SPの 3フリップに続いて4フリップにも!が。SPの時には映像の角度的に私にはそうは見えなかったのだけど、今回は真後ろから捉えてたのではっきりエラーとわかりました。それもフラットと言うより、どちらかと言うとアウト気味。eを付けられてもおかしくなかったかも。

SP出遅れた事もあって、4回転MAXにぶっ込んできましたね。私は、ミス率高いサルコウは回避して4本かな?と予想してたんですが、兄貴は逃げなかった!後半の2本はさすがに回りきれなくてミスになったけど、ぺース配分?なにそれ!?と言わんばかりのチャレンジ、その心意気が好きだわ。

あ、そう言えば3連続のサルコウにqが付いてたけど、私にはギリ足りてるように見えた。もっともループとサルコウは起点が分かりにくくて、トゥ系のジャンプ以上に見極めに自信がないんだけど。

あと、トゥルソワもプレロテのルール変更がもしあったらあおりを喰う1人。でも、トゥルソワはちょっとずつでも修正しようとしてるような気がする。ルッツのエッジも、シニアに上がるのに合わせて少し修正してたように思うし。

もはやアウトエッジでルッツを跳ぶ気は全くなさそうなシェルバコワは、五輪で金メダル取ったらとりあえず目標達成で、その後続けるかどうかは状況次第、気分次第、一方トゥルソワは出来る限り長く競技を続けるつもり、と心構えが違うような気がしてる。それがジャンプ(特にルッツ)の踏み切りに端的に現れてるのではないかと想像してみたりしている。

トゥルソワが今シーズン、フリップのエラーを取られるようになってるのも、プレロテをちょっとでも減らすために踏み切り方を変えてきてるからなのかな?って気もしてる。昨シーズンのと見比べてちょっと違うように思ったので。そういう目で見てるから、そう見えるだけなのかもしれない。

 

 

ミクティナ

 

オーストリア女王。知らない選手だった。エストニアのキーバス、カナダのシーザスと、これまで知らなかったけど、優秀な選手が世界にはまだまだたくさんいるんだね。

一生懸命身体を大きく使って、一生懸命スピードを出して滑ろう感が出てて、まだまだ未熟で粗い感じはする。でも、こういう選手が1年2年すると急成長して、突然上位に顔を出してきたりするからフィギュアは面白い。

 

 

ヘンドリクス

 

その、突然上位に食い込んできた選手のいい見本、ヘンドリクス。

このプログラム好き。いいわ〜。ホント好き。何回でも観られる。何回でもリプレイしたい。

曲の構成がいい。これ、ビヨンセの曲なんだね。全く知らなかった、聴いた事ない曲だった。最初、中東あたりの歌手の曲かと思った。最後の、コレオからスピンにかけての曲調がなんかエキゾチックだったので。

そして、曲に合った演技構成がいい。多分、この曲とこの振り付け、ヘンドリクスのスケートに合ってるんだと思う。リズム、テンポだったり、振り付けの流れだったりが。ヘンドリクスにとっては無理して頑張らなくても自然に気持ちよく滑られるプログラムなんじゃないかな。

選手によって、ジャンプやスピンに難易度とは関係なく得意不得意がいろいろあるように、それぞれの選手にとって滑りやすい、心地いいテンポや流れというのがあるんだと思う。このプログラムは、振り付け師さんがあらかじめヘンドリクスのスケートをよく研究してそれに合わせて振り付けたのか、それとも出来たものをやってみたらたまたま凄く合ってたってパターンなんだろうか?

それにしても、ヘンドリクスの存在はもう何年も前から認識してて、演技もずっと見てたはずなのに全く印象に残ってない。このFS観て、今までなんでこんな魅力的な選手を見逃してたんだろう、と改めて自分にガッカリした。

 

 

シーザス

 

手や腕の使い方が時々ちょっとコストルナヤに似てる?ほんの時々ね。

スケーティングは、ジャンプやスピンの回転が逆なのでコストナーを連想してしまった。同じ逆回転なのに、ワグナーやオズモンドのジャンプには違和感、コストナーとシーザスには感じないのはナゼなんだろう?

 

 

イ・ヘイン

 

ブラック・スワン、毎年多いな。元々の白鳥の湖バレエ音楽な上に、心の闇だの何だのとドラマチックな要素が加わってるから、フィギュアのプログラムとして使いやすい題材なのかな。

所々出てくる、独創的な面白い振り付けが印象的。冒頭の首振る動きは、鳥類特有の首の動きを表現してるのかな?ステップでもやたら羽ばたいてたし、コレオの所では、面白い姿勢のスパイラルが入ってたし。鳥感を醸し出そうという工夫なのかな?本当の意図はどうかわからないし、私が抱いた印象が振り付けの狙い通りかどうかもわかりませんが、インパクトという点では成功。

 

 

テネル

 

調子がイマイチでミスが多かったせいかもしれないけど、あまり好きなプログラムじゃない。ノーミスで滑ったらまた印象変わるかな?

 

 

坂本

 

いつまでも未練がましいことは言いたくないけど、やっぱり見返すたびに130点台の演技じゃないよなあ、と思ってしまう。この滑りでどうしてPCS70点出ないのか。

 

 

カレン・チェン

 

いつまでも未練がましいことは言いたくないけど、やっぱり見返すたびに130点台の演技じゃないよなあ、と思ってしまう。この滑りでどうして134点出るのか。

あ、1つ訂正。前に、後半のルッツがどこからどう見ても<に見える、と書いたのですが、今見直したらqの判断でもおかしくないかもしれない、と思い直しました。この辺の見極めはホント難しい。やっぱり回転不足とエッジだけは機械判定導入すべきだと思う。

プレロテフルブレが溢れている中で見ると、カレン・チェンのジャンプがメチャクチャクリーンに見える。

あと、演技後頭を抱えてたのと、得点が出た時にちょっと首を捻ってそれから軽く頷いていたのがどういう意味だったのか、ちょっとだけ気になってます。

①頭を抱える→ああ、神様、やったわ!私ノーミスで滑り切ったわ!

得点を見て少し首を捻ってからウンウンと頷く→あれ?思ったより点が低いわね。あ、SPと違って回転不足を取られたのかもしれないわね、まあ、それならこんなもんかしら?

②頭を抱える→ああ、神様、やっちゃった!また回転不足が幾つか出ちゃったわ。

得点を見て少し首を捻ってからウンウンと頷く→あれ?思ったより点が出たわね。SP同様見逃して貰えたのかしら?まあ、貰えるもんなら貰っときましょう。

どっちだったのかな?

 

 

トゥクタミシェワ

 

何回見ても、姐さんの涙にグッと来る。

 

 

紀平

 

見返すのしんどいパート2。シニアになってここまで崩れた事あったっけ?もパート2。それでも最後まで投げやりにならずに頑張ったのもパート2。反省点もたくさんあっただろうけど、宮原選手も紀平選手もそこは立派だと思う。見習いたい。

ところで、ステップに1を付けてるJ6って何だ?ツイズルをミスったように見えた所があったから、それでかな?ミスなのか、そういう振り付けなのか、はっきりはわからないけど。

このプログラム、紀平選手に合ってないような気がする。曲と言うより振り付けが合ってないのかな?全日本の時ほどじゃないけど、ステップの所なんか特にぎこちなくて無理して動いてる感がある。

 

 

シェルバコワ

 

優勝については異議はない。必ずしも調子が良かったわけではないのに、4回転を1本入れたのにも、最後のリカバリーでセカンドループを跳んだのにも、ロシア女王としてのプライドを感じたし、勇敢だったと思う。

でも、やっぱり得点は相変わらず高すぎるなーと思う。稚拙な踏み切りを別にしても。

2A   加点1.04→0.33〜0.83くらい

 拙い着氷なのでこれくらいでいいのでは?

FCCOSp4  加点1.40→0.35〜1.05くらい

 GOEの平均が4という数字がプラス面のみの評価として妥当だと仮定しても、軸の流れは-1〜-3。ジャッジは引き算出来ないのかな?それとも、演技を見てなかったのかな?見てたのは2を付けたJ7だけなのかな?5を付けたJ4とJ8は、選手に失礼だから居眠りしてないでちゃんと仕事をするべき。もし、見てたのに5を付けたなら、眼科に行く事をお勧めします。

3Lz  加点1.26→-0.59〜+0.59くらい

 不明確な踏み切りエッジ&稚拙な着氷は減点対象のはずですが。

それでも、ふらついたフライングキャメルスピンに加点ゼロだった分、もっとよろけたのに加点が付いたネイサンの得点よりはマシか。

まだまだ喋り足りない 世界フィギュアSP

なにせ、実質今シーズン最初で最後のガチ国際大会だから。終わって何日も経つのに、毎日時間さえあれば録画をリプレイリプレイ・・・の嵐。


嵐で思い出したけど、嵐活動停止でもあまり居なくなった感がないのはなぜだろう?

そうか、そもそも最近テレビをほとんど観てないからだ。海外ドラマか映画か、ごく一部の番組だけしか観ないから。


そのごく一部の番組の1つが関ジャム。マニアックに、プロの立場から音楽を深掘りしてて面白いです。日本人って凝り性だから、こういうの好きだと思うんだよね。芸人集めて内輪ネタで盛り上がってるだけみたいなしょうもないバラエティ作るお金があるなら、こういう番組もっと作ればいいのに。藤井風さんという同郷の天才アーティストも関ジャムで知った。岡山弁丸出しの歌詞でいい曲作るって、ヘンな人🐱🐱🐱


2年くらい前、フィギュアを音楽表現の視点から取り上げてた回があって、それをきっかけに観始めました。この時は、フィギュアファンからすると深掘りとはとても言えない、イロハのイみたいな浅い掘り下げ方でしたけど、冬季五輪も近い事だし、またフィギュアを、今度こそもっと踏み込んで取り上げてくれないかな。


専門家側のゲストは本田さん、村上さんだけでいいよ。小塚さんは説明下手すぎるから、フィギュアの基礎知識ない人向けの番組には向かない。羽生選手はジャンプの助走が短くて、ギリギリまでステップなどで音楽表現しててその流れの中で跳んでるから演技構成点での評価が高い、というだけの事を、なんでシンプルに説明できないのか不思議でしょうがない。多少でもフィギュアについての基礎知識がある人ならピンと来るけど、知らない人には多分わかりづらいであろう持って回った言い方をする。前からたびたび思ってる事だけど、結構いい事言ってるのに、言葉の選び方や表現が不適格でヘタクソだから意図を誤解されて叩かれちゃうんだと思うよ。羽生選手の事で炎上した時とか。あれ、本当は羽生選手を褒めてたのにね。



また脱線した。私の悪いクセ。



まだ喋り足りてない事を、思いつくままに、徒然なるままに書き殴ってゆかんと思ふ。



女子SP


チェンとテネルの時大声出してたの、ジェイソンかな?こらこら、うるさいよ😚

一応、ISUは万全の対策をしてる建前なんだからさあ🤭🤭🤭


え?シェルバコワ、ロボット自作したの?リケジョだったの?



トゥクタミシェワ


何度見直しても素敵。好きだわ、このプログラム。特にラストのクネクネからののけぞりポーズでフィニッシュの振り付けが好き。

でも、いつもジャンプにはあまり高い加点が付かないんだよね。トリプルアクセルはスピード無いから分かるんだけど、評価の高いルッツにもあまり付かない。あまりに簡単そうに跳びすぎるからかしら?



パガニーニ


普段エレガントなパガニーニ。前髪下ろしたポニーテールと雰囲気違って新鮮。残念ながらジャンプミスが響いてFSには進めませんでした。

ランビエール先生、マスク姿凄い似合うと思うわ。いつもより若々しく、よりイケメンに見える。



リャボワ


適当な順位予想で10位に選んだリャボワ。SPはなかなかの得点。やっぱりリプニツカヤにちょっと似てませんか?



キム


あの女王ほどじゃないけど、結構なプレロテだよね。もうしばらくは大丈夫だけど、五輪終わったら、多分ルール変更で厳しくなるような気がするので、修正の準備しといた方がいいと思う。



キーバス


全然知らなかった選手だけど、ロシアの有望なジュニアの子かと勘違いしそうな雰囲気。エストニアってどこ?今はまだ全てが粗いけど、もう何年かしたら、今回のヘンドリクスみたいに急に上位に出てきたりするかも。



トゥルソワ


コストルナヤやシェルバコワと違って雑で粗いのに、なぜかトゥルソワの滑りが1番好き。本来なら好みのスケーティングじゃないはずなんだけどな。4回転に関係なく何度でも観てしまう。一生懸命さが好きなのかな?常に全力感があると言うか。あんまり勝ち負けや得点の計算をガチガチにしてない感じがする。全く気にしてないわけではないだろうけど、それよりも今日の試合ではどこまでチャレンジするのか、自分の事に集中してる感じ。それと、スケートが本当に好きなんだろうなという感じもする。やらされてる感がなくて。



シェルバコワ


相変わらずのジャンプの踏み切り、そしてルッツのエッジ。いろんな所で◯◯女王と皮肉を言われてるのも、エテリチームに居るおかげでいろいろ得点面で優遇されてるのも、頭の良さそうな子だから多分わかってると思う。でも、全く気にせず相変わらずのジャンプを堂々と跳んでるように見える。そのメンタル凄いと思うわ、嫌味じゃなく。



坂本


ルッツのエッジの事はある程度織り込み済みで組んでるのかと思ってた。得点出て驚いてたね。私も、取られるとしても!で済むだろうと思ってた。だって、同じ試合に同じくらいの人がいて、その人はなぜか一度!付けられまくって以来全く取られなくなったから。他の試合ならともかく、同じ試合、同じジャッジなんだから選手によって取ったり取らなかったりみたいなあからさまな事はさすがにやらないだろうと思ってたから。私が甘かった。坂本選手とコーチも甘かったかもしれない。



宮原


まだ今は見返すのがしんどいので、当分スキップする。



テネル


このレオタード?みたいな衣装、時々見かけるけど好きじゃない。紀平選手のはスカート?が付いてるので気にならない。宮原選手の中東風の曲の時の衣装が1番受け付けなかった。



紀平


ランビエール先生、マスク姿凄い似合うと思うわ。いつもより若々しく、よりイケメンに見える。

そして、濱田先生とのツーショットがなぜかいつもツボにハマる。演技中、紀平選手越しに画面に映り込む2人が、並んで紀平選手の演技に集中してる姿なんか特に。更に、スピンの成功に興奮を抑えきれなくなった濱田先生が、勢い余ってランビ先生を肩?腕?で押してしまう場面でとうとう腹筋崩壊。

あ、あと、リプレイで、2人のリアクションがシンクロするのとかも、いいネ乱打したい。




男子SP


羽生選手の曲かけ練習の場面が流れてた時、ジャンプで転倒したか何かでリンク上に倒れてた選手が、羽生選手が近づいて来るのを見て、あかん!邪魔になる!という感じで慌てて起き上がって場所を空けてたのが健気で微笑ましかった。もしかしたら、あかん!轢かれる!と思ったのかもだけど。羽生選手は後向きで滑ってる所だったので、その選手の事は見えてなかったと思う。あれ、多分鍵山クンかチャ・ジュンファンじゃなかったかな?

時々、誰々が誰々の曲かけの時に邪魔したとか接触したとかいう話を聞くから、こういうの見るとなんかホッとする。



鍵山


面白い選曲、面白い振り付け。鍵山クンは毎回選曲が独特だと思う。定番や他の選手とカブったのが記憶にない。

龍馬伝の時は編曲が無理やりだったね。

シニアデビューシーズンで、世界選手権初出場で、100点越え。萎縮しないのがエラい!

毎回思うんだけど、PCSがいつも高くない?表情豊かで表現しようという気持ちを感じる演技であるのは認めるけど、踊るのが好きというのも伝わってくるけど。佐藤クンとそこまで差がつく?佐藤クンは逆に低すぎるような気がするし。

お父さんがお父さんだからジャッジが気を遣ってるのかな?今回は全員海外のジャッジだから関係ないか。

そう言えば、八木沼さんが現役時代がカブってるお父さんの事をまさかずクン、まさかずクンと呼ぶのが違和感。若い頃を知らない私には、クン付けで呼ばれる雰囲気に見えないんだもん。



コリヤダ


高校球児?曲がザ・べースボールスだから?べースボールって、あのべースボール?

ロシア選手なのに、珍しくロシア跳びをしない。それだけで実直な人柄に思えてしまう。好感度高し。応援したい。

鼻の病気って何かしら?わからないけど、頑張って戻ってきたんだね。応援したい。



ジュンファン


ノーミスかつオールレベル4。それでも8位。世界の壁は高い。



宇野


トリプルアクセルもったいなかったな。宇野選手も五輪後プレロテで苦しむかも。

でも、一時期の頭でっかちになって変に考え過ぎてた感じだったのが嘘のように、心身ともにに充実している感じがする。結果に関わらず清々しい表情&素直にシンプルに、強くなりたい、成長したいと繰り返し発言する姿も清々しい。コーチとの相性がいいとこうも変わるものなのか。

そして、そのコーチ.

ランビエール先生、マスク姿凄い似合うと思うわ。いつもより若々しく、よりイケメンに見える。

そんなマスクイケメン、ランビ先生にコンビネーションはダブルじゃなくて、トリプル行けたやろ?とダメ出し喰らってたね。

あと、同門だからなのか、デニスくんに顔が似てきてない?



ボーやん


なんて日だ!と思ったかどうかは知らんけど、19位とは。FSに進めてよかったよ。



エイモズ


今シーズンも楽しませてくれますね。選曲だけで既に成功。振り付けで更に成功。これはエイモズにしか出来ない、と思わせて大成功。ジャンプ着氷であれだけバランス崩してあれだけ踏ん張れるのもエイモズならでは。得点に不満そうだったね。



メッシング


私のお気に入り選手。メッシングとエイモズって似てると思う。ツルツル滑る氷上だという事を忘れさせるくらい自由な動きが出来る絶妙なバランス感覚が。

結婚した時に奥さんと滑った思い出の曲を継続。どんな方か知らんけど、奥さんは幸せな女性だと思うわ。絶対優しくて愛情深くて寛大な旦那さんだと思う。



ヴァシリエフス


あれ?4回転跳ばない選手だったっけ?

シットスピン、得意の独創的なスピンだけど、回転数足りてました?いつもより短く感じてスローで見たら8回転回れてないような。でも、認定されてるね。レベル4のうちの1つって、多分8回転達成ですよね?違うのかな?それとも私の数え方が悪いのか・・・。そして、

ランビエール先生、マスク姿凄い似合うと思うわ。いつもより若々しく、よりイケメンに見える。



ブラウン


この曲、ニーナ・シモンの曲だったんだ。この曲もニーナ・シモンという名前も知ってたけど、今まで結びついてなかった。

ニーナ・シモンという名前は映画「ニキータ」で知った。あれ?違う?ハリウッドリメイクの「アサシン」の方だっけ?とにかくそれで名前だけは知ってた。

曲の方はいろんな映画やドラマでよく使われてたので覚えた。ドラマだと「パーソン・オブ・インタレスト」でマフィアのボスが出てくる回、「ルシファー」では主人公がピアノの弾き語りで歌ってた。カッコいい曲だなと思ってたけど、ようやく曲と曲名と歌手が結びついたわ。

カッコいい曲にふさわしくジェイソンの滑りもカッコ良かった。どんどん洗練されていくね。仮に高難度のジャンプが跳べなくなったとしても、出来るだけ長く続けて欲しいわ。ケガさえ無ければ。



羽生


やっぱり特別なスケーターだと改めて思った。人としては苦手なタイプの人で、好きなスケーターではあるけど別にファンというわけじゃない。羽生選手に対する認識がその程度の私でも、羽生選手が一旦滑り出したら特別なものを感じざるを得ない。

カリスマっていうのはこういう人を言うんだろうな。



グラスル


ジュニアの大会でしょっ中耳にしてた名前。でも今まであんまりちゃんと演技を見たことなかった。なかなかユニークなプログラムだったね。4ルッツも成功。これからどこまで成長してどれくらい上位に上がってくるのか、じっくり見ていきたいと思います。



リッツォ


グラスルの先輩登場。ロシアを除いたヨーロッパ男子の一番手かな?と思ってたら、エイモズが出てきてグラスルが凄い勢いで上がってきて、うかうかしていられなくなった。

なんとなく品の良さを感じる選手なんで、女子のコストナーみたいに美しいスケーティングと大人の表現で長く活躍して欲しいな。



ネイサン


前に細かく分析を試みた時にも書いたけど、やっぱりPCSの出方がおかしい。五輪金メダルのシナリオに向けて、五輪最大のスポンサー様、アメリカスケ連様、そして両者様の意向を受けたISUがタッグ組んでるの?それぐらい勘繰らないと、採点ルールを無視してるとしか思えない得点と、それに何も言わない関係各所の姿勢の説明がつかない。

ネイサン自身はこういう状況をどう思ってるんだろう?



世界フィギュア女子 坂本選手とカレン・チェンのFS採点分析を試みる

三たび、勝手に自己流採点を通して、坂本花織、カレン・チェン両選手のFSの「疑惑の採点」の分析にチャレンジしてみたいと思います。

※GOEは0.5刻み、5コンポーネンツはジャッジと同じ0.25刻みで付けています。

 

数字の並びを揃えられなくて見苦しくなっております。

左から基礎点、ジャッジの付けたGOE、合計、私が自己流で付けたGOE、合計です。

 

 

坂本花織

 

      BV        GOE       計  GOE      計

2A               3.30      1.27     4.57       1.32     4.52

3F3T           9.50    -0.08    9.42     -0.27     9.23

3Lze           4.72    -0.47    4.25      -0.47    4.25

3S               4.30     1.04     5.34       1.08     5.38

StSq3          3.30     0.80    4.10       0.99     4.29

CCOSp4     3.50     0.85    4.35       1.05     4.55

2A3T2T      9.68x   1.38   11.06       1.68    11.36

3F2T           7.26x   1.21     8.47       1.33      8.59

FSSp4         3.00     0.73    3.73       0.90     3.90

ChSq1         3.00    1.43     4.43       1.75     4.75

3Lo             5.39x   1.19     6.58       1.72      7.11

FCCOSp4V2.63     0.79    3.42       0.79     3.42

 

合計   59.58   10.14   69.72     11.77  71.35

 

SS                                        8.75                9.00

TR                                        8.21               8.75

PE                                        8.50                8.75

CH                                        8.46               9.00

IN                                         8.39               8.75

 

合計          67.70              70.80

 

ジャッジの採点

 TES  69.72   PCS  67.70   D  0.00   

       TOT  137.42

私の自己流採点

 TES  71.35   PCS  70.80   D  0.00    

      TOT  142.15

 

全体的にはちょっと固かったな、慎重に一つ一つ丁寧にって感じだったな、そのせいかいつもほどの勢いやキレは無かったな、という印象。それでも、いつもほどではなくてもスピード感溢れるダイナミックなスケーティングだったと思います。

だから、TES、PCSともに異様に低い得点には納得がいかない。どうしても、後に控えてるチェンのために本来坂本選手が座るべき上位の椅子から蹴り落とされたという印象が否めません。

 

ダイナミックなダブルアクセルには高い評価が付いています。高さ、幅、流れ、着氷後にステップ入れる工夫、などプラス要素しかないと思います。J5、J8が5、J3、J6、J7が3、後は4。私は4にしました。

 

間にオーバーターンが入った 3フリップからのコンビネーションに対する評価は、-2から1まで分かれました。私は1.5-2の計算で-0.5としました。オーバーターンは基本的には-3にするマイルールにしてるのですが、立て直しが早く時間のロスがそれほど無くセカンドジャンプに繋げる事が出来てたと思ったので-2にしました。でも、それは後付けのこじつけで単なるえこひいきかもしれません。-2をつけたのがJ6、J7とJ8が1をつけています。暫定では僅かながら加点が付いてたのに、最終的には僅かなマイナスになってるw あまり、私の中のゲスの勘ぐり極み乙女を刺激しないで。

 

eが付いたルッツは2-3の計算で-1としました。ジャッジは、J3、J4、J8が-2、後は-1と0、ただ1人J5が1を付けています。演技直後の暫定では-0.27だったのが、最終的に-0.47になってるw あまり、私の中のゲスの勘ぐり極み乙女を刺激しないで。

 

エッジエラーの判定そのものに異議を唱える気はありませんが、坂本選手のルッツがeならシェルバコワのルッツにマークが付かないのはナゼなのか、ISUに説明を求めたい!という事はしつこく言い続けます。

サルコウは2.5。ジャッジの評価は2と3が並んでますが、1人だけJ3が1を付けています。

 

得点源の一つ、後半の3連続には、J5、J8、J9が4、他は3。私は4にしました。ダブルアクセルの幅が凄くあったし、3トゥループの回転のキレ、そして最初から最後まで流れとリズムが良かったと思います。時々ミスが出るジャンプですが、決まった時は素晴らしい出来でいつも大きな加点が付きますね。

 

 3フリップ2トゥは2と3が並ぶ中、ポツンとJ9が付けた1が。目立ってます。なぜ1なんでしょうか?私は2.5にしました。

ジャンプの中で一番違和感を持ったのは3ループへの加点の少なさ。私は3.5にしたんですが、4を付けたJ5以外は2と3が並んでます。しかも2が5人と優勢なんです。なんでこんなに評価が低いのかわかりません。

 

ジャンプに対する最高と最低評価一覧

        最高           最低

2A                5(J5、J8)            3(J3、J6、J7)

3F3T            1(J7、J8)                  -2(J6)

3Lz                 1(J5)                -2(J3、J4、J8)

3S           3(J2、J5、J7、J8)         1(J3)

2A3T2T     4(J5、J8、J9)             他6名

3F2T          3(J2、J5、J8)             1(J9)

3Lo                 4(J5)         2(J1、J3、J6、J7、J8)

 

ジャッジごとの大体の傾向がわかりますね。

J5は最低でも0、マイナスは一つもありませんでした。

逆に全体的に渋いのがJ3。ルッツに-2、他は全て0〜3です。3は5つ付けています。

同じく3までの数字しか付けていないのがJ6とJ7。どちらも3を4つしか付けていません。ただし、J7はマイナスを1つも付けていませんし、 3フリップ 3トゥと3サルコウには平均より高い数字を付けています。J6は オーバーターンのコンビネーションに-2、ルッツに-1。

総合すると、J6がケチof theケチという事になりますね。

 

他のエレメンツはどうでしょうか。

 

ステップには私は3を付けました。完全に感覚だけで決めてます。ジャッジは2が5人、3が4人。J5は意外にも2、逆にケチトリオのJ3とJ7が3、ケチキングJ6はブレずに2を付けています。

スピンステップのレベルはよくわからないので、ジャッジの判定を信じるしかないです。ステップはわからないなりに、とりあえずクラスターだけは注視するようにしてます。左足クラスターの所で、途中右足が氷に付いたように見えたのがあったので、もしかしてそこでレベルを落としたのかな?と見当を付けてみました。全然違うかも。

 

そしてこれまた違和感案件のコレオ。J5とJ8が4、そしてケチトリオは見事に仲良く2を付けていました。他は3です。刃物が近づいてくるだいぶ前からビビってのけぞってた半白髪のおじさんが、もしかしてJ3でしょうか?

確かにいつもよりは迫力や勢いに欠けてましたが、それでも2以下というのは3.5を付けた私から見るとあり得ないです。もしやケチトリオはもっとジャッジ席スレスレで威嚇してくれるのを待ち受けてたのに、坂本選手がいつもよりは遠慮がちに通って行ったので気勢を削がれて2を付けたとか?😆・・・んな訳あるか。

 

スピンで評価が割れたのは、フライングシットスピン。2と3が大勢を占める中、J1が1、J2が4を付けています。私は3にしました。ポジションも良かったし、回転の速さ、軸のブレのなさ、どこにもマイナス要素がないと思います。なぜ1なのか。ちなみにJ5とケチトリオの一画J3は3、J6とJ7は2です。

 

最後のコンビネーションスピンは、2と3がほとんど。シットスピンにも高評価を付けたJ2とおなじみJ5が4、ケチトリオはと言うと意外にも2を付けたのはJ7のみであと2人は3でした。あと、Vが付いてますね。えっと、Vが付くという事は基本姿勢のどれかが足らないと判定されたという理解で合ってるでしょうか?どれだ?シット姿勢かな?ビールマンの回転数が足りなかったという判断?よくわからん。

 

技術点は、全体的にちょっとずつ加点が抑えられてるなと感じました。それに最も貢献したのがケチトリオである事は言うまでもありません。全てのエレメンツに3までしか付けてないというのは、2つの解釈が成り立ちます。元々いつも点を出し渋るタイプのジャッジか、最初から坂本選手には3以上は絶対に付けないと決めていたか。他のジャッジが高評価を付けてるダブルアクセルと後半の3連続、どちらにも3以下の数字しか付けてないというのは不自然です。

3ループとコレオの加点の低さが特に気になりましたが、これは私の評価が高すぎるのか、どうなんでしょう。

 

そして、PCSの低さも気になります。チェンとほぼ同じです。

本当にその評価が妥当なのか。

例えば、この2人がプログラムを交換して滑るというのを想像してみる。音楽表現は別として技術的な事だけを言えば、坂本選手がチェンのプログラムを滑る姿は想像できても、チェンが坂本選手のプログラムを滑る姿は想像できない。コケまくる姿が思い浮かんでしまう。坂本選手のようにあまり漕がずにあのスピードで次々エレメンツをこなしていくなんて、チェンには多分出来ないと思う。それぐらい2人のスケーティング技術には差があると思う。

乱暴で見当違いな方法かもしれないけど、素人の私にはこういう具体的な設定で脳内シミュレーションをするくらいしかほとんど判断材料がないので。まあ、ジャッジもスケート経験のない人が多いらしいし、ジャッジの判定がそもそもあてになるのかという考え方もあるし。だって、PCSの付け方って日本の裁判と同じで前例主義、相場主義でしょう?

本来は純粋にその時の滑りや演技だけを見て判定すべきものだけど、実際には先入観や固定観念が入り込んでますよね?実績や経験が豊富かどうか、年齢、ルックス、高難度ジャンプなどで注目されている・・・などなど。そこに各方面からの圧力、特定の方面への忖度、ISUという組織の中の力学やその時々のシナリオ、など政治的要素も絡んでくる。

そもそもガイドラインがアバウト過ぎるし。小学校の通知表じゃないんだから。

 

なんか、また脱線しちゃった。

 

話を元に戻すと、SSは坂本選手の方がかなり高い。上記の脳内シミュレーションからも、2人の実際の演技を見て受ける印象からも坂本選手のスケーティングの方が力強く危なっかしさがない。チェンもスピードに乗った滑らかなスケーティングをする選手だとは思うけど、時々危なっかしくブレる、ように見える。1番差があるのはジャンプの着氷後の流れ。確か、これもスケーティングスキルの範疇でしたよね?ここについて定評のある坂本選手に対し、チェンのは元々あまり流れがない上今回は詰まった着氷が多かった。坂本選手には抑え気味の9.00を付けたので、相対的に考えてチェンには8.50くらいがちょうどいいかな?と思う。もっと差があるような気もするけど、私の心のどこかに日本人の身贔屓が入り込んでるかもしれないのでこのくらいにしとこう。

 

TRも坂本選手の方が上。たびたび荒川さんが解説で言ってるように、坂本選手はあまりガシガシ漕がずにステップを入れながらエレメンツとエレメンツの間をうまく繋いでると思う。しかも滑らかにカーブを描きながらリンクの端から端まで大きく使い、スピードが落ちない。ただ、ステップで繋ぎながら上半身ももっと使って音楽に合わせた動きをもっと取り入れればもっと見栄えがしていいアピールになるのにと思わないでもない。でも、マトリックスという題材だから、あまりガチャガチャやらずに動きを削ぎ落としてる方が曲に合うのかもしれない、という気もする。

エテリガールズのようにこれでもかと目に見えて難しい技を詰め込んでるわけではないので控え目に8.75にした。これでもかと詰め込むのが正義だとは思ってないけど、今のジャッジは繋ぎ詰め込みに高評価を与える傾向にあると思うので、ジャッジの傾向に合わせて採点を試みた方がより分析の役に立つのではないかと考えて。坂本選手の数字を基準にするとチェンは8.25くらいが妥当だと思う。チェンはジャンプを続ける所ではほとんどただ走ってるだけ。音楽に合わせて腕をヒラヒラさせて一応繋ぎでも音楽表現してますよ感を出しているだけに見える。

 

PEに関しても坂本選手が上。が、そこまで差はなく、更に坂本選手は目立つミスをしてる上、今大会は少し思いきりに欠けてた気がするのでそれらも加味して少し下げ、どちらも8.75にした。ジャッジはどうかわからないけど、やはり見た目大きなミスなく終えた演技は、パフォーマンスという点で印象がいいと思う。だからマイルールではシリアスエラー云々関係なく、この項目に目に見えるミスの有り無し、数が多ければ回転不足やエッジエラーなどのミスの有り無しを反映させる事にしている。

シリアスエラーに関するルール?が近年出来たが、そもそもミス連発しても特定の選手に高いPCSを付け続けるおかしなジャッジが横行してたのが異常で、それを少しでも是正しようとやむなく明文化されたものだと思う。本来そういうルールが無くても、ミス連発したら少なくともPE(ミスの種類によってはINなども)は下げるのが当然。ポンコツなのか意図的なのかジャッジが当たり前にやるべき判定をしないから、やむなく作ったのがシリアスエラーに関する決まり事なんだと思う。そして、あまりに酷いので見かねて出来たシリアスエラーなのに、出来たら出来たで今度はそれを悪用して、下げたい選手にだけ適用して上げたい選手の時は無視し続けてるのが現状だと思う。

常識の範囲内だからわざわざ六法全書に書いてないだけなのに、書いてないからOKなんだろう?と法律の隙をつく犯罪が横行したので、きちんと取り締まるために新たに法律を作ったら、現場の警察検察がちゃんとやるべき事をやらないので結局意味がない、そんな日本(だけじゃない?)の司法の悪い所を真似てる感じ。

 

CHは坂本選手の方がはるかに上。リンク全体を満遍なく大きく使えてると思うし、エレメンツを行う場所もバランスよく配置されている。エレメンツの順番も音楽に合わせて上手く組まれていると思う。ステップやコレオなどでのリンクの使い方、身体の動きのバリエーションなど、全てにおいて坂本選手のプログラムの方がユニークだし工夫してると思う。そしてそんな構成のプログラムを今シーズンの坂本選手はちゃんと滑りこなしてると思う。昨シーズンは音楽に追いつくのに必死でヨイショヨイショという坂本選手の声が聞こえてきそうな気がしたけど、今年はあんまりそういう感じがしない。今日は緊張感からかちょっと迫力に欠けてたように思ったので、せっかくの構成の工夫がいつもほど生きなかったという判断で9.00にした。チェンのプログラムには元々大した工夫がないと思うので8.25。

 

IN。チェンは、繊細かつ壮大な音楽と美しいスピンやスピードに乗った演技がよく合ってたと思う。が、繋ぎの所で書いたように、腕、又は上半身の動きだけで音楽を表現してますよアピールの場面が多かったように思う。また、独創性は特にない。後でこの曲を聴いた時にチェンの演技がフッと浮かんでくるかと言うと、あまりそんな気はしない。坂本選手はいつもほどの勢いや迫力が無かった。特に一番の見せ場であるコレオで今一つ盛り上げきれなかった感じがする。それでもやっぱりこの曲、このプログラムをこれだけ滑り切れるのは坂本選手だからこそ、と思える。よって9.00、チェンは8.50。

 

 

カレン・チェン

 

ジャッジの採点

2A+3Tq                 7.50       -0.06            7.44

3Lz                        5.90         1.77            7.67

3F!q                       5.30       -1.06            4.24

3Lo                        4.90        1.26             6.16

StSq3                     3.30        0.90             4.20

FCCoSp4               3.50        0.85            4.35

3Lzq+2T+2Lo       9.79 x    -0.93            8.86

3S<                        3.78 x    -0.69            3.09

CCoSp4                 3.50        1.25            4.75

ChSq1                    3.00        1.71            4.71

3Lo+2T                  6.82 x     0.35            7.17

LSp4                      2.70        1.00            3.70

 

合計      59.99      6.35          66.34

 

 

私の勝手に自己流採点

 ●基礎点の前に※印を付けてるのは、回転不足の判定がジャッジ採点とは違うエレメンツです。

2A+3Tq                 7.50       -0.42            7.08

3Lzq                   ※ 5.90        0.00            5.90

3F!q                       5.30       -1.59            3.71

3Lo                        4.90        1.23             6.13

StSq3                     3.30        0.99            4.29

FCCoSp4               3.50        0.88            4.38

3Lz<+2T+2Lo   ※ 8.49 x    -0.71            7.78

3S<                        3.78 x    -0.69            3.09

CCoSp4                 3.50        1.05            4.55

ChSq1                    3.00        1.50            4.50

3Lo+2T                  6.82 x     0.25            7.07

LSp4                      2.70        0.95            3.65

 

合計      58.69      3.44       62.13

 

        ジャッジ       私

SS                           8.57                    8.50

TR                          8.29                    8.25

PE                           8.54                    8.75

CH                          8.50                    8.25

IN                           8.54                    8.50

 

TES                       66.34                  62.13

PCS                       67.89                  67.60

D                             0.00                    0.00

 

TOTAL                134.23                129.73

 

自分で採点してみて、事前に思ってたよりは回転不足やエッジエラーをそこそこ取ってるな、ただし減点幅は極力抑えたな、という感想を持ちました。もっと盛大にお目こぼしをしてるかと思ってたけど、一応それなりにチェック入れてましたね。

 

2アクセル3トゥは、トゥループが限りなく<に近いqだと思います。微妙。他の大会だったら<にされたかも。高さと幅がまあまあだったね、という判断で、1-2の計算でGOE-1としました。0と-1の中、1人だけ1を付けたJ5には説明を求めたい。

 

3Lzは<くさいqという判定にしました。スローで見るまでもなく回転不足だなと分かるジャンプで、スローで見たら<付いてもおかしくないかな?っていうレベルの回転不足でした。が、この大会はどうやら微妙なものは全てqで誤魔化す方針であるようなのでw、一応それに準じました。そうでもしないとジャッジの採点との乖離が酷い事になりそうなので。

J3の2を除き、3と4が並んでいます。影山さんじゃなくても「お嬢様はどこに目ん玉をつけていらっしゃるのでございますか?」と言いたくなります。回転不足抜きにしても、高さ、回転キレイ以外のプラス要素を私は見つけられなかったので。

 

その次の 3フリップは逆にちょっと厳しくないか?と思いました。映像の角度のせいかも。エッジは私にはセーフに見えました。回転不足はルッツと同じくらいに見えますが、こっちにはq付いてます。高さはあるけど詰まった着氷、そこに!とqのダブルパンチ。高さと幅があったね、のプラス1から-2-2と計算して-3としました。J3が-4。0を付けたJ5とJ9には説明を求めたい。

 

後半のコンビネーション、ルッツはどう見ても何度見ても、私には<にしか見えません。が、基礎点高いルッツには意地でも<は付けたくなかったようです。基礎点さえ削らなければ、qを付けても後はジャッジのさじ加減でどうにでもなるさ。-1と-2ばかりの中、J5だけが0。説明を求めたい。私は、高さ(と多分幅もそこそこ?)あったね、のプラス1から-3で-2、でも頑張って2トゥ2ループに繋げたね、2トゥではなんとかちょっとでも加点もらおうと手を挙げたね、という事で頑張りを認めて0.5上乗せして-1.5にしました。

 

3サルコウは見た感じ大丈夫だと思ったのに<が付いてて、スローで見たらルッツと同じくらいの回転不足?テクニカルはルッツをqで誤魔化したならサルコウもqで誤魔化しで良かったのでは?

基礎点の高いルッツには意地でも<は付けたくない、でも後で何か言われた時のためにアリバイ作り的に一個くらい<付けとくか?そうだ!基礎点低いサルコウに<付けとこう!と、私の中のゲスの勘ぐり極み乙女がテクニカルになりきって心の声を吐き出しています。J6が-3、J8が-1、後は-2が並んでいます。私も多数派の-2です。※GOEの計算を間違ってたので訂正しました。当初基礎点80%というのを忘れて掛け算して-0.86としてましたが、基礎点4.30×80%の3.44×0.2で-0.69が正しいと思います。

 

3ループ2トゥは0と1、J3とJ8が2を付けています。私は、ループが限りなくqくさい&トゥループの着氷で後ろに体重が乗りかけてちょっと堪えたのをすぐ次の動作に移る事でなんとか誤魔化した風に見えたので、そんなあれやこれやを考え合わせて0.5としました。でも、このジャンプに関しては2を付けたJ3とJ8の判断がそれほど不可解とは思いません。微妙な判断&微妙な判断の合わせ技なので、見方によっては2もあり得たかも。

 

自分で採点してみてつくづく思ったのですが、微妙な差を1刻みで判定するのは難しい。ほんのちょっとの差なのにGOE1の違いはあまりに大きい。7段階だった頃は今以上に迷ったと思います。私がマイルールでやってるみたいに0.5刻みにするのはどうでしょう?計算は機械がするので別に面倒になるわけじゃなし。

 

ステップはJ1、J7、J9が2、他が3。私も3にしました。

コレオは綺麗なスパイラルだったし曲調にも合ってたので3.5でもいいかな?と思ったんですが、今いちパンチを感じなかったので3にしました。適当です。ジャッジは2から4までバラツキがありますが、ここはそれほど違和感ないです。

 

スピンには、J5が全てに4を付けています。フライング足替えコンビに4を付けたのはJ5のみ。

足替えコンビには全員が3か4。

評価が分かれてたのはレイバック。J2、J9が5、J6が2。後は3と4。私は3.5にしました。2も5も意味がわからない・・・。

 

 

まとめ

 

ジャッジ採点による総合得点

坂本花織 6位

  SP  70.38    FS  137.42       TOT   207.80

カレン・チェン 4位

  SP  74.40    FS  134.23       TOT   208.63

 

私の自己流採点による総合得点

坂本花織

  SP (70.38)   FS  142.15      TOT   212.53

カレン・チェン

  SP (74.40)   FS  129.73     TOT   204.13

 

チェンのSPは回転不足見逃しがあったので、本当なら71点台くらいだったと思う。

 

 

私の結論としては、やっぱりアメリカの枠取りのために坂本選手下げ、チェン上げがあったと思う。

が、これが絶対正しいと言うつもりはありません。

 

今後もチェックを続けていきます。

この分析から導いた結論が妥当なのかどうかは、今後の戦いを見続ける事で答え合わせが出来ると思います。

 

アメリカスケ連、ISU、ずっと見てるからね・・・

 

 

 

 

 

 

フィギュア世界選手権 女子FS その2

③トゥルソワ

 SP前予想 総合2位

  SP  73.0    FS  162.5     TOT  235.5

 SP結果 12位  

      64.82    (30.34   34.48   0.00)

 FS予想 92.5   70.0   -1.0      161.5

       TOT  226.32

FS結果 1位

    88.04   66.34   -2.00    152.38    

終結果 3位

  SP  64.82   FS  152.38      TOT  217.20

結論。トゥルソワはやっぱり兄貴だった。

SPの出遅れから巻き返すべく、4回転を4種5本!男前だね〜。

ただ、曲がなあ、ロミジュリはいいんだけど、編曲が変。終わり方が変。悲恋物語ってイメージじゃないんだよね。どういうコンセプトの編曲と振り付けなんだ?衣装も可憐な少女というより黒メインで、背中がちょいセクシーでw

まずは4フリップ。安定してます。全く危なげない。!が付いて加点は抑えられましたが、それでも1.57点という事は、ジャンプそのものの質に対する評価がかなり高かったという事ですね。真後ろからのスロー映像で見ると、確かにエッジがフラットか僅かにアウト気味になってる。

そして鬼門のサルコウ。4回転を回り過ぎて失敗するってどういう事?4ルッツ3トゥは綺麗でした。そこからほぼ助走なしでステップからのダブルアクセル。怒涛の攻撃!

後半はさすがに4回転回りきれなくなってたみたいです。が、最後に3ルッツ3トゥ。普通、多くの女子選手がド頭に持ってくるジャンプですよ。

スピンステップは、昨シーズンからの進歩はあまり感じませんでした。まあ、あれだけのジャンプ構成に挑んだら、スピンやステップにそこまで気を配ってられないわな。

とにかく、そのチャレンジ精神に拍手。そして大きく巻き返しての表彰台、おめでとう!

 

④トゥクタミシェワ

 SP前の予想 総合6位

  SP  78.0    FS  142.5     TOT  220.5

 SP結果 3位  

    78.86    (44.39   34.47   0.00)

 FS予想 74.0   70.0   0.0      144.0

      TOT  222.86

FS結果 3位

    73.52   69.08   -1.00   141.60   

総合結果 2位

  SP  78.86   FS  141.60     TOT  220.46

SPの出来には及ばなかったけど、良かった。何より日本テーマのプログラムを選んでくれて素直に嬉しい。ありがとう。そしてなぜか、透け素材のヒラヒラした黒の衣装が多い。似合ってるからいいけど。

冒頭の3アクセル2トゥが1本目の後オーバーターン、 3フリップで転倒とミスもあったけど、コレオの独創的な振り付けや太鼓のリズムに合わせてドンドン動きが激しくなる所とか、音楽表現が良かったと思います。

2人を残して暫定1位で表彰台確定と分かって感極まった姿にホロッと来ました。どっかのマダムみたいな貫禄があって、ソファに腰掛けて後に滑る選手の結果を待つ時も、肘をソファの背にもたせかけて足組んで、どっかの社長さんみたいな不敵な姿を普段から見てたから、久しぶりの世界選手権の表彰台確定で泣くなんて想像してませんでした。

意外だったエロス姐さんの涙する姿、それも号泣とかではなく静かに噛み締めるような涙、そしてすぐ笑顔になってカメラに手を振った所も可愛らしい大人の魅力に溢れてました。

元々嫌いなわけじゃなかったけど、この大会で一気に大好きになったわ。

銀メダル、おめでとう!

 

⑤坂本

 SP前の予想 総合4位

  SP  77.5    FS  150.0     TOT  227.5

 SP結果 6位 

    70.38    (36.14   34.24   0.00)

 FS予想 76.5   75.0   0.0      151.5

      TOT  221.88

FS結果 5位

    69.72    67.70    0.00        137.42

終結果 6位

  SP  70.38   FS  137.42     TOT  207.80

え?130点台?なんだこれ?

これは、後に滑るチェンを坂本選手の上に持ってくる下準備ですね。テネルが失速した分、何がなんでもチェンを上の方にねじ込ませて何がなんでも枠を確保!というアメリカスケ連の政治力の賜物でしょう。

坂本選手はその犠牲になったという事でしょう。大会が始まる前から、ルッツのエッジという弱点を抱えている坂本選手は、ロシアアメリカの特定の選手を救済する必要がでた時のために落とす対象として標的にされてたのかもしれません。おあつらえむきに目に見えるジャンプミスがあったので、得点を(この機に乗じて必要以上に)削る口実が出来て工作はやりやすかったかも。

やはり世界選手権では、日本選手は目に見えるミスは厳禁。ちょっとでも隙を見せたらたちまち餌食になってしまうのです。

 

⑥テネル

 SP前の予想 総合5位

  SP  76.0    FS  146.0     TOT  222.0

 SP結果 7位

    69.87    (35.70   34.17   0.00)

 FS予想 76.0   71.0   0.0      147.0

      TOT  216.87

FS結果 8位

    60.52    67.42    0.00      127.94

終結果 9位

  SP  69.87    FS  127.94      TOT  197.81

う〜ん、ちょっと元気なかったかなー。回転不足で点が伸びませんでしたね。でも、やっぱりスピンは綺麗。キャメルの最後の所で珍しくふらついて見えたけど。

 3フリップでバランス崩して3連続に出来なかったのが痛かったですね。あそこで10点近く落としてしまった。

テネルが順位を落とした事で、チェン上位入賞がアメリカの枠取りのための必須条件になりました。アメリカスケ連大慌て。それとも、こういう事も織り込み済みでISUへの根回しは完了してたかな?

 

⑦キム

 SP前の予想 10位圏外

 SP結果 5位

    73.63    (40.07   33.56   0.00)

 FS予想 73.0   68.5   0.0       141.5

      TOT  215.13

FS結果 13位

    55.24    64.91    -2.00       118.15

終結果 11位

  SP  73.63    FS  118.15      TOT  191.78

SPで凄い成長を見せてくれて、褒めたばかりなのにこれだよ。危なっかしさ復活。プレッシャーに負けたかな?でも頑張りました。

 

⑧チェン

 SP前の予想 総合9位

  SP  69.0    FS  134.0     TOT  203.0

 SP結果 4位 

    74.40    (40.88   33.52   0.00)

 FS予想 71.0   69.0   0.0      140.0

      TOT  214.40

FS結果 6位

    66.34    67.89    0.00      134.23

終結果 4位

  SP  74.40   FS  134.23     TOT  208.63

やっぱり出ちゃいましたね、回転不足グセ。そしてやっぱり、FSではSPのようにあからさまに見逃される事はなく一応審議の黄色が点灯。そして回転不足は・・・取られてる所もあり、見逃されてる所もあり。まあ、全く取らないわけにもいかないので、アリバイ作り的に一応いくつか<とqを付けとくか、って感じですかね。

何度でも言うけど、アメリカスケ連、分かりやすいw

下げられた坂本選手とあげてもらったチェンの採点は、後日じっくり分析してみたいと思います。

 

⑨イ

 SP前の予想 総合8位

  SP  73.0    FS  137.5    TOT  210.5

 SP結果 8位  

    68.94    (37.29   31.65   0.00)

 FS予想 74.0   65.0   0.0      139.0

      TOT  207.94

FS結果 11位

    62.07   63.43   -1.00      124.50

終結果 10位

  SP  68.94   FS  124.50     TOT  193.44

冒頭のコンビネーションで転倒し、どうなる事かと思ったら、その後は回転不足を取られつつも大きなミスなく持ち直してきました。

終わってみれば、先輩のキムを上回り五輪2枠獲得に貢献。大人っぽいけど、まだ15歳なんだ。ステップ、あれだけ身体を大きく動かしてブレないって凄いです。

 

⑩宮原

 SP前の予想 総合7位

  SP  72.5    FS  140.0     TOT  212.5

 SP結果 16位

    59.99    (27.34   33.65   -1.00)

 FS予想 69.0   74.0   0.0      143.0

      TOT  202.99

FS結果 19位

    51.04    63.27    -2.00       112.31

総合結果 19位

  SP  59.99    FS  112.31      TOT  172.30

ジャンプに関しては、SPに続いてズタボロでした。それでも投げやりになる事なく、スピンステップなど最後までしっかり音楽を表現しようと集中してたと思います。

スピンステップは全てレベル4!注目してたステップの加点は1.17でした。

シニアになってから、ここまで悪かった事ありましたっけ?でも宮原選手ならまたもう一度立て直す事が出来るはず。

来シーズン、また素晴らしい演技を見せて下さい。

 

 

予想10位圏外

ルナ・ヘンドリクス

 SP  10位

   36.62   31.66   -1.00      67.28

 FS  4位

   74.53    66.63   0.00     141.16

 TOTAL  5位    208.44 

FS4位!上の3人がいずれも転倒含めマイナス付いてるのに対し、FSのエレメンツ全て加点が付いてます。

伸びやかだし、スピード感とキレもあるし、素晴らしい演技でした。スピン、回転が速くて綺麗。

演技終了後のクシャッと笑顔と控えめなガッツポーズが可愛かった。

 

他にも、リャボワ、キーバス、シーザス、ミクティナなど魅力的な選手がたくさんいましたね。

やっぱりフィギュアって楽しい。

フィギュア世界選手権 女子FS その1

さすが!

ロシア様とアメリカ様の政治力、見せていただきました。

分かりやすく示していただき、ありがとうございますw いやあ、非常にわかりやすかった。もう隠す気も無いですねw ここまで堂々とやられると笑うしかなくて。

 

全体的には、SP上位選手が表彰台争いと五輪の枠取りの重圧に押し潰されたかな、という印象。SPのハイレベルな戦いから一転、FSはミスをいかに最小限に留めるか、いかにリカバリーするか、という所で争った感じですね。

特に、シェルバコワは意外でした。最終滑走で、既にトゥクタミシェワとトゥルソワの表彰台が決まっていて五輪の3枠は確定していて(あれ?そもそもロシアの国としての出場枠ってどうなってんの?ドーピング問題でどういう扱いになるの?)、しかも最大のライバルのはずだった紀平選手があの不調ぶりで、他の選手に比べればプレッシャーはそれほどなかったはず。冒頭の4フリップ転倒があったとは言え、そこから守りの構成に変えたのが驚きでした。でも後で聞いた話だと、どうやら直前練習のあたりで調子があまり良くないという事で、最初から4回転は1本という判断をしてたみたいです。そりゃそうだ、守りに入ってたら最後のコンビネーションをセカンドループに変えてリカバリーするわけがない。

 

以下、FS前の順位予想順です。

SP前の予想と同様、外しまくってます。

 

 

①シェルバコワ

 SP前予想 総合1位

  SP  78.5    FS  160.0     TOT  238.5

 SP結果 1位 

    81.00    (43.86   37.14   0.00)

 FS予想 102.5   75.0   0.0      177.5

      TOT    258.5

FS結果 2位

     80.32   72.85   -1.00      152.17

終結果 1位

  SP  81.00    FS  152.17     TOT  233.17

演技終了後、かなりハアハアしてましたね。コロナから回復してしばらく経ってると思いますが、まだ完全に本調子には戻ってないのかな?それとも、紀平選手と同じで調整に苦労したのかな?

後半のフライングキャメルスピンの所ではよろけて一度ブレードを掴み損ね、やり直した場面がありました。シェルバコワがスピンでこんなミスするの、初めて見た。

今シーズンはずっと4回転はルッツよりフリップ優先で組んでるみたいですね。プレロテ選手の間では、どうやらルッツが一番跳びやすいジャンプになってたようで、シェルバコワもその例に漏れないはずなんですが。エッジエラー対策?まさかね。これだけ盛大に見逃され続けてる現状で、今更そんな事気にする必要がない。今はフリップの方が感触がいいという事なんでしょうか?

SPの時は、全くミスする気配がなく集中して見ていられましたが、FSは終始ハラハラし倒しで、プログラムが良かったかどうかという所にまで気が回りませんでした。後で落ち着いて録画をゆっくりじっくり見直します。

女子FSの最終グループはグダグダでしたが、シェルバコワの意地のセカンドループリカバリーでピリッと引き締まった印象です。あれにはぶっ跳んだー!多分、最後のジャンプ跳ぶ前あたりでもう優勝を確信できてたはずで、あえてあそこまで攻めなくていい状況だったはずなのに。ロシア女王のプライドですかね?とにかくアッパレでした。

あ、一個だけ文句つけていい?中盤のフライング足替えコンビスピンの時、入りのシット姿勢の所でちょっと、いや、かなり旅に出てませんでした?あのスピンに1.40もの加点、ないわ〜。2を付けたJ7に同感。なぜか(私の中のゲスの勘ぐり極み乙女は理由を知ってるけど💢)5を付けてるJ4とJ8、ないわ〜。

 

②紀平

 SP前予想 総合3位

  SP  79.0    FS  155.0     TOT  234.0

 SP結果 2位 

      79.08    (43.68   35.40   0.00)

 FS予想 85.0   72.0   0.0      157.0

      TOT 236.08

FS結果 9位

     58.59   69.03   -1.00     126.62

終結果 7位

  SP  79.08    FS  126.62    TOT  205.70

残念な結果になってしまいました。本人曰く、調整ミスだという事です。なんでこんな試合スケジュールなんだ?という文句は一旦置いといて、実際に経験してない者が偉そうに言っていい事でないのは百も承知で、あえて偉そうに言わせて貰えば、紀平選手は確か以前も似たような事言ってましたよね?いつだっけ?

今回は、深夜の試合に合わせて調整しないといけなかったのに、朝早く起きてしまって・・・みたいな話をしてました。こんな時間に試合をするのは滅多にない事で難しかったのかもしれませんが、本人も、ジュニア時代に同じような調整ミスをした事があって、また同じようなミスをやってしまったのはダメだ、と認めてたように、やっぱり本人の責任だと思います。

2年くらい前にも、昼間睡眠を取ろうとしたけど眠れなくて・・・と調整ミスの原因を分析してた事がありました。この時も今回も、時差の関係で思う時間に睡眠が取れなかったという事なのかな?多分、ドーピングの問題があるから睡眠薬を飲むというわけにもいかないだろうし。私も夜勤経験があるので、昼間眠っとかなきゃいけないのに眠れなくて、身体の生活サイクルが崩れ体調を崩した事があり、そういう難しさならよくわかります。

でも、その上であえて厳しい事を言いたい。条件は選手みんな同じ。紀平選手同様調整ミスっぽかった選手がいる一方で、しっかり合わせてきて自己ベストを出した選手もいる。だから、本人自ら言ってたように調整出来なかったのは本人の責任なのです。そして、競技人生の短いフィギュア界で、もはや若手ではない紀平選手が同じようなミスを何度も繰り返していてはいけないのです。

他の選手にだったらこんな事言いません。本当なら、五輪枠のプレッシャーもある中最後までベストを尽くした、よく頑張ったね、と讃えたい所です。

でも、紀平選手は日本のエースなんです。世界のトップレベルで戦える日本選手の筆頭なのです。私たち日本のフィギュアファンの期待の星であり誇れる存在なんです。そして、紀平選手は日本の女王であり、今や年下の選手たちのお手本になるべき立場なのです。そして、多くの日本のファンが紀平選手ならもっとやれる、それが出来る選手だと認めている存在なのです。

だから、今後もどんな事があっても、思った結果が出せない時でも、叱咤激励しながら、文句つけながら、それでもずっと応援し続けますよ。

あ、これだけ上から目線で責めといてなんですけど、「申し訳ない」なんて言う必要はないですよ。さんざん文句つけましたけど、謝って欲しいなんて露ほども思ってません。そういう話ではありません。

かつて、日本代表として世界で戦う選手が期待された結果を出せなかった時に、応援してくれた人や国民に謝罪するのが慣例みたいになってた時代がありました。そして、一時期その反動なのか、猫も杓子も、それこそ何とかのひとつ覚えみたいに「楽しめました、テヘペロ」が代表選手の間で大流行してた時代もありました。あれ、完全に選手がメディアに乗せられてたよね。謝らなきゃいけない風潮もなんだかなあ、だけど、悔しい結果に終わった直後に、笑顔で楽しめましたテヘペロを選手にやらせる風潮もなんだかなあ、と思ってました。

そんなこんなを経て、今の日本人は「期待に応えられなくてごめんなさい」なんて悲痛なセリフ、選手に求めてる人はほとんどいないと思います。選手の側もそろそろそういう日本国民の意識の変化に追いつかなきゃいけないと思う。

だいたい日本の選手はいい子ちゃん過ぎ、優等生過ぎ(そしてそれゆえに、たまに自己顕示欲の強い人が、わざわざ顰蹙買う言動をしてこれがオレの個性アピールをしてくる)。国民の反応なんてそんなに気にしなくていいんだよ。もっとアスリートとしてのエゴを表面に出していっていいんだよ。確かに「真央ちゃんに勝ちたい」「三原選手に勝ちたい」なんて競技者として当たり前のコメントしただけなのに、理不尽にヒステリックにぶっ叩いてくる人もいる(それを更にメディアが煽る)。でも、そんな人ばっかりじゃない。大半の人、少なくとも過半数の人は思ってるよりもっと冷静だよ。

選手に限らず、私自身も含めて日本人は安易に謝りすぎるクセ、そろそろ改めた方がいいように思う。本当に謝るべき時にだけ謝るのが本当なんだから。

 

FSの演技、ジャンプを始めエレメンツのミスが重なった割に、プログラム全体の印象はそんなに悪くなかったと思います。

最初のポーズ、首の前あたりで両手を組むポーズ、全日本の時は組んだ両手がグラグラ動いてて相当固くなってるな、と思いましたが、今回はしっかり静止して落ち着いてるように見えたので、最初のダブルアクセルでおっとっと、となった時はアレ?どうした?と意外でした。そして思いきってトリプルに挑むも転倒、アレレ?どうしたの?

次の3連続は一応綺麗に着氷しましたが、全日本のような勢いはなく、3つ目のサルコウが回転不足。このあたりでようやく、もしかしてどっか痛めてる?体調悪い?それとも冒頭ミスが続いて焦ってる?と異変を感じ始めました。次のループは綺麗だった。

フライングキャメルスピンはフライングの着氷でグラつき、多分それでレベルを1つ取り損ねたのではないかと。違うかな?

後半のコンビネーションは頑張ったな、と思います。2アクセル3トゥは回転不足を取られやすいセカンドのトゥループ、絶対回りきるぞという気持ちを感じました。 3フリップからのコンビネーションはセカンドをダブルに。多分無理してトリプル狙って回転不足取られるよりダブルで綺麗にまとめて加点を貰う方がいいという判断をしたのではないかと思います。

最後のルッツは珍しいミス。やはり足首の痛みがまだ少しあったらしいですね。

ミス多数と、紀平選手にしては珍しい内容になってしまいましたが、全日本の時に気になった冒頭やステップの所のギクギクぎこちない感じが無くなって、あとコレオも大きく変えて良くなったと思います。全日本の時は、スパイラルのチェンジエッジの所の見栄えが良くなかったから。

PCSは出過ぎですね。特にパフォーマンスは、あれだけミスが続いて8.50はない。

 

ゲスの勘ぐり極み乙女の渾身の勘ぐりとして、テネルの結果が思わしくなく予定が狂ったアメリカスケ連が相当慌てて、枠取りのためにチェンをなんとしても上位に食い込ませるべく坂本選手の点を過剰にあからさまに削った、それでも紀平選手の表彰台は固いと予想していたので日本の3枠獲得には影響しない・・・はずが、紀平選手が思いの外崩れたので日本の3枠のために紀平選手の順位を7位以内にする必要があった。

あれだけあからさまに坂本選手を下げチェンを上げた結果、日本の3枠獲得がならなかったら日本のファンが黙ってないだろう、羽生選手が過小評価されてると指摘してるヨーロッパの記者やフィギュアファンの間でも議論を呼ぶかもしれない、さすがに五輪の枠取りに影響する八百長くさいジャッジは炎上案件になるだろう、というISUの判断があった、というのがゲスの勘ぐり極み乙女の推理です。ゲスの勘ぐりなりに、ここは結構自信があるんだ!

 

つい熱くなって長くなってしまったので、続きは次回にします。

 

 

世界フィギュア ネイサンSPは98.85点に値してたのか?

ネイサンのSPは、98.85点という数字に値する内容だったのか?
冷静に具体的に分析すべく、羽生選手のSPに続いて勝手に自己流採点をやってみました。

      BV       GOE     計     GOE     計

4Lzq        11.50     -5.75    5.75       -5.75    5.75
3A             8.00       2.86  10.86        2.40  10.40
FCSp2       2.30      0.43    2.73        0.00    2.30
4F3T       16.72x     3.14   19.86        3.30  20.02
CSSp4      3.00       0.90    3.90        0.90   3.90
StSq4        3.90      1.67     5.57        1.37    5.27
CCOSp4   3.50       1.25    4.75        1.23    4.73

合計    48.92    4.50   53.42       3.45  52.37

SS                                      9.32                  9.25
TR                                      9.14                  8.75
PE                                      9.25                  9.00
CH                                     9.36                  9.25
IN                                       9.36                  9.25

合計            46.43                45.50

ジャッジの採点
 TES  53.42    PCS  46.43    D  -1.00
      TOT  98.85
私の勝手に自己流採点
 TES  52.37    PCS  45.50    D  -1.00
      TOT  96.87

羽生選手とは逆に、ネイサンに対しては甘めの採点にしました。日本選手の最大のライバルであり、アメリカスケ連が次こそネイサンに五輪金メダルを取らせるべく、かなり露骨に上げ底得点取らせてる疑惑を持ってるので、どうしても無意識に厳しめ採点になってしまいそうなので。甘め採点を意識する事で、そういった所を中和出来るのではないかと思います。
そして、甘めを意識して出した得点は96.87でした。ジャッジの得点より2点低くなりました。

自分の感覚で採点してみた結果感じたのは、気のせいや勘ぐりじゃなく、やっぱりネイサンに点数盛ってないか?って事。
もちろん自分の判定がジャッジより正しいなんて事は思ってません。ただ、ここ最近お遊びで自己流採点をするようになってわかったのは、以前に思ってたほど不可解な採点は多くない、という事。
実際に自分で一つ一つに点を付けてみる事で、プロトコルをより具体的に詳細に見るクセがついてきたように思います。そしてその結果、最初納得いかない採点だと思ってても、細かく見ていくうちにそこそこ納得出来るようになる事が多いという事がわかりました。
そんな中で、今回のネイサンのSPの得点はやっぱり異質だ、変だと思わざるを得ません。


まずはジャンプ。
トリプルアクセルはGOE3にしました。ジャンプそのものの質はいいと思います。その上で、イーグルからという難しい入りをしてるのも評価ポイントになると思います。たたスピードがなく、エネルギーも感じられなかった。慎重に無難にまとめたという感じなので3で十分だと思いました。
このアクセルに、J1が2、J3、J4、J6が3、残る5人が4を付けています。

4フリップ3トゥループは軸のしっかりした美しい回転でキレもありました。ただ若干前に体重がかかった着氷になり、そのため着氷後の流れが欠けてしまったと思います。まあ、ネイサンのジャンプは高く跳んで上からドンと降りてくる感じで、着氷後にスケートが流れるタイプでは元々ないですが。
なのでGOE3としました。興味深い事に、ジャッジは3を付けてる人が2人だけで、残りは2と4に判断が分かれてます。想像するに、2を付けたジャッジは若干前に体重がかかったのを詰まった着氷と判断し、4を付けたジャッジはあまりそこは問題にしなかったのではないかと。
トリプルアクセルに唯一2を付けたJ1がここでも2を付けています。もしかしたらネイサンのジャンプは高さはあるが幅が今一つという評価をしている人なのかもしれません。
逆に、アクセルとコンビネーション、両方に4を付けたのがJ2とJ7。

冒頭の4ルッツからコンビネーションジャンプ決める前までは、なんだか元気がない、覇気がない感じがしました。フライングキャメルスピンでグラついた時は、ルッツの転倒でどこか痛めたのかと思ったくらいです。
そのグラついてグダグダになったスピンに加点が付いてるのが驚きです。減点になってもおかしくないミスだと思ったのですが。私は甘めに見て0にしました。本当はマイナス付けたかったくらいです。ジャッジは誰もマイナス付けてないので、ああいうミスでマイナスを付けるのはルールから逸脱してるのかな?J7〜9の3人に至っては3を付けてる。いくらなんでもさすがにそれはないでしょう。こればかりは八百長と言われても仕方ないと思うゾ。もっともレベルが2で基礎点2.30なんで、ここにGOE盛っても大した加点にはならんけどな、残念でしたw
0を付けたのは、ジャンプでも厳しい判定をしたJ1。足替えシットスピンにも2です。もしや、羽生選手SPのJ1と逆パターンでなにがなんでもネイサンに勝たせたくない人なのか?それとも単にネイサンに対する評価が低い人なのか?あのスピンに2はないと思います。私は3にしました。
あ、そう言えばシットスピンについて気になったのですが、ネイサンのシット姿勢、腰の位置が高くないか?あれはシット姿勢として認定されるものなの?認定されてるから点が付いてるんだろうけど。一応定義は読んだんだけど、どの辺までがOKでどこからがアウトなのか境目がイマイチわかりません。

ステップはいつも通りネイサンの優れたバランス感覚が発揮されてたと思います。ステップ踏みながらあんな変則的な動きしてよくコケないなといつも思います。チャップリンの映画に出てくるみたいな、コケそうでコケない絶妙なバランス感覚。
GOEはちょっと迷って3.5。いつもほど動きにキレがないと感じたので。ジャッジはJ6が3、あとは4と5が並んでます。ジャンプやスピンに渋い点を出したJ1でさえ4を付けています。う〜ん、ここはちょっと過大評価な気が。

技術点に関しては、フライングキャメルスピンを除いて、それほど目立って不可解な加点はなかったと思います。


問題はPCS。
今に始まった事じゃないけど、全体的に高すぎませんか?殊に今回はジャンプの転倒とよれよれスピン、目に見えるミスが2つもあった。FSでの2つならともかくSPですよ。2/7ですよ。
淡白な繋ぎに9点台が出るのがよくわからないし、2/7の要素をミスってパフォーマンスが9点以上つくのも変だと思う。私は大甘に甘くして9.0にしましたけど、本当は8.5か8.75でもいいと思った。


ネイサンのPCSの出方、やっぱりあきらかにおかしいです。



今、男子フリーが終わりました。
鍵山選手、おめでとう!チャレンジャーだというのもあるだろうけど、ネイサンの完璧演技の後でも萎縮する事なく伸び伸び実力を発揮、頼もしい!トリプルアクセルが惜しかったけど、4トゥループなんて3回転?って錯覚するくらい余裕で軽々回ってて驚く。羽生選手の調子が悪かったとは言え、羽生選手を上回ったのも快挙。負けず嫌いの羽生選手の更なるモチベーションアップに貢献したのもエラい。とにかくおめでとう。
羽生選手、今日は元気なかった。いつもほどスピードが無かった。体調悪かったのか、プレッシャーか。残念だったけど、次頑張って。国別対抗戦出てリベンジして欲しいけど、出場するのかな?
宇野選手も後半の巻き返し、良かった。表彰台は逃したけど、清々しい表情で終われて良かったです。
今日のネイサンは凄かった。強かった。メンタル強い!完敗です。
優勝おめでとう。


世界フィギュア なんだかモヤモヤしたので羽生選手のSPを自己流採点してみたら

なんだかモヤモヤしたので、最近お遊びでやってる「勝手に自己流採点」をやってみました。
今回のジャッジの採点に納得できるのかどうか、一部分を取り上げて感覚的にツッコむのではなく、素人ファンなりに出来るだけ論理的に、具体的に全体を分析してみたいと思います。
 
数字の並びが揃わなくて見づらくてごめんなさい。
左から、基礎点、ジャッジの付けたGOE、基礎点とGOEの合計、私の付けたGOE、基礎点とGOEの合計、です。
 
 
      BV      GOE      計   GOE     計
 
4S               9.70     2.22   11.92      2.43   12.13
4T3T         13.70    2.99   16.69      3.33   17.03
FCSp4         3.20    1.01     4.21      0.96    4.16
3A               8.80x  3.54   12.34      3.60  12.40
CSSp4        3.00     1.20    4.20      1.20    4.20
StSq3          3.30     1.41    4.71       1.32    4.62
CCOSp4     3.50     1.45    4.95       1.40    4.90
 
合計    45.20   13.82   59.02    14.24  59.44
 
 
調子に乗ってPCSも。
 
SS                                      9.61                 9.50
TR                                     9.39                  9.25
PE                                      9.71                 9.75
CH                                     9.54                 9.50
IN                                       9.71                 9.75
 
合計              47.96                47.75
 
ジャッジの採点
 TES  59.02    PCS  47.96    D  0.00
      TOT  106.98
私の勝手に自己流採点
 TES  59.44    PCS  47.75    D  0.00
      TOT  107.19
 
分析の前に、先にお断りしておきます。
私の付けた数字は、「あえて辛めに付けた」ものです。羽生選手はまだまだこんなもんじゃない、羽生選手ならもっとやれる、というフィギュアファンの欲張り根性丸出しで「辛めに採点」しています。大事な事だからしつこくもう一度言います。
わざと「辛めに採点」しています。
ちなみに、私は羽生ファンではありません。好きなスケーターですが、いわゆるヲタではありません。しつこくしつこく言いますが、「特に羽生ファンではない」私が「辛めに付けた」点が107.19です。
※GOEは0.5刻み、5コンポーネンツはジャッジと同じ0.25刻みで付けています。
 
ご覧の通り、それでも私の辛め採点よりジャッジの採点はわずかとは言えさらに低くなっています。これではやはり、ゲスの勘ぐり極み乙女としては納得出来ません。
 
 
個別に見ていきましょう。
 
まず、最初の4サルコウにJ1とJ2が0を付けています。
これは、テクニカルはセーフと判定したものの、J1とJ2の目にはわずかな回転不足ありと映ったからではないかと思われます。これはルール上認められてる事だし、私もこの着氷は微妙だと思ったので、これについては異論はありません。
ジャンプ自体はとても美しかったので、微妙な着氷(ちょっと回転不足かも?という点と羽生選手にしてはちょっと詰まってたねという点、両方の意味で)マイナスを加味してGOE2.5としました。
残り7人のジャッジの判定は、2が2人、4が1人、後は3でした。
 
問題は、次のコンビネーションです。
ステップからの入り、高さと幅、助走から着氷までの流れ、着氷姿勢、申し分無いと思います。
私はGOE3.5としました。4でもいいと思ったのですが、最初の4トゥループの着氷が若干前のめりで、そこから溜め直して若干力でセカンドジャンプを跳んだように見えたので少し下げました。本当に若干そう見えたという程度です。
ジャッジは、2が1人、4が2人、残りが3です。3が多いのは意外でした。マイルールで3.5を付けましたが、ジャッジと同じ1刻みで付けるなら私なら迷わず4を付けるので。
そして、ただ1人2を付けたのはJ1でした。
 
最後のジャンプ、トリプルアクセル
ここで遂にJ1が馬脚を現します。
3を付けたJ5を除いて4と5が並ぶ中、またしてもただ1人2を付けています。どうせカットされるんだから、せめて3にしとけばここまで悪目立ちしなくて済んだものを。頭悪い。結局、このJ1、ステップとコンビネーションスピンにのみ3、後は0〜2しか付けてません。何がなんでもハニュウをネイサンに勝たせたくない筋の人かしら?ホント分かりやすい、アホやな。
バックカウンターとかいうやつだっけ?ブラケットとかいうやつだっけ?それとも何か他のだっけ?なんというステップか忘れましたが、そのステップを踏んだ足でそのまま跳んでいます。軸がしっかりしていて回転が速く美しく、着氷がピタッと音楽に合ってました。着氷後も着氷した右足のままステップからのビュン!と足上げ!カッコいい。
私はGOE4.5としました。5が相応しいジャンプですが、5はまだ大事に大事に取っておきたい。
 
後半のエレメンツ、トリプルアクセル、足替えシットスピン、ステップシークエンス、足替えコンビネーションスピンにはほとんど4と5が並んでいます。
その中で、やはりJ1は2、2、3、3と目立ってます。カットされるのはわかってるのに。単に頭が悪いのか、構ってちゃんなのか、それとも独自路線を行くオレ(私?)カッケー!とかいう種族の方ですか?
 
プログラムを通して見ると、前半はやっぱり多少固くなってたのかな?最後のジャンプ、トリプルアクセルを決めてからは緊張感から解放されてドンドン気分が乗っていったのかな?という印象です。
GOEの付き方も大体のジャッジがそれを反映した数字を付けており、分析前に抱いてた印象ほど不審な採点ではなかったように思います。
 
J1!オマエは別だゾ!!
 
ただ、私のあえて辛めの採点よりも低い得点という事実は変わらないので、一部報道などで言われてる「羽生選手は過小評価されている」という意見には賛成票を投じたいと思います。ここは人によって見方が違うでしょうが。
 
 
それよりもっとモヤモヤしてるのは、実はネイサンに対する得点だったりします。次はそこを分析してみたいと思っています。
その前に女子の結果にも文句言いたい!
あ〜、忙しい。
 
 

フィギュア世界選手権 女子シングルFS予想

SPで予想を外しまくったのに、懲りずに恥の上塗り予想をします。

だってしたいんだもん、もん。




①シェルバコワ

 SP前予想 総合1位

  SP  78.5    FS  160.0     TOT  238.5

 SP結果 1位 

    81.00    (43.86   37.14   0.00)

FS予想 102.5   75.0   0.0      177.5

      TOT    258.5

SPの採点を見るに、ロシア様とアメリカスケ連様の推しの選手様のは、何がなんでも回転不足とエッジエラーは取らないぞ!というISUの強い強い意志を感じ、また当の選手もそれをよく分かってて回転不足やエッジを気にせず跳んでるようなので、大きなジャンプミスをする可能性は低いと思う。

で、GOEを盛りに盛るだろうけど、ファンの目も多少気にしてあまり露骨にやり過ぎないように注意しつつ、順位はあらかじめ描いたシナリオ通りに出来る限り沿うように調整て・・・おっと違った、忖度て・・・おっとっと口が滑った、政治て・・・あわわわわ、もとい演技構成点で最終調整すると思う。

つまり、目立つミスがほとんどなくGOE割り増し工作で技術点を高く出せればそれで良し、逆に目立つミスがあった場合はアリバイ作り的にそれなりに減点し、その代わり成功した要素にはこれでもかとGOEを盛る、それでも不十分ならPCSを盛る。

更に今シーズン新たに導入したqを上手く使う。勝たせたい選手の<はqに、落としたい選手のジャンプには隙あらばqを付けて加点を削る。

q、GOE、PCSの三段構えで数字操作すれば、いつでもどこでもどの試合でも思い通りの結果を作れるさ、楽な仕事だよ。おっと忘れてた、その前に特定選手様のエッジエラーと回転不足は意地でも取らない、もありましたね。完璧やん。

そういうわけで、綺麗に着氷しさえすればOKなので他選手よりは気が楽なシェルバコワは、おそらくほぼノーミスで演技を終えると予想。

4回転はフリップとなんちゃってルッツの2本、ほぼノーミス、もしかしたら回転不足か着氷がちょっと詰まるのが1つか2つ、という設定で予想得点を算出しました。もしかすると4回転なんちゃってルッツは2本入れてくるかも。

多分今回のシェルバコワとエテリさんのテーマは、優勝は当たり前の大前提、既定路線で、その上で技術点100点越えだと推理。PCSは、SPが37点台だったのでFSはその2倍プラス1点という計算で75にしました。

FSのPCSって、大抵SPの倍プラスアルファの数字になりますよね。

ジャンプの事は一旦脇に置いて、FSのスピンがどんな進化をしてるか楽しみです。SPを見ても、更に磨きがかかって美しかったので。


②紀平

 SP前予想 総合3位

  SP  79.0    FS  155.0     TOT  234.0

 SP結果 2位 

      79.08    (43.68   35.40   0.00)

FS予想 85.0   72.0   0.0      157.0

      TOT  236.08

●FS  ジャンプ構成予想

 ○参考資料 全日本の構成

  4S  3A  3F1Eu3S  3Lo    ※3Aが<

  2A3T  3F3T  2A

❶後半にトリプルアクセル挑戦!パターン

  4S  3A2T  3F1Eu3S  3Lo

  3A  3F3T  3Lz

今シーズンは足首などの不調は聞かないけど。全日本ではルッツを外してましたね、なぜ?SPでは入れてたのに。

特に不調がなければ、当然今回はルッツを入れてくるでしょう。

全日本ではコンビネーションを後半2本にしていた。ただ、さすがにトリプルアクセルを後半コンビネーションで組み込むのはリスクが高いので、前半の1本目をコンビネーションにしておいて、もしそこでミスって単独になったら、後半のトリプルアクセルをコンビネーションにするか、2アクセル3トゥループに変更してリカバリー、という戦略。

❷最もプレーンと思われるパターン

  4S  3A2T  3A  3Lo

  3F1Eu3S  3F3T  3Lz

効率よく成功率高く、を第一に考えて構成組むなら、これが一番常識的なのかな?と思う。

難易度の高いジャンプをスタミナのあるうちに跳んでおいて、後半コンビネーション2本、万一のリカバリー用に最後の1本は単独、という多くの選手が実践してる構成。

紀平選手は今のところフリップを多用してるけど、出来ればシニアデビューシーズンのようにルッツ2本の方がいいと思う。紀平選手のフリップは宮原選手のルッツに似て、見ててなんか危なっかしいと言うか、いつも軸が前方に傾き気味で回転不足になりやすいと思う。ルッツの方が安定してるし回転不足になりにくいように見える。まだ足首に痛みがあるのか、それとも今は痛みはないけど再発しないように本数を制限してるのかな?

❸基礎点アップに特化パターン

  4S  3A2T  3F  3Lo

  3A  3Lz1Eu3S  3Lz3T

後半に、大技トリプルアクセルとルッツからのコンビネーション2本を配し、得点を稼ぐ事に特化したパターン。実際にこの構成になる可能性は限りなくゼロに近いとは思う。が、1度は観てみたい(と、観てるだけの人は簡単に無責任にのたまう、勝手な事言ってごめんなさい、紀平選手)。

以上、全日本の構成を参考に3パターン予想してみましたが、振り付けや曲調、助走の軌道、ジャンプを跳ぶ位置などを勘案して、音楽と合わせる事、前後の流れからの跳びやすさなどを総合的に考えると全然違う構成になるのかもしれません。

得点予想は、SP同様、幾つか回転不足を取られる&着氷が若干乱れるも転倒は無し、という設定で算出しました。トリプルアクセル2本跳んだ場合、おそらくどちらかは回転不足を取られると思います。

ゲスの勘ぐり極み乙女が予言しましょう。4サルコウ&トリプルアクセル2本を実施した暁には、その出来不出来に関わらず、計3本のうち2本、少なくとも1本には審議の黄色が付くと思います。キヒラのジャンプには、特に大技ジャンプには、とりあえず付けられるだけ黄色付けとけ!という指令がどこかから出てると思います。黄色にしときさえすれば後でどうにでも出来るのです。

<<と<、<とq、qとセーフはいずれも紙一重です。eと!、!とギリギリセーフも同様です。マークを付けようと思えば幾らでも付けられるし、特定の選手には意地でも付けないゾ!疑われようが批判されようが絶対付けないゾ!という事も出来るのです。つまり、やろうと思えばなんでもありなのです。

ジャッジが判定したんだからそうなんだよ、となんの疑問も持たずに盲信する事も出来るし、その判定おかしいだろ!と言いつつ、でもどうせ覆らないんだから抗議しても意味ないな、と諦める事も出来るし、おかしいものはおかしい、不公平だ!と抗議の声を上げ続ける事も出来るのです。採点をそのまま信じて受け入れる事も出来るし、疑おうと思えば幾らでも疑えるのです。

そして、常に疑念の目で見られ続けているISUは、そんな曖昧で混沌とした現状を良しとしているのです。腐った組織と言われようが、不正採点だと指摘されようが、幅広く報道で取り上げられたり、世間一般の注目を集めたりなどして大ごとにならない限り、フィギュア関係者やファンだけの限られた世界の中で騒がれてる分には別にいいのです。

プレロテをこれ以上放置していいのか?着氷はどんどん厳しくなってるのに片手落ちじゃないか!もう人間のジャッジがあてにならないんだからそろそろAI導入しろよ!不正なんかないと言うならジャッジの国籍もっと堂々と公表しろよ!などなど、ハイハイ、一応ご意見は謹んで承りましたよ、でも右の耳から左の耳へ〜。アホか!ジャッジの透明化なんかするわけねえだろ、ロシア様やアメリカ様始め、各方面から吊るし上げ喰らうに決まってんだから。アンタらファンからアレコレ言われても、各方面のおエラい方々の逆鱗に触れる事に比べれば、蚊にチクッとされた程度なのだ。あ〜、痒い痒い、ポリポリ。ほっときゃそのうち治るさ。気にしない、気にしない。

だってだって、選手のおかげで利益が上がって、我々は美味しい思いが出来てるから。一部関係者や記者、ファンが、我々にどんなに不満や不信感を持ってようが、アンタら文句言いながらも結局試合やれば観るでしょ?何やかんやでお金落としてくれるでしょ?

そう、どんなに腹立っても私たちファンはフィギュアから離れる事は出来ない。見限る事が出来ない。だって、選手がこんなに頑張ってるんだもの。

言い方は悪いけど、選手を人質に取られてるようなものなのです。

・・・ハッ!ああ、いかん、いかん、また興奮してゲスの勘ぐり極み乙女が暴走して脱線してしまった。

予想に戻ります。

技術点予想の内訳は、ジャンプ構成❷のパターンで

4S/12.0  3A2T/11.5  3A</5.5  3Lo/6.5 3F1Eu3S/12.0  3F3T</8.5  3Lz/8.5  計64.5

これに、StSq4/5.0  ChSq1/4.5

LSp4/3.5  FCSp4/4.0  CCOSp4/4.5

を足して86.0。更にもうちょっと下げられる事を想定してキリ良く85.0にしました。

もっと回転不足を取られてもっと下げられる可能性、着氷がちょっとでも乱れたらガッとGOEを下げられる可能性もありますが、おそらく今大会は紀平選手の表彰台は想定の範囲内だと思うので、よほど大きなミスを連発しない限り比較的フェアに採点してもらえて80点台は出ると思います。

PCSは、SPの数字を基に単純に倍くらいにしましたが、FSのPCSはSPのと違って、最終順位を確定させる重要ファクターなので、最もドラマチックに不穏当に上がり下がりしがち。なのであまり当たる気はしてません。

全日本を観た感想としては、FSはまだあまり滑り込めてないと言うか、まだ身体に馴染んでない感じがしました。特に冒頭とステップ、動きがギクギクせかせかしてぎこちなく見えた。

今回はどのくらいの完成度で、それに対してどのくらいの数字が出るのか、そこも楽しみです。


③トゥルソワ

 SP前予想 総合2位

  SP  73.0    FS  162.5     TOT  235.5

 SP結果 12位  

      64.82    (30.34   34.48   0.00)

FS予想 92.5   70.0   -1.0      161.5

       TOT  226.32

SPの結果を見て若干気持ちがグラつきましたが、やはりトゥルソワのFSでの爆発力は侮れない。SPが不甲斐ない結果だった分、FSはこれまでにも増して思いきって挑んでくると思う。

予想得点は、4回転を4本、フリップ、ルッツ、トゥループ×2、4トゥループの1本がミスという設定で計算しました。ざっくり計算して技術点は95点くらい、が、エテリチームでなくなった分、昨シーズンまでほど加点は貰えないと思うので少し下げました。PCSは、ミスしたSPでも34点台貰えたのでFSでも70点は貰えると予想。

4回転含めジャンプを目立つミスなくまとめればもっと点が出るでしょうが、紀平選手は安定して150点台を出してきてる選手なので、SPでの15点差をひっくり返す確率はあまり高くないと思います。

よってSP前の予想から一つ下げて総合3位と予想しました。が、大崩れして表彰台を逃す気もしないでもない。トゥルソワ好きなんで表彰台にはぜひ上がって欲しいんだけど。


④トゥクタミシェワ

 SP前の予想 総合6位

  SP  78.0    FS  142.5     TOT  220.5

 SP結果 3位  

    78.86    (44.39   34.47   0.00)

FS予想 74.0   70.0   0.0      144.0

      TOT  222.86

ロシアカップ、ロシア選手権の結果、そしてSPを見てると、ジャンプは決して絶好調とは言えないと思います。

トリプルアクセル2本のうち1本がステップアウトかオーバーターン、他のジャンプにも細かい乱れが出ると想定しました。

その代わり、以前よりスピンステップ、そしてPCSで高い得点が出るようになっているので、140点台はかなりの確率で出せると思います。

ジャンプ以外である程度の得点計算が出来る選手は強い。よって、6位予想から4位予想に格上げしました。


⑤坂本

 SP前の予想 総合4位

  SP  77.5    FS  150.0     TOT  227.5

 SP結果 6位 

    70.38    (36.14   34.24   0.00)

FS予想 76.5   75.0   0.0      151.5

      TOT  221.88

技術点予想内訳

2A/4.5  3F3T/11.0  3Lz!/6.0  3S/4.5

2A3T2T/11.0  3F2T/9.0  3Lo/7.0   計53.0

StSq4/5.5   ChSp1/5.0

FSSp4/4.0  CCOSp4/4.5  FCCOSp4/4.5

で、合計76.5と算出。

ロシア勢2人、トゥルソワ&トゥクタミシェワと表彰台を争う事になるので、全体的にちょっとずつ加点を抑えられると想定して計算しました。ただ、2人ともエテリ組ではないので、それほど牽制される事もなく、全日本と同じくらいの加点がもらえるかもしれません。

PCSは、あのスピーディで迫力ある滑り、ステップでの繋ぎ、コレオのインパクトの前では、ほとんどのジャッジが高得点を付けざるを得ないと思います。

そのためにも、演技の流れが止まったと見なされる転倒などの大きなミスは絶対に避けなければいけません。が、それを意識し過ぎると、抜けたりスピードや高さが足りなくなってかえってミスを誘発したりするので、やっぱり思いきって行くしかないんですよね。難しいとこです。

NHK杯や全日本のような演技をして、それにどのくらいの得点が出るのか、PCSがどこまで伸びるのか見たい。そのためにもなにとぞノーミスの演技をお願い!坂本選手。


⑥テネル

 SP前の予想 総合5位

  SP  76.0    FS  146.0     TOT  222.0

 SP結果 7位

    69.87    (35.70   34.17   0.00)

FS予想 76.0   71.0   0.0      147.0

      TOT  216.87

SPでは痛いミスが出ましたが、FSではいつも通り、回転不足はあっても大崩れはしないと思います。そして、テネルもスピンステップで稼げる選手なので140点台は固い。

私の希望としては、78.0+72.0くらいで150点出して欲しい。ノーミスなら間違いなく出ます!


⑦キム

 SP前の予想 10位圏外

 SP結果 5位

    73.63    (40.07   33.56   0.00)

FS予想 73.0   68.5   0.0       141.5

      TOT  215.13

SPを見て、成長ぶりに驚きました。

1つは、スケーティングに安定感、力強さが出てきた事。以前から滑らかで伸びやかなスケーティングではあったのですが、どこかに危なっかしさがありました。加点を狙ってジャンプの入りを色々工夫するんですが、そのせいでジャンプが乱れる事が多かった印象があった。ステップなんかも危なっかしかった。それが無くなり、今回のSPは安心して見ていられました。失敗しそうな雰囲気がほとんど無かった。

もう1つは、表現面での成長。以前は、覚えた振り付けを一生懸命手足を伸ばして一生懸命身体を大きく使って一生懸命指先まで神経を配って、なんとか美しく見せようと頑張ってる感があった。でもやっぱり一生懸命覚えた振り付けを一生懸命美しく見せようとしてるだけ、という印象しか残らなかった。それが、今回のSPでは、音楽のテンポに合わせてゆったりと伸び伸びと動けていて、大きく身体を動かしても軸がブレずにしっかりしてるなと思いました。教わった事をただやるんじゃなくて、自発的に音楽を表現しようという意思が感じられるようになった。ジャンプが全て美しく決まって気持ちが乗ってるな、自信を持って気持ちよく滑ってるなというのがステップで伝わってきたような気がしました。

想像だけど、スケーティングが安定してきたので、いろいろと心の余裕が出てきたんじゃないかな?

紀平選手のコーチの濱田先生が、スケーティングが上手くなると全てにいい影響が出ると言ってた、そのいい見本かな?と思いました。同じ事が河辺選手とかにも当てはまると思う。

SPの得点はチェンと同じくらい、FSで出せそうな得点も多分同じくらいだと思いますが、安定感という点でキムを上位に予想しました。


⑧チェン

 SP前の予想 総合9位

  SP  69.0    FS  134.0     TOT  203.0

 SP結果 4位 

    74.40    (40.88   33.52   0.00)

FS予想 71.0   69.0   0.0      140.0

      TOT  214.40

SPでは回転不足を見逃してもらい4位につけましたが、本来なら71点くらいだったはずです。

下駄を履かせてもらって4位になった事が結果的に良かったのか悪かったのか。最終グループ、しかも表彰台まであと一歩の4位という目立つ位置についたために、FSではSPのようなあからさまな見逃しは期待できないと思います。もしFSでSPのような回転不足があったら、最低でもqは付けられるでしょう。

チェン自身にとっては、五輪のアメリカ代表への第一歩として大事な大事なFSになると思います。

ポイントはどのくらい回転不足グセが出てしまうのか。出た場合、どのくらい回転不足を取られるのか、<になるのかqで留まるのか。それがアメリカスケ連がチェンをどう見ているのか、これから五輪代表候補として推していく気がどれくらいあるかの指標になるかもしれません。

もしここでいい成績を残せれば、アメリカスケ連の覚えめでたく、来シーズンはPCSがガンガン上がって、ピョンチャン前のオズモンド状態になるかもしれません。


⑨イ

 SP前の予想 総合8位

  SP  73.0    FS  137.5    TOT  210.5

 SP結果 8位  

    68.94    (37.29   31.65   0.00)

FS予想 74.0   65.0   0.0      139.0

      TOT  207.94

SP、得点はともかく順位予想は当たってましたね。

地上波で流れなかったので実際の演技を見る事が出来ず、ジュニア時代の印象とSPのプロトコルだけで予想しました。

SPではルッツに!、トゥループにqが付いてました。おそらくルッツは2本入れてくると思うので、うち1本に!が付くと仮定して予想しました。ジュニア時代の滑りを見る限り、大きなミスは滅多にやらなさそうな選手だと思います。

PCSは一応65点にしましたが、もっと高く出る可能性もあると思います。


⑩宮原

 SP前の予想 総合7位

  SP  72.5    FS  140.0     TOT  212.5

 SP結果 16位

    59.99    (27.34   33.65   -1.00)

FS予想 69.0   74.0   0.0      143.0

      TOT  202.99

技術点予想内訳

3Lz3Tq/9.5  2A/4.5  3Lo/6.0  3S/5.0

3F!2T2Loq/7.5  2A3T/9.0  3Lz</4.0  

計45.5

StSq4/5.5   ChSp1/5.0

LSp4/4.0   FCSp4/4.0   CCOSp4/5.0

合計69.0

ジャンプミスがどのくらい出てしまうのか、回転不足をどのくらい取られてしまうのか。ジャンプの得点はかなり渋めに予想しました。なので、これよりも高い点が出る可能性は大いにあります。

こうなったらもう開き直って行って欲しい。守りに入らずに攻めの気持ちで。お前ら見とれよ!こっからまくったるで〜!ゴボウ抜きしたるで〜!ぐらいの勢いで。宮原選手は決してしないであろう言葉遣いでスミマセン。

あとは、全日本で満点評価だったステップがどういう評価になるのかも見所。


10位以内に入れませんでしたが、食い込んでくる可能性のある選手として、SP59.65点で19位エストニアのキーバスを挙げておきます。不勉強で、全く知らない選手でした。ロシアの選手?と勘違いしてしまいそうなくらい、キレがあって美しい動き、身のこなしが出来る選手です。ジャンプミスが響いて下位に沈みましたが、ポテンシャルは高そう。スピンがキレイ。


惜しい!紀平選手2位発進 フィギュア世界選手権

惜しかったー!!

あとちょっと、ほんのちょっとなのに!

昨シーズンも回転不足を取られる事の多かった3フリップ3トゥループ、またしても!

トリプルアクセルも回転不足かな?qの判定かな?

超いい加減な事前予想、そこそこいいセン行ってたのと大外れのと。総じて意外な結果となりました。つまりほとんどハズレという事です。


以下は予想順位順です。


①シェルバコワ

予想 SP  78.5    FS  160.0     TOT  238.5

結果   81.00(43.86  37.14  0.00  1位)

2A    3F    CCOSp4    

3Lz3Lo    FCSp4    StSq3    LSp4

強かったですねー。揺るがない!危なげない!そして、より洗練されて、より優雅に美しく、見応えのあるプログラムでした。

繋ぎは濃密、なのに以前は若干あったヨイショヨイショ感が無くなったし、何よりジャンプの着氷、そして着氷姿勢が美しい!

が、ルッツの踏み切りの怪しさは相変わらず、そして!さえ付かないのも相変わらず。シェルバコワのルッツが完全セーフで坂本選手のルッツがeな理由を、私のような素人ファンにも分かるようにゼヒご説明いただきたい。私には大して違いが無いように見えるので。

シェルバコワ、もはやルッツをアウトエッジで跳ぶ気全く無いようですね。修正しようとした努力の跡が全く見えない。昨シーズンと全く変わってない踏み切りに見える。(トウの突き方は若干改善されてる?)

とりあえず少なくとも五輪終わるまでは、シェルバコワのルッツ(もどき)のエッジエラーは絶対に取らない事で意思統一されたようですね。本人もそれをよく分かってるようで。

でも、だったら他の選手のも取っちゃいけないと思う。少なくとも同じ試合に出てる選手のは。

ステップはレベル3、何が足らなかったのかな?


②トゥルソワ

予想 SP  73.0    FS  162.5     TOT  235.5

結果    64.82(30.34  34.48  0.00  12位)

2A    3F!    FCSp4

3Lz+COMBO    CCOSp4    StSq3    LSp4

トゥルソワ、どうした?4回転以外のジャンプでのミス、珍しい。ビックリしたー!ちょっとくらい着氷が乱れても力を溜め直して3トゥループを強引に付けてしまうパワーを持つトゥルソワですが、ステップアウトではさすがにどうにも出来なかった!

トリプルアクセル回避しましたね。FSで大逆転出来る自信があるから、SPは無理せず確実に、って戦略かな?と思ってたんだけど、荒川さんが解説で言ってたように、気持ちが守りに入っちゃってたのかな?

なんだか身体が一回り大きくなった印象。と言っても肉づきが良くなったわけでは無く筋肉で。ゴツい!背後から見たら男子選手みたい。4回転の跳び方も男子選手と同じらしいので、女子選手の多くがぶつかる体型変化の壁もトゥルソワには関係ないか・・・も?

ステップ中ののけぞりランジ(で合ってる?)好き💕

あとフリップに!が付いてたようですね。う〜ん、スローで見てもなんでこれが!なのか、よく分からないな。フラット気味かな?と思えば思えない事もないけど。横側からの映像なのでよくわかりません。

同じロシア選手でもトゥルソワのは見逃さないんだw やはりエテリチームを離れるとお目こぼしは無くなるんですね。わかりやすい。


③紀平

予想 SP  79.0    FS  155.0     TOT  234.0

結果   79.08(43.68  35.40  0.00  2位)

3Aq    3F3Tq    FCSp4

3Lz    LSp4    StSq4    CCOSp4    

ホント惜しかったー!

と言う割に、予想通りの得点。トリプルアクセルかコンビネーションジャンプで回転不足取られる事を想定した予想だったのが、不幸にも当たってしまいました。ここは外れて欲しかった!

トリプルアクセルと 3フリップ3トゥループにqが付いて加点がほぼゼロ。トリプルアクセルのqはちょっと厳しくないか?一方トゥループの方は<じゃないかな?これが紀平選手じゃなく、ロシアアメリカの推し選手でもなかったら間違いなく<付けたでしょ・・・。

やはり表彰台はシェルバコワ、トゥルソワ、紀平というのが(よほど大きなミスを連発しない限り)既定路線なんだろうな、という感じがしました。(トゥルソワ選手はFSの出来次第では他の選手にすげ替えられる恐れあり)

大方の表彰台予想は多分この3人に絞られてると思う。だから、誰が見てもわかるような目立つミスをしてないのにこの3人の誰かが表彰台から外れたら、またぞろジャッジの公正性が議論の俎上に上がってしまう恐れがある。ISUとしてはそれは避けたい。だからなるべく目立つ事はしたくない。だから(ロシア選手の上にはつけたくないけど、かと言って)一見ノーミスの紀平選手のSPにあまり低い点を出すのもファンのリアクションが怖い、という心理が働いたんだろうと。

特に、2019年の時に紀平選手の銀又は銅をトゥルシン又はメドベに譲らせたという負い目がISUにはあると思うので。いくらなんでも、日本のエースを2大会連続で表彰台から追い落とすのはマズいだろうくらいの事は、ISUも考えると思う。なにせ、日本のファンは一番のお得意様、悪く言えばカモという認識だろうから。

本来は、トリプルアクセルはセーフ、トゥループが<だった。が、チェンのトゥループの<を完全スルーした手前、紀平選手のトゥループに<を付けてしまうと整合性が取れない。で、使い勝手のいいqをトゥループに付けた。でも、それだけじゃシェルバコワの点を上回りそうだったので、トリプルアクセルにも付けてトリプルアクセルのGOEを削った。<とq、qとセーフの差は微妙で曖昧だから、追及されてもなんとでも言い逃れができる、という計算だったんじゃないかな。

これからも、特定の選手の点を上げたり下げたりしたい時にqが大活躍しそうな予感。

どうしてもゲスの勘ぐり極み乙女の妄想が先走り、いちいち裏を深読みし過ぎてしまいます。

側転からのステップはやっぱりカッコいいっす。加点は1.62!フィギュアでは個性、独創性が大事らしいので、GOEもPCSも遠慮せずもっともっとくれてもいいですよ、ジャッジの皆さん。

そして、このプログラム、振り付けはもちろん曲自体がメチャクチャいいです。


④坂本

予想 SP  77.5    FS  150.0     TOT  227.5

結果   70.38(36.14  34.24  0.00  6位)

2A    3Lze    CCOSp4    

3F3T    FCSp4    StSq3    LSp4

あー!坂本選手も惜しかったー!

でもコンビネーション、ステップアウトにならずによく踏ん張った。ルッツも、エッジを気にしすぎて着氷に失敗するよりはこれで良かったと思う。ただ今後もエラーを頻繁に取られるようなら、ループに戻した方がいいかもしれない。

今回のは取られても仕方ない踏み切りだった。もっともシェルバコワのを取らないなら坂本選手のも見逃すか!に留めるのがフェアだとは思うけど。ゲスの勘ぐり極み乙女としてはしつこく文句つけ続けますよ。しつこかろうが、ジャッジの判断は絶対で文句言っても覆らないと分かってようが、違うものは違う、おかしいものはおかしいんです。

エッジ問題もありましたが、それよりも、ダブルアクセル、コンビネーションスピンなどの加点が思ったより低かった事の方が気になった。特にダブルアクセルは素直にGOE4(又は5)でいいじゃないか!半数以上が3付けてる!なんでじゃ!

ステップは緊張が出てたかな?いつもより固かった気が。私が緊張して見てたからそう見えただけかもだけど。


⑤テネル

予想 SP  76.0    FS  146.0     TOT  222.0

結果   69.87(35.70  34.17  0.00  7位)  

2A    3Lzq 2T    LSp4

3F    StSq4    FSSp4    CCOSp4    

コンビネーションでミスが出ちゃいました。ハイレベルな争いの中ではちょっと痛いミスですね。緊張してたのか、気合が入り過ぎてたのか。SPはそつなく纏めてくると予想してのですが、大外ししました。

スピンステップは全てレベル4。得意のスピンはたまにレベルを取り損ねて3になる事もありますが、今回は落ち着いて、しっかり回転数をクリアする事を意識してたように思います。

個人的には、テネルにはしっとり系の曲の方が合う気がする。でもいろんな曲に挑戦する事も必要だから、これでいいのか?これでいいのだ。


⑥トゥクタミシェワ

予想 SP  78.0    FS  142.5     TOT  220.5

結果   78.86(44.39  34.47  0.00  3位)

3A    3Lz3T    FCSp4

3F    LSp4    StSq3    CCOSp4    

凄く良かった!落ち着いてた!素晴らしかったです!!このプログラム好き!

最初のポーズとった時の表情がいつもより柔らかかったので、変な気負いもなく落ち着いて自信に満ちてるように見えました。

蓋を開けてみたらその通り、今までになかったようなしっとり柔らかい雰囲気、落ち着き、優雅さ・・・。本当の意味で大人のスケーターになった!って感じがしました。すごい進化だ!

今までのトゥクタミシェワの演技ってあまり好きじゃなかった。背中に物差し入ってる?って思うくらい上半身が固くて、一応音楽を表現しようとはしてるようなんだけど、結局毎回音に合わせて腕をヒラヒラさせたり手首をクリンクリン回したり頭を振ったり、のワンパターンで文字通り小手先の表現に見えた。スピンの回転は速いんだけどイマイチ姿勢が悪くて美しく見えなかった。

でも、このプログラムでは身体の使い方が大きく柔らかくて、手足、上半身下半身が連動して流れるように美しく、そして無駄な力も無駄な動きもなく曲の雰囲気に合ってたと思う。

スピン、ステップの一つ一つの動きや姿勢もいろんな工夫をしてると思った。美しさと独創性と両方を狙ってよく考えた構成だと思う。

ジャンプはトゥクタミシェワ基準からするとまあまあ無難にまとめたって程度だけど、もうそんな事気にならないくらい全体的に良かった。

ホントなんか人が変わったみたい。

ホントこのプログラム好き!

あ、私の得点予想いい線行ってましたね。ここは自画自賛しときます。


⑦宮原

予想 SP  72.5    FS  140.0     TOT  212.5

結果    59.99(27.34  33.65  -1.00  16位)

3Lz<    2A    CCOSp4    

3Lo1T※    StSq4    FCSp4    LSp4

あ〜!やってしまったー!

恐れていた事が起きてしまった。ミス、そして(おそらく)そのリカバリーを意識したがためのミスの連鎖。

ジャンプに対する苦手意識がすっかり染みついてしまって負のスパイラルから抜け出せなくなってるって感じなのかな?

多分相当動揺して落ち込んでいたはずですが、それでもスピンステップレベル4をきっちり取ってるのは凄い。

それにしても、ギリギリとは言え50点台の衝撃、心理的ダメージは大きそう。

FSでは開き直って思いっきり行って欲しい、悔いが残らないように。


⑧イ

予想 SP  73.0    FS  137.5    TOT  210.5

結果   68.94(37.29  31.65  0.00  8位)

3Lz!3Tq    2A    FCSp3    LSp4

3F    CCOSp4    StSq4


⑨チェン

予想 SP  69.0    FS  134.0     TOT  203.0

結果   74.40(40.88  33.52  0.00  4位)

3Lz3T    2A    CCOSp4

3Lo    FCSp4    StSq4    LSp4

やってくれるなー。失笑苦笑、ワラワラワラ。あまりにもあからさま過ぎて。失笑苦笑を通り越して嘲笑に達してしまいました。

コンビネーションジャンプ、完全に回転不足なのを華麗にスルーしましたね。1つ目は微妙ですが、2つ目のトゥループはどっからどう見ても完全なる回転不足ではないですか?あれがOKならテネルのルッツにqを付けるのはアンフェアですね。荒川さんの解説にも(あ〜回転が・・・感が)出ちゃってましたもんね。せめて紀平選手のトゥループみたいにqくらいは付けて誤魔化そうよ。肉眼で見ても詰まった怪しげな着氷なのに、審議の黄色すら付かないって・・・(嘲笑)。チェンのジャンプは回転不足を絶対取らない事が最初から決まってました!っていう自白ですか?

(2と3が並ぶ中、1を付けたJ5とJ7のジャッジにせめてもの良心を感じました)

アメリカスケ連は誰を推してるのかいつも非常にわかりやすい。潔い?くらい露骨です。本来の推し中の推しであるリウが居ないので、全米女王のテネルがイチ推しなのかと思ったら、チェン推しでしたか。同じ自国選手なのにこの扱いの違い!リウやチェンの陰で、毎回割りを喰うテネルが気の毒です。

北京で中国系アメリカ選手を男女揃って表彰台に乗せるシナリオの存在を感じてしまった私は、やっぱりゲスの勘ぐり極み乙女。本領発揮だす。

全米4位に終わったリウに不安要素があるならチェンもいるよ。男女揃ってメダリストチェンと言うのも、それもまたネタになっていいじゃないか。五輪最大のスポンサーであるアメリカのテレビ局がヨダレを垂らす姿が目に浮かぶ。

金博洋&中国系アメリカ選手男女が揃って表彰台、で国威発揚!と言うのが中国共産党のベストシナリオ。

視聴率のために、アメリカスケ連を使って自国選手を一人でも多く表彰台にねじ込みたい、ネイサンはもちろん一番高い所!というのがアメリカテレビ局の狙い。

そしてそれらの意を受けたアメリカスケ連、ISUのあうんの呼吸で五輪に向けた環境作りはこの世界選手権から本格始動ってとこかしら?ここでチェンに下駄を履かせて1つでも上の順位、1点でも多いスコア、という実績を作っておこう、という意思を、あの回転不足スルーに感じました。おそらくFSでは更に露骨にやってくるんではないかしら?チェンの得点の出方が2019年のトゥルシンバエワ状態になると予想しておこう。

・・・つか、ファンをバカにするのもいい加減にしろよ💢💢💢💢💢💢

・・・口が悪いよ、気を取り直して。

演技自体はとても良かった。良かっただけに余計に残念。選手の頑張りに泥を塗って汚すような事を、選手をサポートする側がするんじゃねえよ💢

ハアハア・・・ちょっとお茶飲んでくる。


⑩リャボワ

予想 SP  67.0    FS  132.5     TOT  199.5

結果   64.11(35.78  28.33  0.00  13位)

3Lz3T    2A    CCOSp4    

3F    StSq3    FCSp4    LSp4

最後バテたかな?スピンが2つとも回転メチャ遅でした。でもレベルはしっかり取った。頑張りました。


圏外

キム

結果 SP  73.63(40.07  33.56  0.00  5位)

3Lz3T    2A    FCSp4

3F    StSq3    CCOSp4    SSp4

素晴らしかったです。優雅で滑らかで美しい演技でした。

ジャンプ高い!ジャンプ前後の工夫もあったし、ルッツのエッジが?だった以外は非の打ち所がない。

スピンはなんでシットスピンにしてるのかな?レイバックで良くない?別に苦手じゃないよね?基礎点0.2の違いしかないとは言え、その0.2点で順位が入れ替わる事もあるわけで。


今宵は男子ショート、楽しみですね。

今シーズン、最初で最後のガチバトル。

海外選手の新プログラム、成長度合い、ようやくしっかり観る事が出来る。

あと、ネイサンにどのくらい点を盛って、羽生選手からどのくらい点を削るのか?

どのくらいあからさまにやってくるのか?

いろんな意味で楽しみ。