謎好きにゃんこの妄想

謎と名のつくものに目がないにゃんこ好きが妄想脳で綴るブログですニャ

テレビ観戦記 フィギュアGPS 中国大会 FS 女子編

ラジオノワ選手の意地を見た!

ワタシ、絶対負ケナイ!!
意地でも降りてみせる!!

強い、強い意思を感じました。

FSは「トゥーランドット」。荒川さん、宇野選手のイメージが強いので、海外の選手が滑るとアレっ?と一瞬変な感じがしてしまいます。

前回ロシア大会では思うような滑りが出来なかったラジオノワ選手。直前のリプニツカヤ選手のアクシデントが影響したのかどうかは分かりませんが、かなり悔しい思いをしたでしょう。

元々ラジオノワ選手はジャンプの安定感が今一つ。着地が不安定。足元はガシッ、上体はグキッて感じで、お世辞にも滑らかとは言えない着地が多い。私の中では、観てて「大丈夫かな?コケないかな?」とハラハラする事が多い選手でした。今回も持ち前のサスペンス感(?)は健在。

それでも、文字通り踏ん張った!何がなんでもこの試合に勝ってファイナルに行くぞ!という気合いを感じました。

正直、私はラジオノワ選手の滑りはあまり好みではありません。体のどこかに余計な力が入りすぎてるみたいな、演技の流れがスムーズでない印象を受けるんです。グレイシー・ゴールド選手も似たタイプに感じます。
選手自身の事は好きなんですけどね。

ともあれ、ファイナル進出おめでとう!

       ☆☆☆☆☆☆
 
オズモンド選手は前回に続いて2位。
地元カナダでの大会では、点を貰いすぎなんじゃないの?とちょっと疑ってしまった私。すみませんでした。
ジャッジが甘かったとは思いますが、ホームアドバンテージの許容範囲内だったと訂正します。

それにしても、これまでミスが多く勝負弱いイメージだったのに、いつの間にこんなに強くなったんだろう?
1つ2つ大きなジャンプミスがあっても、それ以外の所でしっかり点を積み重ねている。私の認識が間違ってたのかな?

       ☆☆☆☆☆☆

トゥクタミシェワ選手は前回の感触が余程悪かったのか、FSを昨シーズンのものに変えてきました。
1つジャンプが抜けただけでコレオシークエンスとかも凄く良かったので、130点台前半は出ると予想したのですが、思ったより少ない点。何で?
演技構成点が64.58。意外に低い。もっと出てもいいと思うんだけどなあ。

トゥクタミシェワ選手は透け素材のヒラヒラした物を身に纏う衣装が多い気がします。本人の好みなのか、たまたまそういう衣装ばかりが私の印象に残っただけなのか。

オズモンド選手もトゥクタミシェワ選手も回転不足を取られにくい、クリアなジャンプが強みですね。回転不足を取られる取られないが勝負を大きく分ける今の採点ルールでは圧倒的に有利です。

       ☆☆☆☆☆☆

その回転不足のせいで予想外の結果になったのがワグナー選手。
>マークが並んでいる!後半のジャンプは全滅です。得点が出るまで時間がかかったので、本人もある程度予想していたんでしょう、得点を見た瞬間「ああ、やっぱりね。こうなると思ってたわ」って顔をしたように見えました。
もしかしてちょっとキレてた?

FSでは髪を下ろしていました。このヘアスタイルの方が好きです。ワグナー選手は髪をアップにするとアネゴ感が出てちょっとキツそうな印象になる。(個人的見解です)
昨シーズンの「ムーランルージュ」では髪をアップ、しかもフワッと盛り気味にしていたため頭がデカく見え、更にフィギュア選手にしては比較的ガッチリした体格も手伝って、大仏様みたいに見えました🎵

これでワグナー選手のファイナル進出は厳しくなりました。ゴールド選手も今シーズンは絶不調だし。代わりにカナダ勢が気を吐いています。

ただ、北米の二か国はシーズンによって当たり外れがある気がします。日本やロシアは、例えばエース格として期待されていた選手が不調でも、他の選手がその代わりに活躍したり、国トータルでは常にある程度のレベルをキープしているように思います。層の厚さの違いなんでしょうか?

試合を観ていると、リンクを囲むフェンスに日本企業の広告がズラリ。全部の大会を日本で開催しているんじゃないかと錯覚しそうになります。
ロシアはソチ五輪をきっかけに、ここ数年またグイッと国ぐるみでフィギュアに力を入れてる感じですし、日本とロシアのフィギュア人気、フィギュアへの入れ込みが突出しているのかもしれませんね。

        ☆☆☆☆☆☆

地元中国の3選手は成績としては目立たなかったけど、三者三様の滑りで地元のお客さんを盛り上げてました。

3選手の中ではベテランの李子君選手。大人っぽくなりました。
SPはキレがあって良かったのに、FSはミスが続き残念な結果に。プログラムがしっとりした曲調だったせいかもしれませんが、何だかちょっと元気がないように見えました。

李選手がシニアに上がってきた頃、私は李選手がトップ選手の一人としてフィギュア女子を引っ張っていく存在になるんじゃないかと思ってました。
もちろん成長はしているんだと思いますが、予想、期待していた程ではなくて、私の中では意外に伸び悩んでいる選手といった印象です。


織田さんが、「李選手はもう少し膝や足首を柔らかく使えるようになれば、ステップのレベルが上がったりスピードも出てきて、全ての要素にいい影響が生まれる」と言ってました。

何年もフィギュアを観ていても、そういうのは素人ではなかなか分からない。解説者がこういう事を教えてくれる事によって、それまで見てなかった細かい部分に注目するようになり、そこで初めて「あ、なるほど、こういう所をジャッジは見ているんだ」とか「選手は踊りながらこんな複雑な事をしているんだ」などと気付く事があったりするので面白いです。



次はいよいよ日本での大会。

宮原選手、樋口選手がファイナル進出を決められるか。
楽しみなような、ドキドキして恐いような・・・。







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