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今でも好きだけど前ほど入れ込めない 残念なハリウッドスター その2 キアヌ・リーブス

私のキアヌ熱のピークは「ハートブルー」('91)から「スピード」('94)まででした。
もちろん今でも好きです。でも、以前ほど萌えない。特に何かあって幻滅したとかいう覚えもないんですが。


キアヌ・チャールズ・リーブスは1964年9月2日レバノンベイルート生まれ。お父さんはハワイアン、中国人の血が入ってて、お母さんはイギリス人。私はずっとお母さんはカナダ人だと思い違いをしてました。

昔カナダ旅行した際、キアヌのミニ・ブックを見つけて購入。このネタを書くにあたり再確認したら、アメリカドルでもカナダドルでも1.49ドルになってました。アメリカドルとカナダドルはレートが違うはずなのに。大体1カナダドルは0.8アメリカドルだと思います。
表紙には"Who's Hot!"と"Keanu Reaves"とあるので、多分"Who's Hot!"シリーズのキアヌ・リーブス編という事だと思います。
このミニ・ブックですが、当然英語です。あまり英語が出来ない上、いちいち辞書をひくのも面倒な私はざっと流し読みしかしてないので、細かいところは理解できていません。

その、ざっと把握したミニ・ブックの記述に基づいて以下を書きます。wikiなど他の情報を書き写してもしょうがないので。


8歳の時にカナダのトロントに移り、10代のほとんどを過ごす。アイスホッケーのキーパーをやっていて、チームメイトから「壁」と呼ばれたり、最優秀選手に選ばれたりと有望だったらしい。キアヌ自身も、アイスホッケーのカナダ代表でオリンピックに出るのが夢だったが、ケガで断念。
他にカーレーサーやオーケストラの指揮者などになる夢もあったそうです。

音楽も好きで、ラジオのロック系の番組を聴きまくった。特に好きなのはラモーンズや昔のブルース。

お母さんの再婚相手が舞台俳優で演出家だった事から舞台に興味を持つようになり、9歳頃からお芝居を始め、10代半ばの頃には、アーサー・ミラー(マリリン・モンローの元旦那さんですね)のThe Crucibleという舞台に立つ。
その舞台をキアヌのママが観に行った時、キアヌの「What am I?」というセリフに対して、ママの近くに座っていた女の子が呟いた。「A hunk」。
これは辞書で調べたんですが、パンや肉の厚切りとかの意味しか載ってなくてよくわかりませんでした。キアヌが「僕は自分をハンサムだとは思わない。僕はhunkじゃないよ。」と言った、という記述があったので、多分ハンサムやイケメンを意味するスラング的な言葉なんじゃないかと思います。と書いた後でネットで調べたら、たくましくセクシーな男性を指すスラングでした。当たらずとも遠からず。


15歳の時にトロント・シアター・アート・ハイ・スクールに入るも劣等生だったようで、16歳の時に退学されられる。そこの先生はキアヌの事を「集中力がなく質問が多すぎる。seriousな俳優になるのは無理」と評したとか。

でも、その後もトロントのセカンド・シティやペンシルバニアのヘッジロウ・シアターといった所で演技の勉強をしたり舞台に立ったりした。

コカ・コーラのCMに出て、初めてギャラを得る。
この辺りで既に、地元(トロント限定かカナダ全土の意味かは不明)の10代の女の子にはそこそこ人気があったみたいです。

でも、まだまだ俳優で食べていく事は出来なくて、パスタ・ショップでアルバイトをして稼ぎ、そのうちmanager(=店長?)を任されるように。ただ定職にする気はなく、早く俳優で食べていけるようになってお店を辞めたいと思っていたよう。


この頃カナダ政府は、映画などの撮影に関する税の優遇政策を取っていて、ハリウッド映画やアメリカのドラマの多くがコストの安いカナダで撮影されていた。

これは映画好きの間では結構有名な話ですね。ニューヨークやシカゴが舞台の設定の、この頃の映画の多くがトロントで撮影されてたっていうのは。マイケル・J・フォックス主演の「摩天楼はバラ色に」とか、ニューヨークが舞台なのに、スクリーンに映る車のナンバーがほとんどトロントナンバーだとか。


あるハリウッドの製作チームが、アイスホッケー選手を主人公にした映画をカナダで撮ることになり、カナダの若い俳優を募集。このオーディションに合格したキアヌは、1986年「栄光のエンブレム」という映画に出演、もちろんアイスホッケー選手役、しかもキーパー。セリフは少なかったものの、クレジットでは11番目に名前が載る。これがきっかけでハリウッド行きを決意。
オリンピックの夢はケガで潰えたけど、俳優のキャリアに活かせて良かったね、キアヌ。



ハリウッドで成功できるのはほんの一握り。成功した人も長~い下積みがあって・・・という話は珍しくない。そんな中でキアヌは出世が早かったスターの一人と言えるのではないかと思います。


87年「リバース・エッジ」。ほとんど無名の出演者ばかりとは言え、早くも準主役級。

88年「危険な関係」。何度も映画やドラマになっているこの作品。共演者が凄い!グレン・クロース、ジョン・マルコビッチミシェル・ファイファー・・・、キアヌのフィアンセ役は"キルビル"ユマ・サーマン。豪華です。
この映画での美青年ぶりが評判になり、テレビのトークショーや雑誌のカバーなどのオファーが増えたりしたそう。



この年88年には「危険な関係」を含めて4本の作品に出演していて、早くも売れっ子になっているのですが、ミニ・ブックによれば、88年冬にキアヌは演技のクラスを取ってるようなのです。それもNYやLAなどにある有名どころではなく、マサチューセッツ州レノックスという小さな町にあるシェイクスピア&カンパニーという劇団のクラス。忙しいキアヌは映画やテレビの仕事をこなした後再びここに戻り、「テンペスト」という舞台にも立ったそうです。

かつて劣等生と烙印を押され演劇学校を退学になったキアヌ。でも、この劇団では「キアヌならいつでも大歓迎」とみんなに愛されたみたいです。



89年「ビルとテッドの大冒険」。おバカ高校生コンビのコメディ。アメリカでは大ヒットしたそうで、91年に続編も作られました。ちなみにキアヌはテッド役。


私がキアヌ・リーブスを知ったのは多分この頃だったと思います。映画雑誌の「注目の新人」特集かなんかのページで初めて写真を見た記憶があります。その写真ではロン毛に腰パンで、ちょっとチャラそうだったので第一印象は「こういうタイプのバカ男は嫌い!」でした。そこからいつ好きに転じたのか、よく覚えていません。出演作も年代順に観たわけではなく、どの映画を観て好きになったのか、そもそも映画がきっかけなのかもはっきりしません。もしかしたら、映画雑誌の写真を見て「あれ?あのロン毛のチャラ男、髪切ったらこんなにかっこいいんだ!」ってなったのかもしれません。気づいたら好きになっていて、レンタルビデオ借りて観まくったのだけ覚えています。

90年「殺したいほどアイラブユー」。親友リバー・フェニックスとの初共演作。前年に出演したロン・ハワード監督の「バックマン家の人々」で、恋人役のマーサ・プリンプトン(ドラマ「グッドワイフ」の赤ちゃん同伴弁護士)の実生活での恋人がリバー・フェニックスだった、という関係で知り合い、いつか共演しようと約束していたのが早くも実現。
これは映画館でなくビデオを借りて観た作品で、リバー目当てで借りた覚えがあるので、この時はまだキアヌ❤Loveではなかったと思います。
この作品もケビン・クラインウィリアム・ハートなど豪華キャスト。キアヌはジャンキー・コンビの片割れで、劇中ずっとラリってて話が全く噛み合わない、その噛み合わないやり取りが面白かったです。



そして、91年「ハートブルー」!
原題はPoint Break。分岐点、と訳せばいいのでしょうか?銀行強盗を繰り返すサーファーグループに潜入するFBI捜査官の役。
この時はもう間違いなくキアヌ❤Loveでした。
サーファーグループのリーダー役は「栄光のエンブレム」にも出ていたパトリック・スウェイジ。「ゴースト/ニューヨークの幻」の、あのゴーストになった人です。
キアヌ演じるジョニー・ユタは大学のアメフトスター選手だったという経歴を持ち、その事がサーファーグループの仲間入りをするのに一役買います。サーフィンのシーンもノースタントでこなし運動神経の良さを発揮してますが、キアヌは走り方がちょっと変、もとい、個性的だというのもこの映画で発見しました。
原題の意味がわかるラスト、切ないです。

同じ年「マイ・プライベート・アイダホ」。ガス・ヴァン・サント監督の初期の代表作。リバー・フェニックスと再共演。ナルコレプシーという、ストレスを感じると突然眠ってしまう病を持った、親に捨てられた少年マイク(リバー)と、市長の父親に反発して家出中のスコット(キアヌ)。男娼をして暮らしていた二人は、マイクの母親を探す旅に出る。
これも切ないお話ですが、救いのない出来事の連続の割に、湿っぽいエンディングじゃなかったのが興味深かった。ラストのカラッと乾いた風景とあっさりサバサバしたリバーの表情のせいかな?
ヴァン・サント監督が来日した時に、この映画のエンディングについて「ラストシーンで、青空に大きなスマイルマークを浮かべようか、というアイデアもあったけど、ふざけすぎてる!と言われそうで止めた。でも、日本の観客になら理解してもらえたかもしれない。」って言ってた事思い出しました。
この映画のキアヌ、よっぽどリアリティがあったのか、この後しばらくゲイ疑惑が。私、ちょっと信じてました。こんな魅力的な男性がゲイなんて、女性の立場からすれば「もったいない!こんないい男、何で男に取られちゃうの?」でしょうね。
今でも、もしかしたら・・・?というのはちょっとだけあります。次から次へ浮き名を流す典型的なハリウッドスタータイプじゃないからかも。ファンの一人としては、ゲイだろうが何だろうが、俳優として輝いていてくれれば別にどっちでもいいっす。

92年「ドラキュラ」。前のゲイリー・オールドマンのネタでも書きましたが、今一つでした。コッポラ監督作品で、題材がドラキュラで、ゲイリー・オールドマン、キアヌ、そして、全盛期のウィノナ・ライダー、と来れば期待するなと言う方がムリ。
何が悪かったのかなあ。衣装は美しかったし映像も凝ってたし。ゲイリー・オールドマンはこれまた凝りに凝った役作りをしてたし。
力が入ってるのはよくわかったんですが、何だか気合いが空回りしてるみたいに感じました。
それと、ドラキュラ伯爵が血に飢えた魔人と化したのは愛する女性を失ったため、なんですが、その深い哀しみがあまり伝わって来なかった、感情移入できなかったんですよね。
監督は映像美に拘り、ドラキュラ俳優は役作りに拘った。様式美に拘りすぎて中味が置き去りになったってとこかな?策士、策に溺れたか。

あ、そうそう、ドラキュラのモデルであるヴラド伯爵は趣味が編物だったらしいです。ぷぷっ。串刺し公と呼ばれ恐れられていた伯爵、串がよほどお気に召したんでしょう。


93年「から騒ぎ」。シェイクスピアものです。全然面白くなかった。元々シェイクスピア嫌いなので。デンゼル・ワシントンエマ・トンプソン、え?初代バットマンマイケル・キートンも出てたっけ?と、これまた豪華な顔触れ。しかも監督は、主演も兼ねたイギリスの名優ケネス・ブラナー。でも、ごめんなさい、この人もあまり好きじゃない。
あまり好きじゃない俳優の監督・主演で、嫌いなシェイクスピアもの、という時点で拒否反応が起こってしまって、作品に対してフェアな評価が出来ません。キアヌが出てなければ観ようとさえ思わなかったと思います。
キアヌは悪役のドン・ジョン役。髭生やして悪そうな感じのビジュアルにはしてましたが、やっぱりどうしても人の良さがそこここに滲み出てしまってた気がします。キアヌの事を知らず、先入観無しで観てたら、悪くて嫌なヤツ!って思えたんでしょうか?


94年「スピード」。カッコよかった!前からカッコいいと思ってましたけど、ここまでカッコいいとは思わなかった!! 




「スピード」でスターの仲間入りをしたキアヌ。でもその事が、私のテンションを下げたのかもしれません。
「ボクだけのあのコがみんなのアイドルになっちゃった」的な事なのかも。



前ほど入れ込めないと言いながら、書き始めると熱が入って止まらなくなってしまいました。長くなったので、続きは次回に回します。


同じ「残念なハリウッドスター」のくくりなのに、前のゲイリー・オールドマンのネタの淡白さに比べてこの差は何?

同じタイトルで書いたのが間違いでした。
私にとって、キアヌは今でも全然残念じゃない。



これ書いてる途中に知りました。
今キアヌ、来日中なんですね。
私としたことが・・・不覚!



「残念なのはオマエじゃ!!」

・・・返す言葉もございません。




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