謎好きにゃんこの妄想

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「銀魂ーミツバ篇ー」第一話を観てみたニャ

実写映画版の方はまだ観に行くかどうか決めかねてグズグズしているのですが、配信されているドラマの方は早速観ました。


結論から言うと「意外に良かった」点が半分、期待外れが半分というところです。



以下ネタバレあります。


★意外に良かった点


○沖田役の吉沢亮の剣さばき、走り方などが意外にサマになっていて、真撰組きっての剣の使い手感がちゃんとあった事。ぎこちなさや素人臭さを感じなかった。

役者なんだから出来て当然なのかもしれないけど、日本の俳優ってアクションをちゃんと出来ない人、凄く多いと思います。以前、確か榎木孝明さんだったと思いますが、苦言を呈していた事がありました。
ハリウッドスターなどと比べるとギャラが安く、数多くの作品に出ないといけない、一本の映画やドラマの準備に時間をかけられない、という事情があるとは言え、そんな環境でもちゃんと出来る人もいるわけだからあまり言い訳にはならない。

調べてみると、吉沢亮という俳優さん、剣道の有段者らしいので、他の俳優にはないアドバンテージはあったみたいです。それでも剣道と殺陣の動きはまた違うと思うので、やはりそれなりに準備はしたんじゃないかと想像します。「銀魂」前は全く知らない俳優だったんですが、そこそこ人気もあって売れてる人みたいなので、「忙しいからアクションシーンの準備が思うように出来ない」はやっぱり言い訳にならないですね。


北乃きいの金髪が意外に似合っていた。
最初、写真で見た時はコスプレ感満載で不自然、と思ったんですが、動画で観るとそれほどでもなかった。目がパッチリ、はっきりした顔立ちなので、のっぺりした「平たい顔族」の人よりは相性がいいのかもしれません。むしろ、普段の黒髪の時の「顔立ちがはっきりし過ぎてキツそうに見える」感が、金髪のおかげでマイルドになった気すらしました。今までの中で一番可愛く清楚に見える。
もしかしたら、小栗銀時の銀(白?)髪の違和感が強すぎて、それに慣らされて感覚が麻痺してきているのかもしれませんが。


小栗旬が一歩引いて、真撰組メインのストーリーのサポート役に徹していた感じがした事。
銀さんが完全主人公の劇場版を観てないので確実な事は言えないのですが、第一話を観る限り、抑え気味のお芝居をしているように感じました。あまり大きくリアクションや表情をしないというか、第一話で絡んだ沖田とミツバのドS姉弟のペースにハメられて、二人の為すがままになってる感じ。もしかしてこういうのを受けの芝居というんでしょうか?
前に小栗旬はいつも何をやっても小栗旬にしか見えない、小栗銀時は銀さんじゃないと文句をつけました。その感想に変わりはないですが、小栗旬という人が元々持ってる雰囲気=「周囲の全てをありのまま受け止める包容力、懐の深さ」は銀さんと共通する要素かもしれないと、第一話を観てちょっと思いました。

このシーンでもう一つ。
沖田に大親友だと紹介された銀さんが、口からでまかせの沖田との親友エピソードを、何度も沖田の名前を間違うボケを混ぜ込みながら語るのですが、間違えられる度に「総悟です」とツッこむ沖田が、一回一回微妙にトーンを変えてツッコんでいて、そこが地味に面白かった。特に最後の「総悟です」は淡々とした口調ながらちょっとキレかかってる感じで、姉上の前で封印していたドS気質が抑えきれずにチラッと出てしまった、そんな風に見えてクスッと笑ってしまいました。
意外にコメディアン素質のある俳優さんなのかも。
あ、それと、甘めの美形ぶりからすると意外なほど悪ぅ~い冒頭の顔も、沖田の腹黒さが出ていて良かった。
最近雨後の筍のように次々出てくる若手イケメン俳優の一人なんだろうな、ルックスと人気先行で演技力はまだまだなんだろうな、と期待してなかったから余計に、思っていたより出来る子、なのかもしれないと、今私の中で注目度ナンバーワンの俳優さんになりつつあります。何か思いっきり上から目線で語って、ファンの方スミマセン。
本人自体は顔が甘すぎて今一つタイプではないのですが、沖田役は吉沢亮で良かった!沖田を演じているときの吉沢亮はタイプです。自分に一番近い「銀魂」のキャラクターを考えたらやっぱり沖田かな?と思っているので、何だか他人に思えない。


柳楽優弥の「眼光鋭いクールな土方」ぶりがカッコ良かった!ミツバの事を心の中では想っているのに胸に秘めて表に出さないクールでストイックな所に、大人の男性の色気を感じました。
ただ、柳楽クンは右側から撮った時と左側から撮った時とで顔の印象が違って、向かって右、本人からすれば左側から撮った顔はクールでスッとした感じなんですが、逆側はもっさり濃すぎる顔に見えるのがちょっと残念。それでもどちらもイケメンである事に変わりはないですけど。
柳楽優弥目当てで、先週初めて大河「直虎」を観ました。大河ドラマも戦国武将も好きなんですが、柴咲コウがあまり好きではないし、ここ数年大河に失望することが増えてきた事もあって、以前ほど観なくなりました。
龍雲丸の役どころ、いいですね。盗賊の頭、ワイルドな自然児っていうの、凄く似合ってます。もしかして次回死ぬの?次週予告見てアレ?って思ったんですけど。せっかく観始めたのに。
ところで、映画完成に先立って公開された、役者さんがキャラクターに扮した写真、アレの柳楽優弥、超絶イケメン!実物の何倍もカッコいい(実物もカッコいいですけど)!環奈ちゃんじゃないけど奇跡の一枚、永久保存版ですね。




★期待外れだった点


○土方さんがツッコミではなくなっている所。
土方さんは新八クンと並ぶ「銀魂」のツッコミ担当のはずなんですが、寝ている沖田へのツッコミが、ツッコミというよりただの威嚇、罵倒っぽくなっていて「ちょっと違う!」単にガラの悪いコワい人みたいになってるのが残念。インタビューで、原作のキャラクターのイメージはあまり意識しなかったと答えていた柳楽クンですが、ツッコミというのは「銀魂」の土方さんの一番大事な要素の一つだと思うので、そこはもう少し忠実に再現して欲しかったな。

(と言っても、私「ミツバ篇」のオリジナルをほとんど知らないので、もしかしたら漫画・アニメのあのシーンがあのまんまなのかもしれないですけど。
私は原作漫画は読んだことなくて、テレビつけた時にたまたまやってたアニメを観て「何コレ!?面白い!」と思ってだんだんハマっていった派です。そのため未見のエピソードも多いです。
「ミツバ篇」は観てないと思ってたんですが、第一話を観て、次回予告の「てめえの姉貴の旦那は俺たちの敵だ」というセリフに何となく覚えが・・・。多分本格的にハマる前に観てると思います。
これを機にアニメの再放送、大々的にやってくれないかな?)

それでもやっぱり、土方さんらしい鋭さ、クールさ、ストイックさ、カッコよさは多分他のどんな俳優にも出せなかったと思います。タバコの煙をフーって吐く、その吐き方も、よく某キムタクがやらかしていたようなカッコつけ過ぎてかえってカッコ悪い、イタイ感じじゃなく、ナチュラルにカッコいい!ゴリラ局長も含めて真撰組のキャスティングは本当に完璧っす。


○登場人物の会話、やりとりの流れが何故かぎこちない点。
このドラマを観ていて、冒頭の暗殺シーンを除いて全体的に何かぎこちなさ、たどたどしさを感じました。何でそう感じるのかわからない。俳優の演技の問題ではないと思います。上手いかどうかはわからないけど、どの俳優も特にぎこちないとか下手だとかは思わなかった。山崎役の人のセリフ回しが棒読みっぽかったけど、そういうキャラクターなんだろうな、と納得出来る感じだったので、その役者さんのせいでもない。第一、山崎クンの出てないシーンでもぎこちなさを感じましたから。

なぜだろう。カット割りとかカメラワークとか編集とか技術的な所のせいなのかな?
ドラマを観ているというより、コント番組を観ている感じがどうしても付きまとって来るんですよね。一つの流れのある物語ではなく、ブツ切りのシーンを幾つも繋げた感じがして。場面が変わる時だけじゃなく、例えば喫茶店のシーンとか、同じ場面の中でも何度かブツっブツっと流れが途切れる感じがする。何でだろう?


○あと、CDTV風にエリザベスたちが喋る所が長い!ほとんど見ずに飛ばしました。ああいうのはDVD化する時の特典映像とかでやってほしいです。





これ、dTVに加入しなくても観れるんですね!今後の配信スケジュールがどうなってるのかよくわからないけど、慌てずじっくり咀嚼しながら観たいと思います。




第一話を観た感想まとめ。

「いくら面白くてもコント番組をわざわざ出掛けて行ってお金払ってまで観る気はしない。やっぱ映画はテレビ放映まで待つわ。」



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