謎好きにゃんこの妄想

謎と名のつくものに目がないにゃんこが妄想脳で綴るブログですニャ

ウィルがぁぁぁ!「グッドワイフ」シーズン5 15話「張り詰めた法廷」

「グッドワイフ」は、海外ドラマの中で特に好きというわけではないけど、TVで(無料チャンネルで)やってたら必ず観る程度にはハマってるドラマではある。

面白いかつまらないかと言えば、面白い方だと思う。

じゃ、なんで今一つ好きになれないか、録画を保存しておくまでにはハマれずに、なぜ観終わったら消去してしまうかと言うと、主役の女優ジュリアナ・マルグリーズが「ER」の頃からあまり好きじゃないから。いや、はっきり言うと嫌いな部類の女優だから。

で、なんで嫌いなんだろう?と自己分析したら、そこまで美人というわけでもなく、特に個性的でもなく、大して愛嬌や魅力があるわけでもないのに、「ER 」という群像劇の中でヒロイン的ポジションに居てやたら出番が多いのが邪魔くさかったから、という結論に行き着いた。

「ER」にレギュラーで出てた女優さんって、シェリー・スプリングフィールドモーラ・ティアニー、リンダ・カーディリーニなど他に魅力的な人多かったのに、なんでこの人が歴代女優陣の中でもイチオシみたいな扱いだったの?ってずっと不思議に思ってた。
アメリカ人には、こういうタイプの人の方が魅力的に映るんかしら?

ジュリアナ・マルグリーズも多分美人の部類だとは思うんだけど、なんかちょっと下品で自堕落な感じがするんだよね。特に口元が。口が大きいからか、口角が下がっているせいか、よくわからないんだけど、なんか厚かましくてだらしなさそうなイメージ。しかも、「ER」の時と違って「グッドワイフ」ではきっちりばっちりメイクで化粧臭そうだし。香りのキツい香水つけてそうなイメージ。

で、そんなイメージ(あくまで私にとって)のジュリアナですが、「グッドワイフ」では良妻賢母とはいかないまでも、割と控え目(あくまでアメリカ基準で)な主人公アリシアを演じている。(日本基準で言うと、「グッドワイフ」というタイトルのドラマの主人公にあるまじき、十二分にえげつないキャラなんだけど)

アメリカのドラマの登場人物、しかも弁護士、にしては珍しいタイプのキャラ。どちらかと言えば日本人寄りの性格に思える。
自分の性格を「押しが弱くて・・・」と言うシーンもあったし、人の弱味につけこんだり強かに駆け引きしたり、というのが苦手で「こういうの、うんざりだわ」みたいな愚痴をこぼして、同僚の調査員・カリンダ(超有能)から「あなたのそういう所に人はつけこむんです」と指摘されたりする。(・・・日本人としては耳が痛い)
でも、そういう良識人発言した舌の根も乾かぬうちに、平気で割と汚い手を使ったりもするw


結婚出産を機に家庭に入ったアリシアだけど、その前の弁護士時代の評価は「有能だけど、優しすぎて事務所を解雇される寸前」(カリンダの調査で判明)だった。
成果主義・激しい競争社会のアメリカで、その中でも一際厳しく成果を求められる法曹界では、「優し過ぎる」は(人としてはともかく)弁護士としては致命的な弱点みたい。まあ、依頼人の立場からすれば、優しくていい人だけど無能、よりは、えげつないけど有能、な弁護士の方が好ましいんだろうな。自分の人生かかってるから、綺麗事は言ってられない。


夫のスキャンダル&逮捕によって、長年の専業主婦生活から弁護士に復帰した当初は、その優しさや押しの弱さ、それからおそらくは無自覚だろうけどどこかに甘えみたいなものがあって、バリバリ叩き上げのやり手ウーマン、ダイアンにそういう所を見透かされて不信を買ったり、ライバルのケイリーに出し抜かれたり、リストラ一歩手前まで追い詰められたりする。
その、セレブ主婦上がりの甘ちゃんアリシアが、弁護士としても人としてもどんどん強く逞しくズル賢く成長していく(しつこいけど、日本人の感覚からすれば、元から結構ズル賢く逞しい)所もこのドラマの面白さの1つ。



※ネタバレちょっとあります。



シーズン5では、アリシアが弁護士に復帰した頃の事も含めてやたらと回想シーンが出てくる。
何でかって言うと、これはもうネタバレというほどの事ではないと思うので書いちゃうけど、多分ウィルを演じている俳優さんが降板するシーズンだから。
もっと言うとウィルが死んじゃうから。

シーズン5は、ケイリーや他のアソシエイトと共に独立して新しい事務所を立ち上げたり、夫が知事になったり、とアリシアを取り巻く環境がガラッと変わって、その前(シーズン3とか4あたり)のダラダラグダグダ中だるみ感を一気に吹きとばして、物語がやっとシャキっと動き出す感じ。



15話「張り詰めた法廷」で、裁判中に依頼人に撃たれてウィルは死んでしまう。
15話はテンポ良く、物語がサクサク進んで面白い。アメリカドラマの好きな所。ストーリー上無意味なシーンは極力省いて展開が早い。

対して、次の16話はなんか話がもたついてる印象。
ウィルはドラマの最初からいるメインキャラの一人だし、アメリカでは(日本でも?)人気だったらしいし、アリシアの恋の相手だし、とにかく重要人物だからっていう事で、これでもかというくらいアリシアの脳内に現れるウィルを画面に映し倒す。最初は、そりゃそうだよね、アリシア、ショックだよね、辛いよね、ウィルの事で頭一杯で他の事考えられないよね、と思いながら観てたんだけど、途中から、さすがにちょっと引っ張りすぎだな、いや、アリシアや事務所の仲間のショックや辛さを描きたいのはわかるんだけどぉ・・・話がなかなか先に進んでいかなくてちょっとイライラ。

契約か何か、大人の事情で、例えば○○分以上ウィルを画面に登場させないといけない、みたいな縛りでもあるんすか?って穿った見方をしてしまうほど、死んで降板したはずのウィルがしつこくしつこく現れる。病院の受付でアリシアが待たされてるシーンのウィルの幻影とか、ウィルの姿は出てこないけどアリシアが娘のグレースに慰められたり宗教の話をするシーンとか、いちいちそんなの描く必要ある?そこら辺はしょってもっと話を進めて欲しいわ。


お涙頂戴大好きな日本のドラマ並にこれでもかと亡くなった人の追想に浸りまくるのって、アメリカのドラマでは普段あまり見かけない。ちょっとそっけなさ過ぎない?というくらい、主要登場人物の死がサラッと扱われ、こちらの気持ちが追い付かないくらい話が進んでいく事が多い。
最初は戸惑ったけど、ずっと海外ドラマを観ている内にすっかりそのペースに慣れてしまった。そして、むしろそれをリアルだと感じるようになった。「そうなんだよね、どんなに大切な人が死のうが何があろうが、世界は何事もなかったようにいつも通り動いていくんだよね」って。

だから、この16話のもたつきにはイラッと来て、余計に17話が待ち遠しくなった。
あれ?もしかしてこれって製作側の狙いだったりする?





一通り文句を吐き出した所で、具体的な内容の感想。


※ここからはネタバレ全開です。





現在ウィルが手掛けている裁判の依頼人は、女子学生ダニーの殺人容疑をかけられた大学生ジェフリー。
ダニーの爪にジェフリーのDNAが残っていた事が起訴の決め手らしい。争点は、ジェフリーとダニーが、事件の前に学内の何処かで接触した可能性があるかないか。もし接触していたなら、DNAは殺人の決定的証拠にはならない、という事。
ウィルはジェフリーの無実を前提に戦略を立てているが、ダイアンとカリンダは「本当にジェフリーが犯人なのかもしれない」と釘を刺す。

ジェフリー、本当は無罪?有罪?どっち?
本人はキッパリやってないと言ってるし、ウィルも無実を信じてるっぽいけど、ドラマを観てる限りではどっちともわからない。

ジェフリー役の俳優さんがナイスキャスティング。一見お育ちのいい好青年だけど、多分お金持ちであろう両親に大切に大切に守られて生きてきたお坊っちゃん感アリアリで、そのため、ちょっとでも追い込まれると精神的に一気に崩れて何しでかすかわからない、そんな脆さ危うさが漂っている。


アメリカ始め海外のドラマ観ていてよく感じる事なんだけど、向こうの親って親バカ多い?もちろん日本にも親バカはいるし、ドラマにも出てくるけど、海外ドラマでは「これが普通の親、親ならどんな手使ってでも子供を守るのが当たり前」って感じで、日本の親バカほど否定的に描かれない気がする。
CSI :NY」で、罪を犯した息子を苦渋の決断で両親が告発して、それを恨んだ息子が・・・っていうのが動機のエピソードがあり、主人公が両親に「あなた方は正しい事をした」ってセリフがあったので、愛する我が子だからこそきちんと罪を償わせる、それが真の親の愛という概念は一応アメリカにもあるらしい。
でも、そういうのは少なくともドラマの世界ではレアケースで、あの手この手で罪から逃れた我が子に「よくやった!誇りに思う」と、日本人の感覚からすればエッ?と思うような場面が出てきて、それでも最後までバレる事も天罰が下る事もなく終わったりする。
日本のドラマにそういうのがないとは言わないけど、少なくとも後ろめたさは付きまとう。肯定的に「良かった良かった」になる事は少ない。たとえ建前だけであっても。
やっぱこの辺の倫理観や価値観が違うのかしら?それともドラマの中だから極端な描き方をしてるだけ?



話を戻します。


ダニー殺人事件は、元々はアリシアが担当していた案件らしく、でもアリシアが事務所辞めた(正確には辞める前に独立計画がバレてクビ)ので、今はウィルが担当しているらしい。

事件当日にダニーとジェフリーが図書館で同じ本を借りていた事から、本を経由してDNAが移った可能性を提示していたウィル。ところが、学内の監視カメラから、ダニーが図書館の後プールを利用していた事がわかり、たとえ本から移っていたとしても、塩素を含むプールの水でジェフリーのDNAは洗い流されてしまうはず、と検事に反証されてしまう。
ウィルは改めて、ジェフリーとダニーの事件前の行動を洗い直し、2人が学内の何処かで接触した可能性を探るようカリンダらに指示する。

一方、裁判の不利な展開に不安になったジェフリーの両親はアリシアに電話をかけてくる。アリシアは「ウィルは有能だから彼に任せておけば大丈夫」と宥める。

ジェフリーの両親、ウィルに内緒でアリシアに相談しようとするって、完全にマナー違反だよ。弁護士だけが頼りなのに、弁護士と依頼人の信頼関係崩しちゃってどうすんの?

アリシアから事の次第を聞いたウィルは、不快感を抑えてジェフリーの両親を問いただす。
「私がご不満なら他をご紹介しますが、公判中です。裏で動かないで下さい。・・・僕を変えますか?」

私がウィルだったら、ここで降りるけどな。ルール違反、マナー違反、失礼にも程がある!アホらしくてやってられない!
ここで降りとけば死なずに済んだのにな・・・。結果論だけど。
この両親といい、息子のいかにもひ弱で不安定な様子といい、この家族ヤバそう、とここで気づければ良かったのに。結果論だけど。

この非常識親バカな両親、今後もウィルやその周りの人への配慮も謝罪もなく、親バカ丸出しでひたすら我が子を擁護してダイアンやカリンダ、アリシアたちの感情を逆撫でしてきそうな気がする。それとも、最低限の良識は見せるかな?



カリンダは学内のカフェで聞き込み。ここでジェフリーとダニーが接触した可能性があれば・・・。でも、聞き込みの結果は思わしくない。

これ、完全に勘なんだけど、カリンダが聞き込みしてたカフェの男性店員が真犯人だったりしないかな?勘ぐりすぎ?
店員役の俳優さんに見覚えがあるので、割と売れっ子のチョイ役俳優さんかな?と思ったんだよね。こういう俳優さん使ってる場合、後から「ただの目撃者や証人かと思ってたら、実はあの人が犯人だった!」って事が海外ドラマではちょいちょいあるので。
あと、当日の記憶がはっきりし過ぎてるような気がして。大学内のカフェなんて毎日大勢が出入りしてるはずだから、特定の人が来てたかどうか、その人と他の誰かがカフェ内でかち合ってたかとうかなんて、いちいち覚えてるかな?
考えすぎかなあ?ミステリー好きなもんで、普段から登場人物を片っ端から疑いながらドラマを観てしまうクセがある。やたらめったら疑いすぎて、逆に推理力がまともに働かずに犯人を外しまくる羽目になるんだけど。
今回も勘ぐりすぎで終わるかな?




別の法廷にいるダイアン。そこに大きな銃声が響く。一斉に身を伏せる法廷内の人たちの中で、無表情で呆然と立っているダイアン。虫の知らせなのか。しばらく呆然とした後法廷から出て、同じく銃声を聞いてウィルのいる法廷へ駆けつける途中のカリンダに「何なの?ウィルの所?」と訊ねる。

ウィルの法廷のドアの外から、警備員の制止を降りきって中を覗きこむカリンダ。そこには脱げて転がってる片方の靴と片方靴が脱げてる男性の足が・・・。
ゆっくり中に入ると、空になった銃をアゴにあててカチカチと何度も引き金を引くジェフリーの姿が。

そして、片方の靴が脱げた足の方へ・・・。

ウィルが血まみれで倒れている。一目見て、瀕死の状態。

ウィルが死ぬ事をわかって観てるので「救急車を!早く!」と叫んでるカリンダの緊迫感は共有出来ず。

ただ、依頼人に撃たれるのは意外だったな。
撃たれて死ぬのは知ってたので、多分裁判で負かした相手とか、負けた裁判の依頼人とか、逆恨みされて・・・ってパターンだと思ってたから。


こういう時、日本のドラマだと最後に感涙必至(皮肉だす)の渾身の一言を何か言わせるんだろうけど、そういうベタな事やらない海外ドラマ好き。
日本のドラマだと誰かの腕の中で感動的(を狙った)なセリフを言わせがちなんだよね。酷い時には「こんな瀕死の状態でどっからそんな元気が出てくんの?」ってくらい延々と。いや、もう、そんな元気があるなら黙って体力温存してれば助かるんじゃね?って思うくらい。ってか、抱き締めてる方も、泣きながら話聞いてる間があったらさっさと救急車呼んでやれよ、って思う。(だんだん口が悪くなってきてゴメンナサイ)
で、感動的(皮肉)な最後の言葉を延々喋ってなかなか死なないの見てて、しまいにはショックとか悲しいとかはどっかに行ってダルくなってきて「わかったからもうさっさと死んでくれないかな?」ってなっちゃう。
日本ドラマあるある。


ウィルが運ばれた病院に駆けつけるカリンダとダイアン。アリシアに連絡取ろうと電話をかけるが、アリシアは知事夫人として記者クラブの昼食会に出席中のため繋がらない。

ウィルがどこで治療を受けてるのかわからないカリンダとダイアンはおろおろウロウロ。

すると、近くの一角からカーテンがシャッと開いて、スーツ姿の男性が電話で話しながら出てくる。

「死亡者は2人目・・・裁判所の被害者だ・・・乱射事件の」

おそるおそるカーテンで区切られた一角に入るダイアンとカリンダ。

片方靴が脱げた男性の足・・・近づいてシーツをめくると・・・

目を閉じて眠るように横たわっているウィル。


カリンダの泣くところ初めて見たかも。
ダイアンはどうだっけ?


アリシアには直接繋がらないので、カリンダはイーライに電話し、アリシアに取り次いでもらう。

アリシア、お電話てす」

イーライのただならぬ様子に、不審そうな面持ちで席を離れ、イーライのスマホを受け取るアリシア


ここで、次回に続く。


イーライ結構好き。このドラマの登場人物の中では。時々イライラもさせられるけど。



実は、アリシアアリシアの夫もウィルも全員嫌い。とにかく演じてる役者さん3人に全く魅力を感じない。
なので、この3人の三角関係とかどうでもいい。邪魔くさい。あってもいいけど、もう少し簡素化して描いて欲しい。
弁護士が主役のドラマにそういうの求めてないんだよね。事件や裁判やそれにまつわるやりとりや顛末、結末が楽しみで観てる。


だいたい、ウィルのどこがいいのか全くわからん。特にイケメンでもないし、何より陰気臭い。特に目つきが。アリシアの弟が「悩ましげな目」と表現してた事あったけど、悩ましげと言うより陰険な感じ。



まあ、そういうわけで、ウィルがぁぁぁ!というタイトル書きましたが、ウィルの降板は特に私にとってはどうって事なくて。
死なせなくても良かったのに、くらいかな。
マンネリ化してたドラマを盛り返すために死なせたのかな?
まあ、4シーズン半お疲れさまでしたって事で。

ただ、この先アリシアがウィルの事を引きずって引きずって、事あるごとに悲劇のヒロイン描写が出てくるんだろうな、って思うとウンザリ。
2人が嫌いというのもあるけど、あの2人が純粋な愛情で結ばれてるとはとても思えなかったので。不倫というのを抜きにしても。


このドラマやアリシア、ウィルのファンからめっちゃ怒られそうだけど💦



ドラマ自体は面白い。あの、法律を駆使した丁々発止の戦い、表や裏での出し抜き合戦、陥れ合戦とか、やり口が汚い事が多いとは言え一応頭脳戦だから。時に権力を振りかざしたり、力業で押しきったり、かと思えば心理戦もあったり。
日本のドラマではなかなか見られない。
日本のドラマでは、(極端な言い方すれば)土下座したら相手に誠意が通じて大抵のトラブルは解決・・・とか、非現実的で都合のいい展開が多くて。捻りもアイデアも工夫もない。

あと、こういう海外ドラマ観てると、いつも思う。甘ちゃんの日本人(私も含めて)には生きていけない世界だな、と。もちろん、ドラマなんで誇張はあるだろうけど。


それにしても、海外ドラマの脚本家スゴいと思う。よくこんな筋書き思いつけるなって思う。
もっとも、数観てると、さすがに内容かぶった話が出てくるけど。



ところで、ダニー殺したの誰?今後明らかになるのかな?