謎好きにゃんこの妄想

謎と名のつくものに目がないにゃんこ好きが妄想脳で綴るブログですニャ

世界フィギュア ネイサンSPは98.85点に値してたのか?

ネイサンのSPは、98.85点という数字に値する内容だったのか?
冷静に具体的に分析すべく、羽生選手のSPに続いて勝手に自己流採点をやってみました。

      BV       GOE     計     GOE     計

4Lzq        11.50     -5.75    5.75       -5.75    5.75
3A             8.00       2.86  10.86        2.40  10.40
FCSp2       2.30      0.43    2.73        0.00    2.30
4F3T       16.72x     3.14   19.86        3.30  20.02
CSSp4      3.00       0.90    3.90        0.90   3.90
StSq4        3.90      1.67     5.57        1.37    5.27
CCOSp4   3.50       1.25    4.75        1.23    4.73

合計    48.92    4.50   53.42       3.45  52.37

SS                                      9.32                  9.25
TR                                      9.14                  8.75
PE                                      9.25                  9.00
CH                                     9.36                  9.25
IN                                       9.36                  9.25

合計            46.43                45.50

ジャッジの採点
 TES  53.42    PCS  46.43    D  -1.00
      TOT  98.85
私の勝手に自己流採点
 TES  52.37    PCS  45.50    D  -1.00
      TOT  96.87

羽生選手とは逆に、ネイサンに対しては甘めの採点にしました。日本選手の最大のライバルであり、アメリカスケ連が次こそネイサンに五輪金メダルを取らせるべく、かなり露骨に上げ底得点取らせてる疑惑を持ってるので、どうしても無意識に厳しめ採点になってしまいそうなので。甘め採点を意識する事で、そういった所を中和出来るのではないかと思います。
そして、甘めを意識して出した得点は96.87でした。ジャッジの得点より2点低くなりました。

自分の感覚で採点してみた結果感じたのは、気のせいや勘ぐりじゃなく、やっぱりネイサンに点数盛ってないか?って事。
もちろん自分の判定がジャッジより正しいなんて事は思ってません。ただ、ここ最近お遊びで自己流採点をするようになってわかったのは、以前に思ってたほど不可解な採点は多くない、という事。
実際に自分で一つ一つに点を付けてみる事で、プロトコルをより具体的に詳細に見るクセがついてきたように思います。そしてその結果、最初納得いかない採点だと思ってても、細かく見ていくうちにそこそこ納得出来るようになる事が多いという事がわかりました。
そんな中で、今回のネイサンのSPの得点はやっぱり異質だ、変だと思わざるを得ません。


まずはジャンプ。
トリプルアクセルはGOE3にしました。ジャンプそのものの質はいいと思います。その上で、イーグルからという難しい入りをしてるのも評価ポイントになると思います。たたスピードがなく、エネルギーも感じられなかった。慎重に無難にまとめたという感じなので3で十分だと思いました。
このアクセルに、J1が2、J3、J4、J6が3、残る5人が4を付けています。

4フリップ3トゥループは軸のしっかりした美しい回転でキレもありました。ただ若干前に体重がかかった着氷になり、そのため着氷後の流れが欠けてしまったと思います。まあ、ネイサンのジャンプは高く跳んで上からドンと降りてくる感じで、着氷後にスケートが流れるタイプでは元々ないですが。
なのでGOE3としました。興味深い事に、ジャッジは3を付けてる人が2人だけで、残りは2と4に判断が分かれてます。想像するに、2を付けたジャッジは若干前に体重がかかったのを詰まった着氷と判断し、4を付けたジャッジはあまりそこは問題にしなかったのではないかと。
トリプルアクセルに唯一2を付けたJ1がここでも2を付けています。もしかしたらネイサンのジャンプは高さはあるが幅が今一つという評価をしている人なのかもしれません。
逆に、アクセルとコンビネーション、両方に4を付けたのがJ2とJ7。

冒頭の4ルッツからコンビネーションジャンプ決める前までは、なんだか元気がない、覇気がない感じがしました。フライングキャメルスピンでグラついた時は、ルッツの転倒でどこか痛めたのかと思ったくらいです。
そのグラついてグダグダになったスピンに加点が付いてるのが驚きです。減点になってもおかしくないミスだと思ったのですが。私は甘めに見て0にしました。本当はマイナス付けたかったくらいです。ジャッジは誰もマイナス付けてないので、ああいうミスでマイナスを付けるのはルールから逸脱してるのかな?J7〜9の3人に至っては3を付けてる。いくらなんでもさすがにそれはないでしょう。こればかりは八百長と言われても仕方ないと思うゾ。もっともレベルが2で基礎点2.30なんで、ここにGOE盛っても大した加点にはならんけどな、残念でしたw
0を付けたのは、ジャンプでも厳しい判定をしたJ1。足替えシットスピンにも2です。もしや、羽生選手SPのJ1と逆パターンでなにがなんでもネイサンに勝たせたくない人なのか?それとも単にネイサンに対する評価が低い人なのか?あのスピンに2はないと思います。私は3にしました。
あ、そう言えばシットスピンについて気になったのですが、ネイサンのシット姿勢、腰の位置が高くないか?あれはシット姿勢として認定されるものなの?認定されてるから点が付いてるんだろうけど。一応定義は読んだんだけど、どの辺までがOKでどこからがアウトなのか境目がイマイチわかりません。

ステップはいつも通りネイサンの優れたバランス感覚が発揮されてたと思います。ステップ踏みながらあんな変則的な動きしてよくコケないなといつも思います。チャップリンの映画に出てくるみたいな、コケそうでコケない絶妙なバランス感覚。
GOEはちょっと迷って3.5。いつもほど動きにキレがないと感じたので。ジャッジはJ6が3、あとは4と5が並んでます。ジャンプやスピンに渋い点を出したJ1でさえ4を付けています。う〜ん、ここはちょっと過大評価な気が。

技術点に関しては、フライングキャメルスピンを除いて、それほど目立って不可解な加点はなかったと思います。


問題はPCS。
今に始まった事じゃないけど、全体的に高すぎませんか?殊に今回はジャンプの転倒とよれよれスピン、目に見えるミスが2つもあった。FSでの2つならともかくSPですよ。2/7ですよ。
淡白な繋ぎに9点台が出るのがよくわからないし、2/7の要素をミスってパフォーマンスが9点以上つくのも変だと思う。私は大甘に甘くして9.0にしましたけど、本当は8.5か8.75でもいいと思った。


ネイサンのPCSの出方、やっぱりあきらかにおかしいです。



今、男子フリーが終わりました。
鍵山選手、おめでとう!チャレンジャーだというのもあるだろうけど、ネイサンの完璧演技の後でも萎縮する事なく伸び伸び実力を発揮、頼もしい!トリプルアクセルが惜しかったけど、4トゥループなんて3回転?って錯覚するくらい余裕で軽々回ってて驚く。羽生選手の調子が悪かったとは言え、羽生選手を上回ったのも快挙。負けず嫌いの羽生選手の更なるモチベーションアップに貢献したのもエラい。とにかくおめでとう。
羽生選手、今日は元気なかった。いつもほどスピードが無かった。体調悪かったのか、プレッシャーか。残念だったけど、次頑張って。国別対抗戦出てリベンジして欲しいけど、出場するのかな?
宇野選手も後半の巻き返し、良かった。表彰台は逃したけど、清々しい表情で終われて良かったです。
今日のネイサンは凄かった。強かった。メンタル強い!完敗です。
優勝おめでとう。