謎好きにゃんこの妄想

謎と名のつくものに目がないにゃんこ好きが妄想脳で綴るブログですニャ

羽生選手のSP衣装 宇野選手のFS使用曲

羽生選手の今シーズンのSPは、プリンスのLet‘s Go Crazy

なのですが。
あの衣装、羽生選手に合ってますか?
私にはプリンスと言うより氷川きよしに見えてしょうがないんですが。
いや、別に氷川きよしが悪いという訳じゃないんですが。

もう少し見慣れたら違和感がなくなってくるんでしょうか。

あと、あの曲ちょっと卑猥な歌詞だったと思うんですけど、羽生選手は分かってて滑ってるんでしょうか?英語ネイティブの、例えば年輩のお客さんとかが「ユヅルが卑猥な歌詞の曲で滑ってる、ヤダ~!❤」とかなる事ってないんでしょうか?




それから宇野選手のFS。

後半の歌の部分、ボーカルがうるさくないですか?

私はどうも駄目です。
私が気にしすぎてるのかと思ったら、同じように思った人が結構いるみたいです。


それでも何度も見ている内に段々馴染んできた感じがします。
あの歌の鬱陶しさ(歌っている人スミマセン)さえもねじ伏せて、プログラムを自分の物にしていく宇野君。シニア2年目なのに既にトップ選手としての貫禄が出てきたような。

ほんの2年ほどの間に凄まじい勢いで成長した感のある宇野君。
インタビューの受け答えも、以前は消え入りそうな声で遠慮がちに喋っていたのが、今は謙虚ながらも自信に満ちた口調に。
先シーズンまではプニプニしてたほっぺが、ほんの半年でキリッと引き締まったラインに。
そしてスケーティングでは線の細さが消え、男っぽさ、力強さがどんどん増していってます。ジュニアの頃から表現力に定評があったそうですが、今は単に表現力がどうというレベルでなく引き込む力が伴ってると思います。




羽生選手も宇野選手も、演技中とそれ以外の普段の表情が全然違いますよね。

二人のようなフィギュアのトップ選手にとっては当たり前なのかもしれませんが、あの若さで、セリフを喋るでもなく、スケーティングだけで一つのキャラクター、或いは一つの物語を表現するって、よくよく考えると物凄い事だと思います。



シーズンはまだ序盤。これからますます楽しみですね。









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「鼻血出ちゃった🎵」男子&リプちゃん異変 GPSロシア大会

GPシリーズ第3戦ロシア大会が終わり、宇野選手がいち早くファイナル出場を決めました。 おめでとう!

この大会には初戦アメリカ大会を棄権したリプちゃんが登場!期待通り、SPでは相変わらずの美しく独創的なスピンとクリアなジャンプ、伸びやかなステップを、ちょっと大人になった姿で見せてくれました。

ところが!FSで異変が!! フライングキャメルスピンで珍しくぐらつき、アレ?と思ってたら、次のジャンプは全く跳べない状態に。どうも左足が痛いみたい。 コーチと審判団の間を何度か行ったり来たりして何やら話し合っているので棄権するのかなと思っていたら、ステップの所から演技を再開、転倒したけどジャンプにも果敢に挑んだ。最後まで滑りきったリプちゃんは無念そうではあったけど、キリッと顔を上げて悲愴感は見せませんでした。

中断している間に映った、おそらく地元ロシアのファンと思われる女性二人が涙しているのを見て、私も思わずもらい泣きしてしまいました。

でも、キスクラでもリプちゃんは目元が少し赤らんで少し悔しそうではあったけど、最後まで涙を見せる事もうなだれる事もなく、クールにしっかり前を向いていました。あっぱれ!

時と場合によりますが、基本的にやたらと泣くアスリートはあんまり好きじゃない。

男子のハプニングはやはりスウェーデンのマヨロフ選手でしょう。

「鼻血出ちゃった🎵」

最初に観たときはしばらく気づかなかったのですが録画を見直すと最初のジャンプの直後から鼻を気にし始めてました。ジャンプは4回転を狙って跳んだのですが着地が大きく乱れました。その衝撃で鼻血が出た? それか、もしかするとジャンプを跳ぶ前に既に鼻血が出ていて本人は違和感を感じ、ジャンプに集中出来ていなかったのかもしれません。

リプちゃんのように一旦中断しても良かったのかも知れませんが結局そのまま演技を続け、最後は鼻をツマミながら何とか最後まで滑りきりました。 端から見ればちょっと面白い光景ですが、本人は必死だったでしょう。解説の佐野さんが言ってたように息をしづらくなるでしょうし、スピンやジャンプの度に身体に遠心力がかかる事で益々鼻血が出る訳で、本当に大変だったでしょう。

それでも会場のお客さんが温かくて、演技中は励ましの、演技後は滑りきった事に対する称賛の拍手がたくさん送られていました。客席で観戦していたメドベちゃんも拍手してました。

こういうのがスポーツの素晴らしい所ですね。

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いくら何でも極端過ぎニャいかい?GPSカナダ大会採点

フィギュアスケートグランプリシリーズが折り返し地点に来ました。

初戦アメリカ大会でいきなり宇野君が優勝。充分凄い事なのに当然だと思わせる宇野君、本当にスゴい! 女子では三原舞依ちゃんがシニアGPデビュー戦で表彰台、素晴らしい!昨シーズンの終わりの方からようやくジュニアに注目し始めた私は、情けない事に三原選手の存在を全く知りませんでした。 三原選手のスケーティング大好きですね。スピード感があって滑らかで、観ていて気持ちいい。

前回のカナダ大会は何と言っても「えー!ステップ0点!?」これに尽きます。宮原選手大好きなので余計にショック😱 点が出た時の宮原選手の「はァ~?」という控え目なキレ💢が少し混じったガッカリ顔と、コーチの「これは一体どういう事なんでしょう?」という困惑顔が印象的でした。

地元のオズモンド選手を勝たせたくてズルしたでしょ?とは言いません。心の中ではちょっと疑ってますけど。 だってジャパンオープンではちゃんと点がついてたじゃないですか。録画を何度も見比べているのですが、何で、どこで評価が分かれたのかぜんっぜん解りません。 試合毎に審査員が違うのも審査員が代われば点の出方が変わる事も理解しています。それでもおかしくない?

ステップの採点ルールを詳しく説明して下さってるブログが幾つかあったので、一生懸命読んでみました。どうも「氷面を充分に活用する」という規定に抵触したみたいですね。 ルールブックから引用されたと思われる原文だとややこしい表現なので、(ちょっと雑ですが)噛み砕くと、審査員席側から見た場合、縦方向に2回 or 横方向に1回、ステップを踏みながら移動しなければいけないらしいです。

宮原選手は審査員席の少し左前あたりでスピンを回ってからステップシークエンスに入り、一度審査員席側に滑った後、反対側観客席前まで(審査員から見て縦方向)滑り(これで1回)、そこから斜め右下に移動。つまり↘⬆↘こういう軌道で滑ったのですが、最後に右下に移動した時、審査員席側の辺まで再び到達する事なく次のスピンに入ったので、縦方向に2回という規定を満たさなかったと見なされたのではないか、というのがフィギュアに詳しいブロガーさんの解説でした。 (多分この理解で合ってると思うのですが。興味のある方は「宮原 ステップ カナダ大会」で検索してみて下さい。初心者でリンクの貼り方がわからないので、スミマセン)

それにしても0点って・・・。 ジャパンオープンで点が取れてるという事は、もとから明白なルール違反だった訳ではなく微妙なラインだったという事じゃないかと思うんですが。だったら例えばジャンプのアンダーローテーション、ダウングレードみたいに、レベルを1つか2つ落とすペナルティにするとか出来なかったんでしょうか?

いくら何でも極端過ぎないニャいかい?

ジャンプでも同じ種類を跳びすぎて0点になり、ステップと同等かそれ以上の点を損する事がありますが、ステップは40秒位一生懸命滑ってますからね。それが丸々無駄になってしまうのは何だかなあ。

もう一つ極端過ぎると思ったもの。

カナダ選手に甘過ぎ!点数盛りすぎ!

ホームアドバンテージはどのスポーツにもありますし、日本で開催される大会では日本の選手もある程度ホームアドバンテージの恩恵を受けていると思います。

それにしても!ちょっと露骨すぎない?

確かにチャン選手もオズモンド選手も素晴らしかったですよ。特に二人ともFS最初のコンビネーションはキレも高さもあって加点が多いのも納得できます。

問題はその後です。

オズモンド選手の2つ目2A2T、間に思いっきりオーバーターン入ってー0.29?次の3Lz思いっきり踏ん張った着地でー0.20? 宮原選手の3Fはほんのちょっと詰まり気味の着地でー0.50ですよ。

GOEは加点からマイナス要素を引いて算出するとの事なので、元々の加点がオズモンドの方が高かったという事なんでしょうか? 宮原選手はジャンプが低いので、クリアに跳んでも加点が押さえられやすいとは聞いてますけど、それにしてもなあ。

チャン選手も後半の4Tが3Tになったジャンプが+1.30?ジャンプ自体は悪くなかったですよ、着地も綺麗だったし。でも「4回転狙ったけどちょっと抜けちゃった」感がありありでしたよ。1点台は多すぎませんか?次の3A2T、3Aの着地で手をついて流れがちょっと途切れた後に、頑張って2Tつけたコンビネーションがー0.86?

SPでチャンが羽生選手の上に、オズモンドが宮原選手の上に立った時点で、FSで余程の事がない限り、チャンとオズモンドを羽生選手、宮原選手に勝たせるという規定路線が出来上がっていたのではないか、と私の妄想脳は勘繰っています。

何か、因縁付けてるオバチャン状態になってしまいました。

身びいきの部分は置いといても、やはり採点競技はいろいろ勘繰られやすいのは事実。 ならば出来るだけオープンに、積極的に採点の説明をしていった方が、これからのフィギュア界の為にもいいと思います。連盟のホームページを見ろとかそういうんじゃなくて、TV局にも協力を要請してテレビ観戦者にも簡単にわかるように工夫していって欲しいです。

私は全ての技の基礎点が大体頭に入り、ジャンプの見分けが出来るようになってから、格段にフィギュア観戦の楽しみが増しました。加点がどれ位つくかも大体当てられるようになって来たし、後は回転不足、エッジエラーを判断出来るようになりたいと思っています。

ただ観てるだけで美しい、カッコいい、と楽しめるのがフィギュアですが、少しずつ知識を増やしながら観ることで、ドンドン楽しみの幅が拡がるのもまたフィギュアだと思います。

フィギュア専門家の皆様、少しだけ一般フィギュアファンの目線に降りて来て、もう少しだけ寄り添っていただけると嬉しいです。

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メドベちゃんニュース経由で知ったアニメ「ユーリ!!! on ICE 」

外国人経由で日本のアニメを知ることになろうとは・・・
外国のアニメファンは、どうやって日本の新しいアニメの情報を入手しているんでしょうか?
いや、ネットからというのは分かってるんです。分かってるんですが、あまりにも早くないかな?やっぱり私が遅れすぎているんでしょうか?

メドベちゃんが「ユーリ!!! on ICE 」を観ているという記事からこのアニメの存在を知った私、さっそく番組表を漁って「ユーリ」を見つけ出し毎週録画予約しました。

記事にあった通り、スケートのシーンよく描かれてますね。宮本さんと仰る振り付け師の方が監修してるとか、ナルホド納得です。
フィギュアの繊細な動きをアニメで表現するのは相当難しいと思うんですが凄いですね。制作スタッフの皆さんの技量と努力に感謝です。

オープニングを歌っているのは最近よく見るディーンフジオカさんなんですね。この方の事あまりよく知らなかったんですが、これをきっかけにwikiで調べたら、ハーフなのかと思ってたけど違うんですね。

個人的にはエンディングの曲の方が好き。メドベちゃん、エキシビジョンでこの曲演ってくれないかなあ?

そう言えば、グランプリシリーズの紹介Vでメドベちゃんが「月に代わってお仕置きよ!」のセリフを日本語で喋る所が出てきましたが、「お仕置きよ!」の部分、発音が完璧でした🎵滑ってる時のエレガントで大人っぽい感じと違って、素顔は素朴で少女らしくて可愛い。そのギャップも人気の秘訣なんでしょうね。


さて、「ユーリ」ですが。
私は第3話、もとい、第3滑走から見始めました。
ここで描かれてるのがどこまでリアルなのか分かりませんが、選手それぞれが一つのプログラムをコーチやスタッフとどう作り上げていくのか、スケートにどう取り組んでいるのか、心身をどう保っているのかなど、TVでの試合観戦を通して漠然と想像していたものを少し具体的に見せてもらえたようで、フィギュア観戦の楽しみがまた一つ拡がった気がします。

私の住んでいる地域では、先週の放送がお休みだった関係で今週2話連続放送でした。前回の次回予告でその事は知っていたのに、マヌケな事にうっかり録画予約の追加を忘れて寝てしまったので、第5滑走を見逃すハメになってしまいました。
ゆーり君のフリープログラム御披露目の回だったハズなのに・・本当にマヌケだ・・・😅

こうなったら早く第6滑走が観たい!完成したフリープログラムが観たい!

ところで、ゆーり君がヴィクトルのつむじをピッと押さえるシーンがあったけど、あれは何?
私はリボン結びをしている人が目の前にいると、訳もなくその端をピッと引っ張ってリボンを解きたくなる衝動に駆られるんですけど、それと同じ事なのかな?
私は一応いい歳をした大人なので、その衝動は必死に押さえますが。
ゆーり君はまだお子ちゃまだからムリだったのかな?フフフ。





「エクソシスト」より「オーメン」の方が怖いニャ

ホラーの金字塔は?と訊かれたら、一定の世代では多分多くの人が「エクソシスト」をあげるのではないでしょうか?

私はもっと後の世代ですが、それでも「エクソシスト」はホラーの代名詞と言われるほど有名でしたし、初めて観たときは強烈でした。

ですが、強烈がゆえに一回観てしまうと、次からは怖がれない。寧ろ私の場合、二度目から笑ってしまうようになってしまった。

だって描写が凄すぎて。

初めて観たときは「ギャー、怖い!気持ち悪い!」ってなったシーンが、次は首がグルンて回る、この後緑色のゲロを口から出す、とかわかって観ると、何だかホラー映画のパロディを観ているみたいで、ついつい笑っちゃうんですよね。

インパクトのあるシーンって、一旦見馴れてしまうと、インパクトがあればあるほどギャグに見えてしまいます。

日本人には悪魔というものがあまりリアルに感じられない、今いちピンと来ないというのもあるかもしれません。



でも「エクソシスト」はやっぱり偉大です。「エクソシスト」のヒットによって、それ以降面白いホラー映画がどんどん作られるようになったんですから。


エクソシスト」後のホラーブーム期に作られた一連の映画の中で、私が最も怖いと思ったのが「オーメン」です。

悪魔の子ダミアンがアメリカ外交官夫妻の子供として育つが、次第に周囲で不審な死が起こるようになり、ついにダミアンの正体に気づいた父親がダミアンを殺そうとするが・・・というのがあらすじ。

今でも思い出すと怖くて震える トラウマ・ムービー


いやあ、何が怖いって、これが現実の世界で絶対にないとは言い切れないところ。



エクソシスト」のような事例は世界中でたくさん報告されています。悪魔に憑りつかれたと思われる人は非常にわかりやすい。いかにも「私、今悪魔に憑りつかれてます」状態。

でも、「オーメン」のダミアンのように、普通の人間、普通の可愛い子供のような顔をして、私たちの中に紛れ込んでいる、そんな「何者か」が絶対にこの世に存在していない、とは誰にも断言できません。(普通の可愛い子供、という設定ですが、ダミアンは実際には冷めた眼をした子供です。悪魔の子とわかって観ているからそう見えるのかもしれませんが。よくこんな子役を見つけてきたな、と感心します。ちなみにその子役の最近のお姿の画像見たら、ヤンチャな感じのオッサンでした😝)

だから何度観ても「オーメン」は笑えない。


オーメン」以外にも、普通の人間ではない何かが普通の人間のふりをして紛れ込んでる系の映画、結構ありますね。



※以下、ちょっぴりネタバレあり。



古くは、「B級ホラーならオレに任せろ!」ジョン・カーペンター監督の「ゼイリブ」。観たことはありませんが、ある特殊なサングラスをかけると、人間に化けた異星人だか何だかの本当の姿が見える、って話だったと思います。

同じ系統の話だと「メン・イン・ブラック」シリーズ。

ちょっと強引だけど「トランスフォーマー」も。化けているのが人間じゃなく車というだけで構図は同じ。

更に強引に「ターミネーター2」。自在に姿を変えられる特殊金属製の悪玉ターミネーターが、いろんな人に化けて執拗に追いかけてくる。少年の叔母さんに化けた金属ターミさんが、電話で話しながら金属の錐状に変えた指先で叔父さんを殺すシーン、怖かった~!

もっと強引に何かが人間に寄生して、って話なら、映画好きの間で意外に隠れファン(私もその一人です)の多そうな「ヒドゥン」。
ヘビメタとフェラーリ(だったと思う)が大好きな、凶悪だけどちょっと笑えちゃう異星生物が、次々と人間に寄生して殺人を重ねていく、それを追いかけてやはり他の星から来た刑事(的な異星人)が、地球の刑事と共に、犯人(異星生物)を追い詰める、というストーリー。
B級SFホラー。上手く言えないんですけど、何とも言えない味がある。ストーリーはゴリゴリのSFホラーだし、ドンパチは派手だし、刺激的なシーンもあるし・・・でも、どこかユルさがあって、ユーモアがあって、ほわんとしてもいるんですよね。ヒューマン・ドラマ的な要素もあるし。何だか不思議ちゃんな映画。
ここまで来ると、普通の人間のふりをして普通の人間の中に紛れ込んでいるとはもはや言えないのですが。


ちょっと脱線しちゃったけど、普通の人間ではない何かが普通の人間のふりをして私たちの中に紛れ込んでいる、系の映画やドラマが定期的に出てくるのは、やっぱり「有り得ない話ではない」って心のどこかで思ってる人が多いという事なんでしょうか?


私は80%くらいあると思ってます。

幽霊やUFOも自分で見たことはないけど、60%くらいは信じてます。
妖怪は・・・いて欲しい!妖怪大好き!



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幕府VS薩長、もう一つの真実・・・?

幕末の倒幕運動。

一般には「黒船にビビった幕府がアメリカの脅迫に負けて開国、その弱腰ぶりに激怒した各地の武士が尊皇攘夷を掲げて蜂起」「薩長にとっては関ヶ原のリベンジ」的な説で収まっているようです。確かにその通りなんでしょうが、もう一つ表には出なかった対立点があった事をご存知でしょうか?




"つけ毛"の技術が江戸時代にもあった、というのを数年前にテレビで見ました。もっとも今と比べたら技術と呼べる程の物でもなく、糊で毛をくっ付けるだけなんですが。髪結いさんに家に来てもらってチョンマゲを結い直してもらう、という体裁をとって、家族にも内緒でコッソリつけてもらってたみたいです。何だかちょっと可愛いですね。

薄毛の悩み、昔からあったんですね。武士といえども人の子。時代や価値基準が違っても、人間的な悩みは今と大して変わらなかったんじゃないかと思います。

増して日本にはお辞儀の文化があります。お辞儀、それはすなわち頭頂部を相手に向ける行為・・・。礼儀を重んじる武士にとって、年々風通しが良くなっていく頭部を相手に向かって傾ける事がどれ程気まずいものだったか・・・。


しかし、武士の社会にはちゃんと救済システムがありました。
それが月代(さかやき)。そう、あのザビエルスタイルです。

戦国時代、文字通り武士は戦に明け暮れてました。重い鎧を身に付け、重い兜を被って。その状態で弓を射たり刀や槍を振り回すわけです。気候、天候に関わらず。兜の中、暑い日には当然蒸れます。単に汗が溜まって気持ち悪いとか痒いとかでは済みません。のぼせて気が遠くなったりもします。いかに鍛練を積んでいる武士といえども熱中症には勝てません。
戦場で意識が飛ぶということはすなわち死を意味します。そこで頭部の蒸れを防ぐために戦国武将は頭頂部を剃るようになったのです。

江戸時代、戦のない太平の世になってもこのヘアスタイルは受け継がれました。一応勇猛を誇った戦国武将への敬意と憧れから、ということになっているようです。

が、本当にそれだけだったのでしょうか。
男性はほぼ毎日髭を剃りますよね。一日サボっただけでうっすら無精髭状態になりますよね。頭もほぼ同じでしょう。あの美しいツルツル状態を保つ為にはマメに剃る必要があったと思います。
正直面倒な作業だったでしょう。若い内は。

戦国武将への敬意と憧れだけで300年近くあのシステムを続けて来たとはとても思えません。日本人というのは意外とご都合主義かつ合理主義な面があると私は思っているので(正反対の面も持ってますが)。

あのザビエルスタイルが幕末まで続いたのは、それが理にかなっていたからじゃないんでしょうか。

若い頃は面倒だった、髭剃りならぬ頭頂部剃り。でも歳を重ねるにつれ・・・
つくづく「このシステムあって良かったぁ~♪」こう思ったお侍さんは少なくなかっただろうと思います。

もしあのシステムが途絶えていたら・・・歳をとって頭が寂しくなってきた時に、とりわけお城に登ってお殿様にご挨拶をする時に、頭下げづらい・・・お殿様も気を遣う・・・お家大事の武家社会で、主従の間にそんな気まずさが入り込むことは死活問題だったのではないでしょうか。考えようによってはあのヘアスタイルが十五代に渡る徳川の世を築き上げたとも言えるんじゃないでしょうか。



もうお分かりですね。
ザビエルスタイル=徳川十五代の天下の象徴なんです。
幕末のあの動乱は、あのシステムを死守したい幕府側と拘らない薩長との、ヘアスタイルを巡る戦いだったんです。

幕府を倒しそれまでの封建的な政治態勢を終わらせる。土台から日本を作り替える。それはライフスタイルの変化にも繋がる。あのシステムもなくなってしまうかもしれない。

「でも構わない!だって僕達フサフサだも~ん🎵」

そう言えば薩摩や長州って薄毛のイメージあんまりないです。
西郷どんに至っては真逆のイメージ。(もっとも西郷隆盛とされている肖像は、実は本人ではなく親戚だという話もあります。本当の西郷隆盛は割と細身で長身なのだとか。そうそう、隆盛という名も間違えられたのが、本人が「まあ、いいか」ってスルーしたので、そういう事になっちゃったらしいです。大らかなところはイメージ通りですね)。


とまあ、9割おふざけで新説を組み立ててみました。
でも、月代に救われたお侍さんはきっと少なからずいたと思いますよ。ここだけはそれなりに説得力があると自負しています。



ちなみに私は薄毛、並びにスキンヘッドの男性は好きですよ。似合う、似合わないがあるとは思いますが。
外国では薄毛はセクシーなイメージなんだとか。男性ホルモンが多いと薄毛になりやすいと言いますもんね。



何しろエセ歴女なもので、私の知識は偏ってたりいい加減だったりします。筋金入りの歴女の方はどうか西郷どんのように大きな心で見逃してください。






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