謎好きにゃんこの妄想

謎と名のつくものに目がないにゃんこ好きが妄想脳で綴るブログですニャ

フィギュア国別対抗戦 男子FS

今更ですが、せっかく書き始めたものなので一応。

 

男子

 

宇野

3A4T<転倒   4F    4T転倒  3Lo

3A1Eu1F   3S3T    2A

StSq3      FCSp3   FCCOSp4   CCOSp4    

SS 8.65 TR 8.45 PE 8.30 CO 8.65 IN 8.35

TES  82.16    PCS  84.80    D  -2.00

TOT  164.96

最初の大技コンビネーションは、スピードが足りなかったのかな?練習ではもっとスピード出して跳んでた気がする。でもナイストライでした。ルッツは回避。そんなに苦手だったっけ?

採点は割と妥当じゃないかな。スピンステップのレベルは分からないけど、GOEもPCSも比較的妥当だと思う。世界選手権が酷すぎたから、そう感じてしまうのかも、だけど。

 

サドフスキー

久々〜!お気に入りローマン君。

ちょっと残念な出来だったね。特にリピートが2つは痛かった。最後のルッツはシングルかダブルのトゥループ付けられたような気がするけどな。シングルでも付けとけば全然違ったのに。

前半と後半に4サルコウを入れてて、後半の方をコンビネーションにする構成にしてたみたいだけど、失礼ながらジャンプの安定感はあまりないタイプだと思うので、リカバリー出来るように前半の方をコンビネーションにした方がいいと思う。最後にルッツを2本続ける所も、1つ目が単独になった場合は2つ目を他のジャンプに変えて、リピートになるリスクを減らした方がいいと思うな。

フリップには!が付いてたけど、eじゃないのかなあ?

ステップはレベル2。分からないなりにクラスターだけでも注目して見るようにしてるんだけど、難しい組み合わせのクラスターが入ってなかった気がする。だからレベル2なのかな?全身の動きがゆったりとしなやかで、一つ一つのステップやターンは丁寧にやってたように思う。

演技後の表情や仕草が良かった。あ〜、またやっちゃったなー、って感じで、でも久しぶりにお客さんの前で滑れて気持ち良かった、みたいな清々しい笑顔だった。

 

コリヤダ

腕の動きがしなやかで美しい。本当にバレエダンサーみたい。このプログラム、凄くいい。いいと思う。コリヤダに合ってると思う。

ステップは、ツイズルでよろけたのでレベル3になったのかな?2人のジャッジが1を付けてるのも多分そのせいだと思う。よろけたけど他は凄く良かったので、気持ち的にはせめて2はあげたい。よろけと言えば、フライングシットスピンの出の所もちょっと危なかった。すぐ次の振り付けに移る事でうまく誤魔化したけど。最後の方ジャンプにもミスが出てたし、疲れが出ちゃったのかな?

ローマン君もコリヤダも、多分フィギュア選手としては大柄な方だと思うんだけど、大柄な選手にありがちなもたつき感、体が重そう感や威圧感がなくて、むしろ大きな身体をゆったりしなやかに動かして柔らかい雰囲気を出せてると思う。だから、こういう壮大な感じの音楽が合うんだと思う、多分。

演技後の表情がいい。静かな闘志、品格、武士にも通じる気骨みたいなものを感じる。チャラついたところがなくて硬派って感じで好き。

 

エイモズ

本人は納得いかない出来だったみたい。でも、私は満足だよ。好きだよ、このプログラム、と言うより、エイモズの滑りが、表現が。ラストのステップに入る所の、両手を前に差し出してこっちに走り寄ってくるみたいな所、優しく受け止めてヨシヨシしてあげたくなる。

 

ブラウン

出来としては世界選手権の演技には及ばない。スピードも迫力もちょっと物足りない、世界選手権の演技を観た後では。疲れが残ってたのかなあ?転倒したルッツも、気の抜けたジャンプに見えた。まあ、コケたからそう見えるだけで、成功してたら軽やかなジャンプって印象になったんだろうけど。

 

羽生

4Lo  1S  3A2T  3Lo / 4T2T  4T1Eu3S  3A

StSq3    FCCOSp4  FCSSp4  CCOSp4

SS 9.45 TR 9.40 PE 9.40 CO 9.55 IN 9.45

TES  99.26    PCS  94.50    D  0.00

TOT  193.76

ルッツもフリップも入れてなかったんだね。偏ったジャンプ構成というのは個人的にはマイナス評価です。ジャッジ的にどうかは知らんけど。ただ、バリエーションに富んだ構成の方が演技構成点で高評価に繋がると聞いた事があるので、もし本当にそうなら構成の9.55は妥当だと思う。

ジャンプで細かいミスがあったので、SSとPEが抑えられるのはまだ納得できる。が、INの9.45ってなんの冗談?笑えませんよ。あれだけ音楽に合った振り付け、演技にこのケチくさい得点を付ける理由を教えて下さいよ。ジャンプの細かいミスを言い訳に使うのは止めて下さいね。世界選手権で、転倒によって間違いなく流れが途切れたネイサンの演技に、IN9.75を付けたジャッジの立場がなくなっちゃいますから。同僚を売っちゃあダメです。

 

GOEに関しては概ね妥当かなと。3ループと2本のトリプルアクセルはもっと加点が付いていいと思うけど、着氷が今一つだった4ループと何とかうまく誤魔化した3連続には甘めの点をもらってると思うので、トータルではそれほどおかしな点になってはないと思う。

4Lo  3.36→2.5〜3.0   3A2T  2.56→2.8〜3.2

3Lo  1.27→1.5〜2.0      4T2T  3.04→3.3〜3.8

4T1Eu3S  0.95→0以下 3A  3.04→3.6〜4.0

これくらいが妥当じゃないかと私は思いました。ジャンプのプラス要件マイナス要件に厳密に照らし合わせて計算したら、もっと違う数字がはじき出されてくるのかもしれないけど。

コンビネーションの直後、ほぼほぼ助走なく(多分難しい入り方で)軽々と跳んだ3ループは本来もっと評価されるべきですが、あまりにさりげなく簡単そうに跳んでるがゆえに過小評価されたような気がします。難しい事をやる時には、エテリチームの選手やネイサンのように「難しい事やってますよ〜」アピールをしないと、ジャッジにはまともな評価が出来ないのかもしれません。

3連続に関しては、サルコウがステップアウトになりかけたのを、次の振り付けに素早く移る事で何とか誤魔化した(ように見える)着氷で、これをどう見るかで判定が分かれてくると思います。ルール上は、ステップアウト-3〜-4ではなく拙い着氷-1〜-3になると思うので、3を付けたJ6は別として、他のジャッジが出したGOE-1〜+2は(ルール上は)おかしくない。

ただ、これはあくまで個人的な考えですが、僅かな回転不足で点をグワッと削るのなら、着氷が乱れたジャンプには必ずマイナス、少なくとも0を付けるべきだと思います。ジャンプはまず綺麗に着氷してナンボじゃないでしょうか。その上で回転不足だったり、高さや飛距離、空中姿勢、回転軸の質などを問うべきではないかと。

だから、いくら難しい入り方をしようが、踏み切りと着氷が良い、などを満たさないジャンプには+4以上を与えてはいけないルール自体は理にかなってると思います。そして、おそらくそのルールを踏まえて、とにかくジャンプで大きなミスをしない事に注力して、とにかく点を稼いでとことん勝ちに拘る、というネイサン陣営の戦略はそれはそれでアリだと思います。

問題なのは、音楽表現や濃密な繋ぎをほとんど放棄したプログラムに不可思議なPCSを付けるジャッジであって、ネイサン陣営はそれに上手く乗っかってるだけ。採点がフェアに行われていさえすれば、ネイサンの繋ぎスカスカプログラムもここまで槍玉にあげられる事もなく、こういうタイプの選手がいてもいいか、みんながみんな繋ぎ頑張ってなくてもいいじゃない、これも個性、多様性だよ、と受け入れてもらえてたかもしれない。

 

ルールの話に戻ります。

1/4回転足らない(建前になってるけど、下げたい選手には便利に適用できる)クォーターが-2、URに至っては基礎点を80%に削った上GOE-2〜-3なのに、片手又はフリーフット付きが-1〜-2のみって、コレ整合性ありますか?片手付いた着氷なんて、フィギュアの知識がない人が見てもはっきりミスだと判りますよ。バランス崩して片手付いたジャンプには僅かながら加点が付き、見た目成功のジャンプが素人目には分からない僅かな回転不足で減点。こんな競技、普段見ない人がたまたま見て、面白い、これからもっと見よう、という気になると思います?ISUは、採点ルールを知らないやつはフィギュアを好きになってもらわなくても結構、イヤなら見なきゃいいってお考えなんでしょうか?フィギュアの普及、人気アップはスター選手任せですか?

回転不足でも、ダウングレードまで行くとさすがに別物なのでここは今のルールでいいと思うのですが。

くどいのが信条なのでも一回言いますけど、ジャンプはまず綺麗に降りてナンボだと思います。

スピンなら、最初から最後までブレたりよろけたりせずに完結する事が加点を付ける絶対条件にされるべきだと思います。世界選手権のネイサンのSPのようなヨレヨレスピンに加点を付けるのがそもそもおかしい。いや、これに関しては私の個人的意見がどうこう以前に、今のルールに照らし合わせてもおかしいです。プラス要件は1つもなく、マイナス要件は「バランスを崩し」「姿勢が悪くなり」「回転速度が落ちた」と少なくとも3つは確実に当てはまっています。でも、誰一人としてマイナスを付けたジャッジはいない。どゆこと?私の見方が間違ってる?

これに関しては、ルールの整合性云々ではなく、ジャッジの質の問題プラス彼らをしっかり管理できないISUの問題でしょうね。ここを正さない限り、ルールの整合性をいくら追及しても意味がないですし。

 

宇野選手、ウサ耳付けたならもっと前に出てアピールすればいいのに。後ろの方、しかも羽生選手の陰になってほとんど映らない所で、控えめにさりげなくウサちゃんと化してるのがなんだかツボにハマる。あれ、宇野選手ですよね?

 

ネイサン

さあ、お待たせしました。ゲスの勘ぐり極み乙女の出番ですよ。ツッコミどころ満載の楽しい時間がやってきましたよ〜!

とは言ったけど、あの世界選手権の後だからか、採点が比較的まともに思えて今一つ燃えないんだよね。いやあ、世界選手権は男子も女子もどっからツッコもうかってくらい凄かったから。今回は札付きジャッジを何人も召集したと聞いてたので、派手にやらかしてくれるのを期待してたんだけどなあ。

4F  3A2T  3Lz  4S / 4T1Eu1F  4Tq3T  3A

StSq3    CCSp4  CCOSp4  FCCOSp4

SS 9.50 TR 9.40 PE 9.60 CO 9.60 IN 9.60

TES  107.84    PCS  95.40    D  0.00

TOT  203.24

GOEに関してはあまりケチのつけどころがないんですよ。強いて言えば、4サルコウとステップの加点が高過ぎない?くらい。

ビックリしたのが、ドン・ネイサンのジャンプに、得点に影響あるqが付いてる!ってところで。ドン・シェルバコワとドン・ネイサンには「転倒したジャンプにしかqを付けてはいけない、逆に転倒ジャンプのqは得点に影響しないのでどんどん付けてアリバイ作りましょう」という裏ルールでもあるのかと思ってたから。

PCSは相変わらず高いですね。SS、PEはともかく、あと3つは最大限に忖度して9点か、それ未満でいいと思うよ。多分、ネイサン陣営もそこは捨てる気でプログラム作ってると思うし。どうしても高い点を付けたいなら、どこをどう評価して付けてるのかいっぺん説明して下さいよ。特に、羽生選手とTRが同じ、COとINが羽生選手より上の理由を。それくらいやってもバチは当たらないと思いますよ。

羽生選手もいっぺんネイサン方式のプログラムやってみたらいいのに。ジャンプ専念で繋ぎ?何それ?で、最後のジャンプ降りた途端別人のように元気に走り出すっていうの。ジャッジがどういう点を出すのか見てみたい。