前は結構好きだったのにニャ・・😿 残念なハリウッドスター その1 ゲイリー・オールドマン
★「そこのけ、そこのけ!オレ様のパフォーマンスを見ろ!」
主演二人を押し退けて己の演技に酔っちゃった「レオン」のゲイリー・オールドマン
「ドラキュラ」の頃からちょっと気になり始めてました。
「芝居、ちょっとやりすぎじゃね?」
「シド・アンド・ナンシー」という映画で注目されたゲイリー・オールドマン。映画そのものは観ていないのですが、雑誌などでシド・ヴィシャスになりきってる写真を見て「カッコイイ~!」と思ってました。
「ドラキュラ」には、やはりひいきのキアヌ・リーブスも出ていたので、ワクワクしながら観たけど。作品の出来は今いち。キアヌの役も今いち。衣装や映像は凝った作りでそれなりに楽しめましたが。
ヒロインのウイノナ・ライダーが美しかった!映画の雰囲気にとても合っていたし、神秘的な美しさが際立ってました。
ゲイリー・オールドマンも良かった。ただ、「楽しんで演じてるなあ。でもちょっと楽しみすぎてるなあ。」という印象は否めませんでした。
それでもここまではセーフ。
「イギリスの俳優さんって役作りに凝りまくる人多いもんねぇ。ま、しょうがないか。」
「レオン」
ジャン・レノとナタリー・ポートマンが演じる主人公2人の、孤独な魂と孤独な魂の間に芽生えた純粋な愛、を描いた作品ですよね。
ゲイリー・オールドマンは仇役。仇役が憎々しければ憎々しいほど主人公は輝く。とは言え・・・
「やりすぎ!ノリすぎ!!」
ゲイリー・オールドマンが出てくるたびに、それまでの映画の流れが止まる。せっかくその世界に入り込んで観ていたのに、シラケて冷める。
はっきり言って浮いてたよ、ゲイリー。
ノリノリで、本人は楽しくてしょうがないんだろうけど、観てるこっちからすると「やりすぎててジャマ!」
アンタが主役じゃないんだから。スタンドプレーは止めてほしい!
映画は役者の演技ショーじゃない!
作品は、アンタたちのエゴを満足させるために作られてるんじゃない!!
マーティ・フリードマンが、日本の歌手の好きな所は、自分の歌唱力を見せつける事よりも曲を聴かせる事を優先している所、曲を大事にしている所、と言っていたのをテレビで見たことがあります。
アメリカの歌手は、曲は自分の歌唱力をアピールするためのツールぐらいにしか思っていないようだ、みたいな事も。(正確にどう言ったか覚えてないんですけど、こういう意味の事を言ってたと思います。)
欧米のアーティストは自己顕示欲が強すぎる?
大好きなアガサ・クリスティのドラマにしても、謎解きやストーリーそっちのけで「英国名俳優によるThe・演技ショー!」と化しているようなのがチラホラ見受けられて、クリスティの一ファンとしては腹立たしい限り。
役者さんがどんな名演技をしたとしても、作品を台無しにしてしまったら意味ないでしょう!
早くから、業界の中でも演技力は高く評価されていたらしいオールドマンですが、長い間アカデミー賞には縁がなかった。2011年の「裏切りのサーカス」でようやく、初めて、主演男優賞にノミネート。
もしかして、アカデミー賞の会員も「アイツ、上手いけどあざといな。」って思ってた?
オールドマンの出演作、それほどたくさんは観ていないのですが、観た中では「JFK」のオズワルド役が一番良かった。本物のオズワルドに雰囲気凄く似てたし、利用されてハメられて大統領暗殺犯にされて、あげく殺される、そんな男の哀れさがリアルで、物語の悲劇性を更に高めていたと思います。
やり過ぎてなかったし。
あ、「JFK」観たくなっちゃった。久しぶりに。
確か3時間近い長さだったと思うけど、全く長いと感じなかった。
良かった頃のオリバー・ストーン作品ですね。
そう言えば最近、こんな風に食らいついて観れる映画、あんまりないな。
映画界のレベルが落ちてるのか、それとも私の感受性が鈍ってきてるんでしょうか?
映画カテゴリーですニャ
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