謎好きにゃんこの妄想

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久々に読んだ「シックスセンス」小説版 あれ?涙腺弱くなってる?

最近の私の読書量ハンパないです。
読みまくっております。

手持ちの推理小説を再読し終え、古本屋で特価で買った「金田一少年の事件簿」と「名探偵コナン」合わせて10冊ほども再読破。読むものが無くなり、ミステリーからスパイスリラーものに移行。スパイスリラーものはほんの数冊しか無かったのであっという間に終わり、そして「シックスセンス」を手に取る事になりました。

ちなみに今は「Xーファイル」に取りかかっております。


以下、「シックスセンス」及び他のホラーのネタバレちょっとあります。



映画「シックスセンス」を観てから随分になります。と言っても映画館では観てなくて、テレビで放映されたのを観ただけです。当然吹き替え版です。

小説を読んで、改めて字幕で見直したいな、と思いました。

あとがきを読んで知ったのですが、これ、原作があったわけではなく映画オリジナルの脚本だったんですね。映画になかったシーンなどを若干補完して小説化したみたいです。映画を観て随分経つので記憶が定かではないのですが、「このシーン、映画で出てきたっけ?」とか「あっ、ここ、映画とちょっと違う」とか、記憶の中の映画と比べながら読みました。



それにしてもホラーで泣くなんて。
短編の推理小説アガサ・クリスティの「教会で死んだ男」でも読み返す度に鼻水垂らして泣いてしまうのですが、もしかして涙腺が弱くなってるのか?歳のせいなのか?


いやいや、やはり物語が秀逸だからでしょう。

あとがきで翻訳者も指摘してましたが、「シックスセンス」って従来のアメリカン・ホラーっぽくないですよね。従来のアメリカのホラーって、例えるならビックリ箱みたいなもの。
「出るぞ、出るぞ、出るぞ・・・ホラ出た~!!」って感じで大味と言うか分かりやすいと言うか。

でも「シックスセンス」は違う。
脚本・監督を手掛けたM・ナイト・シャマランがインド系だからなんでしょうか。

アメリカのホラーでは、霊、特に悪霊はただ退治されるだけ、というのが多い印象。
対して東洋のホラーでは、霊にも人格がある、そんな気がします。
ここら辺の知識やはっきりした根拠があるわけではないのですが、キリスト教ベースの欧米と仏教なとがベースのアジアとは死生観が違い、それが霊というものの捉え方、向き合い方の違いになってるのかなあ、と漠然と考えています。

「リング」呪怨」「仄暗い水の底から」など、ハリウッドでリメークもされた日本のホラー。いずれも「悪霊を退治する」というより、その怨み、無念、哀しみを理解しようとする視点があり、更に「仄暗い・・・」では寄り添い癒す事で霊を鎮めようという、「悪霊とは退治するもの」というアメリカのホラーとは決定的に違うアプローチがあったと思います。

「仄暗い・・・」に関しては、映画化されたのをきっかけに、その結末に「あれは母親としてあり得ない。主人公の娘さんが可哀想」とか異論が多くあった事を覚えています。私も最初は同じ感想でした。でも、少し経ってから「主人公のお母さんはああする事で霊を癒し、同時に我が子を守ろうとしたんだな」と理解するようになりました。ちょっとネタバレでごめんなさい。


シックスセンス」には、こうしたJホラーに通じる、情とか癒しのエッセンスがある。



アメリカ ーもしかしたら欧米ー の多くの人々にとって、霊とは生きている自分達とは違う異質なもの、別の世界のもの、映画やドラマを見る限りそういう印象が強い。(もちろん例外もありますが。)対して日本 ーもしかしたらアジアー の多くの人々にとって霊とは、あの世に逝ってしまってはいるけど、完全に自分達とは違う異質なもの、とは見なしていない気がします。


ちなみに、私の本箱にも「リング」の原作本がありますが、恐くて読み返す気になれません。買った時に読んで以来、多分一度も読み返してないと思います。
読まないなら古本屋に持ってこうか、とも思うのですが、なかなか手放す決心がつかない。あんまりあっさり手放すと何だか粗末に扱ってる感じがして、何かばちみたいなものがあたる気がして、ずっと本箱の奥に並べたままになっています。
こんな風に感じるなんて、ある意味ちょっとばかし貞子ちゃんに憑りつかれてるのかもしれませんニャ。



シックスセンス」で私が一番グッとくる所はやはり、コール少年が渋滞にはまった車の中でママに秘密を打ち明ける所。多分、多くの方がそうなんじゃないかと思います。


大人でも抱えきれないほどの「秘密」を抱え、誰かに助けてほしい、理解してほしい、と心の中で叫びながら、でも自分の事を無条件に愛してくれる大好きなママにさえ打ち明ける事ができないコール。

コールの不可解な言動に混乱し悩み「離婚のせいでは・・私のせいでは・・」と自分を責める母親の姿にコールは何を思っていたんでしょう。

「このままでは、いつかママはボクの事が嫌いになるかもしれない。」
そんな風に思った事が何度もあったのでは?

それでも「ママに嫌われる」事より「ママに化け物と思われる」事を怖れたコール。

その心情を想像すると堪らなくなります。ええ、ええ、わかってますよ、フィクションだという事は。でも、こういういじらしい心情、ケースは違ってもほとんどの子供が持ってると思うんですよね。

ちょっと感傷的になりすぎてますかね。




あと、出てくるたびにゲロる少女の霊のエビソード。あれで気になったのが「何で母親は我が子を殺したのか」。

映画では無かったと記憶してますが、小説ではあの母親は昔女優志望だった、という描写が出てきます。
これは、もしかして「代理ミュンヒハウゼン症候群」を仄めかしているのか?と思ってしまいました。

ミュンヒハウゼンとは、「ホラ吹き男爵」として知られる物語の主人公。「バロン(男爵の意)」という映画にもなりました。(私はチョイ役で出てたスティング目当てに観に行きました。)

ミュンヒハウゼン症候群というのはここから名づけられたもので、周囲の同情や関心を得るため自らを実際に傷つけてまでも病気やケガを装う心の病、みたいです。

代理ミュンヒハウゼン症候群とは、その変形版とでも言えばいいのでしょうか。ミュンヒハウゼン症候群と違うのは、傷つける対象が自分ではなく身近な人間。母親が子供を、というケースが多いみたいです。

元女優志望だったから、で疑ったら世界中の役者さん達から怒られそうですね。

でも、小説版がわざわざそこに触れたのは、映画を観た人の中で「なぜ母親が・・・?」という疑問を持った人が多かったから、そしてその問いにある程度答えておくべきだ、とシャマラン監督や小説の著者が考えたからじゃないのかな?と想像しています。

親が自分の子供に手をかける、哀しい事ですが現実にはよく目にし耳にする話です。
でも、監督も小説の著者も「世間ではよくある話」として片付けたくなかった、簡単に流してしまいたくなかったんじゃないかな?と。
だから、観客、読者の想像に任せてもストーリー上支障がないにも関わらず、あえてわざわざ仄めかしたのかな?と。

そんな気がしています。

考えすぎですかね。

またまた感傷的になってるかな?





助けを求めてコールの前に現れた少女カイラの霊。それに応えたコール。この一件をきっかけにコールは大きく変わります。

コールが変わるきっかけとなるエピソードに、この少女の一件を持ってきたのは、コールとリンの母子と対比させる目的もあったのかな?


残酷な異常な絵を描いて教師たちを驚かせ、リンが学校に呼び出されるような事をしたり、挙動不審、情緒不安定だったり。そんなコールの事が理解できず、心配と不安と哀しみと、そして掛け持ちしている仕事と家事とで疲れ果てているリン。
それでも、リンのコールに対する愛情は一瞬たりとも揺らがない。強く深い無償の愛。


揺らがない強く深い愛は、マルコムと妻アンナの間にも存在しています。


シックスセンス」の真のテーマはここにあるのかもしれません。




そして、最後のオチについてですが。

私はオチを知らずに映画を観ました。
公開された時に映画雑誌などを読んで「驚きのラスト!」なるものがある事は承知していました。ただ、さすがにどの媒体も最低限のマナーはきっちり守っていたので、オチの中味は知りませんでした。

その頃からずっとどんなオチなんだろう?と想像してました。

映画を観ながらも、あれこれオチを推理しながら観ていたんですが・・・



ラスト。

「え~!?そ、そうなの!?あ、そうか、それで・・・あ~、そこは全然考えなかった!そういう事か!」

こういう状態でした。

全く想像していなかったオチでした。
気持ちよく騙されたわ。

ただ、そうとわかってみれば、いろいろ腑に落ちるシーンがいくつもありましたね。
と言うか、何でわからなかったんだ、と己の鈍さに驚き!ショック😣

途中でオチが読めた人、結構たくさんいた事を知って更にショック😣

こんなんでよくもまあ、ポアロさんみたいな名探偵になりたい!なんて大それた夢を抱いたもんだ😿






ところで、この小説版、本国アメリカでは、発刊から数年で刊行中止になったそうなんですが、どうしてかな?

も、もしかして、な、なんか怖い事があった?




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